想定していなかった“プログラミング教室の校長”に就任も、自由度高く挑戦できる環境がフィット

講師として生徒の学びをサポートしつつ、校長として教室運営業務全般を手掛けてきたマックス。その実績が評価されて、現在は後輩が校長を務める他校のマネジメントやサポートも任せられています。
プログラミング教室の運営という、入社前には想定していなかったポジションに就くことになって最初は驚きがあったというものの、異動後の経験の積み重ねによって「自信も付いたし、ポジティブになれた」というマックスが、これからKIDSに携わるやりがいを語ります。

マックス
MAX
2022年4月入社。これからKIDS所属、インストラクター。東京のITベンチャーで働くことを志し、2022年に新卒入社。セールスやインサイドセールスを経て、2023年1月にこれからKIDSに異動。有明ガーデン校の校長として、講師業務と教室運営業務全般を担当し、130名以上が通う教室の責任者を務めている。現在はインストラクターとして、勝どき校や本山校のマネジメントや校長サポートも担当。
子どもと関わる仕事をするのは想定外も、「一度挑戦してみよう」と前向きな気持ちで異動

ーマックスさんは、2022年新卒入社の現在3年目ですが、学生時代はどんな軸で就職活動をしていたんですか。
東京のITベンチャーに絞って就職活動をしていました。一番伸びている業界と言えばやはりITというイメージでしたし、憧れもあったので。あとは、いろんな経験を積んでスピーディーに成長するには、やっぱり東京で働くのが一番いいかなと思ったからです。
ー出身はどちらですか。
生まれは高知県で、山口県の大学に通っていたので、ずっと地方で暮らしていました。学生の頃から勉強が好きで、常に友達と競い合って一番を目指していたのですが、「東京にはもっとレベルの高い優秀な人がいるんだろうな」と思っていて、ずっと東京への憧れはあったんです。僕が就職活動をしていたときには、もうオンライン面接が一般的だったので、地方在住でも東京のベンチャー企業の選考を受けやすかったのはよかったですね。

ー東京のITベンチャー企業の中でも、これからに決めたのはなぜ?
説明会や面接が、すごく楽しかったからです。選考過程で「面白い!」と感じた企業はこれからだけだったので驚きましたし、ここなら楽しく働けそうだなと。あとは、職種の幅広さも魅力で。最初はセールスからスタートしますが、自分の得意領域や興味に応じてジョブチェンジできるのがいいなと思いました。
ー入社後は研修を経て、セールスやインサイドセールスの業務を担当していたんですか。
そうですね。これからの新入社員がみんな通る道である、テレアポなどを行っていました。ところが、1年目の12月に「来年から『これからKIDS』に異動してくれないか」と打診されて。これからKIDSの教室を増やしていく上で新しいメンバーが必要となって、性格的に新卒で一番合いそうだと思われたのが僕だったようです。
ーいきなりの異動は驚いたのでは?
そうですね。まさかITベンチャー企業に入って、子どもと関わる仕事をするとは思っていなかったので、かなり驚きました。ただ、不安はあったものの、一度挑戦してみようというポジティブな気持ちが大きかったですね。
「生徒が楽しく、夢中になって自ら学びたいことを学べる環境づくり」を
ーマックスさんは、これからKIDS有明ガーデン校の校長を務めていますが、異動したときはまだ開校前だったんですよね。そうですね。有明ガーデン校の立ち上げのために呼ばれて、1年目の1月に異動しました。開校は5月からだったので、それまでに講師として子どもたちに教える力を身に付けつつ、3月頃からは同じ事業部のメンバーに手伝ってもらいながら、生徒を集めるための集客イベントなどを開催していました。

