第1部3章なぜ売れない?ネットショップの現状を数字で直視する

今回はネットショップの現状を数字を用いて考えていきます。売上が伸び悩んでいるときによくありがちなことが、売れない理由を勘で決めてしまうことです。
たぶんこうだからと憶測で物事を決めるのではなく、きちんと数字で原因を考えて対策を取りましょう。
ところで皆さんは、実店舗とECサイトの平均の購入率をご存知ですか?
実店舗では来店した約10人に1人が購入するのに対し、ECサイトでは100人に1人しかお買い物をしないのです。 よってECサイトでは、実店舗以上にお客様の誘導をきちんと行わなければなりません。
売上げを伸ばすために先ほどの公式で目標と現状を比較し、課題を明確にしていく必要があります。
例えば… 目標:300,000円=3,000人(アクセス人数)×1%(購入率)×10,000円(平均単価) 現状:45,000円=1,500人(アクセス人数)×0.3%(購入率)×10,000円(平均単価)
~アクセス人数が目標に達した場合~ 3,000人(アクセス人数)×0.3%(購入率)×10,000円(平均単価)=90,000円
~購入率が目標に達した場合~ 1,500人(アクセス人数)×1%(購入率)×10,000円(平均単価)=150,000円
ということは、この場合一番初めに対策を打つべき課題点は購入率となります。
課題点を見つけるために、
1.アクセス人数と購入率の目標設定を行う。 2.目標値と現状の数字を公式に当てはめる。 3.アクセス人数・購入率それぞれが目標に到達したときの売上げ予想値を出す。
以上でショップの課題点の洗い出しができます。
現状の数値(アクセス人数や購入率など)を用いて課題点を見つけ対策を打てば、きちんと成果は出ます。 やみくもに行動するだけでは、成功には繋がりません。数値で課題点を見つけ、数値で解決策を考える。これが成功への第一歩となるのです。
次回は成長スピードが格段に変わるPDCAについてご紹介していきます。
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