非デザイナー職がデザインセンス選手権をやってみた!後編
どうも戸田です。 好評でした「非デザイナー職がデザインセンス選手権をやってみた!」の後編です。
まずは前回までのあらすじ
弊社のデザイナー以外のスタッフが、バナーをつくったらどんな奇天烈なものができるのか。 そのデザインセンスを確かめようと小野寺さん、増井さん、名波さん、高田、伊藤、SANAに弊社のセミナー案内のバナーを作ってもらいました。
細かいルールなどはこちら↓
https://corekara.co.jp/blog/news-release/design-championships01/今回そしてこのバナーを審査するのは、、、
西正浩 大手IT企業で制作部門の統括業務に従事。 多いときで年間約5,000サイトもの制作に携わる。 2018年より株式会社これからの取締役兼制作部門の責任者として参画し現在に至る。
多くのサイト制作に携わってきたまさにWEBデザインのプロ中のプロ。 そんなプロの目からみて果たして順位はどうなるか。
ちなみに、事前アンケートの優勝予想、 1番票を集めたのは小野寺さん 2位 伊藤 3位 高田 4位 名波さん
1票も入らず最下位が増井さん、SANA
果たしてこの優勝予想がどのような結果になるでしょうか。
まずは4位から2位の発表!
それでは結果発表をいたします。果たして1番センスがあるのは誰になるでしょうか。 1位と最下位は置いといて、まずは4位から2位の発表!
第4位 SANA
作ったバナーはこちら
■使用画像編集ソフト
illustrator・Photoshop
■ダウンロードした素材のサイト名
無料写真素材 写真AC (https://www.photo-ac.com/)
制作時間
2時間
感想・制作のポイント(テーマ)
シンプルに、分かりやすく
苦労した点
センスが無くて遊び心を採り入れられなかったんで泣く泣く正攻法でキメました。
西さんからのコメント
セミナー開催案内としの条件はそろっているが、バナーとしての工夫、面白みがない。
そうなんです。面白みがこのバナーにはないんですよね。 弊社はコーポレートサイトのスタッフ紹介のページを「どヘンタイ」とうたっております。
また、求人サイトも大きな文字で「どヘンタイ募集」と書いたバナーを貼っている会社。 作った本人も自覚しているようにもう少しインパクトが必要だったのかもしれません。
続いて第3位は、、、
第3位 高田ゆりか
作ったバナーはこちら
使用画像編集ソフト
illustrator・Photoshop
ダウンロードした素材のサイト名
やさしさプラスゴシック(https://slimedaisuki.blog.fc2.com/blog-entry-4117.html)
制作時間
2時間
感想・制作のポイント(テーマ)
サイドメニューに載せる予定だったので、統一感を持たせるためにサイドメニューに使用されているのと同じ赤色にしています。 またセミナーの賑わい感と講師の両方を見せるために2種類の写真を社内共有フォルダより使用しました。
苦労した点
赤を目立たせるために写真を白黒に加工したのですが、色が濃すぎると文字が目立たず、薄すぎると何の写真かわからなくなってしまい、色味の調節が難しかったです。
西さんからのコメント
写真とキャッチがセミナーをイメージできるのは良い。ただ、クリックは美甘さん(写真右側の男性)のネームバリューにかかっている。 うちのセミナー案内のバナーでこんなの見たことがある気がする。
実際にセミナー用のバナーを作っている高田。見たことのあるバナーというのはご指摘通り。 販促や集客に使うバナーは自分たちを知らない人が見た上で、サービス内容が想像できるわかりやすさというのが大切になります。そこが少し欠けていたのかもしれません。
そして惜しくも優勝に手の届かなかった第2位は、、、
第2位 増井貴大
作ったバナーはこちら
使用画像編集ソフト
photoScape X for mac
ダウンロードした素材のサイト名
ぱくたそ(https://www.pakutaso.com/)
制作時間
1時間10分
感想・制作のポイント(テーマ)
・スクープ記事風のデザイン ・CTRが上がるようにポイントでピンクを使用 ・セミナーのテーマにこだわらず素材を選定
苦労した点
文字サイズのバランスと配置
西さんからのコメント
写真とキャッチが合っているのは良いが、なぜ「直視できない」なのか意図がまるで理解できない。説得力がいまひとつ足りていない。
惜しくも2位は増井さん。ただ、2位に対してのコメントとしてはやや批判のパンチ力が強い気も……。
個人的にはこれが1番出来がいいんじゃないかなと思っていたので、僕としても少し悲しい2位。 ただ、優勝予想が0票だったことを考えると大健闘の2位なのかもしれません。
栄光の1位はいったい誰の手に!?
ここまで順当といえば順当な結果発表ですが、残るメンバーはあと3人。 栄光の1位、そして不名誉な最下位に選ばれるのは誰だ!
まずは1位の発表!
