【AdSIST(アドシスト)開発秘話】売れてるネットショップは使ってる!500円からの広告サービス
売れてるネットショップは使ってる!500円からの広告サービスAdSIST(アドシスト)。
2億円の資金調達をもとに自社開発し、ローンチから2年で5,000サイトに利用され、その費用対効果は単月で424%を記録した。(※調査期間:2021年2月1日~2021年2月28日 弊社調べ)
国内オンリーワンのサービスで、すでにYahoo!やGoogleなどにも連携したこのツールは、どのようにして誕生したのか。
今回は、この「AdSIST」が開発されたプロジェクトの裏側に迫ります。
ネットショップがさらに売上を伸ばすために必要なことは?
「AdSIST」はそもそもどういったツールですか?
今泉)AdSISTは、誰でも手軽にFacebookやInstagram、Google、Yahoo!といった主要広告媒体へネットショップの商品を出稿または掲載できる、自動集客ツールです。これまで弊社が積み重ねてきた知見をAIが再現してくれるため、低予算で効果的に広告運用が行えます。
実際にどれだけの反響があるんですか?
西)ローンチから2年で5,000サイトを超えるネットショップに活用いただいています。(※2021年8月時点)実際に導入したショップ様から『AdSISTを導入して初めてネットショップで商品が売れた!』といったお喜びの声を頂戴することも多いですし、お客様全体では、利用した広告費に対して単月で424%の売上が発生した実績があります。
(※調査期間:2021年2月1日~2021年2月28日 弊社調べ)
どういった背景からこのサービスを思いついたのですか?
今泉)COREKARAを立ち上げる前に働いていた会社でもネットショップの支援をしていたのですが、2万社以上のお客様がいるにも関わらず、実際に売上が上がっている会社はそのうちわずか10%程だったんです。ネットショップの売上が上がらない一番の理由は、「アクセス数の不足」。
アクセス数をUPするためには、広告代理店に頼めばよいのですが、小規模のネットショップは広告代理店に依頼するほどの広告費が捻出できません。
そこで広告代理店を通す必要がなく、誰もが安価に集客ができるツールがあればいいなと思い、いつか開発しようと考えていました。
そこからAdSISTプロジェクトを具体的に始めるきっかけを教えてください。
今泉)2018年、海外で似た構想のサービスがローンチされた事が一番のきっかけですね。ただその段階では、そのサービスと私の構想との間に大きな差がありました。
だからこそ今ならまだ追い抜けると思い、すぐにプロジェクトチームを立ち上げたんです。
メンバーはディレクション担当として西、マーケ戦略や広告運用の仕組みを美甘に、とにかくスピード感をもってローンチまで持っていける2人を任命しました。
開発からわずか8ヶ月でのローンチ。その内情とは?
それでは、プロジェクトの立ち上げから、どのように進めていったのか教えてください。
今泉)開発にはとにかく沢山の資金が必要だったので、すぐに構想を企画書にまとめ、投資会社に私自ら営業をして回りました。その中で、みずほキャピタルさんが私の構想に賛同してくれ、2億円という資金を調達する事が決まり、すぐに開発に移ることが出来たんです。
構想段階なので見せられるものも無かったのですが、明確なビジョンと覚悟があれば資金調達もできる事が分かり、これも開発に続く大きな自信になりました。
その後いざプロジェクト稼働してからはどうだったんでしょうか。
西)まず、2019年1月に開発会社を探し、2月には外部の開発会社に発注しました。ですが、6月にその会社が倒産してしまって。弊社には当時エンジニアはおらずとても悩んだのですが、開発は整合性を保つためにも必ず社内でやったほうがいいというアドバイスを外部から受けたんです。
そこからエンジニア採用を開始し、倒産した会社が委託していたフィリピンの会社と連携し、自社開発を進めていったという流れですね。
それが、現在の自社開発につながるのですね。
今泉) はい。依頼会社の倒産は大打撃でしたが、内製化を進める良いきっかけにもなりました。
