ECサイトの作り方|構築方法や手順など簡単な始め方を解説

category :  EC売上UP

update :  2022/06/24(金)

staff :  yamada

ECサイトの構築方法やサービスは、年々増加しています。

EC市場が伸び続ける中、EC事業者・顧客のニーズやトレンドに合わせて、サービスが開発され続けてるからです。

市場の変化が早く、競合他社が多い中で、自社にとってどの構築方法が最適なのか、しっかりと見極めることが重要です。

この記事では主にECの初心者、小・中規模事業者を中心に、比較的簡単にできるECサイトの構築方法を解説します。

ECをまず始めてみたい方は参考にしてください。

 

ECサイトの構築方法

ECサイトの構築方法は、自身がECサイトに求める要件、目標などに応じて検討します。

特に、月商の規模や機能のカスタマイズ性、月額料金などが主な精査するポイントです。

 

構築方法 月商規模 初期費用 月額料金 制作コスト 制作期間 カスタマイズ性 製品
無料ASP ~数千万円 0円 0円 30,000円~ 2週間~ ・BASE
・STORES
有料ASP ~数千万円 ~10万円 ~10万円 300,000円~ 1か月~

・カラーミーショップ
・Makeshop
・FutureShop

オープンソース 数百万円~ 0円 6800円~* 100,000円~ 1か月~ ・EC-CUBE
海外クラウドEC ~数千万円

0円

25米ドル~ 500,000円~ 1か月~

・shopify

国内クラウドEC 数千万円~

300万円~

10万円~ 要見積り 2か月~

・ebisumart

ECパッケージ 数千万円~ 500万円~ 10万円~ 要見積り 3か月~

・ecbeing
・EC-Orange
・Commerce21

フルスクラッチ 数十億円~ 要見積り 要見積り 要見積り 4か月~

※EC-CUBEのLiteプランの価格です。要問い合わせ。

個人事業主や中・小規模事業者が、できるだけコストを抑制して、カンタンにECサイトを構築したい場合は無料ASP、または有料ASPがオススメです。

ECサイトの運営に必要な機能を満たしており、特に支障なく運営が可能です。

独自性の強いECサイトを構築したいなら、オープンソースが筆頭に挙げられます。

また、shopifyを利用する事業者に増えています。月額料金が25米ドルから利用が可能で、デザインのカスタマイズ性も高いです。

Shopifyのアプリストアでは、機能を強化できるか様々なアプリを公開しています。

そのため、個別の開発費をかけずに低コストで機能を拡張できるのも魅力です。

 

小・中規模事業者向けの構築方法の比較

個人・小・中規模の事業者が選択すべき構築方法は以下の4通りです。

  • ・無料ASP
  • ・有料ASP
  • ・オープンソース
  • ・クラウドEC

 

選定すべき項目は以下です。

  • ・コスト
  • ・機能
  • ・サポート体制
  • ・キャッシュフロー

下記の表にて、それぞれを比較しました。

以下の表において機能の項目は、商品登録・顧客・受注・配送管理など、基本的な機能は省略しています。

構築方法 手数料 機能 サポート体制 入金サイクル
無料ASP
(例)BASE


決済手数料 3.6円+40円+サービス手数料3%

・広告出稿
・ポイント機能
・レビュー機能
・メール配信
・その他オプション機能あり

メール・チャット
※一部ASPは電話対応あり
申請から10営業日で入金
有料ASP
 (例)カラーミーショップ
例)カラーミーショップ
クレジットカード4%~
コンビニ払い130円
Amazon Pay 月額2,000円+3.9%

・広告出稿
・ポイント機能
・レビュー機能
・メール配信
・その他オプション機能あり
電話・メール・チャット

購入日と同月に売上確定処理を行えば翌月末入金

※決済代行サービスによっては翌々月末

オープンソース クレジットカード
法人4%~・個人5.5%~
月額最低手数料
法人2,500円
個人1,300円
・ポイント機能
・各種データ出力
・プラグイン機能
・メール配信
・その他オプション機能あり

メール

月2回の入金
・15日締め当月末入金
・月末締め翌月15日入金

クラウドEC
(shopify)
クレジットカード3.4%

・ブログ機能
・クーポン発行
・レポート表示
・メール配信
・多言語対応
・その他オプション機能あり

・電話とチャットは英語
・メールサポートのみ日本語

5日後~

 

サービスによって、決済・販売手数料が異なります。無料ASPは初期費用・月額料金が無料になる代わりに、手数料が最も高いです。

機能面では大きな違いはありません。なぜなら、どのサービスも機能を追加できるアプリケーションを増やしているからです。

また、機能の多寡だけで売上が大きく変わることは決して多くないので過度な期待は不要です。

 

