「威厳はいらない」「誰よりも楽しむ」コーチとインストラクターが語る“私たちのマネジメント論”

category :  COREKARAの日常 , 社員インタビュー

update :  2023/10/19(木)

staff :  endo

お客様の売上UPに即戦力で貢献することをミッションとしている、これからの総合コンサルサークル。
そんな組織において、コーチやインストラクターといった、いわゆる“管理職”の役割としてメンバーを率いているのが、まっすーとぴっぴです。

ロン毛と金髪。ビジュアル的にもインパクトがあって社内でも目立つ二人は、自分たちなりのマネジメントスタイルを築きながら、日々お客様やメンバー、事業に向き合っています。

そんな彼らの、フラットで自然体な姿勢の中に滲む、仕事への熱意に迫ってみました。

まっすー

MASSU

 

2014年入社。総合コンサルサークル所属、コーチ。まだこれから社がマンションの一室にて営業していた際にテレアポ職として入社。その後、ディレクター職として常に月間で20社以上のディレクション業務を遂行。総合コンサルサークルの立ち上げメンバーであり、コーチにも就任。

ぴっぴ

PIPPI

 

2018年新卒入社。総合コンサルサークル所属、インストラクター。学生時代からコスメ中心にインフルエンサーとして活躍。新卒入社後は営業職を経験。総合コンサルサークル配属後、現在はインストラクターとして複数のメンバーをまとめると共に、その丁寧かつ的確な仕事は社内外の評価も高く顧客の信頼も厚い。

視野の広さと視座の高さが必要な、コーチとインストラクター



二人の関係は?

ぴっぴ:総合コンサルサークルのコーチ(先輩)とインストラクター(後輩)です。

まっすー:仕事で絡むようになったのは、ぴっぴが総合コンサルに配属された2020年頃から。東京本社は当時50人くらいしかいなかったから、当然顔は知ってたけど。

ぴっぴ:まっすーさんが2014年入社で、私が2018年入社だから、入社時から先輩でしたね。ただ、当時は仲良くなくて。「後輩に奢ってもらって飲みに行く先輩」ってイメージしかなかった。

まっすー:先輩に奢る代わりに、後輩に奢ってもらうっていうのが僕のスタイルなので。

ぴっぴ:今もそのイメージは変わらないけど、仕事面の印象は変わりました。まっすーさんって、私利私欲が無い人なんです。

まっすー:え?あるよ。

ぴっぴ:でも、「自分の給料だけ上げよう」とか「うちの部署だけが業績を上げられたらいい、ストレス無く働けたらいい」みたいな私利私欲は、まったく無いじゃないですか。いつも会社全体を見ていて、視座が高い

まっすー:「視座が高い」を見出しにしてください。気に入ったので。


では、アイスブレイクも済んだところで本題に(笑)。総合コンサルサークルという組織で、まっすーさんはコーチ、ぴっぴさんはインストラクターを務めていますが、それぞれの役割は?



まっすーコーチは、あるサービスや一事業の責任者です。売上の責任も、給料アップを含めたメンバーの成長についても責任を負います。ビジョンのような、未来の話も考えなきゃいけない立場。つまり、サービスや事業、組織にまつわることすべての責任者です。

まさに、マネジメントが仕事。

まっすー:ただ、これからは各自が自律して動く「ティール型組織」を目指しているからこそ、コーチはピラミッドに表すとメンバーの下にいるイメージで。指示をする上司という感じではなくて、部下を下から支えるべき役割だと思ってます。

ぴっぴさんはどうですか?



ぴっぴ:私はインストラクターとして4人のメンバーを率いてます。メンバーからインストラクターに昇格するときに意識したのは、メンバーの数字を上げることに自分の力を注ぐようにしようということ。

皆で成果を上げることを意識しなきゃいけない立場に?

ぴっぴ:インストラクターはプレーヤーでもあるので、自分の数字も引き続き追いつつ、メンバーの生産性や売上を上げないといけないので、それはなかなか大変です。インストラクター、コーチ、マネージャーと昇格していくたびに、自分ひとり、サークル全体、事業部全体と、全体最適を意識しなきゃいけない範囲が広くなるんだと思います。

まっすー:自分もプレーヤーとして数字も追い掛けながら、人に教えることがポイントだと思ってて。なぜなら、自分がやってないことを人に教えるのは難しいから。自分が一番優れたプレーヤーだからこそ、誰よりもうまくメンバーを育てられるし、自分の背中を見せることでメンバーが育つみたいな側面は、やっぱりあるんじゃないかなと僕は思ってます。

威厳はいらない。メンバーから指摘され、叱られるくらいでちょうどいい



インストラクターに昇格するときに、コーチのまっすーさんからアドバイスのようなものはもらった?

