【ECサイト開業の心得】ネットショップはこう作る!~ディレクション編~

CATEGORY :  自社EC売上UP
STAFF :  ゆりーか

第1回はサイト制作の軸となるディレクションについて。ディレクションとは何なのか・どんな作業をしているのかを弊社のフローに沿ってご紹介します。ディレクターのプチインタビュー付き!

目次
・ディレクションってどんな作業?
・ディレクションの流れ
・ディレクターに聞いてみた!ディレクションで大切なこと

ディレクションってどんな作業?

ディレクションはネットショップを制作するにあたっての設計図(ワイヤーフレーム)を作ったり、デザイナー・コーダーの作業ペースを見ながら全体のスケジュール管理をしてサイトを公開へと導いていきます。
まずワイヤーフレームとはサイトの構成案で、何カラムにするのか・カテゴリーはどこにするのか・商品の配置はどうするのかなどをまとめたものです。

ワイヤーフレームは手書きする人もいれば、illustratorやPhotoshop・Fireworksなどを使用して作る人もいます。自分だけでなくデザイナーやコーダーなど誰が見ても制作意図が伝わるものを作るということを意識して作成しましょう。

ワイヤーフレームの制作では、さまざまな施策の中から売れるネットショップにするのに効果的なものを選んでサイト制作の中に組み込みます。1つの目線からでは見えない部分もたくさんあるので、いろんな角度からものごとを見る能力が必要です。

ディレクターはいわばネットショップ制作の司令塔。ディレクターがいなければ、方向性も決まりませんし、どんなサイトを作るのかも曖昧になってしまいます。またスケジュール管理もディレクションの作業の1つなので、予定していたオープン日にサイトが完成していない!なんてことも。ディレクションはネットショップを作る上で、非常に大切なポジションなのです。

ディレクションの流れ

では実際のディレクションはどのような流れなのか見ていきましょう。

1.ターゲットの選定

まずネットショップは当たり前ですが、ただ自分の好みで作るのではなく商材やターゲットに合わせて作る必要があります。
例えば年齢層が高めの男性向け商品なのに、おしゃれに見せたいからといって10代の女の子が好きそうな構成にしても本来のターゲット層に刺さるサイトにはなりません。そこで自社のネットショップはどういう人が買うのか・買ってほしいのかを明確化しましょう。

・3~40代の女性(独身、既婚問わない)
・おしゃれで流行のカフェ、レストラン、ショップなどの情報に敏感。
・インターネットやSNS、キュレーションアプリ、EC、雑誌などを通し、日頃から情報に多く触れている。
・ペットへの支出は子供と同様に比較的おしまない傾向にある。

2.会社・商品の強みや特色の洗い出し

「自社の強みや特色は何ですか?」と聞かれたときにきちんと答えられるでしょうか?もし言葉が詰まるようであれば必ず明確にしておきましょう。そして他社とどう違うのか・なぜよいのかなど細かい部分まで洗い出します。そうすることで、ファーストビューで何を1番アピールしたらよいのか・どこを強調するべきなのかが自ずと見えてくるでしょう。

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3.コンセプトを決める

コンセプトとはショップのイメージをひと事で表したものです。
もちろん「こんな人に買ってもらいたい」というターゲティングにとっても必要な要素ですが、サイトを制作する上でもコンセプトはとても重要です。ディレクターとデザイナー・コーダーの間でイメージしているコンセプトがバラバラだと、思い描いたショップを作ることはできません。ショップのイメージを社内で共有するという意味でもコンセプトはきちんと定めましょう。
ショップのコンセプトはターゲットや商品の強みを踏まえて決めます。


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4.競合分析

競合他社がどのような施策を行っているのかを研究します。見せ方や展開方法でよいところを見たり、他社と差別化できる部分を探してみましょう。
また競合分析でありがちなのが売れているサイトばかりを見てしまうことです。もちろん売れているサイトを見て、なぜそこは売れているのかを分析することはとても大切なことです。ただ売れているサイトは参考にしづらい部分(売れているからこそできる施策)があると思います。

例えば月に10人しかアクセスがないのにLINE@お友達登録のバナーをデカデカと貼るよりかは、まずアクセス人数を100人、1000人に増やす施策を打った方がいいですよね。自社のフェーズにあった施策を見つけるという意味でも、いろんなサイトを見ることが大切です。

5.ワイヤーフレーム制作

1~4で出した情報をもとにワイヤーフレームとして形にしていきます。せっかく出したターゲット像や自社の強みがサイトに反映されていなければ、今までの行動は水の泡となってしまいます。コンセプトや他社との違いをファーストビューで伝えるにはどのような構成にすればいいかなどを考慮してワイヤーフレームの制作を行いましょう。

