人気の越境ECプラットフォーム18選を徹底比較!モール型・自社型のおすすめを紹介

category :  EC売上UP

update :  2024/09/13(金)

staff :  nakahara

「越境ECプラットフォーム」という言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。越境ECプラットフォームとは、国外の顧客に向けて商品を販売・店舗運営するためのシステムです。「モール型」と「自社型」の2種類に分類されます。

この記事では、モール型と自社型それぞれでおすすめの越境ECプラットフォームを紹介します。

  • 海外にネットショップを開設したい
  • 越境ECプラットフォームを比較・検討したい
  • 自社商品を海外で販売したい

上記の悩みを抱えている販売主の方は、ぜひ最後までご覧ください。

越境 のプラットフォームとは

越境ECプラットフォームとは、自国外の顧客に向けて商品を販売・店舗運営するためのシステムです。越境ECプラットフォームを利用することで、海外で商取引が可能です。日本で有名な越境ECはAmazonや楽天市場がですが、ほかに海外で人気のサービスが複数あります。

越境ECは「モール型」と「自社型」の2種類に区分され、それぞれの特徴は以下のとおりです。

モール型ECの特徴

自社型ECの特徴

  • 1つのサイトに複数のネットショップが集合したサイトのこと
  • サーバーを立てる必要がないため、独自ドメイン不要で運営できる
  • 初期費用は自社型よりかからないが、販売手数料や出店時のテナント料がかかる
  • 個々のネットショップが独自に構築・運営するサイトのこと
  • 独自ドメインを取得しなければならない
  • 開発コストのほか、システム利用料や初期費用が発生する

また、自社型とモール型それぞれのメリット・デメリットなどの詳細を以下の関連記事にまとめました。ぜひご覧ください。

【関連記事】自社ECとモール型ECの違いとは?選び方や構築方法・成功のコツを解説

【モール型】海外で人気のおすすめECプラットフォーム

日本国内の店舗でも、越境ECプラットフォームを利用し海外進出を多く果たしています。なかでも、以下の国 のモール型ECプラットフォームが利用されています。

  • 中国
  • アメリカ
  • 台湾
  • 香港

それぞれ解説します。

中国

日本貿易振興機構(ジェトロ)が2021年6月に発表した「中国EC市場と活用方法」によると、中国では2020年以降ECの小売額が約2兆2,970億ドルに達しました。これは世界最大のEC市場が中国で形成されていることを意味します。

中国のECサイトは、以下の3社が有名です。

サービス名

特徴

費用

天猫国際(Tmall Global)

C2Cのマーケット「淘宝網(タオバオ)」・B2Cを対象とした「天猫(Tmall)」に分かれて運営。

● 保証金:50,000~300,000人民元

●販売手数料:売上金額✕(0.5%~5%)

●サービス料:1年30,000人民元もしくは60,000人民元

考拉海購(カオラ)

アリババグループ傘下の企業であり、各企業から直接正規の商品を仕入れている「直営モデル」を採用。

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京東国際(JD Worldwide)

京東(ジンドン)が運営するECサイトのひとつ。

世界各国の商品を扱っている。家電・パソコンの出品数が多い。

●保証金:10,000~40,000米ドル

●ブランド旗艦店特別保証金:5,000~30,000米ドル

●販売手数料:売上金額✕(0.5%~6%)※変動あり

●サービス料:1,000米ドル/1年

●広告手数料:売上金額✕(0~5%)※変動あり

 

天猫国際 (Tmall Global)

天猫国際 (Tmall Global)

出典:天猫国際公式サイト

天猫国際(T mall Groval)は、中国最大のインターネット事業者である「アリババグループ」が運営しているECサイトです。C2C向けモールである「淘宝網(タオバオ)」と、B2C向けモールの「天猫(Tmall)」に分かれて運営。

淘宝網では粗悪品や欠陥品を出品する事業者が横行していましたが、天猫を開設して以降はシステムを改善して取引の信頼度を向上させました。

【おすすめポイント】

●全世界で60カ国以上の商品が出店されている

●大きいカテゴリ分けは美容・食品・育児・ファッション・生活の5種類

●各カテゴリ内でもピックアップしたブランド名が掲載されているため、商品が探しやすい

 

考拉海購(カオラ)

考拉海購(カオラ)

