【日常に潜むヒント】牛丼チェーン松屋から学ぶ自社ECサイト!

category :  EC売上UP

update :  2018/09/11(火)

staff :  corekara

皆さんの好きな牛丼屋さんはどこでしょうか。
吉野家?すき家?なか卯?
色々な考えの人がいると思いますが、僕の一番好きな牛丼屋さんは松屋!
そこで、今回は松屋の魅力とそこから学ぶ自社ECに活かせる教訓をお伝えいたします。

松屋のここがすごい1「お得感の演出」

特別感ついて

皆さん、そもそも松屋には「牛丼」というメニューがないのはご存知でしょうか。
実は、松屋には牛丼というメニューはないのです。

では、皆さんが想像する牛丼っぽいメニューというのはというと、
「牛めし」になります。

松屋の牛丼は、「牛丼」ではなく、「牛めし」なのです。

では、この「牛めし」には「プレミアム牛めし」と、ただの「牛めし」の2種類があるのをご存知でしょうか。
知らなかったという方、松屋を楽しめていないため、非常にもったいないです!

このプレミアム牛めしと牛めしですが、
実は一般的な松屋に置いているのはプレミアム牛めしです。
取り扱い店舗数は2018年9月の地点で577店舗。
お値段は並が380円。
プレミアムと名前が付いているのに、「高い!」というイメージはないと思います。

他の牛丼チェーンだと
吉野家の牛丼並は380円
すき家の牛丼並は350円
なか卯の和風牛丼380円
です。
すき家よりは高いですが、「プレミアム」という特別体験を他の牛丼チェーンと同じ値段で楽しめるのです。
どうでしょうか。すごくお得な感じしませんか?

ちなみに「牛めし」の並は320円と安いです。
ただし、取り扱い店舗も2018年9月の段階で377店舗と少ないです。
そうです、ここも嬉しいポイント!

普段はプレミアム牛めしを食べ、プレミアムな気分に浸っている人も、 たまたま見つけた松屋に入ったら「牛めし」が!

という体験を通し、ちょっとラッキーだなという気持ちになることができるのです。
また、日ごろ「牛めし」の人も、320円という牛丼チェーン最安値の牛丼を楽しめ、
かつ、別の店舗に行けば60円多く払うことで特別な気分を味わうことができます。
こんなにもコスパのいいプレミアム気分を体験する方法は他にはないです。

そのため、僕は松屋に行くとお得な体験ができたな!という満足感を得て、食事を楽しんでいます。

自社ECサイトに活かすのなら

これは自社ECサイトにも重要なヒントとなります。
あなたのお店は、お客様にお得感を演出させる構成にはなっていますでしょうか。

自社ECサイトでのお得感を演出するには 「プレミアム牛めし」と「牛めし」のような関係の商品を作るのは1つのやり方です。

例えばスタートアップの商品として廉価版の「牛めし」と、
それよりももう少し高級な原材料で作った「プレミアム牛めし」を作ります。
ここの価格差をあまり付けないで販売した場合、お客様はプレミアムのほうを選ぶようになります。
これは、販売単価を高める施策になるでしょう。

また、お得感を感じてもらうために「いくら以上の購入をしたら送料無料」という施策も効果的です。
せっかく買うのなら送料無料で買いたい、ということで、
例えば、送料を5,000円以上の購入で無料にしたら、平均購入単価が5,000円になったりと、
お客様はお得を感じて購入をしようとする傾向もあります。

お得感を演出した購入をさせる施策は、お客様の満足感を高める施策として非常に有効です。

松屋のここがすごい2「他店にはない優しさ」

松屋の味噌汁

松屋が他の牛丼屋と大きく違う点は、「味噌汁」が無料でついてくるところにあります。
普通牛丼を頼むと当然味噌汁は別売りです。
しかし、松屋は基本的に味噌汁がセットでついてきます。
僕のような松屋に最も行く人からすると、松屋で味噌汁セットの牛丼が当たり前になってしまいます。
なので、他の牛丼屋に行くと味噌汁がないことに寂しさを覚え、つい別料金で味噌汁を頼んでしまうようになってしまいます。
むしろ、これって松屋的には儲けの機会を減らすことになってるのでは?
と思うほどです。

しかしだからこそ、この優しさが嬉しくて、僕は松屋が好きに通うようになっていきました。

自社ECサイトに活かすのなら

自社ECサイトで活かすなら、他店とは違う「特典」などを付けることが、この優しさにあたるでしょう。
例えば、酒屋であれば「おつまみ」をつける、のような
お店ごとの特徴にあった何かしらの+αの特典を付けることが大切です。

実際に成功しているお店の多くは、
毎月購入者プレゼントや、レビューを書いた人にポイント付与
このような購入者に優しい特典がもらえる施策を行っているお店も多くあります。

こういう嬉しい何か優しさがあるかないかというのが、
ECサイトや牛丼チェーンの成功において大切な点になります。

松屋のここがすごい3「自動化」

食券制度の導入

松屋の大きな特徴に、「食券制」の導入があります。
これは、僕のような人と話を極力せず、食事をしたい人にはとても嬉しいシステムです。
また、最近一部の店舗ではセルフサービスの店舗もあり、
どんどんと人手をかけないで済む部分を自動化しています。 これにより、人的コストを削減することができております。

自社ECサイトに活かすのなら

自社ECサイトの運営においても、こういった削減できる部分はできるだけ削減していくことが大切です。
自社ECサイトの運営で「人手」が足りないという部分で悩んでいる方は、非常にたくさんいます。
しかし、ひとつひとつの業務を最適化し、行うべき運営のポイントを明確かしていくと、
実は行わなくてもよい作業をしている方多くいらっしゃいます。

ECサイトの運営に関しては、
・運営には何が必要か
・ルーティーン化し作業工数を減らせる部分はどこか
この2つを明確にする必要があります。
中には、在庫連動のシステムや、チャットボットを導入したほうが、
作業からみたコストが落とせるケースも多くあります。

そのために自分たちのサイトに必要な部分は何かを明確にしていきましょう。

まとめ

松屋には自社ECサイトの売り上げを上げるヒントがたくさん隠されています。
ただ、こういったヒントはどこに隠されているかわかりません。
日常に潜むさまざまなポイントに、自社ECサイトの売り上げを上げるヒントは隠されています。
皆さんも常にどこにそのヒントがかくされているか、目を光らせ生活していくことが
売り上げを上げる上での大切なポイントになるかもしれません。

toda

この記事はとだとだが書きました

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