サイト構築の方法を選ぶポイント

どの方法でサイトを構築するか判断する際のポイントを紹介します。

ECシステムを導入・構築した後でも、他のプラットフォームへ移行することも可能です。

ただし、その際に移行費用が発生するため、事前に選定ポイント把握しておきましょう。

ECサイトを構築する目的の明確化

EC サイトを構築する目的を明確にし要件を洗い出したうえで、どのようなサービスを用いて構築するか検討するべきです。

サイト構築後になってから本来必要な機能が不十分だったり、余計なコストが発生しかねないからです。

例えば、期間を設けての限定販売なら無料ASP、売り上げの目標が数千万円規模なら有料ASPか同程度以上のサービスの利用が望ましい、といったように適正な精査ができます。

小・中規模のECサイトのケースにおいては、無料ASP、有料ASPで十分であることがほとんどです。

 

サービス利用料のコストを把握する

予算を考慮してサービスを選定しましょう。

ECサイト構築をする各サービスは月額料金、決済・販売手数料が発生します。無料ASPでも決済・販売手数料が発生します。

他にもオプションで機能を追加するケースもあります。

そのため各サービスの概算費用を洗い出し、自身のECサイトの月額料金がどのくらい発生するのかを確認しておきましょう。

 

機能はどこまで必要かを把握する

基本的に無料ASPでもECサイトの要件を満たす機能は揃っています。

ECサイトの機能を分類すると2つあります。

  • ・商品を販売するためのフロントエンド機能
  • ・受注・商品を管理するようなバックエンド機能

できるだけスモールスタートしたい初心者の方は無料ASP、機能を充実させて本格的に運営したい方は有料ASP以上が適していると言えます。

ただし、機能だけがサイトの売上を大きく伸ばす要因ではありませんので、機能を偏重するのは注意が必要です。

実際に全ての機能を使いこなす必要があるわけではありません。

初心者はサポート体制も確認しておく

サイト運営していく中で、不明点やトラブルはつきものです。

サポートはどこまで対応してくれるのか、サポートからの返信が早いのか、詳細も確認しておきましょう。

サポートの対応次第で、効率的な運営ができるかどうか関わってきます。

 

サービスによってキャッシュフローが変わる

利用するサービスによって入金サイクルが変わります。

売上をできるだけ早く回収して、仕入れや新たな施策への費用に回すことができるため、計画通りに進みやすいです。

決済代行会社によっては、入金サイクルを早めてくれるサービスもあります。

 

構築方法のメリット・デメリット

ECサイトの構築方法のメリット・デメリットを紹介します。

 

  メリット デメリット
無料ASP

・初期費用・月額料金が無料
・EC初心者でも簡単に作成できる
・構築期間は2週間前後から

・決済手数料が比較的高い
・カスタマイズ性に乏しい
・機能面では有料ASPに劣る
有料ASP ・初期費用・月額料金が安価
・無料ASPより機能が充実
・カスタマイズができる
・本格的なサイト作成には技術が求められる
・独自の機能を実装するのが難しい
・外部サービスとの連携に制限がある
オープンソース ・機能が豊富
・カスタマイズの自由度が高い
・初期費用は無料
・サイト作成には専門の知識や技術が必要
・運営コストが比較的高い
・セキュリティ面の対策が必要
クラウドEC
(shopify)
・初期費用が無料で月額料金が安価
・機能の追加が簡単にできる
・越境ECにも向いている
・サポートが充実していない
・本格的なカスタマイズは専門知識が要る
・日本語が非対応のアプリ多い
ECパッケージ ・機能が豊富
・カスタマイズの自由度が高い
・中・大規模サイトに向いている
・初期費用・月額料金が高い
・時間が経つとシステムが旧式になる
・バージョンアップや改修のたびに費用がかかる。
フルスクラッチ

・サイトを自由に設計できる
・カスタマイズの自由度が高い
・PDCAサイクルが早くなる

・構築に高額な費用がかかる
・技術力をもった人材が必要
・保守・運用が煩雑になる

 

ECサイトの構築実績が最も多いのは、無料ASPです。初期費用・月額料金が無料で、サイトの作成も誰でもできるようにサービスが開発されているからです。

有料ASPも小・中規模事業者で利用者が多く、構築実績が多いです。ECサイトの構築方法において主流と言えます。

shopifyはDtoc*事業者で注目されています。デザイン・機能面において柔軟にカスタマイズができる点おいて、自分たちのブランドの世界観を伝えることができるからです。

※DtoCとは自身で商品の企画・製造・販売を一貫して行うこと。Direct to Consumerの略。

ECサイトの構築の手順

ASPを利用した構築方法で手順を紹介します。

ASPによって構築・設定方法が多少変わりますが、基本的にはどのASPでも共通しています。

 

