第3部2章 解説つき!SEO設定マニュアル~タイトル編~

前回はSEOとはどんなものなのかをお伝えしました。特に大きな指標とされている1つがタイトル・キーワード・ディスクリプションです。今回はSEOの設定~タイトル編~ということで、タイトルとは何なのか・タイトルの設定する際のポイントなどを解説していきます。タイトルの設定はSEOで一番重要な部分なので、きちんと理解しておきましょう。
タイトルってなに?
検索エンジンで検索したとき、このような画面がでてきますよね。その際、赤枠のところに表示されるのがタイトルです。
タイトルはSEOの中でも最も重要な部分で、設定をしていないと検索エンジンで検索してもサイトを表示してもらえません。なぜかというとクローラーはこのタイトルを見て、どういうWebサイトかを判断しているからです。タイトルは家の表札のような役割を果たしています。初めて遊びに行く友人の家に表札がなかったら、本当にここで合っているのか・ピンポンしても大丈夫か、わからないですよね。それと同じでWebサイトにも誰の家なのかを表す表札が必要なのです。
タイトルの設定は共通ページ(TOPページ)だけではありません、商品ページ・カテゴリーなどCMS内で設定できる部分は全て設定しましょう。
タイトルの親戚?見出しタグ(hタグ)とは
タイトルと親戚のような関係である見出しタグ(hタグ)というものがあります。これは文章の構成をわかりやすくするためのタグで、h1~h6まであります。1から6になるにつれて、見出しの重要度が下がっていきます。つまりh1がそのページの中で1番重要度が高く、h1タグ内に記載された内容が最も大切なこと(=主題)とみなされるのです。
h1タグ
h2タグ
h3タグ
h4タグ
h5タグ
h6タグ
また見出しタグを使うことで私たちが文章を見やすくなるという他に、クローラーも文章を見やすくなる効果があります。クローラーも人間と同じように、見出しを見て文章の概要がどんなものかを判断します。 ただ人間は文字の大きさや太さで重要な部分かどうかを判断できますが、クローラーは「ここが重要な部分ですよ」と指示をしてあげないと、どこが大切な文章なのかを判断することはできません。そのためhtmlやCSSでただ見た目を変えるだけではなく、見出しタグを使って指示してあげる必要があるのです。 そして見出しタグにはh1~h6の6種類があります。見出しタグは好きなところに好きな種類を使っていいというわけではなく、それぞれ使い方があります。h1は大見出し、h2~h6は小見出しとして使用し、数字の順番どおりに設置していきます。
【良い例】
<h1>大見出し<⁄h1> <h2>中見出し<⁄h2> <h3>小見出し見出し<⁄h3> テキストテキストテキスト <h3>小見出し<⁄h3> テキストテキストテキスト <h2>中見出し<⁄h2> <h3>小見出し<⁄h3> テキストテキストテキスト
【悪い例】
<h2>中見出し<⁄h2> <h3>小見出し<⁄h3> テキストテキストテキスト <h3>小見出し<⁄h3> <h2>中見出し<⁄h2> テキストテキストテキスト <h1>大見出し<⁄h1> <h4>小見出し<⁄h4> テキストテキストテキスト
h1タグは1ページにつき1つにしておくのが無難です。「1つでなければならない」という決まりはありませんが、題名が2つも3つもあったら何を1番言いたいのかわかりにくいですよね。Googleは「ユーザーが見やすい」を1番に考えています。どうしたらユーザーが見やすいページになるのかを考えてタグの設置をしましょう。
タイトル設定のポイント
では実際にタイトルを設定するときに気を付けるべきポイントを例題を参照にして紹介していきます。
良い例) 自社ネットショップのコンサルティング│株式会社これから
悪い例) 株式会社これから
1.タイトルの文字数は30文字程度に収める
検索結果に表示される文字数はだいたい30文字前後です。極端に短すぎると何のページなのかが一目で判断できませんし、逆に長すぎると文章の途中から「…」と表示されてしまいます。
30文字程度でクリックしたくなるようなキャッチコピーをつけてあげましょう。
2.それぞれのページにタイトルの設定をする
「TOPページだけ」や「TOPと特集ページだけ」など一部のページだけではなく、必ず全ページ(下層ページ)に設定しましょう。お客様は全員TOPページから流入するわけではありません。商品ページや会社概要ページなど様々なページが入口となっています。窓口を広げるという意味でもタイトル設定は全ページ必須です。
3.どんなサイトか分かるような文言(キーワード)を入れる
よくありがちなのがタイトルが会社やショップ名以外なにも入っていないということです。これではあなたのサイトのどのページに飛ぼうとしているのかが不明確になってしまいます。必ずショップ名や会社名と併せて、何のページかなのかがわかる文言もいれましょう。 これがいわゆるキーワードの差し込みということになります。また文言と会社名の間に│(たてせん)を入れることでより見やすくなります。
いま新しいワード「キーワード」という単語が出てきました。「キーワードとは何ぞや?」となっているかと思いますが、タイトルとキーワードは非常に密接な関係にあります。 次回キーワードとは何か?キーワードの選び方やタイトルとキーワードの関係性などについて詳しく解説していきます。お楽しみに!