第1部2章ネットショップ売上アップの法則を理解しよう。

前回は売上が上がるまでの手順をご紹介しました。今回は「売上の構成を理解しよう」ということで、売上はどういった要素で出ているのかをご紹介します。ここをきちんと押さえれば、ショップの問題点や課題点も見えてきます。
では実店舗とネットショップの売上構成を比較してみます。実店舗とネットショップで売上げの構成は同様か、それとも異なるのか。それぞれを解説しますので、違いを見ていきましょう。
実店舗の売上計算
まず実店舗の売上は次のような式で計算されます。
売上=来店数×購入率×客単価
例えば…
お店に1000人のお客様が来きました。
そのうちの10人が商品を購入しました。
ということは全体の1%の人が商品を購入したことになります。
(10人÷1000人=0.01=1%)
その10人の購入額が平均で5000円だったとします。
それらの数字を先ほどの公式に当てはめると、
来店数×購入率×客単価
1000人×1%×5000円=50000円
で、売上は5万円ということになります。
ネットショップの売上計算
次にネットショップの売上はこのような式で計算されます。
売上=アクセス人数×購入率×平均単価
管理画面を見るとアクセス人数とアクセス数が表示されていると思います。
この公式に用いるのはアクセス人数です。アクセス数と間違えないように気を付けましょう。
また、ネットショップ業界ではアクセス人数のことをUU(ユニークユーザー)、購入率のことをCVR(コンバージョンレート)、平均単価のことをLTV(ライフタイムバリュー)とも言います。これらの用語は頻繁に使用されるので、必ず覚えましょう。
実は実店舗もネットショップも、、、!?
例えば…
サイトに1000人のお客様が来ました。
そのうちの10人が商品を購入しました。
ということは全体の1%の人が商品を購入したことになります。
(10人÷1000人=0.01=1%)
その10人の購入額が平均で5000円だったとします。
これらの数字を先ほどの公式に当てはめると、
アクセス人数×購入率×平均単価
1000人×1%×5000円=50000円
名称は異なりますが、実は実店舗でもネットショップでも売上を計算する公式の意味は全く同じなのです。
まとめ
ネットショップは実店舗よりも遥かに低コストで出店することができます。それにより気軽にショップ運営を始める人は少なくありません。
実店舗のコスト
ネットショップのコスト
しかし本当にECで売上を伸ばすのであれば、ECでも実店舗と同じかそれ以上に努力をしなければなりません。 銀座の一等地に店を構えるのか。それとも人通りは少ないけれど宣伝方法や商品力を高めるなどの工夫を凝らしてお客様を増やしていくのか。もし実店舗をオープンするとなれば、ある一定の費用をかけたり、他社との差別化を図るなどの対策を考えるはずです。
よく「ネットショップは割りに合わないからやめる」というような言葉を耳にしますが、ネットショップも生半可な気持ちで運営していては売上は伸びません。実店舗であればオープンした後も接客の精度を高めたり、ディスプレイを季節ごとに変更したりと、常に変化をさせていきますよね。ECも同様です。
売上の要素が実店舗とネットショップが同じように、ショップを運営していく上での必要な対策項目や心構えは、実店舗でもネットショップでも同じなのです。
>次回はこの公式を用いて、ショップの課題点の洗い出しをしていきます。ショップの問題点がイマイチ明確に分からない方、なんとなく勘でショップの課題点はここだと決めてしまっている方、必見です!
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