Amazonの世界シェア|アマゾンの海外の売上や市場を調査

category :  EC売上UP

update :  2022/05/31(火)

staff :  yamada

監修者

株式会社これからの取締役。 2004年、IT系上場企業に新卒入社。ECサイトのコンサルティング営業に従事。 その後、株式会社これからに創業メンバーとして参画し、取締役就任。 小規模ショップから東証1部上場企業まで、500社以上のECサイト戦略について支援。 自社ECサイト支援で業界トップクラスの実績を誇る。 年間100回以上のECセミナー登壇や大規模展示会での講演多数。 書籍「図解即戦力 EC担当者の実務と知識がこれ1冊でしっかりわかる教科書」(技術評論社)の執筆も手がける。

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Amazonは世界の主要各国のEC市場において、高いシェア率を占めています。

日本国内でも売上高や流通総額が、楽天と1,2位を争うECサイトです。

世界におけるAmazonの市場シェア率から、今後のEC市場における潮流の参考にしてください。

 

Amazonは世界の主要国で市場シェアが高い

世界でEC市場が大きい主要各国のBtoC市場におけるAmazonの市場のシェア率です。

 

国名 Amazonのシェア率*1
アメリカ 41.4%
イギリス 30.1%
日本 26.2%*2
ドイツ 45.8%

※1.それぞれの数値はアメリカは2021年、イギリスは2019年、日本は2020年、ドイツは2017年度のもの。
※2.流通総額が3兆2,000億円とした場合の試算

出典:emarketer.com 2020
参考:英国でのeコマース市場シェア

アメリカでは EC 市場で2位のウォルマートが7.2%なので、Amazon が圧倒的なシェア率を誇ります。

 

Amazonは海外でも強い

Amazonはアメリカ、ヨーロッパ最大のオンライン小売事業者です。

2021年のアメリカの小売市場でAmazonは2位。世界最大の小売業のウォルマートの売上高60兆円に次ぐ規模です。

2019年のヨーロッパのオンライン売上高の9.8%をAmazonが占めています。

ヨーロッパ全体のEC事業で売上高が1位のドイツ発のOttoグループと、2位の英国のスーパーマーケット「Sainsbury’s」はAmazonの8分の1です。

参考:ネットショップ担当者フォーラム

 

Amazonは中国市場から撤退

米国ではネット通販で約5割のシェアを持つアマゾンだが、中国から撤退しています。

ネット通販最大手のアリババ集団び淘宝網(タオバオ)と京東集団の天猫(Tmall)の2強で8割近いシェアを持っています。

その他の中国内のECサイトとの競争が激しく、現地との習慣の違いでAmazonは撤退しました。

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Amazonは日本のECサイトで売上No.1

Amazonはモール型ECですが、「マーケットプレイス」はAmazonが仕入れ販売するサイトとも考えられます。

その観点で、ECサイトとした場合、国内での売上高はトップです。

Amazonの日本事業の売上高は2兆5,378億円です。小売業ではイオン、セブン&アイ・ホールディングスに次ぐ3番目の売上規模です。

参考:ネットショップ担当者フォーラム

 

日本ではAmazonと楽天の市場シェア率は互角

Amazonと楽天の国内の流通総額はほぼ同額だと推測されています。

ただし楽天の場合は、グループ全体の流通総額です。そのため楽天トラベル、楽天ブックスなどの流通額も含まれています。

そのため物販ECのみで考えると、Amazon の流通総額が大きいと思われます。

参考:楽天プレスリリース

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Amazonは今後も世界のEC市場や小売業で大きな存在感

2019年度、Amazon は世界の小売業の中でも第2位です。もはやEC市場のみならず、小売業界でも非常に大きな存在となっています。

Amazonは今後も世界のEC市場や小売業で大きな存在感

 

Amazonがこのランキングに登場した2015年以降、毎年順位を上げてきました。

さらにAmazonは毎年、増収増益です。常に右肩上がりで成長し続け、世界のEC 市場を牽引してると言えるでしょう。

 

Amazonは今後も世界のEC市場や小売業で大きな存在感

 

Amazonの2022年の第1四半期(1~3月)の決算によると、売上高は前年同期比7%増の1164億4400万ドルです。

売上は堅調に伸びており、今後も成長し続ける見込みです。

Amazonは国内総生産(GDP)で上位20か国のうち、すでに14か国へ進出しています。

そして、世界各国の市場ですでに大きなシェアを持っているため、急激な成長は見込めないとされています。

しかし、世界の主要各国のEC 市場におけるマーケットリーダーであるAmazonの動向は今後も目が離せません。

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