9章 売れないネットショップがするべき売り上げアップ対策 サイトデザイン編
ネットショップを運営するにあたり、サイトデザインは非常に重要です。 デザイン性の高いサイトには人が集まりますし、来訪後に商品を買いたくなる人も増えます。
ただしだからといって、単純に力を入れればいいわけでもありません。ネットショップならではのポイントを押さえて、ふさわしいサイトデザインを考える必要があります。
商品とサイトデザインを一致させることで世界観を演出できる
まず一番心がけたいのは、売っている商品とサイトのデザインの雰囲気を一致させることです。
例えばパーティーグッズをメインに売るネットショップであれば、明るい色をふんだんに使い楽しい雰囲気のサイトにした方が売れやすくなるでしょう。 逆に成人男性向けのアパレルのサイトであれば、明るい色使いよりも落ち着いたシックな雰囲気の色使いをメインにしたサイトデザインをするべきです。
商品とデザインを一致させることで、そのサイトの世界観を作り上げることができ、購入者も買い物に没頭しやすくなるのです。
デザインに凝りすぎるのも問題
一方、ただむやみにデザインに凝ればいいわけではありません。デザインに凝るあまり、サイトのデザインが独りよがりになってしまうことがあります。
その結果初めてサイトに来た人が何のサイトなのか理解できなかったり、どうやって商品を買えばいいのか迷ったりしてしまいます。 写真をあまり使いすぎても写真にばかり目がいってしまい、購入ボタンが見つけづらくなるというのもよくある問題です。
実店舗であればどうやって商品を探せばいいのか、どうやって購入するのかがわからなければ、店員に聞きます。 しかしネットショップの場合は分からない、使いづらいと感じたらユーザーはすぐに離脱してしまいます。
デザインの雰囲気に凝りながらも、使いやすさも同時に両立させていかなければいけません。
読み込み速度を上げるためにデザインはできるだけCSSで行う
デザインに凝るとどうしても画像を多く使いがちです。
画像はデータ容量が大きくなるので、サイトの読み込みや表示速度に影響します。 メインビジュアルなどに画像使うのであれば問題ないのですが、サイト全体にやたらと画像を配置してデザインするのはやめておきましょう。
サイトの離脱率とサイトの表示速度は密接な関係を持っており、サイトの表示速度が遅くなると離脱率が高まるだけではなくGoogleの検索順位にも影響してきます。
背景画像やボタンのデザインは画像を用いるのでなく、CSSを使ってデザインしましょう。 そうすればCSSファイルを読み込むだけで画面が表示できるので、データが小さくなり速度も早くなります。
訪問者にとってもストレスを感じず、商品を探せるようになるでしょう。
サイトデザインは、デザイン面とわかりやすさ、そして読み込み速度という3つの点に立って考えなければいけません。それらを全て両立させるのはなかなか大変です。
しかし売り上げアップ、訪問数増加のためにはできるだけサイトのデータ容量を小さくし、それでいながら色やCSSをうまく使って商品とマッチしたサイトデザインを心がけていきましょう。
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