オンラインショップ開設までのステップ|初心者が知っておきたい基礎知識を開設

category :  EC売上UP

update :  2021/05/06(木)

staff :  yamada

PCやスマホから気軽に利用できる「オンラインショップ」は、今や生活に欠かせません。経済産業省の調査によると日本国内でも年間6.76%(※)のお店がオンライン化しており、これからショップ開設を計画している人も多いと予測されます。しかし未経験の場合、「何から始めていいかわからない」というケースも少なくありません。

この記事では、オンラインショップ開設に必要な基礎知識や流れを、わかりやすく解説します。

オンラインショップを立ち上げる前に知っておきたい基礎知識

オンラインショップを立ち上げる前に知っておきたい基礎知識

ショップ開設の作業をスタートする前に、必ず理解しておきたい項目を3つピックアップしました。これを知らずに準備を進めると、収益の上がらないショップになる可能性があるため注意が必要です。

  • ・実店舗とオンラインショップの違い
  • ・オンラインショップ開設までの流れ
  • ・売れるオンラインショップを作るためのノウハウ

以下の項目で、それぞれを詳しく解説していきます。ぜひ参考にして、お客様に喜ばれるショップづくりを目指してください。

実店舗とオンラインショップの違い

直接お店で接客する実店舗と、インターネットを通じて販売するオンラインショップ。同じ物販でも両者には多くの違いがあるため、オンラインならではのメリットやデメリットを理解した運営が必要となります。

  実店舗 オンラインショップ
販売エリア 店舗(顧客の大半が同地域在住) インターネット上の自社サイトまたはモール
集客方法 新聞、テレビ、雑誌などの各種メディア 看板、ちらし、ポスティング、DMなど インターネット広告などの利用もあり インターネット広告、SEO対策、SNDが中心 実店舗と同様のメディア利用もあり
配送 購入時に手渡し。希望により地方発送も可 契約配送業者に委託
営業時間 店休日以外の営業時間のみ 受注に限れば365日24時間
開業費用 規模にもよるが多額の開業資金が必要 規模にもよるが低予算でスタート可

実店舗は建物が必要なので、多額の初期費用がかかってしまいますが、実際に商品を手に取ったり試着したりできることが強みです。一方オンラインショップは開設費用は少額ですが、細かな実寸表記や詳細な写真データなど、商品の特徴を伝えるための工夫が必要になります。

販売する商品の種類にもよりますが、実店舗は接客によってお客様と直接コミュニケーションを取りたい方、オンラインショップは初期費用をかけずに、配送しやすい商品でスタートしたい方に向いていると言えます。

売れるオンラインショップを作るためのノウハウ

売上の上がるショップには共通点があり、過去の成功例から導き出したロードマップ(目標達成のための計画)を参照することで、収益アップへの近道となります。

例として、支払い方法の選択肢を挙げてみましょう。オンラインショップに希望の決済方法がない場合、6割もの人が購入を諦めるとい調査結果があります。また、約8割の人が決済にはクレジットカードを使用しています。これらの結果からわかるのは「クレジットカードを含め、できる限り多くの決済方法を用意する」ことで、客離れを阻止し顧客満足度も高められる可能性が高くなるということです。

オンラインショップにとって、集客やリピーター獲得のための戦略を立てることは重要なミッションですが、成功ノウハウを上手に取り込むことで確実性がさらに向上します。また、イレギュラーな顧客対応や業種に特化した運営のコツなど、過去から学ぶことは多くあります。

オンラインショップ開設のステップ

オンラインショップ開設のステップ

オンラインショップをゼロから立ち上げる場合の、作業の流れを解説します。業種などにより細かなアレンジは必要になりますが、まずはこの4つのステップに沿って考えてみましょう。頭の中にあったアイデアを具体的な計画に落とし込むことで、見えていなかった現実的な問題がわかってきます。

