「あなたにディレクションしてほしい」と言われる存在へ。社内外から信頼されるディレクターの信念

category :  COREKARAの日常 , 社員インタビュー

update :  2024/02/06(火)

staff :  endo

2022年5月に、ディレクターとしてキャリア採用で入社したさっちょん。事業会社での営業・マーケティング経験やWeb制作会社でのディレクター経験、入社後に身に付けたカートシステムに関する豊富な知見を生かして活躍しており、社内外から厚い信頼を得ています。

ディレクターの役割を「交通整理」だと捉えるさっちょんは、常に俯瞰的に物事を見つつ、お客様と社内メンバーの思いを汲み取りながら、理想のゴールに向かうチーム作りを牽引してきました。

周りをポジティブに巻き込みながら、困難も楽しんでキャリアアップを続けるさっちょんが、ディレクターとして必要な素養や、これからでディレクターとして働く魅力を語ります。

さっちょん

sacchon

 

2022年5月入社。制作サークル所属ディレクター、インストラクター。事業会社で約4年間、営業兼マーケティングとして商品開発や販売戦略の立案に携わり、小売業界における商品の“見せ方や売り方”などを習得。コーポレートサイトの制作会社ディレクターを経て、EC業界の最先端での成長環境を求めてキャリア枠でこれからにジョイン。随時10件以上の案件のディレクションを手掛けており、丁寧かつスピーディな仕事が社内外から評価され、入社後約半年でインストラクターに昇格。プライベートでは2児のママ。

販売戦略の立案からEC用の商品画像加工まで、幅広く手掛けた事業会社時代



大学時代は関西で一番大きなドン・キホーテで4年ほどアルバイトをしていて、商品が流行り売れていく流れを目の当たりにしてきました。大学卒業後すぐ長男を出産したので新卒就活は経験していないんですが、正社員としてキャリア形成のきっかけとなったのは機能性ウェアメーカー。営業兼マーケティングだった私は、卸し先への営業活動を行ったり、商品開発や販売戦略の企画・立案、コストや在庫管理などのいわゆるMD業務に携わったりしていました。
当時の取引先のメインは実店舗でしたが、まだ社内で誰も開拓していなかったAmazonや楽天に出店している取引先を見つけて自ら商談しているうちに、EC販路を任されることになりました。モールの担当者と一緒に「どうすれば商品が売れるだろうか」と考え、自ら一眼レフで撮影し、IllustratorやPhotoshopで商品画像を加工するなど、かなり幅広い業務を経験しました。その中でさらにECサイトへの可能性を大きく感じ、転職を考えるようになりました。

ご縁があったWebサイト制作会社に入社したものの、そこはECサイトの制作事例は少なくコーポレートサイトの制作をメインに手掛けていたためどこか物足りず「やっぱりECサイトの制作がしたい!」と思うように。ただ、そのタイミングでグロービス経営大学院に通ってクリティカルシンキングを学んだり、半年間がっつりWebディレクションの経験を積んで仕事の理解を深められたからこそ、その経験を生かしてこれからに応募できました。



これからを知ったのは、メーカー時代からメルマガ購読していた通販業界最大級のメディアである『ECのミカタ』の『EC業界相関図』というコンテンツがきっかけです。EC業界の最先端の会社をとにかく探していたので、まず直近5年分の業界相関図をダウンロードしました。その中でこれから社は唯一「毎年掲載されている」「大阪にも拠点がある」「成果を出せば正当に評価される制度や環境がある」という転職軸にマッチしていて、あと社風がやたら面白そう(笑)であることに惹かれ、すぐにコーポレートサイトから直接応募しました。

ディレクターの役割は「交通整理」。案件を俯瞰的に捉えてゴールに導く



ECサイトのディレクターは、スケジュール管理などの進行を行いつつ、ECサイトの公開までを取り仕切るポジションです。受注してくれた営業からパスを受け取ってからは、お客様と「どんなサイトにしましょうか」と相談して着地点を決めたり、サイト構成や機能要件が固まったら、社内のデザイナーやコーダーに依頼を行ったりします。案件の内容や規模にもよりますが、キックオフミーティングを行ってからサイト公開までは1~3か月ほどです。

現在、私は常時10件以上のECサイトのディレクションを担当しています。マルチタスクに対応するために重要なのは、忘れっぽい自分の記憶はアテにせず(笑)情報の住所を明確に決めてとにかく記録すること。タスク管理ツールのTrelloで、「to do」「余裕があれば取り掛かる」「一旦待ち」など、カテゴリやステータスごとに案件進捗状況を把握しています。ときには、お風呂に入っているときに「あのタスクもやらなきゃ!」と思い出して、急いで入力することもあります。

私は、ディレクターの役割は「交通整理」だと思っています。事前に営業がプランや契約範囲を固めてきてくれてはいますが、お客様から後で「もっとこうしたい」というご要望が出てくることもあるからこそ、どこまでが実現可能かを明確に回答したり、何をゴールにするかを決めたりする必要があるから。かつ、ただリクエスト通りのECサイトを作るのではなく、そのECサイトのゴールを実現するためには何がベストかを判断して、より良いアイデアを提案することが求められるからです。目指すべきECサイトの方向性や着地点を明確にした上で、チームを束ねてゴールに導いていくのが重要だと思います。



その上で重要なのが、 クリティカルシンキングです。クリティカルシンキングとは、感情や経験や直感に頼らず、情報を客観的に分析することで、課題や物事の本質を見極めて問題解決をすることです。とはいっても、論理的に伝えただけでは「理屈はわかるけど…」と言われてしまうので、問題解決に向かうための道筋を、周囲の人に納得してもらえる形で伝えることも重要です。だからこそ、お客様の目線はもちろん、案件ごとにチームを組んで一緒に取り組む社内のデザイナー・コーダーの目線も大事にしていて。ときには「お客様のご要望は消費者目線では良い案に見えるけど、CMSのシステム的には様々な要素でかなり負担のある実装になっててしまう」といったケースもあるからこそ、デザインやコーディングの事情を考慮した上で、 チームにとってベストな着地点を見つけながら、周りを巻き込んでいくことを意識しています。

さっちょんと働きたいあなた!

