第4部1章 【最大XX倍!】バナーで変わるコンバージョン
こんにちは。デザイナーの小池です。
今回は弊社で制作したバナーのABテストを行った結果、コンバージョンが上がった例と、その制作ポイントを実例を交えてお伝えします。
目次 ・コンバージョン(CV)とは ・バナーのABテストでコンバージョンが上がった2つの例 事例1:CVR・コンバージョン数が3倍以上に! 事例2:コンバージョン率が7倍以上に! ・まとめ
コンバージョン(CV)とは
「コンバージョン」は直訳すると、「変換」「転換」の意味があります。
Webマーケティングにおいての「コンバージョン」とはWebサイトの最終的な成果のことを指します。 具体的には(サイトによって違いがあるのですが)、ユーザーが商品を購入したりお問い合わせや資料請求、メルマガ登録などになります。
バナーのABテストでコンバージョンが上がった2つの例
事例1:CVR・コンバージョン数が3倍以上に!
本事例は薬用ニキビ専用洗顔石鹸のABテストです。 AとB、2つのバナーがあります。どちらのバナーの方が結果が良かったと思いますか?
Aのバナー。こちらは「7万件」という数字の訴求に加え、「全額返金保証」であるといった数字的な安心・信頼性を訴求しています。
またクリエイティブにおいては、メインビジュアルに極力シンプルで清潔感のある写真を採用。 文字は黒ではっきりと見やすく、全体的に過度な装飾を控え、メリットが端的に伝わるデザインとなっています。
Bのバナー。こちらは女性をターゲットに商品の使用感「豊かな泡立ち」「弾力」をを訴求しています。
クリエイティブはメインビジュアル(写真)に石鹸の泡が大きく泡立っている写真を採用。ターゲットの女性を意識し、ベースカラーにはピンクを用いました。 さらに、文字や背景も柔らかなイメージが伝わるよう加工を施しています。
A | B |
安心・信頼性を訴求 シンプルで清潔感 メリットが端的にわかる | 使用感を訴求 ベースカラーはピンク 柔らかさ |
結果は、、、
正解はAでした!
クリック率 | コンバージョン率 | コンバージョン数 | |
A | 0.22% | 12.28% | 7件 |
B | 0.25% | 4.44% | 2件 |
クリック率はさほど変わりませんが、CVR・コンバージョン数に3倍以上の差が出ています。 これにより、薬用ニキビ専用洗顔石鹸を求めるユーザーは使用感よりも安心・信頼性を求めるということが分かります。
このように、ユーザーが一刻も早く悩みを解決したいと思っている「悩み解決型(コンプレックス解消型)商品」は何より数字的な安心・信頼性が求められる傾向があるため、取り扱う商品や目的に合わせた施策が必要です。
事例2:コンバージョン率が7倍以上に!
次はプラセンタドリンクのABテストの結果です。 コンバージョン率を7倍以上差をつけたバナーはどちらだと思いますか?
Aのバナーはプラセンタの中でもより効果の高いと言われている馬プラセンタを強調したデザインです。 またモノトーン色やゴールドを使うことにより、高級感を演出しています。
Bのバナーは商品利用後のイメージを連想させるビジュアルとキャッチコピーを採用。 訴求ポイントがわかりやすいデザインとなっています。
A | B |
馬プラセンタを強調 高級感 | 利用後を連想させるデザイン 綺麗なモデルさんを使用 |
果たして結果は、、、
正解はBでした!
結果は表のようになり、コンバージョン数が約7倍になりました。
クリック率 | コンバージョン率 | コンバージョン数 | |
A | 0.23% | 0.41% | 1件 |
B | 0.20% | 2.91% | 3件 |
特に美容系のクリエイティブでは綺麗な人物写真などで、より具体的に商品利用後のイメージさせることが重要になります。
まとめ
今回ご紹介した事例はほんの一部であり、Webマーケティングはまだまだ奥の深いものではありますが、ぜひこの機会にまずはABテストをしてみましょう。 その結果に基づき、成果を出すことの出来るバナー、Webサイトを作っていきましょう。
そして最も重要なのは最終的な成果を見失わないことであり、それを分かりやすく伝えるデザインはひとつの要素になります。
弊社ではデザイナー含めメンバー全員がお客様の売上を上げること、お問い合わせを増やすことを目標にしています。 広告運用や分析などの広告運用や分析などのマーケティング代行も行っていますのでお気軽にお問い合わせください。
次回はEC・通販で反応が出やすいバナーの作り方についてお話します。お楽しみに!
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