コーヒーを通じて人々を笑顔にしたい。 WCRC世界2位の焙煎士がコーヒーECに挑む理由

今回ご紹介するのは、スペシャルティコーヒー豆の自家焙煎店「豆ポレポレ」を営む株式会社土と根様です。店主は焙煎技術を競う世界大会(WCRC)で2位を獲得した経歴を持っており、日本だけでなく世界のコーヒーマニアに愛されています。
コーヒーを通じて人々を笑顔にしたい。その思いから立ち上がったECサイト。
立ち上げまでの苦悩や成長曲線、今後の展望をお聞きしました。

豆ポレポレ
■所在地:沖縄県沖縄市高原6-2-8
■代表者:仲村 良行
■オンラインショップ:https://www.mamepolepole.okinawa/
コーヒーを通じて人々を笑顔にしたい

ー御社の事業についてお聞かせください。
2008年からコーヒー豆の自家焙煎店を運営しており、海外から豆を買い付け、焙煎して販売しています。2010年に店舗をオープンし、4年ごとに移転を繰り返しています。
実は珈琲についての知識はほぼ独学で、海外でバックパッカーをしているときに、珈琲に出会いました。新しくおいしいコーヒーや、クオリティなど、感動させる一杯を作って人々を笑顔にしたい。という思いから事業を立ち上げました。
コロナによる社会情勢を受け、EC立ち上げを決意

ーEC立ち上げに至った背景をお聞かせください。
きっかけはコロナです。世界が止まった感じがしました。
よく店舗に来てくださる方から、お電話での注文が増え始めて、とりあえずオンラインの窓口を作らないと!と思い、無料でできるプラットフォームで開始しました。
ただ、商品登録や商品写真の準備、梱包や発送など考えることが多くて。
オンラインってお客様の顔が見えないので、お客様を不幸にすることだけは絶対に避けたい。と考えれば考えるほど公開がどんどん伸びてしまって。実際公開できるまでに半年はかかりました。
ー当社にお問い合わせいただいたきっかけはありますか?
2年くらい自社で運用した頃に、少しずつコロナが落ち着いて、外食ができるようになったと同時にありがたいことに卸先が増えました。
ただ、当時はBtoC向けのECサイトしかなかったので、電話対応やインスタグラムのDMでやり取りをしていたんですね。この業務をオンラインで一本化すれば、卸先も楽になるし、自社のスタッフもほかの業務に取り組む時間が増えれば、結果的にお客様により良いサービスを提供できると思ったんですよ。そこで、BtoBのECサイトについて調べているときにこれからさんを見つけて、お電話しました。
BtoB、BtoCの注文窓口を一本化して業務効率化に
ーBtoBのサイト構築でお問い合わせいただきましたよね。
BtoCサイトの立ち上げに苦労したので、BtoBサイトの構築は外注することを検討しており、その際にこれからさんを見つけました。
通常の営業だと、こんなサポートできますよ、実績ありますよ、みたいな自社をアピールするような営業を想像していたのですが、これからさんは、EC運営全体の悩みを聞いてくださったうえで、営業というよりはアドバイスをくださって。
うちはECに詳しいスタッフがいないので、それであればBtoB、BtoCのサイト両方を運営するのは大変だから、窓口を一本化して運営を楽にしましょうというご提案をいただいて。
運営まで見据えたご提案や、ここまで親身になってくれるんだという事に感銘を受け、これからさんに依頼することを決めました。
ー実際の構築段階や導入後のサポートなどはいかがでしょうか。
小さい会社なので、店舗などの実務に追われるとECの施策が進められなくなったりするんですが、営業の方からECサイトディレクターの方、運用サポートの方まで、
皆さん本当に丁寧で、聞いたらなんでも答えを返してくださって、ECについてわからない事だらけだったんですが、とても安心してお任せできています。
お客様のことを第一に考えたECサイト

ー実際に導入後の売り上げはいかがでしょうか。
安定した売り上げが取れるようになってきています。
メイクショップにサイトをリニューアルした後に、ブルータスという雑誌で紹介されて、その際には売り上げが跳ねました。
ーサイトを運営する中で意識されていることはありますか?
とにかくお客様に笑顔になってもらうという事を第一に考えています。
店舗と違って顔が見えない分、お客様が困らないよう、カテゴリーを分けて探しやすくしたり、商品写真の1枚目に味わいチャートを入れて好みのコーヒーを選んでいただけるような工夫をしたり。
新着商品・人気商品・店主のおすすめ商品など、店舗でよく相談されることをそのままサイトに反映させています。あとは梱包の丁寧さやお手紙なども添えたり。その成果もあってか、リピートしてくださる方は多いです。
沖縄からコーヒーを通して世界の人々を笑顔にしたい

ー今後のご展望について教えてください。
代表が台湾やタイでのコーヒー競技会で上位入賞したこともあり、
海外のコーヒーマニアに知られるようになりました。
沖縄でコーヒー巡りをする観光客も増えているので、今後は越境ECにチャレンジしてみたいです。
コーヒーを通して、国内だけではなく世界中の人々を笑顔にできたらいいなと思っています。
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