ぴっぴ:私、素直なんで、「マネジメントの極意を10個挙げてください!」っていうミーティングをまっすーさんとしました。

まっすー:したね。美甘さんに教えてもらった極意を伝えた記憶がある。「ネガティブなことを言わない」とか。

ぴっぴ:まっすーさんに教えてもらった中で、特に好きなのが「苦しそうな顔しない」。
まっすーさん以外にも、何人かの先輩と同じテーマでミーティングを開いてもらったんですけど、デラさんも「苦しそうな顔しない、は大事だよ」って言ってて。まっすーさんはデラさんの背中を見て育ってるから、代々受け継がれてきてるんだなって感じました。

まっすー:そうなんだ。

ぴっぴ:ちなみに、先輩から教えてもらったポイントを参考にして、自分なりのマネジメントの極意を10個にまとめて、Evernoteに記録してあります。

まっすー:何か好きなのある?

ぴっぴ:「メンバーを叱った後は、ニコニコしながらボケてみる」。

まっすー:それは、俺もやるわ。



ぴっぴ:まっすーさんと私は、そんなに威厳無いですよね。メンバーから怒られるくらいの関係性の方がいいと思ってるし。まっすーさんと私もそういう関係だし。

まっすー:うん。俺の考えがブレたときや気が緩んでしまったときなんかは、よく指摘される。

ぴっぴ:5個の解決策が机の上に上がってて、まっすーさんが1個を選んだときに、「選んだ理由がロジカルじゃないですよね」って言ったり。

まっすー:そうそう。でも、軌道修正してくれて助かってるよ。

ぴっぴ:でも、私は視野が狭いから、解決策がもともと2個くらいしか見えてなかったりする。だから、まっすーさんと話すことで、残り3つの可能性に気付かされるんですよね。


まっすーさんは、どうやってマネジメントを身につけた?



まっすー:やっぱり先輩の存在かな。先輩のいいところを真似して。でも、特別意識してきたこととか勉強したことはないな。

ぴっぴ:でも、ティール型組織になって組織体系が変わって、インストラクターやコーチが増えてきたタイミングで「どうマネジメントするのが正解だろう」って話が全社で出たときに、いつもモデルケースとして名前が挙がるのがまっすーさんなんです。「まっすーさんのチームを目指せば、チームの雰囲気も良くなって、数字も上がるだろう」って。「誰の下で働きたい?」って話題で、まっすーさんの名前が挙がることも多いんですよ。

まっすー:みんな、面と向かっては言ってくれないけどね(笑)
意識してるのは、とにかく楽しもうってことくらいだけどね。何はともあれ、真っ先に自分が一番楽しむこと

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何よりもまず「楽しむ」こと。そのためには、トライし続けることに慣れること



「楽しむ」ために意識してることは?

まっすーわくわくすることと、飽きないように新しいことに挑戦すること。

ぴっぴ大変さと楽しさって、表裏一体じゃないですか。

まっすー:もちろん。

ぴっぴ:だから、新しいことをやってみたいし、それって常に大変そうだけど面白そうでもあると思ってくれる人が、これからや総合コンサルサークルに合う人なのかなって思います。

まっすー:そうだね。

ぴっぴ:たとえば、みかんを売るとして、街角に出て毎週みかんを何個売るかしか考えられないと、飽きちゃいますよね?でも、「梨も売っちゃう?」とか「みかんのサブスクを始めよう」って案を出せたら楽しいじゃないですか。

まっすー:「みかんを買ってくれそうな人を見分けられるスキルを持ってるヤツを雇おう」とか。

ぴっぴ:「試食サービスやってみよう」とか。総合コンサルサークルは、そういった売上を上げるためのいろんな手段を、一番自由に考えて提案できる組織だと思うんです。大事なのは、その大変さを面白いと思えるかどうか。

まっすー:新しいことをやるのって、大変だもんね。

「新しいことに挑戦することを楽しむ」って、変えられない気質?それとも、環境や心掛けで変えられるもの?