第1位 小野寺克吉
作ったバナーはこちら
使用画像編集ソフト
Excel、ペイント
ダウンロードした素材のサイト名・URL
罫線:https://ai-catcher.com/ 黒板:http://www.thebridgelive.org/ フォント:http://falseorfont.web.fc2.com/
制作時間
2時間
感想・制作のポイント(テーマ)
弊社らしい変態さとセミナーという勤勉さをMIX
苦労した点
チョークっぽいフォントがなかった。
西さんからのコメント
セミナー開催案内の情報がそろっている。また、弊社の「どヘンタイ」という特色が1番でている。 そこまでは良いが、吹き出しのやっつけ感がその分ひどい。もう少しどうにかならなかったのだろうか。
優勝は小野寺さん!さすが優勝候補!きっちり優勝をしてくるところ、すばらしいです。
優勝できてよかった!ただ、吹き出しのやっつけ感、その通りだわ。ちゃんと見られてんだね。
そうなんです。今回ちゃんと見てもらっているんです。だからこそ、優勝者にもコメントは厳しくなってくるわけです! 細かいディテールまで凝って作ると、粗さも目立ってきます。目立つところの画像やフォントに注意した次は全体のバランスを考えることも大切になります。
それではいよいよ最下位の発表。今回1番出来栄えの悪いバナーは誰の作品だ!
同率最下位!!
名波さん・伊藤!!!
まさか同率で最下位になるとは! もともと伊藤は事前優勝アンケートで2位につけていました。 それが波乱の最下位に。それでは2人の作品と講評を見てみましょう。
6位 名波聖人
作ったバナーはこちら
使用画像編集ソフト
KINGSOFT Spreadsheets 2016
ダウンロードした素材のサイト名
フリー写真素材ぱくたそ(https://www.pakutaso.com/)
制作時間
1時間43分
感想・制作のポイント(テーマ)
押忍!バナー制作ド素人の私の独断と偏見ですが、バナーは画像選びが要と判断し、それに対して最も時間と集中力を費やしました。 おかげで、個人的には満足の行く作品に仕上がりました。押忍!!
苦労した点
押忍!すでに記載した内容と重複しますが、画像選びに最も苦労しました。 が、苦労の甲斐あって、個人的に満足の行く画像と出会うことが出来ました。押忍!
西さんからのコメント
写真選びで満足して、フォント選び、文字色から工夫する気が感じられない。
押忍!終わった後、フォントっていろいろ変えられるの知ってますか?と聞くと、「そんなことが自分にできるなんて発想がなかった」とのこと。 センスの前に、パソコンの知識が大きなハンデに!押忍!
6位 伊藤竜司
作ったバナーはこちら
使用画像編集ソフト
Photoshop
ダウンロードした素材のサイト名・URL
制作時間
1時間43分
感想・制作のポイント(テーマ)
案外思いつかない、シンプルにつくった。
苦労した点
素材探し。なにに向かって作ればいいか分からなかった。
西さんからのコメント
抽象的な表現に逃げていて、「最新セミナー開催情報」という最低限の要件を満たしていない。
何も理解していない伊藤。案の定、指定した文言を理解していなかった様子。 できあがったバナーを各自見せ合ってる際、名波さんが「伊藤、俺もこの画像使おうとしてたんだよ!よかった、かぶらなくて」と話していたのが今となっては印象的。 使用画像はかぶらなくても、結果は一緒、同率最下位!
お互い最下位にはならないと思っていたため、かなり落ち込んでおります。
西さんからの総評
最下位の2人を除いて、あとはどっこいどっこい。どこを切り取ってみるかで変わる程度の差です。
全体的に辛口のコメントが多かった今回のこの大会。やはりプロの目から見ると、どのバナーもまだまだということでしょう。 ただ、その小さな差でもしっかり優勝する小野寺は面目が立った結果に。
おめでとう小野寺さん!スゴイぞー!!カッコいいぞー!!
本職のデザイナーに作ってもらう
散々辛口で講評してるけどさ。そんなに違うものなの?批判は簡単だろ!と審査をした西さんに詰め寄り、忙しい中デザイナーの入江さんにバナーを作ってもらいました。
そうしてできたバナーがこちら
やっぱ違う……。指摘されていた内容が細かく網羅されています。 1位の小野寺さんのバナーと比べても、細部まで凝っているのがわかります。
確かにこのバナーを見たら、川村さんというECに詳しい人が関わっていることがわかり、「5分に1人エントリー中!!」の文言で人気のセミナーということが感じられます。
また、インパクトのある写真と目立つ背景色から、個性的な会社という社風も見えてきます。
ただそれでいてフォントから背景とネクタイの色までも合わせたものを作り、バランスの整ったバナーになっているさすが本職のデザイナーだなというところでしょう。
プロが作ると短時間で質の高いものができます。 餅は餅屋、バナーつくりはデザイナーに任せるのが1番! もし、自分のセンスでWebサイト作りに限界を感じたら、プロの力を借りてみるのもひとつの手かもしれません。
サイト制作にお困りの方がいれば、まずは気軽にご相談から。
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