ーいきなりの校長、いきなりの責任者ということで不安は無かったですか?
不安はありましたが、「ベンチャーっぽいな」「これこそベンチャーの醍醐味かもしれないな」と楽しんでいた気持ちの方が大きかったかもしれません。
ー頼もしいですね。あらためて、これからKIDSについて教えていただけますか。
事業内容としては、4歳から中学生までを対象とした、子ども向けのプログラミング教室を運営しています。僕がこれからKIDSにジョインした2023年1月の時点では教室は4校でしたが、「近所に教室を作ってほしい」という要望も多く寄せられたことから、今は東京、名古屋、大阪、福岡で13教室を展開※1しています。
ーなぜ、IT企業であるこれからが、こういった教育事業をしているのですか。
これからでは、かねてからネットショップの構築や広告運用やコンサルティングを通じて、ネットショップ担当者様の課題解決を支援してきましたが、なかなか解決できていなかった課題の一つが「リソースが無い」「IT人材が足りない」というもので。IT人材の需要と供給のギャップは、今後もさらに広がることが予想されています。だからこそ、子どものうちからプログラミングを楽しみながら学んでもらうことで、将来大人になったときにIT業界で働くことを選ぶ子どもたちが増えてくれたらという思いで事業を立ち上げたんです。
ープログラムの特徴はありますか。
一つは、少人数制であることです。メンター1人が一度に見る生徒は最大4人までと決めて、生徒一人ひとりに寄り添って教えられる体制にしています。また、生徒が楽しく、夢中になって自ら学びたいことを学べる環境づくりを意識しているので、カリキュラムをガチガチに固めて教えるのではなく、生徒のやりたいことや自由な発想を優先しています。また、プログラマー育成を目指すというよりも、ロジカルシンキング、クリティカルシンキング、クリエイティブシンキングといった、どんな仕事をする上でも役立つプログラミング的思考を身に付けてもらうことを目指しています。

ー有明ガーデン校は、何人で運営しているんですか。
メンバーは、校長の僕と、アルバイトやインターン生の2名だけです。レッスンは2人で行い、僕は教室運営にまつわるさまざまな業務も担当しています。今、生徒数は130名ほどですが、1コマあたりだと最大でメンター2人、生徒8名の体制で行っています。
ー校長自ら教えるのですね!
そうですね。ゆくゆくメンバーが増えたら講師業は任せようと思っていますが、今のところは。友達や弟に勉強を教えることは好きだったものの、塾講師や家庭教師の経験は無かったので、異動後はまず生徒が取り組む教材をひと通りやってみて、先輩にフィードバックをもらいながら講師として教えるための練習をしました。教えるのは初めてですが、やっぱり生徒の「楽しい!」っていう反応がダイレクトで見えるとうれしいですね。
校長は「ひとりオーナー」。営業、マーケティング、人事・総務を一手に担当
ー校長としてはどんな仕事を任されているんですか。教室運営に関わる業務全般です。生徒さんを集めるための施策を立案して集客イベントや体験レッスンを実施したり、保護者の方に対して教室の説明をしたり、入会や退会手続きや問い合わせ対応をしたり。アルバイトの面接や採用も行います。
ー営業、マーケティング、人事・総務をすべて、というような感じでしょうか。
そうですね。その他に、週次で開催されている事業部の定例ミーティングに参加して、先週実施した施策の結果や今週行う施策について報告することも大切な仕事の一つです。あと、これは有明ガーデン校独自ですが、教室が入居している有明ガーデンという商業施設側に対して、売上などを報告する業務もあります。
ー幅広い!ひとりオーナーのようなポジションですね。

