上代・下代の意味とは|価格や計算をわかりやすく解説

category :  EC売上UP

update :  2022/04/28(木)

staff :  yamada

上代・下代(じょうだい・げだい)とは、メーカーや卸と小売店が商品の売買取引で使用する流通業界の用語です。

商品を仕入れ立場である小売店の視点を中心にして、それぞれの用語を分かりやすく解説します。

上代とはメーカー・卸が設定している商品の販売価格

上代(じょうだい)とは、一般消費者に商品を販売する際に、メーカー・卸・問屋が設定している価格です。

つまり、一般消費者が店頭で目にする価格が上代です。上代価格ともいいます。

上代の特徴は、あくまでメーカーや卸売業者などの立場から定めた価格の呼び方です。

仕入れ元である小売店は、上代に基づき一般消費者に向けて販売します。

ちなみに、上代は消費税を含めないのが一般的ですが、念のために確認しましょう。

 

参考上代とはあくまでも「参考」の上代

参考上代とはあくまでも参考であり、上代と違ってその価格設定にする必要はありません。

業界やメーカーによっては上代を参考上代の意味で使用していることもあるため、確認しておきましょう。

 

下代とは小売店が商品を仕入れる際の価格

下代(げだい)とは、小売店がメーカーや卸から商品を仕入れる際の価格です。

つまり「卸値」「卸価格」のことで、一般消費者には公開されません。

下代は「卸価格」「仕入価格」ともほぼ同じ意味です。

商品を仕入れる小売店側の視点では「仕入れ原価」と呼ぶこともできます。

上代と下代の違いは、

  • ・上代が小売店と一般消費者の間の販売価格
  • ・下代は小売店と仕入れ先との間の取引価格

上代はどの取引先にも同じ価格を提示しますが、下代は取引先、取引内容によって変わることがあります。

小売店としては、下代が低いのは利益が増えるので、交渉することも重要です。

 

掛け率とは仕入れ価格の割合

掛け率とは上代(販売価格)に対する下代(仕入れ価格)の割合のことです。

卸から小売店に販売する際の「掛け率」の相場は、業種により異なりますが一般的に40~70%ほどです。

例えば、アパレル業界の相場は60~70%(6掛~7掛)程度といわれています。

しかし、ネット取引が増えてオープンで自由な市場で売買がされる現在においては、小売店の「下代」が主な用語となりつつあります。

 

下代は「掛け率」によって決まる

下代は計算は、基本的に「上代×掛け率」です。

掛け率とは、商品の「仕入れ原価率」と同じ意味です。


10,000円の商品を仕入れる際に、掛け率が60%だった場合

10,000 × 0.6 = 6,000円

下代は6,000円となり、その金額で仕入れることになります。単純な利益は4,000円です。

 

上代・下代が使用されている理由は昔からの商習慣

そもそも上代・下代が使用されている理由は、専門用語を使うことで業者同士の取引が円滑になる、自分たちの利益が公にされにくいなどが考えられます。

昔の商人たちの商習慣として使用されており、それが現在も商習慣として受け継がれています。

 

まとめ

上代・下代とは流通業界の用語で、業者間の取引で使用されます。

上代とは小売店での販売価格のことです。

下代とは小売店がメーカーや卸から仕入れる価格のことです。

さらに小売店の立場で覚えておきたいことは、掛け率です。掛け率によって利益が変わります。

取引の際には、これらを踏まえて検討しましょう。

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