まっすー:変えられると思いますよ。「これ、やってみたい」とか「こんなアイデアが実現したらいいのに」って、たぶん誰もが思ってて。ただ、実際に実行できる人が少ないんですよね、やるのは大変だから。そこで、1回、2回、3回と試し続けてみること。試し続けることは、何歳からでも、どのタイミングからでもできるでしょう。その姿勢さえあれば、次第に「やってみる」ことに慣れてくると思う。

ぴっぴ:慣れてきたら、「再現性を高めよう」とか「優先順位を付けよう」ってことにも目が向くし。

まっすー:「失敗もあれば成功もある。それでいいじゃん」って身をもってわかったら、苦じゃなくなるよね。

ぴっぴ常にわくわくした気持ちで仕事をする姿勢は、メンバーにも持ってもらいたくて。たとえば、売上が上がらなくてお客様からクレームがあったときでさえも 。
もちろん、反省して真摯に対応するのは前提だけど、謝るだけでは何も変わらないし、成果が上がるわけでもない。暗い雰囲気になるだけ。だからこそ、「どんな改善策を提案して挽回しよう」って考えられるマインドでいてほしい

まっすー:逃げるんじゃなく、立ち向かうことで得られるものがあるよね。もちろん、困ったときには俺らを頼ってもらえればいいことだし。

ぴっぴ:私たちは、そのためにいるからね。

飽きないから楽しい。会社のフェーズが変わり、新しいことが次々と降ってくる環境



コーチやインストラクターというポジションの、難しさややりがいは?

まっすー:コーチのやりがいは、自分が思い描いた新しいサービスを実際に作れるところかな。あとは、自分ができることを、誰でも再現できるように仕組み化することとか。
用意されたレールの上で走るんじゃなくて、自分でいろんなものを作ることができるポジションだから面白い

ぴっぴ:難しいと感じてるのは、メンバー一人ひとり、モチベーションの高さも、ライフワークバランスをどれくらい重視するかも違うこと。それぞれの個性を受け止めた上で、目標達成に向けてどうマネジメントすべきかを考えないといけないから。メンバーのやる気に頼らなくても成果を出せるように、仕組み側を変えたり。

まっすー:大事だね。

ぴっぴ:あとは、社長がよく言ってる「テトリス型経営」的なチーム作りをすること。確かにスーパーマンみたいな先輩もいるけど、完璧なプロフェッショナルを集めた組織作りなんて無理だからこそ。

まっすー:出っ張ったり凹んでたりするパーツどうしが重なるゲームのテトリスみたいに、互いの短所を長所で補い合えるような組織ね。

ぴっぴ:全員がスーパーマンじゃなくても、補い合うことで高いパフォーマンスが出せると思ってて。今、うちには5プランのコンサルメニューがあるけど、メンバーには「極められそうなものや、特に興味のあるものを1~2個選んで」と言ってる。全員が5プランを完璧に提案できなくても、それぞれのプランに詳しいメンバーが揃ってれば、隙の無いチームになるから。


まっすーさんは、これからがマンションの一室にオフィスを構えていた時代から働かれていますよね。辞めようと思ったことはない?



まっすー:ありますよ。俺が辞めたくなるときって、飽きたときなんですよね。でも、そろそろ飽きたなと思ったタイミングで、新しいことが定期的に降ってくる。新サービスの立ち上げだったり、大きな課題解決を託されたり。だから、まだここで働き続けようって思って、今に至りますね。

9年前と比べると、会社の規模もぐんと大きくなったけど。窮屈になったりはしてない?

まっすー:もちろん、人が多くなって会社が大きくなることで大変になったこともあるけど、そのぶん楽しさもある。
たぶん、小さい組織のままでも飽きていたんだろうなと思う。組織が大きくなる度に、直面する課題も変わるからこそ、飽きないんだと思う。

ぴっぴ:私が入社した5年前と比べても、会社はすごく大きくなってて。けれど、私が今マネジメントの仕事を任されているのも、人が増えて会社が大きくなって、そのぶんポストができたからなんですよね。組織が成長し続けてこそ、私と同じようにキャリア上の変化を楽しめる機会が得られる人が増えると思うので、変化は良いことだと思うかな。

ちなみに、ぴっぴさんがこれからで働き続ける理由は?

ぴっぴ:まっすーさんです。彼が辞めたら辞めます。まっすーさんがわくわくしない組織には、私もわくわくしないと思うので。

まっすー:これは責任重大だ。飽きないよう、新しいことにどんどん挑戦していきたいですね。

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この記事は 倉本 祐美加 が書きました

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