「新卒エンジニア第一号」として入社し、品質保証の担い手に。貪欲に挑戦と学びを求めるQAエンジニア

category :  COREKARAの日常 , 社員インタビュー

update :  2024/03/18(月)

staff :  endo

2023年4月に、「新卒エンジニア第一号」として新卒入社したアラン。現在はQAエンジニアとしてテスト業務やテストフローの改善を担いつつ、CSチームのサポートも行っています。

バヌアツ出身で、エンジニアを志して大学から日本にやって来たアラン。「挑戦しやすく、自分の意見を伝えやすい」規模感かつ風土に惹かれてこれからに入社し、入社後はその意気込み通り、チャレンジングな業務にどんどん立候補しては、経験を積みスキルを磨いてきました。

まだまだ知らないことがあるのかと思うと、わくわくする」と目を輝かせるアランが、新卒1年目を振り返って、これからの環境の魅力やQAエンジニアのやりがいを語ります。

アラン

alan

 

2023年4月入社。AdSISTエンジニア。出身はバヌアツ(オーストラリアの東側に浮かぶ島国)で、エンジニアを志して日本の大学へ進学。工学部情報工学科で学びつつ、在学中はWebデザイン会社や大学の国際室などでインターンを経験。若いうちから裁量権を持って働ける環境を求めて、2023年に「新卒エンジニア第一号」としてこれからに新卒入社。入社後は、AdSISTチームのQAエンジニアとして品質管理を担いつつ、CSチームのサポート業務にも取り組んでいる。

就職活動の軸は、「若手にもチャレンジの機会が多く、意見の言いやすい環境であること」



私の出身は、オーストラリアの東側にあるバヌアツという島国です。日本との出会いは、高校生のときに卓球の練習で訪れたこと。もともと、日本には「みんなアニメが大好きな国」という印象を持っていましたが、来日してみると街や風景が綺麗で、安全で清潔感があって、落ち着いている雰囲気が自分に合う街だなと。GDPが世界上位である、経済が発展している社会であることにも惹かれました。高校時代のコンピュータの授業の成績が良かったこととIT業界の将来性を考えて、エンジニアになるために日本で情報工学を学ぼうと思ったのです。

来日して最初の1年間は、まずみっちり日本語を学びました。翌年からは大学で4年間、オール日本語で学ばなければいけないからです。まったく日本語に触れたことがなかったので苦労しましたが、必死で勉強して、授業を受けることや日常生活を送ることに困らない日本語力を身に付けられました。



その後は、4年間工学部情報工学科で学びました。大学院の進学も考えましたが、実用的なスキルを習得したいと思って、卒業後は就職の道を選ぶことに。これからを見つけたきっかけは、検索でした。「IT/エンジニア」といったキーワードで検索したら一番上に表示されたのがこれからで、採用サイトを見て良い印象を受けたのでエントリーしました。

実は、大手IT企業からも内定をいただいていました。ただ、一般的に研修期間が長めの大手企業よりも、ベンチャー企業で早いうちから実践してスキルを身に付けたいと思って。また、人数規模が少ないベンチャー企業の方が、若いうちからチャレンジの機会が多かったり、自分の意見を言いやすかったりするのかなと思い、これからを選びました。

上司により手厚いサポートを経て一人立ち。サービスの品質管理や不具合調査を担う



入社後、まずは集合研修を受けて、会社の事業内容やビジネスマナーについて学びました。その後はAdSISTチームに配属されて、上司から仕事の流れやバグ対応のために利用するツールの使い方を教えてもらって。上司にサポートをしてもらいながら、徐々にエンジニアとしての実業務に取り組むようになりました。

私はエンジニアとして入社した新卒第一号だったため、決まった研修プログラムがあったわけではありません。ただ、その分1対1でみっちり教えてもらえましたし、わからないことがあれば何でも気軽に質問できる環境を用意してくれました。

入社後から現在まで、私はAdSISTチームでQAエンジニアを務めています。QAエンジニアとは、テスト業務を行うエンジニアです。当社のサービス「AdSIST」は毎週のようにリリースをしていますが、開発した新機能が仕様通りに作動するかを確認することはもちろん、新機能が原因で他の機能にダメージを及ぼすことがないかを確認することがQAエンジニアの役割です。バグがあれば開発メンバーにフィードバックを行って、修正を行い、再度テストをするといったフローになっていて、品質保証を担っています。また、テストのフローをより良く改善するための取り組みなども行っています。



