“デザインで社会貢献”を。ドイツのデザイン学校出身、絶賛インターン中の内定者が描く夢

category :  COREKARAの日常 , 社員インタビュー

update :  2024/03/12(火)

staff :  endo

2024年4月に新卒社員として入社予定のきらり。職種はデザイナーで、一足早く2023年9月からインターンとしてデザイン経験を積んでいます。

ドイツのデザイン学校を卒業した経歴を持つきらりは、自分らしく働くことができる企業を探す中でこれからに出会います。コミュニケーション手段としてのデザインに可能性を感じ、学生時代からデザインを通じた地方創生や社会課題の解決に関心のあったきらりにとって、EC事業者を支援するこれからは、自身のやりたいことを実現できる環境にも映りました。

インターンとして課題に取り組んだり、実案件のサポートをしながら、着実にECデザイナーとしての考え方とスキルを身に付けているきらり。インターン期間での気付きや、理想のデザイナー像を語ります。

きらり

kirari

 

2024年4月にデザイナーとして新卒入社予定の内定者。2023年9月から、内定者としてインターンを経験中。国際派で、高校卒業後は海外進学の道を選び、シアトルのデザイン学校とドイツのデザイン学校を卒業。「自分らしく働ける会社」と「デザインを通じて社会貢献ができる環境」を探す中でこれからに出会い、ドイツからオンラインで選考を進めて入社を決める。

コミュニケーション手段のデザインを通して、地方創生やSDGsに貢献するために



趣味が世界遺産巡りの父親の影響で、幼い頃から家族で海外旅行に行く機会が多くありました。ただ、いつも現地でのコミュニケーションはツアーガイドさん任せで、私たち家族は英語が話せないまま。そんな状態にもやもやして、英語を話せるようになりたいと思い、国際コースのある高校に進学しました。

転機は、高校1年生のときに3か月間、アメリカのシアトルに留学したことです。留学経験がとても楽しかったことと、日本の大学のオープンキャンパスに足を運んだもののピンとこなかったことがきっかけで、「アメリカの学校に進学する」と決めました。
小さい頃から絵を描くのが好きで、絵やデザインを専門的に学びたいと思って、進学先にはシアトルのデザイン学校を選びました。卒業後、一度帰国して、進路についてもう一度真剣に考えた結果、「デザインを突き詰めたい」と思って。まだ行ったことのない場所で勉強がしたいと、ドイツのデザイン学校への進学を決めました。

ドイツのデザイン学校には3年半ほど通って、グラフィックデザインなどの授業を受けました。中でも、UX・UIデザインの授業は興味深くて。私は、自分の世界観を表現するアートではなく、誰かに何かを伝えるためのコミュニケーション手段としてのデザインがしたいんだと改めて気付いたのです。



海外と日本のどちらで就職をするかに、こだわりはありませんでした。軸にしていたのは、「デザインの経験を積むことができる環境で、自分らしく働きたい」という思い。就職サイトで見つけた日本企業の説明会に参加したものの、どこも堅い印象で、「自分には合わないかも…」と感じました。そんな中でも、「どヘンタイ募集」のキャッチコピーが印象的だったこれからは、雰囲気が自分に合いそうで。ドイツからオンラインで面接に参加しましたが、面接もカジュアルで、「私という人間のことをちゃんと見てくれている」と感じられました。また、デザイン学校時代から地方創生やSDGsに興味があって、自由にテーマを決められる学校のプロジェクトでも「社会課題を解決するためのデザイン」を手掛けることが多かったからこそ、「地方企業のECサイトをデザインする仕事を通じて、地方創生に貢献できるかもしれない」とも思えて、これからで働きたいと入社を決めました。

インターンとして課題に取り組みスキルを磨きつつ、実案件も担当

入社は2024年4月ですが、2023年の夏にはデザイン学校を卒業して帰国する予定だったので、「インターンをさせてください」と面接でお願いして、2023年9月から内定者としてインターンをしています。



最初は、デザイナーの先輩が新卒時代に取り組んでいた課題に取り組むことから始めました。課題の内容は、美容やペット、お菓子など、さまざまな業種の企業様のECサイトをデザインするというもの。基本的には、ディレクターさんが作った構成案に基づいてデザインを行います。作ったデザインに対しては、先輩がフィードバックをしてくれます。私はドイツで学んでいましたが、ドイツと日本ではデザインのお作法やルールに違いもあったため、最初は失敗も多かったです。ただ、失敗を学びに変えたり、先輩に質問をしてヒントをもらったりしながら、少しずつデザインのスキルを磨いてきました。