ただ、国内でエンジニアを募集するのって結構大変なんですよね。日本はエンジニア不足なんです。
そこで、日本に住む外国籍のエンジニアを集められないかと思い、国際結婚をしているミルヴェインさんに相談し、採用活動を始めました。
一番左:ミルヴェインさん(以下、ミル)
そこでインターナショナルのエンジニアを集められたのですか。
ミル) そうです。私の夫がカナダ人なので、海外から来た人方の中には言葉の壁があり、自国で様々な専門職で活躍されてきたにもかかわらず、そのスキルや知識を発揮できずにいる方が多くいると聞いていました。なのでそこを解決すれば、即戦力のエンジニア採用ができるのではと考えたんです。
その後運良く2名採用できたのですが、この2人が弊社の想いに強く賛同してくれ、即戦力で活躍してくれました。
今泉)この2人が今もAdSISTの開発エンジニアの中心となって貢献してくれています。そして、現在もエンジニアチームはどんどん増えて大きくなっています。
会社としては、ミルヴェインさんがこの採用を始めてくれなかったら、完成までもっていけなかったサービスなので、本当に感謝しています。そう考えると、弊社は社員皆が重要なメンバーで、このメンバーだからこそできたサービスも多いですね。
ミル)代表をはじめ、役員の方々がとても柔軟で寛容にチャレンジをサポートしてくれるおかげです。
あと社風として変化や新しい文化を取り込む風土が根付いているのもあり、外国籍だからというのもなく、社員全員がすんなり受け入れてくれたのも大きかったです。
今泉)常に皆にパラダイムシフトだ!って伝えているからね。ちょっとやそっとの変化じゃ動じないようにはなっているよね。
外注予定のものが内製になるという大きなトラブルを抱えている中で、8ヶ月で新システムをローンチするのはとても速いですね。
西)すでにAdSISTの構想段階から日頃お付き合いのある会社と、このタイミングでローンチさせて一緒にやっていきましょうっていうのも決まっていて。それに合わせてどうにか間に合わせたっていうのも本当のところでいえばあります。美甘)公開日が決まっているからこそ、私が担当したサービスの肝となる設計は大変でした。 AdSISTはFacebookやGoogleといった媒体に広告を配信し集客するツールです。
しかし、闇雲に集客すれば良いという訳ではなく、購買意欲があるユーザーを集客しなければ費用対効果は合いません。
これまで現場で人為的に行ってきた作業を、プログラミングで落とし込めるところまで分解し、それをAIが再現できるようにするため、数百回のロジックテストを繰り返しました。
AdSISTの頭脳を設計していく重要な部分なので、本当に苦労しましたね。
なぜ競合他社がいないのか?
他社製品との違いについてお聞かせてください。
美甘)似たようなサービスはありますが、同じサービスは国内には存在しません。なぜなら、広告の配信媒体や通販サイトのカートの仕組みは各社ごとに大きく異なっており、そのすべてを網羅できる会社がほとんどないからです。
だからこそ、広告媒体や通販サイトのシステムに精通し、かつ売上を伸ばすノウハウがある我々にしかこういったサービスを作るのは難しいと思います。
COREKARAは、世界中のネットビジネスを底上げする
今後の展望を聞かせてください。
今泉)今後はネットショップだけでなく通常のWebサイト(ホームペ-ジ)にも対応できるように開発していきます。そして、国内に留まらず全世界に広めていきたい。そのためにも、海外に支社を開き、24時間体制でサポート出来る仕組み作りたいと考えています。世界中でCOREKARAメンバーが活躍し、沢山の商流を生み出せる会社になっていきたいですね。
西)そして、実は今現在のAdSISTサービスは、私たちの構想のまだ5%くらいなんです。
まだまだ先は長いですし、期待しかありません。
全てのホームページやネットショップに標準装備され、どんどん機能が向上していく。
それまで私たちはこれからも、さらなるサービス向上に向けて全力で走り続けていきます。
ありがとうございました。
関連記事
-
2024/10/01(火)
-
2024/09/16(月)