出典:考拉海購公式サイト

考拉海購(カオラ)は、天猫国際と人気を二分されている、中国越境ECを牽引するサイトです。2019年からはアリババグループの傘下に入っています。

各企業から直接正規の商品を仕入れている「直営モデル」で運営。商品は高品質かつ信頼度が高いため、年代問わずさまざまなユーザーから支持されています。

【おすすめポイント】

●購買層は女性が8割

●扱っている商品は化粧品やサプリメントが多い

●日本国内でサイトを閲覧すると商品が日本円で表示されており、価格が分かりやすい

 

京東国際 (JD Worldwide)

京東国際 (JD Worldwide)

出典:京東国際公式サイト

京東国際(JD Worldwide)は、アリババグループのライバル起業とされている京東(ジンドン)が運営しているECサイトです。大きく分けて2種類のECサイトを運営。中国国内の企業の商品のみを取り扱っている「JD.com(ジンドンドットコム)」と、今回紹介する世界各国の商品を扱っている「京東国際」です。

化粧 品や美容ジャンル、育児用品など女性向けの商品を扱っている他サイトとは違い、家電やパソコンの出品数が多いことが特徴です。

【おすすめポイント】

●ユーザー数が中国国内2位

●楽天やウォルマートなどの大手企業もオフィシャル旗艦店として出店

●家電・パソコン関連品が多いが、オールジャンルの商品を取り扱っている

 

アメリカ 

アメリカ 

アメリカの越境EC市場は、中国に次ぐ規模で展開されています。経済産業省が2023年8月に発表した「令和4年度電子商取引に関する市場調査 報告書」によると、日本経由の市場規模は1兆3,056億円と、全体の6.8%にものぼりました。以下の図で詳しく解説されています。

出典:経済産業省|令和4年度電子商取引に関する市場調査 報告書

アメリカを代表する越境ECサイトは、以下の3社です。

サービス名

特徴

費用

Amazon(アマゾン)

Amazon.com, Inc.社が運営。日本国内でも多くのユーザー層に支持されており、Amazon Prime会員や電子書籍事業(Kindle)を中心にサービスを展開。

● 大口出品 プラン:月額登録料4,900円+各商品の販売手数料

● 小口出品プラン:基本成約料1商品につき100円+各商品の販売手数料

Walmart(ウォルマート)

世界最大のスーパーマーケットチェーンで、食品や日用品を中心にさまざまな商品を低単価で販売。

ウォルマートマーケットプレイス紹介料 のみ発生。売上金額✕(5%~20%)※変動あり

eBay(イーベイ)

オークションサイトが基盤となっており、日本国内からも有名企業が出店。ジュエリー類やブランド品がメイン。

● 無料プラン〜エンタープライズストアプランの6種類のプランから自分に合ったものを選択可能。

● 無料プランは250品出品まで手数料無料。ほかに落札手数料と海外決済手数料がかかる。詳しくは公式サイトを確認。

 

 Amazon 

 Amazon 

典:Amazon公式サイト

Amazon(アマゾン)は日本でも多くのユーザーから支持されているECサイトですが、Amazon.com, Inc.社というアメリカの企業が立ち上げました。1995年7月にオンライン書店を世界で初めて開設し、規模が拡大するにつれて「Amazon Prime(アマゾンプライム)」や「AWS(Amazon Web Services)」など事業を展開するのです。

日本国内においても、幅広いユーザー層に支持されています。

【おすすめポイント】

● アメリカ国内で一番のEC市場シェアを確立

● 「Amazon Prime Day」や「Amazonブラックフライデー」などさまざまなセールイベントを展開

●  オンライン書店が発祥のため、電子書籍事業(Kindle)が人気

 

Walmart (ウォルマート)

Walmart (ウォルマート)

出典:Walmart公式サイト

Walmart(ウォルマート)は世界最大のスーパーマーケットチェーンで、世界最大の売上額を誇る企業です。日本国内のスーパーである「西友」を子会社化したことでも有名です。

2018 に楽天株式会社と提携し、Walmart社初のECサイト旗艦店「ウォルマート楽天市場店」を開設しました。以降、現在は世界27カ国で11,000店舗以上を展開する大型ECサイトを運営し、世界中さまざまなユーザーが利用しています。