案件の規模に関係無く、常に挑戦をしてベストを尽くしてきた



これからは、EC制作においてshopify・futureshop・メイクショップ・カラーミーショップ・ecforceや・楽楽B2Bなど、多種多様なカートシステムの特徴を熟知しており、お客様のご要望に適したカートを選定し、その機能を生かした制作ができることを強みとしています。だからこそキャリア入社した当初は、カートシステムごとの違いを掴むのが本当に大変で。マニュアルや過去事例を参考にしながらそれぞれの管理画面で何ができるのかを確かめつつ、短期間でインプットとアウトプットをひたすら繰り返して、常にお客様へ「プロ」として提案できるよう尽力してきました。
ただ、もともと好奇心旺盛な性格だったことと、ECに特化したくて入社したこともあって、まったく苦ではありませんでした。そして必死に学んで得た知識を生かして、今ではshopifyやfutureshopなどの大型案件のディレクションも多く任せてもらっています。

ここまで話すと常にエンジン全開で仕事しているように見えるかもしれませんが、あくまで子持ちのママなのでもちろん子供が体調を崩して思うように仕事ができない日などもあります。そんな時はテレワークを使ったりできているので助かってます。業務のコントロールが出来ていれば有給を取って授業参観や子供の行事も参加できますし、PCさえあればどこでも仕事できることもディレクター職の良い点です。



また、事業会社時代には営業職も経験していたからこそ、BtoB企業ならではのお客様とのコミュニケーションにも困りませんでした。ECサイト構築の知識が身に付いた今では、「御社の商材には特徴があるため、このようなカスタム制作を組むこともおすすめです。こうすることで更新面も楽になり、ユーザーへこのような訴求ができるようになって購入率にもきっと影響します」というように、お客様にメリットがあると思うときには追加提案も自ら行っています

最近は、社内外から「さっちょんさんと一緒にECサイトを作りたい!」と指名をいただくケースも増えてきて、とてもうれしいです。私がディレクションをしたECサイトを、営業時に事例として紹介してくれて、お客様から「このサイトのディレクターが担当してくれるなら契約するよ」と言ってもらえたこともあったようで、ディレクター冥利に尽きると思います。案件の規模に関係無く、すべての案件でベストを尽くそうと考え、常に新しい挑戦をしてきたことが実っていると感じます。大型案件を担当させていただく機会が多いため、時には「どうすれば実現できるんだろう」という難しい要件に直面することもありますが、同じECサイト専門として働く、社内の信頼できるデザイナーやコーダーと相談しつつ理想通りの実装ができたときには、大きなやりがいを感じます。

「EC業界で一番強いチームを作りたい」

これからはECサイト制作に特化している会社だけあって、品質のクオリティを担保しつつ、 手掛ける制作量が圧倒的だと思います。かつ、EC業界の最前線にいて、アプリやCRMツールなどを開発している企業とのネットワークもあるからこそ、魅力的な案件や大規模な案件にも携わることができたり、業界の最新トレンドをキャッチアップできたりするところは、大きな特徴だと感じます。

また、評価テーブルや給与テーブルが開示されていて、どうすればキャリアアップできるのかや、どうなれば年収がいくらに達するのかが、明確になっているところもいいなと思います。私も入社から7か月ほどでインストラクターに昇格しましたが、社歴や年齢関係無く、成果によって正当に評価されるところや、出る杭が打たれる文化が一切無い ことも、これからの良さだと思います。
正直まだ日本国内では「子持ち」というだけでキャリアアップが中々難しい環境である会社も多いと思いますが、若くして出産して2児を育てながらでも、求められるKPIを理解し達成すれば役職につける環境であることは、今泉社長のおかげでもあり、私にとっては本当に働きやすいです。



ディレクターとしてこれからにキャリア入社する上では、「短期間で圧倒的な成果を出す!」という意気込みが必要だと思います。かつ、ベンチャー企業ゆえにまだまだ開拓できていない領域の仕事もあるので、KPIを達成し続けつつ、まだ誰も手を付けていないことに自ら挑戦できる人が合っていると思います。

私は今31歳ですが、営業やマーケティングなど他部署も含めて、これからでは私と同世代の若いメンバーがそれぞれ管理職として活躍しています。自分たちの世代が中心となって会社の未来を創っていくことができると思うとわくわくしますし、もっともっと貢献したいと思います。今後もプレイングマネージャーとして活躍しつつも、自分の知見や経験や思考を周りに共有して、EC業界で一番強い制作チームを作ることを目標に頑張ります。

さっちょんと働きたいあなた!

Kuramoto

この記事は 倉本 祐美加 が書きました

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