ワイヤーフレームを設計する際には、全体の設計→細部の設計の順に作業を行っていきます。

全体の設計の際に重要視するポイント

ターゲット層に対して、ショップの強みやサービス・商品の内容が一目で伝わる構成になっているか。

例えば「あなたのお店ってどんなお店?」と尋ねられた時に、口ではすぐに答えられると思います。それを初めてサイトを訪れたユーザーにも同じ体験をしてもらわなければいけません。
「何を売っているお店」「どんな人におすすめ」「他店に負けない秘訣はなんなのか」が明確になるように、レイアウトやコンテンツの内容を決定していきます。全国どこにいてもアクセスでき、何回でも他のお店を探し直せるネットショップだからこそ、一目でユーザーの心をつかむのは最も重要なポイントです。

細部の設計の際に重要視するポイント

ユーザーの「○○がしたい!」に応えられる構成になっているか。

例えばあなたがネットショップを訪れて、商品を購入するまでの間に様々な欲求や不安を感じるはずです。
「商品の名前は分かっているから、すぐに検索したい!」「今日買ったら、明後日の友達の誕生日パーティに間に合うのか知りたい!」「クレジットカードで支払いができるのか知りたい!」など。
ユーザーの細かい欲求にしっかりと応えられるお店だからこそ、安心して購入してもらえます。カテゴリーや検索メニューの配置、お買いものガイドの表示など、細部まで考え込まれて作られたお店だから売れるのです。

6.制作依頼

完成したワイヤーフレームをもとにしてデザインとコーディングを制作部に依頼します。制作の依頼時に大切なポイントがあります。それはサイトの雰囲気や強調したい部分などを伝えるときに、抽象的な表現をするのではなく何をどのようにしたいのか具体的にすることです。
例えば「かわいい雰囲気」と言われたとき、どんなものを想像するでしょうか?ピンクや白を基調としたデザインをかわいいととらえる人もいれば、キャラクターをモチーフにしたデザインをかわいいと感じる人もいます。
どこを・何で・どのようにをはっきり指示しましょう。そうしなければ自分はAという意味で依頼したのに、できあがったものはBだったなんてことになりかねません。

そして一番大切なのは制作スケジュールを握ることです。ネットショップのオープン日という大切な期限もあります。イレギュラーな事態に対応しつつも公開日を守るためには制作のスピードや進捗状況を常に把握する必要があります。
そのために制作部とのコミュニケーションを密に取るようにしましょう。

ディレクターに聞いてみた!ディレクションで大切なこと

Webディレクターに直撃インタビュー!!
ディレクターの仕事内容やディレクションのポイントなどを聞いてみました!

ディレクションはどんなことをしているのですか?

お客様の現状を聞いて、ターゲットの選定や会社の強みを生かしたキャンペーンなどを考えます。あとは競合他社の分析をして、お客様にあった施策を提案したり。
僕たちは今までで何百何千ものサイトを見たり作ったりしてきたので、そこから得た知見を使ってそれぞれのお客様に合った提案をしています。
あとは現状分析とかもそうなんですけど、自社だけでやると見えない部分ってやっぱりあって。そこをディレクションという違う角度から見て、新しい施策やサイトの構成を考えていますね。

ディレクションをする上で心がけていることはありますか?

スピード感を持ちつつもチェック漏れなどに気をつけることですかね。小さなミスだとしてもそれが積み重なると大きなミスに繋がるので。プロジェクトを円滑に進めつつ成功させるのもディレクションの仕事の1つですからね。

ディレクションで大切なことはなんですか?

ゴールを明確にすること。
ネットでも売りたいけど実店舗にもお客さん呼びたいとか、年齢層が高めの商材だけどスタイリッシュに見せたいからデザインは若年層向けにしたいとか。気持ちは分からないでもないけど、じゃあ本当に半々でやるのかと言われればそれは違うんですよね。それをしてしまうとどっちも中途半端で終わってしまう。
だから誰に・何を・どれくらい買ってほしいのかをきちんと明確にして、それに対してどうすればいいかを考えて行動することが大切だと思います。
無駄なことをして「売上を上げる」という目標から遠回りしてしまうと、お客様のためにならないですからね。

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次回はネットショップのデザインについて。ディレクション時に制作したワイヤーフレームを使ってどのようにデザインを決めていくのかなどをご紹介します。お楽しみに!!

この記事は広報担当 ゆりーかが書きました
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