わずか4分で即完売!海外発の「YOPE」を日本でバズらせた、ブランディングの秘訣とは
SNSでバズった人気商品は販売開始から4分で完売し、ECサイトの売上はオープンから1年半で10倍以上を達成するなど、日本でも話題のブランドへと成長しているYOPE。
ECサイトを含めたブランディング戦略など、代表の上田様(写真左)と広報の飯田様(写真右)に貴重なお話を伺いました。
株式会社CREAKU様
CREAKU Co ., Ltd.
■所在地:福岡県福岡市中央区渡辺通5丁目10-18
■代表者:代表取締役 上田 幸徳
■ECサイト:
・YOPE
https://www.yope.jp//
コロナ過で戦略を練り直し、自社のECサイトをオープン
ヨーロッパで人気の「YOPE」を、日本で販売するようになった経緯を教えてください。
上田:海外の展示会で出会ったのがきっかけです。YOPEの世界観や創業者の理念に共感し、ポーランドの本部を直接訪問するなどして想いを伝えた結果、私たちに任せていただけることになりました。飯田:日本での卸販売は、2019年からスタート。そして2020年7月には長崎県に実店舗、12月にはECサイトをオープンしました。
ECサイトの開設は、なぜそのタイミングにされたのですか?
上田:元々の戦略では、全国の百貨店などでポップアップストアを展開し、しっかりブランディングしてからECに移行する予定でした。
しかし、コロナ過で全てのイベントがキャンセルになってしまい、売上を立てるにはECしかないと思ったんです。
ショッピングモールではなく、自社のECサイトにした理由はなんですか?
それもブランディングの一環です。今の段階では「どこでも買える」というより、自社のECサイトに限定して、YOPEの世界観をしっかり打ち出したいと思いました。
これからの社員と意気投合!
仕事でもプライベートでも信頼できる関係に
株式会社これからとの出会いは何でしたか?
飯田:実は以前、営業の電話をいただいたことがあって。ECサイトを制作するタイミングで、あらためてHPを拝見したら「すごく面白そうな会社」だと思いました。ありがとうございます。ちなみに、HPのどこに惹かれたんですか?
飯田:会社案内の「メンバー紹介」は、社員さんをすごく身近に感じて面白かったです。上田:それこそ、こちらの「お客様インタビュー」も色々読んで、リアルな声が参考になりました。
制作を依頼した決め手は何でしょうか?
上田:何度もミーティングさせていただくうちに、社員の皆さんと仲良くなっちゃって。正直、それが一番の理由かもしれません。
飯田:今では、プライベートでも遊びに行くほどです(笑)。
上田:そうそう、一緒に飲みに行ったりするよね(笑)。福岡支店長の翼さんと僕は、学生時代にバスケットをしていたという共通点があって、一気に親近感が湧いたんですが、他の社員さんたちも面白い方や真面目な方がたくさんいて良いなと思います。
飯田:もちろん仕事の面でも、対面でお話しして綿密な打合せができること。制作からIT導入補助金の活用方法まで、総合的なアドバイスをいただけたこと。そして、迅速な対応などが決め手になりました。
斬新なアイディア&具体的な提案で、かわいくて使い勝手の良いサイトが完成
ECサイトの制作でこだわった所はどこですか?
上田:一番大切なのは、YOPEの世界観を表現すること。英語から日本語表記に変えると、世界観の統一が難しくなる部分もありますが、これからのデザイナーさんには、その点もうまく調整していただけました。
飯田:YOPEの特徴の一つは、動物のキャラクターなのですが、「動物たちが動くアニメーションはどうですか?」と提案をいただいた時は、私たちには全く思いつかなかったアイディアなのでワクワクしました。
完成したサイトを見た感想は?
飯田:かわいいし、見やすいし、率直に言ってテンションが上がりました!その後、ブラッシュアップした点があれば教えて下さい。
飯田:ポップアップの出店情報が目立つよう、「インフォメーションの位置を上にしたほうが良いのでは?」とアドバイスをいただき、すぐに修正しました。アフターフォローもすごく助かってます。開設から間もなく、広告自動運用ツールのAdSISTも活用されたそうですね。導入の理由は?
上田:僕らみたいな小さい会社にとっては、低額コストが魅力的で、試しにトライするにはちょうど良いと思ったからです。実際にはいかがでしたか?