手順 作業内容 作業内容の詳細

1

コンセプトや目的の明確化

どんなショップにしたいか、売上の目標や集客方法など販売戦略の検討。

2

ECのシステムを選定

定めたコンセプトや目標に合致するシステムを選定する。
3

決済方法の選定

決済方法によって決済手数料が異なります。顧客層も考慮に入れた方法を選定する。
4

ショップの作成

ショップ名・利用案内などショップの基本情報を設定する。
5

デザイン制作

ASPによってはテンプレートをカスタマイズすることが可能。
6

商品登録

販売する商品をASPの管理画面に登録する。
7

配送・決済情報などの設定

配送料金・運送会社・決済手数料の設定をする。
8 計測ツールの設定 サイトを分析するためにGoogleアナリティクスの設定をする。
9

テスト注文

正常に注文が完了できるかテストを実施。
10 販売開始 ECサイトを公開設定をする。

 

サイト構築で最も時間を要するのデザイン制作です。ただし、ASPにはデザインのテンプレートを多数用意してるため、自分で作成する必要はありません。

その他もショップ立ち上げに必要な設定作業も、専用の管理画面で行いますが、マニュアルを確認すれば誰でも可能です。

Googleアナリティクスの設定は、アクセス数等の分析する場合は設定しておきましょう。

ECサイトのページ作成のコツ

ページの設計や画像によって、購入率が変わります。

作成にはHTML・CSSの知識が必要になりますが、必要に応じてプロに依頼してカスタマイズしてもらいましょう。

作成項目 項目の概要 作成内容
トップページ  サイトのトップページ 検索メニュー・商品カテゴリ一覧・ランキング・商品詳細ページへのリンクを掲載する
商品カテゴリページ  商品をカテゴリ単位で束ねたページ カテゴリ内の人気ランキングやオススメ商品を掲載する
商品詳細ページ  商品の購入手続きができるページ  商品画像を数枚とキャチコピーを掲載、購入ボタンをしっかり見せる
商品画像 サイトに掲載する画像 商品画像の品質によって購買意欲に影響を及ぼすためできるだけプロに依頼する

ユーザーが最初からお目当ての商品を購入することが決まっていることは多くありません。

そのため、できるだけユーザーがサイト内を回遊して、自社 EC サイトのおすすめやユーザーの趣向にあった商品へ誘導することが重要です。

 

ECサイトの構築時の注意点

ビジネスとして、ECサイトの構築がゴールではなく、あくまで手段でありスタートラインです。

目先の構築作業のみ焦点をあてずに、その先にある課題をあらかじめ把握しておくことで、スムーズな運用と改善施策を進めやすくなります。

 

ECサイトは自作より既存サービスを利用する

ECサイトを自作するメリットは少ないです。

独自性の強いサイトを構築する場合を除いて、ASPを利用して構築することがほとんどです。 

機能の多寡によって売上が大きく左右することも多くはありません。

そのため既存サービスを利用することが効率的です。

 

自社の商品やサービスの強みが活かしやすいサービスを選ぶ

自社の商品やサービスの強みや魅力をしっかり分析しておき、サイトでどのように表現したいのかイメージを固めておきましょう。

競合他社が多い中で差別化は重要です。

ECサイトはイメージの受け皿です。そのイメージに近いデザインが構築しやすいサービスがどれか事例を確認しておきましょう。

顧客が商品を購入する意欲は、機能的な情報だけではなく、情緒的ばイメージからも生まれてきます。

 

サイト構築前に集客施策も検討する

小・中規模事業者が運営する数多くのECサイトで、大きな課題の1つは集客です。

EC サイトで売上を伸ばすためには集客施策が欠かせません。どんなに優れたサイトを構築しても、ユーザーがサイトを訪問しなければ売上は上がらないからです。

EC サイトを急いで構築させる前に、目標に沿った集客数、方法、費用を検討しておきましょう。

 

まとめ

ECサイトの構築は難しくはありません。初心者の方でも、EC サイトを構築できるサービスが増えています。

どの構築方法が最適なのか、自社の商品やサービスの特性、事業の方向性や目標と照らし合わせて精査することをオススメします。

それによりどのECシステムが最適なのか精査しやすくなります。

正しい競合他社が多い市場の中で、どの構築方法を選ぶかだけでは差別化にはなりません。

自社の商品やサービスの強みをしっかり分析し、どのように表現し訴求していくか、集客方法も含めて予め検討しておきましょう。

もし、中長期的にECサイトで売上を伸ばしたい場合は、EC専門の支援業者に相談することをオススメします。

移り変わりが早いEC業界の中で、ビジネスの目的や規模に合った最新情報を得ることができるはずです。

 

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