  1. 1販売したい商品を決める
  2. 2ショップの名前やコンセプトを決める
  3. 3商品を準備する
  4. 4オンラインショップ開設

オンライン開設のための4ステップを、以下の項目で順に説明していきます。

STEP1:販売したい商品を決める

最初にやるべきことは、販売する商品の決定です。得意分野の商品や他にない独自商品は有利ですし、既に在庫が手元にある人もいるでしょう。商品が決まったら、そこにショップのコンセプトを盛り込んでいきます。

そのとき気をつけたいのが、お客様のニーズや季節感、トレンドなど「求められている商品」を見極めることです。商品企画で重要なマーケティングは、どんなお客様がショップに来るのか、どんな商品に魅力を感じるのかを分析する業務です。ここをしっかりやっておくことが、売れるショップ作りの基本です。

また、商品の原価やサービスにかかるコストなどから利益率を割り出し、現実的なビジネスプランをシミュレーションしてみることも重要です。同ジャンルの商品を扱う他サイトの価格などもリサーチしておきましょう。

お客様の興味を引き、利益がしっかりと出て、自分も売りたいと思える商品を企画することが、ショップ開設へのファーストステップです。

STEP2:ショップの名前やコンセプトを決める

商品構成の次は、ショップの名前を決定しコンセプトを明確化していきます。商品企画の段階で想定したターゲットや、どんな雰囲気のショップにしたいのかを意識して、相応しいショップ名をつけましょう。

ショップ立ち上げ時は夢が膨らむので、「全ての人に買ってもらいたい」と思う人も少なくありません。しかし、オンラインショップのお客様は、多くのお店の中から目的をもって商品を検索します。そのため、ぼやけたイメージにならないよう、はっきりとしたコンセプトを打ち出すことが重要です。

方向性が決まれば、サイトを作成するときもデザインがしやすくなります。色調や文字の大きさ、レイアウトなどを、顧客の性別や年齢、趣味やファッションの傾向に合わせ、訴求力を高めましょう。また、お店のロゴやキャラクターなどで、ビジュアル的な印象づけをするのも効果的です。ターゲット層にマッチした店名やサイトデザインは、収益アップのための重要なパートであると言えます。

STEP3:商品を準備する

ショップの形が出来上がったら、いよいよ商品の準備にかかります。商品企画で決定した構成に従い、在庫をそろえていきます。ここからは大きな経費が発生するパートです。

仕入れに関しては、問屋から購入する、オリジナル品を製造工場に発注、または手作り品を作る……など、様々なルートがあります。どの方法で仕入れるにしても、常に過不足のない在庫を調整できるよう、万全の備えをしておくことが肝心です。

また、仕入れに付随して、入荷した商品の検品や、品番の割り当て、サイト掲載用の商品撮影や送り状作成、商品サイズに合わせた梱包資材の準備など、様々な業務が発生します。特に品番は誤発送がないよう、複数のスタッフで確認することが重要です。貼り付けたバーコードをPCに取り込むスキャナーなどを活用しながら、慎重に準備を行いましょう。

STEP4:オンラインショップを開設する

全ての準備が整ったら、いよいよ開店です。しかし、ホームページとしてインターネット上に公開しただけでは、多くのアクセスは見込めないため、お客様の流入を増加させ、リピーターを獲得する手段が必要になります。ほとんどのオンラインショップは「モール型」「ASP型」「サーバーレンタル」、いずれかの方法で運営を行っています。

それぞれ特徴が異なりますので、メリットとデメリットをしっかりと把握し最適な方法を選択してください。

  方法と必要なウェブ知識 メリット デメリット
モール型   楽天やAmazonに出店 ★☆☆ 登録するだけで始められるので手軽です。大手モールはアクセス数が非常に多いため、初心者でも顧客獲得のチャンスがあります。 登録料や販売手数料などが必要なので、そのぶん粗利が減少します。モールによっては審査で断られることもあります。
ASP型   Baseなど既に簡単な設定で独自サイトが作れる ★★☆ わずかな知識があれば、初期費用を抑えて開店できます。管理、システムの運用保守や機能の追加もプロバイダーにお任せできます。 デザインや機能の面でカスタマイズ性が低く、テンプレートから選ぶ形になります。また、外部システムとの連携もできません。
サーバーレンタル   プラグラミングの知識を駆使してオリジナルのサイトを作る ★★★ 費用はサーバーのレンタル料だけでOK。デザイン、機能ともに自由にカスタマイズでき、解析ツールやデータベースなども連携ができます。 高度なプログラミング知識が必要。管理の手間や時間がかかります。また、集客のためにSEO対策なども必要です。