【おすすめポイント】

●  世界最大のスーパーマーケットチェーンの越境ECプラットフォーム

●食品や日用品を中心にさまざまな商品を販売

●「EDLP(エブリデイ・ロー・プライス)」のスローガンのもと低単価で商品を販売

 

 eBay(イーベイ) 

 eBay(イーベイ) 

出典:eBay公式サイト

eBay(イーベイ)はeBay Inc.社が1995年に立ち上げた電子商取引サイトです。オークションサイトを基盤とし、日本国内からも「東急百貨店」や「HMV record shop」など有名企業が出店しています。

ほかの越境ECプラットフォームと違い参入企業が比較的少ないため、ライバルが少ないこともeBayの特徴のひとつです。日本国内では高価なブランドものやジュエリー類を中心に、比較的安く販売されています。

【おすすめポイント】

●オークションを基盤とした越境ECプラットフォーム

●サイト内で人気の商品はジュエリーやブランドジャンル中心

●出品手数料は、月に最大250商品まで無料

 

台湾

中国以外のアジア諸国のなかでも、台湾は近年EC市場が活発化しています。中国とも位置が近いことから、中国のECサイトも進出しているエリアです。2020年の台湾国内の市場規模が約1兆5,500億台湾ドルであることからも、多くのユーザーが利用していることがわかります。

台湾を代表する越境ECプラットフォームは、以下の3社です。

サービス名

特徴

費用

PChome (ピーシーホーム)

台湾を代表する大手ECサイト。豊富なセールイベントがあり、「1111セール」が大人気。「24h Shopping」サービスもユーザーから支持されている。

要相談

Yahoo!奇摩 (ヤフーチーモー)

台湾版Yahoo!のサービスを展開。ショッピングだけでなくポータルサイトとして利用でき、幅広い年代のユーザーから人気を獲得。

● 保 証金:15,000~16,000台湾ドル

● 販売手数料:売上金額✕(1.49%~8%)

● サービス料:1年12,000~39,000台湾ドル

博客來(ポーカーライ)

別名「台湾版Amazon」。電子書籍から各種チケットまでオールジャンルの商品を取り扱っている

 

 

PChome  (ピーシーホーム)

台湾

出典:PChome公式サイト

PChome(ピーシーホーム)は、台湾を代表する大手ECサイトです。注文から24時間以内に配送をしてくれる「24h Shopping」や、「1111セール」などの豊富なセールイベントがユーザーから支持されています。

その名の通りパソコンや家電類をメインに販売。日本国内企業では、「Sony」や「東芝」など有名家電メーカーも出店しています。

【おすすめポイント】

  • 家電やパソコンを中心としたラインナップが豊富
  • 日本国内だと家電メーカーだけでなく無印良品などさまざまなジャンルのメーカーが出店
  • 「1111セール」や「winterセール」といったセールイベントが豊富

 

Yahoo!奇摩 (ヤフーチーモー)

PChome  (ピーシーホーム)

出典:Yahoo!奇摩公式サイト

Yahoo !奇摩(ヤフーチーモー)は台湾版Yahoo!で、Yahoo! JAPANと同じようなオンラインショッピングを展開しています。Yahoo!ショッピングだけでなく、Yahoo!オークションといったCtoCの販売形態を採用しています。他にもニュースや天気予報、掲示板などさまざまなコンテンツを提供しており、台湾国内のユーザーから人気です。

【おすすめポイント】

  • 台湾版Yahoo!のサービス
  • ショッピングだけでなくポータルサイトとして利用できる
  • 検索エンジンとしても使用できるため、さまざまな年代から支持されている

 

博 客來(ポーカーライ)

博 客來(ポーカーライ)

出典:博客来公式サイト

博客来(ポーカーライ)もAmazonと同じく、オンライン書店を起源とした越境ECプラットフォームです。1995年の創立時は書店のみの取り扱いでしたが、現在では食品や日用品といったオールジャンルを扱っています。

別名「台湾のAmazon」と呼ばれる、台湾最大級のショッピングサイトになりました。

【おすすめポイント】

  • 「台湾版Amazon」の別名をもつ台湾最大級ECプラットフォーム
  • 電子書籍を中心にオールジャンルの商品を取り扱う
  • 映画チケットやイベントチケットも取り扱っている

 