上田:集客も売上もかなり取れたし、広告に対する費用対効果が高いのを実感しました。
飯田:操作もすごく簡単で、使いやすかったです。
リピーターの確保からバイヤーの信頼獲得まで、ECサイトが効果を発揮!
ECサイトでの売上の推移はどうでしたか?
飯田:開設から1年半かけて、徐々に売上が伸び、今では10倍以上になりました。上田:とは言っても全体の売上は、まだまだ卸販売が中心。ECサイトの売上比率は、現状では10~20%前後ですが、将来的には50%を目指しています。
目標達成に向けて、どんな取り組みをしていますか。
上田:まずは日本でのブランド力や認知度を、もっともっと高めること。そのために今は、インフルエンサーマーケティングを含めて、SNSで色々な施策を行っています。SNSといえば、2021年の夏にはTwitterでめちゃくちゃバズってましたね!
飯田:あれは本当に偶然なんですが、SHARPの公式アカウントさんがYOPEの商品を紹介してくださって、5000以上のいいねがつきました。#ミルクティーで泳ぐ
4分で完売した、ミルクティの香りがするハンドクリーム(ティー & ミント)
その後、再販から4分で完売したってホントですか?
飯田:ホントです!バズった商品が一瞬で売切れて、「ECサイトを作ってて良かった~」と思いました(笑)。YOPEは実店舗が少ないので、SNSやポップアップからリピートに繋げるために、ECサイトは欠かせないツールです。お客様からの反応はどうですか。
ポップアップのお客様にECサイトをご案内したら、「すごくかわいいですね」と言っていただき、そこから一気に距離が近くなったことも。コミュニケーションのツールとしても、有効だと感じましたね。ECサイトの役割って、すごく幅広いんですね。
飯田:丁寧に作り込んだECサイトがあると、お客様に「しっかりしたブランドだな」と思っていただけるし、安心や信頼を提供できるようです。
上田:それはBtoCのお客様に限らず、BtoBのバイヤーさんに対しても、大きな効果を発揮しています。
僕自身もずっとバイヤーをやってきましたが、商品説明を読むよりECサイトを見た方が、どんなブランドかわかりやすいんですよ。
これからさんにECサイトを作ってもらって、一番良かったと思うのは、実はそこなんです。ECサイトを見たバイヤーさんから、直接お問合せが来ることもめちゃくちゃ増えて、全体的な売上アップに繋がっています。
EC販売の可能性は、まだまだ世界中に広がっている
今後の目標や展望は?
上田:YOPEの他にも、ヨーロッパにある色々な商品を、日本でブランディングして販売したいと思っています。そして逆に、日本国内の商品を世界に発信する、クロスボーダーの事業にも力を入れていく予定です。
EC販売にはどんな可能性を感じますか。
上田:僕たちは今、アジアでビジネスを展開していますが、その中でも中国はEC販売の売上が圧倒的に高く、世界の中でも群を抜いて一番です。その活況を見ると、EC販売はまだまだポテンシャルがあると思いますし、今後も狙っていきたい市場です。
株式会社これからへの要望は?
上田:将来的には、ある程度の広告予算をかけてEC販売を強化したいので、YOPEに合う広告運用のアイディアを教えていただきたいです。他には…といっても、今すでに、かなり対応してくれてるからなぁ。仕事だけではなくて、本当に友達のような一面もあるし。
飯田:お取引先の中でここまで仲良くなれたのは、これからさんだけですね。まさか、休日にも遊ぶようになるとは…(笑)。
仕事でもプライベートでも、今後もぜひ、良い関係を築いていただきたいです!
上田:はい。広告運用なども含めて、これからも一緒にやっていきたいと思います。本日はありがとうございました!
編集後記
代表の上田さんは、中国の大学に進学し、アメリカでプロのバスケットプレイヤーを目指したという国際派。これまでに約30カ国を訪れて世界を見てきた方だからこそ、「EC販売には大きな可能性がある」という言葉に説得力を感じました。
ちなみにTwitterでバズった商品は、紅茶の香りに包まれるティー&ミントのハンドクリーム。売切れ続出の人気アイテムなので、「#ミルクティーで泳ぐ」で検索して、運良く在庫があれば皆さんもぜひGETしてみてください!
ハンドクリーム ティー & ミント
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