8章 売れないネットショップがするべき売り上げアップ対策 サイト構造編
どのネットショップでも最初はなかなか売り上げが伸びないものです。 しかし世の中には当然ながら成功しているネットショップも数多くあるのです。
そこでまずサイトの構造によってどのように売り上げが変化するのか、またどこを改良すれば売り上げが伸びるのかを考えてみましょう。
サイトの構造次第で離脱率はぐんとアップしてしまう
サイトの構造は売り上げアップに大きく影響します。 素敵なデザインのサイトでも、商品がどこにあるか、注文するにはどこに行けばいいのか、また問い合わせはどこから行うのかなど、サイトの道筋が分かりやすく作られていない場合、購入者は何をしていいかわからなくなってしまいます。
せっかく魅力的な商品があり、欲しいと思っても買い方がわからないのですから、購入しようがありません。 そのためにサイトに初めて訪れた人にも、ここに商品があり、ここで送料などが調べられ、ここで注文の方法が分かるなど、サイト内の情報のわかりやすさについて気を配りましょう。
参考になるのはネット上で人気のあるネットショップです。 特に売れている同業や近い商品のお店を参考にするのが鉄板です。
とりわけ多くのユーザーに使われているサイトのため、エンドユーザーはその形を使いやすいと認識をしていることが多いです。 すでに多くの人たちに使われているサイトの形を意識すると使いやすいサイトができていきます。
そこでまず、競合サイトなどをチェックし初見で商品を探し、すぐに購入のボタンが見つけられるかを意識してみましょう。 購入ボタンの色を変えたり、大きくしたりといった対策を行うだけでも、購入率上がっていくはずです。
Google Analyticsで離脱している場所を見極める
次に数字でサイトの解析をしなければいけません。数字という根拠があってこそ、具体的な改善案が思いつくはずです。
サイトを訪れた人がどこで離脱しているかを見極めるに役立つのがGoogle Analyticsです。 Google Analyticsでサイト内解析をすれば、どのページに人がよく集まり、購入ページにはどれくらいの割合の人が移動しているかがわかります。 また特に多くの人が離脱しているページはどこなのかも見極められます。
基本的な改善対策を考え、それを実行に移す根拠としてGoogle Analyticsで計測したデータが肝となってくるのです。 サイトには必ずGoogle Analyticsを設置して、数字でサイト分析できるようにしましょう。
入力フォームの最適化で商品購入率は大きく変わる
サイトの訪問者が商品購入ボタンを押したとします。ここまでいけば、その人は買う気はあるのですから、この段階で見込み客を逃してしまうのは大変にもったいないです。
しかし、実際に自分もネットで買い物をした人ならば経験があるでしょうが、自分の名前や住所などの発送先、また支払い方法などの入力フォームで、入力が面倒くさくなって離脱しまう人も結構いるのです。
快適で手間いらずの入力フォームの設置も売上アップ対策の一つです。
使いやすい入力フォーム例
・郵便番号だけで住所がある程度表示される ・数字を半角でも全角でも入力できる ・支払い方法が複数ある ・送料や割引がわかりやすく表示されている
入力時はできるだけ画面遷移させない方がいいですが、入力が多岐にわたる場合は「今はこの段階です。あと何回入力すれば終わりです」という目標を提示すると離脱率も下がります。
まとめ
良いネットショップを作っていくためには、商品力やサイトの魅力を上げるだけではなく、ユーザーにとって使いやすいサイトにすることも重要です。 社内レビューや第三者のレビューなどで、どこが使いにくいのかやわかりにくいポイントなど見極めて改善を行いましょう。
関連記事
-
2024/09/30(月)
-
2024/09/30(月)
-
2024/09/26(木)
-
2024/09/24(火)
-
2024/09/13(金)