香港 

日本貿易振興機構(ジェトロ)が2017年12月に発表した「香港の越境ECレポート」によると、香港はアジア諸国内では中国や台湾に次ぐ市場規模です。しかし、世界全体で見るとEC利用者が少ないため、市場参入はブルーオーシャンであることがわかります。

香港のECサイトは、以下の3社が有名です。

サービス名

特徴

費用

HKTVmall

香港最大級の越境ECプラットフォーム。オンラインだけでなく実店舗も運営しているハイブリッド型店舗。

 

天猫国際(テンマオ)

運営業態は中国の天猫国際と同様。化粧品・美容品の商品の売上が高い。

●保 証金:50,000~300,000人民元

●販売手数料:売上金額✕(0.5%~5%)

サービス料:1年30,000人民元もしくは60,000人民元

淘宝網(タオバオ)

天猫国際と同じアリババグループが運営。個人出店メインのため出店手数料がすべて無料。

無料

 

 

H4. HKTVmall 

H4. HKTVmall 

出典:HKTVmall公式サイト

HKTVmallは、香港最大級の越境ECプラットフォームです。国内に実店舗を構えており、オンラインと合わせて香港国民からの人気は絶大です。

商品ラインナップは食品や日用品が中心。実店舗では購入できない商品をHKTVmallで購入するといった棲み分けがされています。

【おすすめポイント】

  • 香港最大級の越境ECプラットフォーム
  • 食品や日用品を中心にオールジャンルの商品を取り扱う
  • 実店舗も運営しているため商品購入前の調査も可能

 

天猫国際(テンマオ)

天猫国際(テンマオ)

出典:天猫国際公式サイト

香港の天猫国際も中国と同じ店舗運営になっています。香港のユーザーは日本から輸入された商品を好む傾向があり、天猫国際では日本企業が多く出店しているため人気です。

偽装サイトが香港で横行している背景から、運営元のアリババの認証がないと出店できません。そのため、ユーザーからの信頼が厚く人気の越境ECプラットフォームになっています。

【おすすめポイント】

  • 運営業態は中国の天猫国際と同じ
  • 日本から輸入された商品が人気
  • 化粧品や美容ジャンルの商品がもっとも売上が高い

 

淘 宝網(タオバオ)

淘 宝網(タオバオ)

出典:淘宝網公式サイト

淘宝網は天猫国際と同じく、アリババグループが開設したCtoC向けの越境ECプラットフォームです。個人の出店が条件により可能なため、日本国内でいう「メルカリ」や「ラクマ」と同じように運営されています。

【おすすめポイント】

  • 天猫国際と対になる越境ECプラットフォーム
  • CtoCの取引がメイン
  • 個人出店メインのため出店手数料がすべて無料

 

【自社型】人気のおすすめECプラットフォーム6選

前章ではモール型の越境ECプラットフォームを解説しましたが、この章では自社型のECプラットフォームのおすすめを6店舗紹介します。

サービス名

特徴

費用

Shopify(ショッピファイ)

カナダを拠点とした越境ECプラットフォーム。低コストで店舗を開設でき、独自アプリ「Shopify POS」で店舗管理。

● 最初の1ヶ月間は月額150円。4つのプランから選択可能。

● 3,650円~44,000円。

Wix(ウィックス)

「Wix eCommerce」で個人からネットショップを開設可能。独自ドメインが初年度無料。

● 4のプランから選択可能。月額1,200円~12,000円。

● Wixオンラインストアでの決済手数料が3.6%発生。

LaunchCart(ランチカート)

越境ECに特化したプラットフォームで、CMS機能・フォーム一体型LPなど店舗運営機能を搭載。

● 初期費用:55,000円~

● 月額費用:32,780円~

※見積もりをシミュレーション可能。

Magento(マジェント/ Adobe Commerce)

Adobe社が運営している越境EC専用プラットフォーム。無料版サービス「Magento Open Source」も展開。

要相談

WooCommerce(ウーコマース)

WordPressを開設していれば無料から利用でき、モバイルフレンドリーの観点からスマホユーザーにおすすめ。

実質無料

※サーバー管理費・ドメイン費・有料テーマ購入に費用が発生

Live Commerce(ライブコマース)

さまざまなECサイトで販売できる越境ECプラットフォームでライブ配信と組み合わせた販売形態を実施。

スタンダードプラン・カスタマーサクセスプランそれぞれに複数の月額契約で展開。

詳しくは公式サイトを確認。

 

