九州No.1の人気を誇る「道の駅むなかた」が、ネットショップを通して届けたい商品ストーリー

category :  お客様インタビュー , 制作事例

update :  2022/09/27(火)

staff :  kozue

九州No.1の人気を誇る道の駅を運営する「道の駅 むなかた」様。多くのメディアで取り上げられる人気の道の駅がどのような経緯でECサイトの立ち上げに至ったか、また道の駅だからこそ日々の運営で心掛けているポイントやお客様からの反応などを、EC担当者の工藤様(写真右)にお伺いしました。(写真中央は代表の中野様)

株式会社道の駅むなかた様

■所在地 :福岡県宗像市江口1172
■代表者 :代表取締役 中野 和久
■ECサイト:道の駅むなかたオンラインショップ(これから社制作)
https://www.michinoekimunakata.shop/

より多くの人へ宗像のおいしさ、地域の魅力を伝えるために立ち上げました

--ECサイトの立ち上げの経緯をお聞かせください。

工藤さん:もともと道の駅は行政が関わってくるものなので、一般的な小売業のお店とは少し立ち位置が違い、欠かすことのできない役割というのがいくつかあります。

道の駅の機能としては、

・1つ目が24時間駐車場やトイレが使えて、道路利用者が休息をとることができる
・2つ目が地域の情報発信や魅力を伝えること
・3つ目が地域と連動し盛り上げること

という3つの機能があり、これに防災、子育て支援が加わってきています。

そんな中、販売チャネルの2チャンネル化を行い、より多くの人へ宗像の食資源のPRと販売を強化し、地元出展社へ新たな販路を提供しており、
また元々広域からお客様がお見えになる弊社は、かねてよりECサイトの需要が多くあり、またふるさと納税も大変人気がある自治体です。そこで宗像市のポータルサイトとしての位置づけとしてECサイトを立ち上げることにしました。

しかも同時にコロナで観光ができなくなり、実店舗のお客様も減ってしまったタイミングです。ただそこで手をこまねいているわけにいかないので、より地域の魅力や情報を外にむけた発信を検討するようになりました。

 

真剣に楽しみながら仕事をしてるこれからさんに依頼しました

--弊社でECサイトの立ち上げを決めた理由は?

工藤さん:これからさんを知ったのはヤマト運輸さんの紹介がきっかけです。ヤマトさんからこれからを紹介いただき、そこで行っていた川村さんのWebセミナーに参加して決めました。

ECサイトの立ち上げにあたり、たくさんのセミナーに参加したのですが、概略的な説明ばかりなものも結構ありました。ただ川村さんのセミナーは、実践的で役に立つ内容が多くて好感が持てたんですよね。

その中で実際にこれからの方と話してみると「どヘンタイ募集」ってキャッチコピーで、今自分のいる業界とは全然違う会社だなとは思いました。ただ、そういう部分も含め真剣に楽しみながらやっているんだろうなという感じ、ここなら問題ないなと思いましたね。

--営業担当者の対応はいかがですか?

工藤さん:営業の吉本さんは、いつでもスピーディーな対応を行って下さり、IT業界ながら私が若いころのような泥臭い仕事の仕方をしてくださっています。
制作に入ってからも、こちらからこういう風にしたい要望を伝えると、それは今やらないほうがいいですよとアドバイスをくれるのは助かりました。

ただもちろん、こちらにはこういう意図があってこうするために変更したいんですとお伝えしたらその中でじゃあこうしましょうという落としどころを見つけてくれて解決してくれるので、実際出来上がったデザインを見てみると「おぉいいじゃないか」と感動することもありますね。

一番大切にしているのは、商品のストーリーを伝えること

--サイトを作っていくにあたって特に大変だったところはどこですか?

工藤さん:1番は商品ページの作り込みです。
写真撮影をしたり、道の駅なので地場の物を出荷者から写真や情報を提供していただき、それらを元にストーリー性をもったページに落とし込んでいく作業が大変でした。
今も新商品は増えているので、商品ページの作り込みは大切な肝となっています。

--商品ページのストーリー作りを行うポイントはありますか?

工藤さん:こういう商品のストーリー作りというのは、私が実店舗の売り場をやってるときから大切にしていたところだったので、感覚としてはそれと同じように行っています。

まず、商品の出品者の方から、箇条書きでも良いからこだわりのポイントやこんな風に作っている、含んでいる原料など、とにかく何でもいいから送ってくれと頼んで、そこから情報の整理をして物語に時間をかけて落としています。

なので、1つの商品のストーリ―を作るだけでも時間がかかりますし、そこに撮影なども入るので、1番手間がかかる作業ですね。ただずっとこういう作業をしているので、常に頭のどこかで、通販で買いたくなるような言葉やキーワードを考えるクセはついてます。

 

--時間をかけて丁寧に作られているんですね!

工藤さん:昔から実店舗をやってきた我々でいえば、商品を陳列することはやっぱり大切にしてきたポイントなんです。
たとえば、人気の目玉商品だと取り合いになり、1分2分で完売するんです。でもその裏で、商品のラベルは目につかない奥のものまで全部向きを揃えるんです。

それをするかによってのお客様の反応はあまり変わらないんですが、そのこだわりや手間をかけないとやっぱり売れないっていうのをずっと言われてきてて、だからこそ、通販においても基本の考えは同じです。
  手が込んでいなかったり、思い入れが希薄な商品はやっぱり売れないですし、お客様にいずれバレていくと思います。

なので、時間をかけ、その努力が結果に結びつくと思ってやってます。
実際にそういった努力もあって通販サイトは好評ですし、今は逆に通販サイトで見て買いたくなった商品を実店舗に買いに来るなんていう逆転現象も起こってるくらいです。

楽しみながら本気で売るためにサイト運営をするのが大切

--他に売上を伸ばすために行っていることはありますか?

工藤さん:SNSの投稿は気を付けて行っています。
たとえばInstagramは多分道の駅では日本で1番のフォロワーを獲得してるアカウントだと思います。特にそれぞれのSNSの特性を考えて発信しています。

また、テレビなどメディアをきっかけに知ってくれる方も多いので、様々なきっかけで知った人に対してもできるだけわかりやすいページや、しかも通販サイトにたどり着きやすくすることは意識しています。

  

--最後に通販サイトを作ろうとしている方にアドバイスはありますか?

工藤さん:勉強して、自分で本当に売ろうとしていくのが1番大切です。これからさんに頼りっぱなしではなく、これを売りたいこのページを自分で作りこむっていうのを前提に持っていることが大切かと思います。

これからさんに作ってもらうけど、納得がいかない場合にはこれはダメってはっきりいいますし、こうしたいって言いますし、本気で売上を上げたいと思って自分でやれるところまで成長していくことが大事ですね!

ページも完成したらそれで終わりじゃなく、バナーを毎月変更し、お客様がサイトに訪れるたびに新しい発見がなにかしらあるような仕掛けを用意したり、そういう部分を楽しみながら行えば、売上に繋がると信じています。

編集後記:
道の駅という、通常の小売り業とは違う形態の小売業。
だからこそ、ただモノを売るだけではなく、宗像市の魅力、地場の商品の良さ、その裏にいる、生産者や暮らしている方々、そういったところまですべてを伝えるための、ひとつのツールとして通販サイトの運営をしているんだなと感じました。
それくらい宗像市の魅力を伝えるということにフォーカスをして通販サイトの運営をしているため、商品ページ1つとっても、購買意欲を掻き立てられるサイトになっているのではないでしょうか。
また新商品が追加されてるのを見つけるのも楽しみですね!

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