6章 売れないネットショップがするべき売り上げアップ対策!販促キャンペーン編
売り上げがなかなか伸びない時には、販促のためのキャンペーンが必要です。 しかしキャンペーンの実施と言っても、むやみやたらに販促物を付けたり、値下げしたりすればいいものではありません。
きちんと今後の顧客獲得や売り上げアップにつなげるため、意味のあるキャンペーンを行わなければいけません。ではキャンペーンではどこに気を使えば良いでしょうか。
クーポン発行は様々な場所で行うべし
キャンペーンの一環としてよく行われるのが割引クーポンの発行です。 『クーポンにキャンペーンコードなどを記載しておき、その数字を入れれば何パーセント割引になる』というようなキャンペーンはよく実施されます。
こういったキャンペーンを実施するときは、売り上げアップを狙うだけではなく顧客分析もセットにしましょう。 最も購入意欲が高いお客様はどこから来ているのか、そういった点を見極めるために使いたいものです。
そのため出来る限り色々な場所でクーポンを配布し、それぞれ別の値を割り振って、最も購入率が高かったルートを見極めます。
配布場所には各種SNS・メールマガジン・Web広告・紙媒体など様々な場所を考えます。 その中で特に購入率が高い人たちがいる場所を把握しましょう。
またこの顧客分析データは、今後の広告を打つ場合や商品開発を行う際にも活用できます。
購入者からの商品写真提供で割引にすると無料でコンテンツマーケティングができる
また別のキャンペーンの方法として考えられるのがリピーター向けのサービスです。 一度商品を購入してくれた人を対象にしたキャンペーンを展開します。
例えば商品を使っているシーンを写真投稿してくれた人や感想などのレビューを書いてくれた人に、次回購入時に使えるクーポンを配布するのです。
このキャンペーンは単純なリピーター対策としての意味合いもありますが、重要なのは写真や感想などのコンテンツを無料で提供してもらえる点です。 魅力的な写真素材は自分たちで作成しようと思ってもお金も時間もかかります。しかし消費者が自分で提供してくるのであれば、基本的には手間を掛けず無料で手に入ります。 またクーポンを提供すれば、次回の購入にもつながります。
コンテンツマーケティングを積極的に行いたいのであれば、購入客から商品写真やコンテンツの提供を募りましょう。 それを使ってまた他の潜在顧客に訴求できるようにすれば、購入とコンテンツ作成の好循環が生まれます。
メールマガジンクーポンは顧客行動の把握材料になる
メールマガジンはメール内にHTMLタグを設定することで、消費者の様々な行動を把握できます。 何時にメールを開封し、メルマガ内のどのリンクをクリックしたのかなど。ユーザーの行動が分かれば、今後より多くのユーザーがメールを読む時間に狙ってメール配信をしたり、商品を購入したくなる時間を見計らって広告を展開したりできます。
例えばメルマガ内のリンクは金曜日の夜20時頃最も多くクリックされるというデータを取ったとします。 そうすればその時間帯に広告を展開して、クリック率の高い、費用対効果のある広告を打つことができます。
消費者の動向を知るために、是非ともメールマガジンクーポンを積極的に活用していきましょう。
キャンペーンは短期的な売り上げアップになりますが、キャンペーンを行わないと売り上げが伸びないという諸刃の剣の側面もあります。 キャンペーンでは売り上げアップ以上に顧客データの把握を行える体制を作っておきましょう。
関連記事
-
2024/09/30(月)
-
2024/09/30(月)
-
2024/09/26(木)
-
2024/09/24(火)
-
2024/09/13(金)