苦しかった時期を乗り越えた創業メンバー、今は“憧れられる支社づくり”に注力
彼は、「『働きたい!』『異動したい!』と思われる支社づくり」を目標に、支社を率いています。
岡田が入社したのは、2012年9月。
これからが創業してわずか8カ月後、つまり彼は創業期からの叩き上げメンバーとして、これからの成長に貢献してきました。
今月や来月の給料を自分で稼ぐ他ない「未来が見えなかった」という厳しい時代から、地道な営業活動や組織づくりを行い、今のこれからを作ってきたのです。
過去も今も、これからを引っ張る存在として欠かせない彼に、入社の理由や会社の転換点、現在率いている支社の特徴、そして後輩メンバーに送りたいアドバイスを伺いました。
岡田さん
Okada San
2012年これからに入社。大阪・名古屋支社長。
IT企業でこれから代表の今泉と出会い、退職後まだ創業8ヶ月のこれからに転職。平日は大阪と名古屋を行き来し、週末には家族の時間を楽しむ。
元アパレル店員でおしゃれ。情に厚く涙もろい一面も。
夢は鳥になること。
「人の下で働きたくない」からこそ、周りより行動して結果を出した
スーツが嫌い、右へならえの空気が嫌い、「あれやれ、これやれ」と指図されるのが嫌いという性格で、「サラリーマンになんて絶対なりたくない」と思っていた学生でした。
服が好きだったため外資系アパレル企業に就職しましたが、スーツこそ着なくていいものの結局はサラリーマン。体育会系の上司に、入社初日から全社員の前で怒鳴られる経験もしました。
アパレル業界で何度か転職し、転機を迎えたのは3社目でのこと。ファッションビルの中の店舗で働いている時、同じく店員として働いている同い年の子がいたんです。めちゃくちゃ接客が上手で地頭が良いその子を見て、「ここでずっと働いても、この子には勝てない」と思ってしまいました。ネガティブになると、「稼ぎも少ないし、このままここで働き続けてもなあ…」と将来も不安になってきて。そんな折、本部と喧嘩をしてしまったこともあって退職することに。これを期にキャリアを考え直しました。
当時、着なくなった服をオークションに出して収入を得ていたこともあって、「これからはITの時代では?」という思いは少なからずありました。
インターネットで検索をしていて見つけたのが前職のITベンチャー企業。20代から活躍できそうな環境だったため、飛び込むことを決めました。
人の下で働くのが大嫌いなので、「1年半でこの部署の部長になる。なれなければ辞める」と決めて、がむしゃらに働きました。
テレアポで新規アカウントを獲得しなければならなかったのですが、周りの先輩方を見ていると架電数は1日20~30件。「経験や能力で負けていても、行動量でなら勝てる」と1日100件以上掛けた結果、周りの3倍のアカウント数を獲得。結果を出して、1年で大阪拠点長に就任できました。
これからの代表取締役である今泉とも、前職で出会いました。
少しだけ、彼と同じ部署で働いた期間があって、それまでは怖いイメージだったけれど一緒に働いてみると柔らかい方で、僕の提案を何でも受け入れてくれたんです。それで、「働きやすいなあ」と感じました。今泉が退職する際に「自分でやるんですか?」と聞いたら、「何かあったら連絡して」と言われて。それで、今泉が辞めて半年ほど経って、僕が転職を考えるようになった時に、最初に今泉へ連絡したんです。そしたら「いいよ」と即答してくれたので、これからに入社しました。
苦しかった創業期…辞めなかったのは「仲間」の存在があったから。そして、転機もまた「仲間」
僕がこれからに入ったのは、2012年9月。
当時はまだまだ創業期でしたが、一番大変だったのはやっぱりお金の面です。
最初は前職からガツンと給料が下がりましたし、当然ボーナスもありません。
それどころか、25日に給料がちゃんと入るかどうかも、自分たちがどれだけ受注できるかどうか次第という日々。給料日前になると胃が痛くなる毎日が2年くらい続いたでしょうか。そんなギリギリの日々だったので、辞めていくメンバーもいました。
入社して1年半後、前任の責任者が退職したタイミングで、大阪支社長になりました。
前職で管理職経験が長かったとはいえ、会社の状況もまったく違いますし、当時は本当に先が見えずしんどくて。みんなが帰った後に、悩んでトイレから出られないこともありました。そんなキツイ中でも踏ん張り続けられたのは、周りのメンバーの存在があったから。支社には、僕より先にこれからに入社して、大阪支社の立ち上げに携わったメンバーもいる。それなのに、後から入った僕が支社長になることを受け入れてくれて、みんな一生懸命に働いてました。そんな姿を見て、「彼らより先に辞めることは絶対にできない。辞めるなら、最後に辞めよう」と、頑張ることができたんです。彼らの多くが、今もこれからに残って活躍しています。
振り返ってみて、転機だと思うのは新しい仲間を迎え入れたタイミングです。
まず、僕が支社長になって間もないタイミングで、東京本社で新入社員第1期生を5名採用したんです。「会社がこんな状況の時に新卒を採用して、彼らの人生も背負うなんて考えられない」と、まったく理解できませんでした。けれど、「彼らの分まで結果を出さなければ」という責任感が既存社員に生まれて、会社が好転したんですよね。それに、第1期生はみんなすごく成長して、全国1位の営業成績を収めたり福岡支社の立ち上げを担ったりと大活躍をして、これからを支えてくれている。あの時期に新卒採用をするなんて決断は、今泉さんだからこそ出来たことだったと思います。
また、役員が増えたことも、会社にとってプラスになりました。
それぞれの役員が専門分野や経験を持ってこれからに加わったため、ナレッジがどんどん蓄積されていって。現在セミナーをたくさん開催しているのも以前の役員の発案ですし、アライアンス周りに強い役員が加わって成長が加速するなど、会社が大きく変わっていったと思います。
