5章 購入率が低いときの対策方法
ネットショップの購入率(CVR)が低い場合、ユーザーニーズを適切に満たせていない可能性が非常に高いです。 しかしどうすれば購入率が高められるのかが分からず、対策方法に疑問を感じているのではないでしょうか?
多くの場合、商品の売り方や決済手段・文章の書き方を少し工夫するだけで、ネットショップの購入率は飛躍的に上がります。 今回はネットショップの購入率が低いときに、どんな対策が有効なのか解説していきます。
自社のネットショップで購入するメリットを伝える
ユーザーもお金を払う以上は、ある程度インターネットで値段や品質・サービスの違いなどを検索しています。 そのため『ここで買わなければいけない絶対的な理由』がなければ、他のネットショップで購入してしまいます。
具体的な差別化として有効な方法は、下記の通りです。
・次回の買い物で利用可能なクーポン券の提供 ・レビューによるキャッシュバック ・品質の優位性の提示 ・どこよりも最安値で販売
クーポン券やキャシュバック・どこよりも最安値で販売する方法は、非常に導入しやすい方法です。
他にも品質の優位性をアピールすると、値段が高くても売れます。 たとえば他社の類似する商品が外国製なら、自社はすべて国産にこだわっているため、品質が良いとアピールすることで値段が高くても購入率が高いということです。
値段が高い理由として、1点ずつ検品していることを伝えるのも有効でしょう。 そのため自社で購入するべきメリットが抜けているのなら、しっかりと明記しましょう。
商品の決済手段を増やす
ネットショップを運営されている方の中には、銀行振込しか対応していないという方がいます。 その理由を聞くと、「クレジットカード決済にすると、利用手数料によって利益率が下がってしまうから。」だと回答されていました。
しかし富士通総研のインターネットショッピング調査では、ユーザーの半数以上がクレジット決済を使いたいというデータも出ています。
http://www.fujitsu.com/jp/group/fri/report/cyber/research/shopping/title10.html
最近はネットショップ決済サービスが充実しているため、決済手段を増やすことは難しくありません。 多少の手数料を支払ったとしても決済手段を増やした方が間違いなく購入率が高くなります。
サイトのデザインを見直す
自社のネットショップはAmazonや楽天と比べ、運営元の信用度が少し落ちることがあります。 そのためお金を払うECサイトが今も運営しているのか怪しいサイトの場合。ユーザーはそういったサイトでの購入をさける傾向があります。
サイトが綺麗でないデザインである場合、それだけで離脱が多くなってしまいます。 またいくら綺麗にしていても自分のほしいと思っている商品がなかなか見つけられない場合も、ユーザーは離脱をしてしまいます。
もしあなたのサイトが同業他社のサイトと比べ綺麗でなかったり、ほしい商品が見つけにくかったりした場合、購入率は低くなる原因になっているかもしれません。
数量や値段に緊急性を出す
ネットショップで商品を販売する場合は、『今すぐ購入しなければ、2度と買えない!』といった緊急性を出し、購入率を高めましょう。
『いつでも購入できるから大丈夫』と思われてしまったら、なかなか購入してもらえません。 最初は購入したいという気持ちが高まっていても、時間が経つにつれて感情が弱まります。そうなる前に緊急性を利用して、その日のうちに購入してもらえるように誘導しましょう。
万が一購入率が低いのなら、ユーザーに対して適切に商品を購入するメリットを伝えられていない可能性が高いです。 自分にとって当たり前と思っていることでも、ユーザーにとっては、非常に魅力的だと感じることがたくさんあります。
価格や品質以外にもアフターフォローの有無など、自社なりに勝負できることを探しネットショップの購入率を高めていきましょう。
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