第3部3章 解説つき!SEO設定マニュアル~キーワード編~

今回はSEOのキーワードについて解説していきます。キーワードは前回解説したタイトルを決めるときの指針にもなりますのでしっかりマスターしていきましょう。
目次
キーワードって何?
突然ですが皆さんはネットで調べものをするとき、どのように検索しますか? 『まずchromeを立ち上げて~。Googleの検索窓に調べたいことがらのワードを入力して~。Enterキーをおもいっきり~、、、』 そう!そのときに検索窓に入力したワードこそがキーワードなのです。
キーワードとはHTML文書のheadに記述するメタ情報の1つです。 、、、と言っても恐らくすごーく分かりにくいと思うので、とーっても簡単に言うと「このページは○○についてのページですよ」ということをクローラーに教えてあげるための要素です。 キーワードはソースコードのhead内にと記述されています。これが記述されているとクローラーは「この記事は○○についての記事なんだな!」と判断できるというわけです。
長いしっぽ?ロングテールキーワードとは
まずキーワードには2つの種類があります。 1つ目はビッグキーワード。これは検索回数の多いキーワードという意味です。たとえば「PC」や「ジャケット」など1つの単語で検索されるものです。 2つ目はロングテールキーワード。これはより詳細に検索されたキーワードのことです。「PC 修理」→「PC 修理 Windows」→「PC 修理 Windows 新宿」→「PC 修理 Windows 新宿 格安」というようにどんどんしっぽのように長くなってくることからロングテールキーワードと呼ばれています。
検索回数が多いならビッグキーワードで上位に表示されれば、アクセス数や購入者もとっても増えるんじゃ、、、と思われた方がいるかもしれません。ですが検索件数が多い=ライバルも多いということになります。 またビッグキーワードで表示されるページ数は億単位です。何億・何十億ページの中から10位以内に入ろうとすると、とてつもない費用と時間が必要になります。 しかもビッグキーワードから流入した人の中にはさまざまな目的の人が含まれます。たとえばPCというキーワードで検索した人の中にはPCを買いたい人・売りたい人・修理したい人など。検索回数が多いということは目的の種類も多いということになります。 時間や費用をかけてビッグキーワードで上位に入ったとしても、その中から自分のショップで購入してくれる人はほんのわずかしかいないのです。
そこで大切になるのが2つ目のロングテールキーワード。ユーザーが何を求めて検索しているのかがより明確になっています。ユーザーが検索するキーワードが増えるほど、よりほしいものに絞られていきます。
しかもアクセスの80%ロングテールキーワードからの流入で、購入率もビッグキーワードとロングテールキーワードとでは5倍以上の差があります。
よって「ビッグキーワード=興味段階」「ロングテールキーワード=購入段階」のユーザーが検索するキーワードということになります。購入意欲の高いユーザーを集めたいのであれば、キーワードの設定はロングテールで設定が必須です。
キーワードでショップとお客様の架け橋をつくろう
キーワードの選定で注意点が1つあります。それはお客様が何というキーワードで検索するかをよく考えることです。ショップ側が考えるキーワードとユーザーが実際に検索するキーワードが一致しなければ、ユーザーはあなたのサイトにたどり着けません。
いわばキーワードはショップとお客様の架け橋です。設定するキーワードと検索するキーワードをマッチングさせて、ショップとお客様の架け橋を作ってあげましょう。
これで完璧!キーワードの選び方
ロングテールキーワードでのマッチングが必要である。それはわかった!でもユーザーが何て検索しているのかわからない、、、となっていることでしょう。 そこで便利なのがこのツール「グッドキーワード」
Google・Bingでよく検索されているロングテールキーワードを検索できるツールです。 試しにジャケットと入れてみましょう。
メンズ用のジャケットを探している人が多いみたいですね。メンズ用のジャケットには何を求めているのでしょうか?「ジャケット メンズ」で調べてみましょう。
夏に使えるメンズ用のジャケットを探している人が多いみたいですね。
これで「ジャケット メンズ 夏」はよく調べられているということが分かりました。 グッドキーワードでキーワード選定の参考にしてみましょう。
欲張らないで!本命キーワードを選ぶ
よくありがちなのがいろんなキーワードに対応できるように考え得るキーワード全てを設定してしまうということです。 いっぱい入れておいた方がいろんな検索の仕方に対応できるからいいじゃない!と思っているかもしれません。 ですがクローラーはユーザーの欲しい情報がきちんとあるサイトを「いいサイト」として認識します。多数のキーワードが入っていると結局どれが大切なことなのかが不明確になってしまい、ユーザーにとって適切なサイトと判断してもらえません。 万人受けを狙うよりターゲットを絞る方がユーザーにとって「いいサイト」になります。設定するキーワードの数は最大でも3つぐらいにしておきましょう。
そもそもキーワードって必要?不要?
今までキーワードの意味から重要度・選定方法などをたくさんお話してきました。 しかし実はGoogleは2009年にキーワードのSEO効果の廃止を発表しています。 https://webmasters.googleblog.com/2009/09/google-does-not-use-keywords-meta-tag.html
ですからメタタグでのキーワード設定自体は検索エンジンへの効果はないのです。廃止の理由としてはメタタグが何度も悪用され、スパム行為が多発したことにあるそう。
じゃあ今までの話は全部無意味だったの!?
そんなことはありません!キーワードはタイトルと親密な関係にあり、タイトルはSEOの中でも特に重要とGoogleも公式に発表しています。 そのタイトルを決めるときに指針となるのがキーワードなのです。ユーザーが検索するであろうキーワードをタイトルの中に入れることで、ユーザーとサイトがマッチングされます。
キーワードの選び方で出したキーワードを例にタイトルを考えてみましょう。 キーワード:ジャケット メンズ 夏 キーワードを入れたタイトル:「夏でも涼しく快適!メンズ用ジャケット│メンズ服ならコレカラショップ」
ですからメタタグでのキーワード設定は今のところ不要ですが、タイトルやコンテンツの内容を決める上ではキーワードの選定は必要なのです。
次回は第3部最終章!ディスクリプションについて解説します。これをマスターすればSEOの基礎知識はバッチリです。お楽しみに!
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