「明日、自分が倒れても、回り続ける組織を作る」ことが使命
現在、僕は大阪支社長と名古屋支社長を兼任しています。
大阪支社は現在14名。
もともとは30代、40代の社員が中心でしたが、今年は新卒が3人加わりました。みんな仲が良く、よく笑い、個性的な子ばかり。彼らが入ってきてくれたことで、より明るい雰囲気の中で仕事ができるようになったし、バランスの良い組織になっていると感じます。大阪支社は小売業のお客様が多くて、コミュニケーションを大事にされるお客様も多いので、明るい性格の子にピッタリだと思います。
一方の名古屋支社は、2020年に立ち上げたばかりで6名の組織です。
大阪支社に比べると少し落ち着いた雰囲気ですが、まとまりがあり、人数が少ない分1対1の良好な関係性が築けているかなと。営業を任せているメンバーが、モチベーターとして盛り上げてくれていますよ。名古屋はものづくりのまちであるため、お客様にはBtoB企業が多く、大きな商談機会にも恵まれています。
支社にはそれぞれ、営業や広告運用やコンサルティングや制作などさまざまな部署のメンバーが揃っています。
組織体制上、メンバーは本社にいる上長とも、直接コミュニケーションを取ることができるので、「支社だから仕事がやりづらい」ということはありません。「東京で働きたい」という人がまだまだ多いですが、「支社で働きたい!」「支社へ異動したい!」と憧れられる支社にしていきたいですね。
ちなみに、支社長である僕のモットーは「仕事をしない」ことです(笑)
たとえ明日僕が倒れたとしても、回り続ける組織を作ることが支社長の役割だと思ってるだから。各支社にキーマンを立てて、彼らに支社長の代理のような役割を担ってもらっています。彼らが僕の考えを汲み取ってくれて、うまく支社をまとめてくれていますね。フォローしてくれるメンバーがいるからこそ、2拠点の支社長を務められています。
あと、メンバーがどう思っているのかは聞いてみないとわかりませんが、メンバーとの距離は近い方かなと。
と言うのも、僕自身が人の下に付くのが嫌いだからこそ、「誰も好んでお前の部下になってないからな」と、いつも自分で思ってるんです。だから、できるだけメンバーと同じ目線に立とうと心掛けていて。あと、SMAPの名曲「セロリ」の歌詞に、「育ってきた環境が違うから 好き嫌いはイナメナイ」ってあるでしょう。この通りだと思うから、メンバーの特性を理解したマネジメントやコミュニケーションを心掛けています。
事業や組織が成熟しても、創業期の精神は忘れたくない
創業時からこれからに関わっていますが、会社はかなり大きくなり、セクションが整備されて、仕事に集中しやすい環境がどんどん整ってきていると思います。
一方で、各セクションを率いるリーダー的存在の数はまだ不足していて。これからはピラミッド型ではなくティール型の組織ですが、やはり舵取り役となるようなメンバーは必要なので、こうしたポジションで活躍したいという希望を持つ方にとっては、チャンスが大いにある環境だと思います。
また、現在これからはIPOを目指していて。
キャリアの中で上場を経験できる機会なんてそうそう無いですし、絶対にエキサイティングな経験ができると思うので、そういった意味でも今のタイミングでこれからに加わると面白いのかなと。
個人的には、創業期のスリルを忘れられないし、忘れたくなくて。
あの当時と同じ状況を体験したいというわけではないけれど、ガムシャラな気持ちは絶対忘れたくないし、「安定」に居座りたくはないですね。これからも、野心を持って働き続けたいと思っています。
後輩や今後これからに加わってくれるメンバーにアドバイスをするとしたら、「自己分析をしなさい」と言います。
「SWOT分析」を活用して、自分の強みや弱みが何なのか、人から自分がどう見られているのかを把握した上で強みを生かしていくことが、働く上ですごく大事だと思うんです。もちろん、ただ分析するだけじゃなくて、その上で周り以上の行動量を積み重ねることが必要ですが。それに、自分のことが理解できれば、一緒に働く相手のことも理解できるようになって、互いに心地よく働くためのコミュニケーションが取れるようになると思うんです。組織で仕事を進める上で、自己分析と自己理解は必ず行ってほしいですね。
そして、大阪支社も名古屋支社もまだまだ人数が増えていくので、僕としてはぜひ支社に入って活躍していただきたいです。そういう人たちと、一緒にもっと高みを目指していきたいですね。
\メンバーから岡田さんにひとこと/
◼岡田さんはド変態の言葉がこれからで一番にあう方いい意味でクレイジーです。ユーモアあふれ、社内の雰囲気を明るく全員を巻き込んでいくムードメーカー。
会社では人望にあふれ、ご意見番長のような方で、間違いなく私の人生で今まで見たことがないような方です。
そんな岡田さん、ご家庭では息子さん娘さんを愛しよきパパでもあります。
時には娘さんと作った曲を聴かせてくれます。
覚えてしまうほどリピートして流すので、私なんかは普段の生活でも歌うことができます。
名古屋・大阪支社を見てくださっている岡田さん、いつも感謝しています!
(名古屋支社 制作より)
◼何も考えてない様に見えて、誰よりも深く考えてる。
むちゃくちゃめんどくさがりだけど、実は一番面倒くさい事をしてくれてる。
いつもふざけているように見えて、いつもふざけてる。
どんな問題でもマルっと解決してしまう魔法使い。
岡田さんが居ると、社内の騒音レベルが30ぐらい上がります。
一言で言うと「最高の上司」です。
(大阪支社 営業より)
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