第4部2章 ネットショップの訴求力は商品写真で決まる!

商品写真はネットショップで買い物をする際の重要な情報のひとつです。ネットショップの訴求力は商品写真で決まると言っても過言ではありません。 そこで今回は商品写真の選び方や撮影時のポイントについてお話します。
目次 ・商品写真はネットショップの核 ・商品写真あるある ・撮影のポイント5選
商品写真はネットショップの核
突然ですが左の写真と右の写真。どちらの写真を掲載しているショップで買い物をしたいですか?
当然ですが左側だと思います。ネットショップはインターネットの環境が整っていればいつでもどこでも買い物ができる便利なツールです。
ですがそんな便利なネットショップにも欠点があります。それは商品の実物が見られないということです。サイズや質感・色味など本来であれば手に取って確認したい部分だと思います。ですがもちろんネットショップ上で実物を見ることは不可能です。
そこで代わりになるのが商品写真です。商品写真はいかに商品のよさを伝えられるかが重要になります。 例えばTシャツを売りたいのに袋詰めされたままの写真1枚では、デザインもサイズも生地感も何もわからないですよね。
ユーザーが商品の購入を決めるポイントは写真です。 商品写真の撮影・選択は、まるで本当に商品を手に取っているんじゃないかと思えるぐらいまでのクオリティーを追求する気合が必要です。そのためにはまずユーザーの目線に立つことが重要です。買う前にどこを見ておきたいか・買ったあとどうなるか、ユーザーはカートに入れる前に何を考えるか想像しましょう。
商品写真あるある
わたしたちがサイトの制作をしていて、よくお客様がおっしゃるのが次のようなことばです。
・この写真はメーカーからいただきました。 ・カメラが苦手なので携帯で撮った写真です。 ・昔買ったデジカメで撮りました。 ・無料素材や今の運営サイトからお願いします。 ・雑誌・カタログから抜粋できないですか?
など。 皆さんも同じような状況ではないでしょうか?「写真ばかりに時間を割いていられない」という方もいるでしょう。 ですが商品写真はユーザーに情報を伝える1番のツールです。
商品をただ撮るのではなく、商品が一番魅力的に伝わる写真の撮り方や購入希望者がその商品で気になる箇所を分かりやすく撮影することで、その商品の価値はさらに上がります。
撮影のポイント5選
その1 撮る前に構図をイメージしておく
美容院にいくとき、自分のなりたい髪形やカラーの写真を渡しますよね。それと同じでどんな写真を撮りたいのか・必要なのか、いわゆる設計図のようなものを準備します。
事前に似たような写真が他にないか検索して参考にしたり、なんの小道具を使ってどういった構図で撮るのかを決めておきましょう。 これが決まっていないともたもたして撮影が進まなくなってしまうので事前準備はマストです。
その2 ピント・明るさを整える
ピントがずれていたり明るさが足りず暗い写真だと商品の魅力は伝わりません。
【例】
ライトやレフ板などの機材を使ったりカメラの設定を変えるなどして、ベストショットが撮れるように調整しましょう。
またある程度の明るさの調整やブレであれば、画像加工ソフトで修正が可能です。こういったものも有効活用しましょう。 ただ加工のやり過ぎは実物との差が出てしまうこともあるので注意が必要です。
その3 全体と部分の2種類の写真を撮る
商品の写真は複数枚必要ですが、大きく分けて2つの種類があります。 1つ目は全体像を撮ること。商品の全体像がきちんと確認できるような写真を用意します。お店で買い物をするときも、まずは全体を見てどんなデザインなのか・どのくらいのサイズ感なのかを確認しますよね。ネットショップでも同様です。
2つ目は部分的な写真を撮ること。全体の写真では確認しにくい細かな部分を見せます。 具体的には次のようなことが挙げられます。 ・柄 ・生地感 ・縫製部分 ・側面や背面 など

その4 サイズ感を伝える
やはり商品だけの写真ではサイズ感を伝えることは困難です。写真でサイズ感を伝えるためには比較対象となるものも一緒に写すことでサイズのイメージがつきやすくなります。
例1 身長の違うモデルが同じ商品を着る
例2 共通のサイズのものを横に置く
その5 購入後をイメージさせる
「この商品を購入したらどうなるか」という購入後のイメージが簡単にできれば、ユーザーの購入意識も高まります。商品単体の写真だけでなく、使用するシチュエーションも一緒に掲載した方が、よりユーザーにとって親切です。
例1 使用するシチュエーションを含めて写真を撮る。
例2 マネキンだけではなく実際にモデルが服を着て着用イメージを沸かせる。
商品写真は1番商品が輝いている瞬間を撮影することによって、お客様に商品の魅力を伝えることができます。とりあえず写真を用意するのではなく、商品を我が子のように撮影をする努力が必要です。
ただ、最初から完璧な写真が撮れるというわけではありません。初めのうちは何度も撮り直したり、構図を決めるのに時間がかかったりなど、失敗もたくさんあるかと思います。商品が1番輝いている瞬間を撮れるようになるには、ただひたすら練習あるのみです!
次回はLP(ランディングページ)について。ランディングページとは何かからランディングページのメリット・デメリットまで解説していきます。お楽しみに!
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