上代とは|下代の意味と価格や計算をわかりやすく解説

category :  EC売上UP

update :  2022/10/10(月)

staff :  yamada

上代・下代(じょうだい・げだい)とは、メーカー・卸・小売店が商品の売買取引で使用する流通業界の用語です。

商品を仕入れ立場である小売店の視点を中心にして、それぞれの用語を分かりやすく解説します。

上代とはメーカー・卸が設定している商品の販売価格

上代(じょうだい)とは、仕入れ先であるメーカー・卸・問屋が、仕入れ元である小売店向けに設定している価格です。

つまり、一般消費者が小売店で目にする価格が上代です。上代価格ともいいます。

例えば、メーカーが上代1,000円と設定した場合、小売店では1,000円を販売価格として扱います。

上代の特徴は、あくまでメーカーや卸売業者などの立場から定めた価格の呼び方です。

仕入れ元である小売店は、上代に基づき一般消費者に向けて販売します。

ちなみに、上代は消費税を含めないのが一般的ですが、念のため仕入れ先に確認しましょう。

参考上代とはあくまでも「参考」の上代

参考上代とはあくまでも参考であり、上代と違ってその価格に従って価格設定する必要はありません。

業界やメーカーによっては上代を参考上代の意味で使用していることも念頭入れておいてください。

「定価」と「上代」の違い

違いは、値引きが可能か否かです。

定価とは、定められた価格で値引きした販売は出来ません。

定価の商品は、「再販制度(再販売価格維持制度)」により、独占禁止法の例外として認められているからです。

例えば、新聞・CD・たばこはどこで買っても同じ値段です。値引きが出来ないからです。

上代は、値引き販売が可能です。

あくまで小売店に、希望小売価格として提示している価格だからです。

上代の価格の拘束力は、再販制度の定価のように強くありません。

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下代とは小売店が商品を仕入れる際の価格

下代(げだい)とは、小売店がメーカーや卸から商品を仕入れる際の価格です。

つまり「卸値」「卸価格」のことで、一般消費者には公開されません。

下代は「卸価格」「仕入価格」ともほぼ同じ意味です。

商品を仕入れる小売店側の視点では「仕入れ原価」と呼ぶこともできます。

上代と下代の違いは、

  • 上代が小売店と一般消費者の間の販売価格
  • 下代は小売店と仕入れ先との間の取引価格

上代はどの取引先にも同じ価格を提示しますが、下代は取引先、取引内容によって変わることがあります。

小売店としては、下代が低いのは利益が増えるので、交渉することも重要です。

 

掛け率とは仕入れ価格の割合

掛け率とは上代(販売価格)に対する下代(仕入れ価格)の割合のことです。

卸から小売店に販売する際の「掛け率」の相場は、業種により異なりますが一般的に40~70%ほどです。

例えば、アパレル業界の相場は60~70%(6掛~7掛)程度といわれています。

しかし、ネット取引が増えてオープンで自由な市場で売買がされる現在においては、小売店の「下代」が主な用語となりつつあります。

 

下代は「掛け率」によって決まる

下代は計算は、基本的に「上代×掛け率」です。

掛け率とは、商品の「仕入れ原価率」と同じ意味です。


10,000円の商品を仕入れる際に、掛け率が60%だった場合

10,000 × 0.6 = 6,000円

下代は6,000円となり、その金額で仕入れることになります。単純な利益は4,000円です。

 

上代・下代が使用されている理由は昔からの商習慣

そもそも上代・下代が使用されている理由は、専門用語を使うことで業者同士の取引が円滑になる、自分たちの利益が公にされにくいなどが考えられます。

昔の商人たちの商習慣として使用されており、それが現在も商習慣として受け継がれています。

 

まとめ

上代・下代とは流通業界の用語で、業者間の取引で使用されます。

上代とは小売店での販売価格のことです。

下代とは小売店がメーカーや卸から仕入れる価格のことです。

さらに小売店の立場で覚えておきたいことは、掛け率です。掛け率によって利益が変わります。

取引の際には、これらを踏まえて検討しましょう。

 

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