他には、デザイナーの先輩が持っている実案件のお手伝いをさせていただくことも。アイコンや画像の選定、デザインの体裁を整える作業をしたり、実案件用のバナーを試しに作ってみては、先輩が作ったものと見比べてフィードバックをいただいたりしています。最近では、実案件をメインで担当する機会もいただいて、ディレクターさんとコミュニケーションを取るところから任せていただけるようになってきました。



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日常生活のあらゆるところで、デザインの意味を考え、デザインの引き出しを増やす日々



先輩にサポートしていただける安心感のある環境で、一歩ずつステップを踏みながらさまざまな挑戦ができているので、毎日学びがあってとても楽しいです。たとえば、バナーなどは季節やイベントごとに文言を変えるからこそ、「未来のことも考えてデザインする視点を持つといいよ」とアドバイスをいただいたり。自分が提案したデザインに対してお客様から修正依頼が来たときには「修正の要望を受けることで、お客様が求めるテイストもわかってくるよ」と先輩に前向きな言葉を掛けてもらったり。また、ディレクターさんやお客様に対して、「このデザインにしたのはなぜか」といった意図をはっきりと説明する先輩方の姿を見ていると、「私もこうしたデザイナーになりたい!」と思います。



インターンを始めてから、物事を見る視点も変わりました。たとえば、何気なくWebサイトを見ているときや電車で広告を目にしたときも、「フォントは何を使っているんだろう?」、「美容系はこのフォントが流行りだなあ」、「この構図を今度デザインに取り入れてみよう」といったことを考えるようになったんです。また、先輩がデザインに携わったECサイトが公開されたときには、隅から隅までじっくり見て、先輩のデザインのこだわりを確認しつつ、気付いたことや参考になった点はメモにまとめるようにしています

インターンに役立ったのは、デザイン学校時代にPhotoshopやIllustrator、Figmaなどのツールの使い方を身に付けていたこと。一方で、デザイン学校時代と今を比べると、大きな違いはデザインの先にお客様がいることだと思います。お客様がいる以上、個性を出すよりも、「ECの売上に繋がるデザイン」を突き詰めていくことが大切です。「これからは、“売上アップに繋がるデザイン”のノウハウをたくさん持っている会社だよ」と先輩からも教えていただいたので、そのノウハウを取り入れたデザインができるようになりたいです。

お客様から指名されるデザイナーを目指して、貪欲に吸収していきたい



内定者としてインターンをしてよかったことは、先輩方と仲良くなれたこと。デザイナーの先輩は、それぞれ違う個性を持っていて、みんな素敵なデザインを手掛けられます。ポジティブで面白くて優しい方ばかりで、毎日の出社が楽しみでたまりません。4月の入社式の後は数か月間研修で不在にするので、「早く帰ってきてね。待ってるよ!」と温かい言葉を掛けてくれています。

また、デザイナーの先輩に限らず、他の部署や職種の方とも仲良くなれました。先輩が紹介してくれたり、一緒にランチに連れて行ってくれたりしたことで、交流の輪が広がったからです。AdSISTのエンジニアには外国人の方が多いので、よく英語でおしゃべりもしています。デザイナーも、仕事の中ではさまざまな部署の方と連携するからこそ、オープンマインドでいろんな方とコミュニケーションを取ることによって、仕事のしやすさにも繋がると思っています。

反対に、課題だと思うのは、一つひとつの業務を完了するのに時間が掛かりすぎていること。先輩方を見ていると、高いクオリティのデザインを保ったまま、複数のタスクを同時並行で進めているので、「このままではいけないな…」と思います。先輩方は「慣れたらできるようになるから大丈夫だよ」と励ましてくれますが、「本当に自分もできるかな…」と不安なのが正直な気持ちです。とにかく経験値を積んで、スキルとスピードを磨いて、先輩のようにテキパキ仕事ができる存在になりたいです。

今後は、もっともっとスポンジになって、貪欲に吸収したいと思っていて。デザインだけでなく幅広いことを吸収して、デザイナーとして成長したいです。先輩から「コーディングの知識が付いて、コーダーさんともスムーズに連携が取れるようになるからおすすめだよ」と教えてもらったWeb検定を、入社後にさっそく受験する予定です。

目標は、お客様から「きらりさんのデザインがとてもよかった」や「きらりさんにお願いしたい」と言ってもらえるデザイナーになること。ついこの前、実案件のバナー作成をお手伝いしたときに、お客様から「素晴らしい!」と言われてすごくうれしかったので、評価していただける仕事を積み重ねていって、「きらり」という名前に負けないよう、もっと輝く人になれたらと思います。

※2024年2月のインタビュー時の情報です。

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この記事は 倉本 祐美加 が書きました

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