テスト業務と並行して、CSチームのサポート業務も担当しています。CSチームは、「バグが発生している」といった、お客様からの問い合わせに対応するチームですが、CSチーム内で解決できないバグがあった場合に、QAエンジニアのもとにエスカレーションされてくるフローになっていて、原因究明や問題解決といったデバッグ作業に対応するのです。自分で考えてもバグの原因や解決方法がわからないときには、まずQAエンジニアチーム内で相談します。そして、それでも解決が難しい場合や、バグでは無く仕様が原因の場合は、開発チームにさらにエスカレーションを行ったり相談することで、社内で連携していち早くお客様のお困りごとを解決するように意識しています。

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複雑で時間の掛かるテストを「学びのチャンス」と捉え、立候補して積極的に経験

入社して現在で1年、4月からは2年目が始まります。この1年間意識したのは、わからないことはどんどん先輩に質問すること。もともと、質問したり話したりすることが得意なタイプではないのですが、自分が成長するためには先輩方の知識やスキルを吸収することが大切だからこそ、対面やグループチャットで積極的に質問するように心掛けました。先輩方はみんな「何でも聞いてね」と優しく受け入れてくれたからこそ、しだいに質問することが当たり前になったように思います。また、社内にある参考になりそうなドキュメントを読み込むといった自習もしていました。



もう一つ意識したことは、積極的にチャレンジすること。ある程度テスト業務に慣れたら、「このテストに対応したいです!」と立候補して、あえて難しいテストにアサインしてもらうようにしていました。難しいテストとは、たとえば新機能の影響範囲が広いものや、決済連携の確認が絡んでいるものなど。複雑で時間が掛かるテストや、経験したことのないテストほど、学びになることが多いと思って、どんどんチャレンジしてきたのです。また、周りのメンバーが手一杯のときには「私が対応します」といち早く手を挙げたり、改善点を見つけたら「テストのフローをこう変えませんか」とアイデアを提案したりもしてきて。そうした姿勢を、いつも上司が見守ってくれていて、しっかりと働きぶりを評価してくれています。

この1年間で、バグが発生したときに迅速に解決する力は身に付いたと思います。けれど、新機能のリリースに伴って日々新しいバグが出現するため、学んでも学んでも追い付かないという状況です。ただ、私はそこに仕事の面白さを感じていて。「これだけ学んでも、まだまだ知らないことがあるのか」と思うと、わくわくするからです。常に新しいことにチャレンジできて知識を増やせるところが、QAエンジニアの醍醐味だと感じています。

出身国が異なる多様なメンバーはみんな優しく、安心感のある環境で働けている



現在、社内のQAエンジニアは7人ですが、フラットでとても良いチームが築けています。メンバーの出身国はインドネシアやマレーシアなどさまざまで、他の開発メンバーにはヨーロッパ出身の方もいるので、普段は英語でコミュニケーションを取っています。開発メンバー全体で週3回ほどミーティングを行って進捗状況や課題を共有していますし、チーム内でも頻繁にコミュニケーションの機会を設けているので、リモートワークが多くても困ることはありません。チームみんなで焼肉に行くなど、プライベートでも仲良くしてもらっています。

こうした安心感のある環境だからこそ、いろいろなことを提案したり、チャレンジしやすいところが、これからでエンジニアとして働く魅力だと思っていて。自分が挑戦したいことやキャリアビジョンについても、上司に共有や相談ができています。今のところキャリアパスは二通り考えていて、一つはQAエンジニアを追求する道。今後はテストのオートメーション化を推進していくので、オートメーションエンジニアになったり、QAエンジニアとしてリーダーやPMを目指していくという選択肢があります。一方で、開発チームで働いてみるのも面白そうだと感じています。どちらにせよ、コーディングスキルを磨くことは必須なので、しっかり勉強したいなと。スキルさえあれば、たとえば「開発チームが忙しいときに、少しだけ開発をお手伝いする」といった柔軟な対応もできますから。



新卒1年目を終えた、少しだけ年上の先輩として学生の皆さんにアドバイスをするなら、まずは「自分で調べ、考え、手を動かすこと」を大事にしてほしいということでしょうか。自分の中で仮説や答えを用意した上で先輩に尋ねるようにしたり、先輩からアドバイスされたことを鵜呑みにするのではなくて、より効率化できることやベストなアイデアが無いだろうかと自分でも考えて提案してみたり。成長のためには、そうした積み重ねが大切だと思います。

学生時代は自分のために勉強や研究をしていましたが、社会人になってからは自分の知識やスキルで周りのメンバーやお客様に役立てることが幸せだと感じます。社会人は、とても楽しいですよ

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Kuramoto

この記事は 倉本 祐美加 が書きました

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