Shopify(ショッピファイ)

Shopify(ショッピファイ)

出典:Shopify公式サイト

Shopify(ショッピファイ)はカナダを拠点とする自社型ECプラットフォームです。世界175カ国以上の店舗がShopifyに出店しており、世界最大規模のネットショップアプリを展開しています。

出店は無料体験からでき、無料期間終了後は月額150円から立ち上げられるため、低コストで出店可能です。

【おすすめポイント】

  • カナダを拠点とした越境ECプラットフォーム
  • 低コストでネットショップを開設できる
  • ネット上だけでなく実店舗でも「Shopify POS」を利用して販売できる

 

Wix(ウィックス)

Wix(ウィックス)

出典:Wix公式サイト

Wix(ウィックス)自体はホームページ制作サイトですが、「Wix eCommerce(ウィックスイーコマース)」サービスの利用でネットショップを開設できます。

個人ショップから企業運営店舗まで、幅広く利用されています。

【おすすめポイント】

  • ネットショップが開設できるホームページ制作サイト
  • 独自ドメインが初年度無料
  • 月額1,200円から開設できるため、個人店も出店しやすい

 

LaunchCart(ランチカート)

LaunchCart(ランチカート)

出典:LaunchCart公式サイト

LaunchCart(ランチカート)はアジア諸国向けの越境ECに特化した通販システムです。多言語の切り替えオプションやリアルタイムでの通貨交換サービスも展開。台湾を中心にアジア諸国で支持されています。

【おすすめポイント】

  • 越境ECに特化したプラットフォーム
  • CMS機能・フォーム一体型LPなど店舗運営機能が豊富
  • 国内企業では「マルコメ株式会社」や「株式会社山田養蜂場」などが導入

 

Magento(マジェント/ Adobe Commerce)

Magento(マジェント/ Adobe Commerce)

出典:Magento(Adobe Commerce)公式サイト

Magento(マジェント/ Adobe Commerce)は、2007年にMagento社が開発した越境EC専用プラットフォームです。2018年にAdobe社が買収した後は「Adobe Commerce」に名称変更。現在ではAdobeのツールの一部に組み込まれています。また、MagentoはECサイト開設に必要な機能も豊富です。

【おすすめポイント】

  • Adobe社が運営している越境EC専用プラットフォーム
  • ECサイト構築に特化した機能を搭載
  • 無料版サービス「Magento Open Source」を利用するケースも多い

 

WooCommerce(ウーコマース)

WooCommerce(ウーコマース)

出典:WooCommerce公式サイト

WooCommerce(ウーコマース)は、WordPress内にインストールすることでネットショップを開設できる越境ECプラットフォームです。WordPressを持っていれば無料で利用できるため、ECサイトを初めて開設したい人におすすめです。

【おすすめポイント】

  • WordPressのプラグイン機能のひとつ
  • WordPressを開設していれば無料から利用できる
  • モバイルフレンドリーなデザインのためスマホから購入するユーザーにもおすすめ

 

Live Commerce(ライブコマース)

Live Commerce(ライブコマース)

出典:Live Commerce公式サイト

Live Commerce(ライブコマース)は、越境ECに特化したサービスです。複数の販売チャンネルを開設でき、Live Commerce経由でeBayやAmazonなどで販売できます。

サイトデザインのテーマも豊富で、ひとつのHTMLを使用すれば端末関係なく利用できる「レスポンシブデザイン」を採用。無料体験版もあるため、ショップを試しに開設できます。

【おすすめポイント】

  • さまざまなECサイトで販売できる越境ECプラットフォーム
  • ライブ配信と組み合わせた販売形態を実施
  • 無料体験やオンライン見積もりも可能

 

まとめ

海外向けにネットショップを開設・運営する「越境ECプラットフォーム」について紹介しました。越境ECプラットフォームを利用することで自社の商品を広く認知してもらえ、世界中のユーザーが購入してくれるでしょう。

BtoB間だけでなく、CtoC間向けサービスも展開。無料から開店できるプラットフォームもあるため、越境ECに挑戦したい販売者への敷居は低くなっています。

この記事の内容を参考に、ご自身にあった越境ECプラットフォームを選択してみましょう。

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