できることの幅広さや、裁量権の大きさはこれからKIDSの校長として働く魅力であり、やりがいだと思います。レッスンや面接や会議の時間以外のスケジュールは自由に設定できますし、「次はこんなイベントをやってみたいな」と企画してる時間も楽しいですし。事業部自体も、「こんなイベントやりたいね!」「やろう!」といったように、提案ウェルカムな事業部なので、そこも面白いです。
ーマックスさんは、どんな提案をしたのですか。
「有明ガーデンのイベントスペースで集客イベントをしたい」と事業部に提案したところ、すぐにOKをいただいて、施設側に掛けあってイベントを開催しました。子どもの遊び場の前にあるスペースだったので、多くの方に興味を持っていただいて、体験レッスンにも繋げることができました。今では定期開催のイベントになっています。
ーちなみに、校長同士で連携することもあるんですか。
ありますね。他の校舎に行って、校長同士で相談することもあります。あと、今僕はインストラクターとして、勝どき校と名古屋の本山校のマネジメントも行っていて。どちらの校舎も、新卒1年目のメンバーが校長に就任したところなので、教室運営の相談に乗ってサポートをしています。

自分の企画によって成果が得られたことで、自信が付き、ポジティブになれた
ーセールスやインサイドセールス時代の経験で生かせていることはありますか?事業も職種も違うものの、社会人として欠かせないビジネスマナーの基礎や考え方は役立っています。たとえば「相手の立場になって考える」ことがその一つですね。「生徒さんは、どういった言葉を掛けられたらモチベーションが湧くだろう」「保護者の方は、どんなことを講師から教えてもらったらうれしいだろう」と想像して行動したり。あと、仕事を依頼するときには「早めに、期日を添えて」依頼して、かつ進捗確認を行ったり。それから、わからないことがあったときに、まずは自分で調べて考えたうえで仮説を持って質問をするなど、といったことでしょうか。

ーこれからKIDSの校長になって新しく得たスキルはありますか。
タスク管理ができるようになりました。講師に加えて校長としての教室運営もしているので、タスクの種類もさまざまで量も多くて、一時はいっぱいいっぱいになったのですが、先輩に聞いたり、いろんなツールを試してみたりして、自分に合ったタスク管理の方法を見つけられました。今ではタスクの優先順位と、やらなければいけないこと、いずれやりたいことの可視化ができています。
ースキル以外に、「ここは成長した」と感じるところは?
個人的には、めちゃくちゃポジティブで元気になったと思っています(笑)

ーそれは、生徒たちから日々エネルギーをもらって?
もちろんそれもありますし、一つずつ自信を獲得できたのが大きいんだろうなと。初めての人に電話を掛けたり、固い話をしたりすることが得意ではない性格だったので、セールスやインサイドセールスのときは緊張して思い詰めてしまって、いつも電話の声が小さかったり、自信が無かったんです。でも、これからKIDSに異動して、自分が企画した体験レッスンを通じて入会を決めてくれた生徒さんが一人ずつ増えていくような成功体験を積んだことで、少しずつ自信が付いてきて。教室運営の業務も、自由度が高いので楽しいですし。自分でも、生き生きと働けていると感じますし、前の部署でお世話になった先輩には「めちゃくちゃ笑うようになったね、明るくなったね」と言われました。
ーポジティブな変化を遂げているのは素敵ですね!ぜひ、これからの目標も教えていただけますか。
まず目指しているのは、自分が管理している3校の売り上げを上げることです。特に本山校は開校したばかりなので、早く黒字化を目指したいです。また、今後はフランチャイズという形を取って、これからKIDSを全国に広めようとしているので、教室を運営してくれるパートナーを増やしていくための集客活動も頑張りたいです。あとは、まだまだ活用できていない、InstagramなどのSNSを活用した集客業務にも力を入れていきたいですね。
ーキャリアイメージはありますか。
パートナーが増えて全国にこれからKIDSの教室が広がったら、予算の策定や事業計画の作成や数字管理を担うエリアマネージャーのようなポジションに就きたいと思っています。
ー最後の質問ですが、これからKIDSの校長には、どんな人が向いていると思いますか?
行動力があって、どんどんチャレンジできる人でしょうか。これからKIDSは、まだまだ改善の余地がある、伸びしろしかない事業部なので、前例が無いことも自ら提案できる人に来ていただきたいですね。

※2024年11月の情報です。
※1 2025年6月現在のは15教室を展開しています。
この記事は 倉本 祐美加 が書きました
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