ウェブ知識に自信がない場合は、モール型が安心でしょう。ASP型は商品数が少ない場合、安価で便利です。サイトの仕様にこだわる場合は、サーバーレンタルを。基本的にはインターネット環境とパソコンがあれば、オンラインショップは開設できます。まずは無理のない方法でスタートしてください。

オンラインショップを開設したあとは集客✖️リピーター獲得を目指す

オンラインショップを開設したあとは集客✖️リピーター獲得を目指す

オンラインショップをオープンした後は、お客様のアクセスを増やし、リピーターを獲得に努めましょう。集客やプロモーション、アフターフォローは一度やれば終わりではなく、毎日こつこつと状況に合わせながら継続していくことで効果を発揮します。受注や発送の業務と並行して行うため、最初のうちは大変かもしれませんが、事前に戦略を練っておくことで、スムーズな業務のフローが構築できます。

オンラインショップに必須の「集客」と「リピーター獲得」について、効果的な方法をピックアップしました。特にショップ立ち上げ前後には重要なミッションとなりますので、しっかりと必要性を理解してください。

集客の方法

集客には様々なアプローチがあります。それぞれメリットとデメリットがあるため、理解して上手に使いこなすことが大切です。代表的なオンラインショップの集客方法には、以下の3つがあります。

  • ・web広告を出す

ターゲット層向けのウェブサイトに広告を掲示します。細かいターゲティングができ、集計結果がわかる点がメリットですが、広告効果に応じた見直しの手間や費用がかかるデメリットもあります。

  • ・SEO対策

インターネットの検索結果でショップを上位に表示させるための対策で、集客やブランディングに効果を発揮します。ただし専門知識が求められ、結果が出るまでに時間がかかるため根気が必要です。

  • ・メディアやSNSの運用

SNSなどでショップの情報を拡散する集客方法です。費用がいらない点はメリットですが、媒体選びが難しく、最低でも毎日の更新が必要なので手間がかかります。

売れるショップ作りには手間と暇が必要ですが、少人数のショップでは対応が難しいケースも多いようです。そんな場合はツールに頼るのも賢い方法です。わずかな費用で導入でき、ショップに代わって自動で広告を出してくれる「AdSIST」は、オンラインショップに特化した集客ツールです。

リピーターを獲得する方法

リピーターはショップの安定した収益につながるだけでなく、口コミ評価を高めて新規の流入も促進してくれます。リピーター獲得方法には、以下のようなものがあります。

  • ・お礼のメール

購入直後、入金確認と兼用など、ショップによって様々です。オンラインショップはお客様との接点が少ないため、機会を見つけて感謝を伝えることが印象アップにつながります。

  • ・お問い合わせ

問い合わせやクレームは、対応を失敗すると評価を下げてしまいます。丁寧に感謝をこめながら、真心が伝わる態度で接しましょう。問題がうまく解決すれば、リピーターになってくれる場合もあります。

  • ・ポイント、クーポン

次のお買い物で使えるクーポンや、購入回数および金額によってたまるポイントは、「また同じショップを利用したい」と思うきっかけになります。

  • ・会員登録

会員だけが受けられる特典は、顧客にとって魅力的です。ショップ側もリピーター獲得だけでなく、個人情報を取得することで、顧客層の分析などマーケティングに役立ちます。

  • メルマガ

常にショップの存在を意識させ、プロモーションを行えるメルマガは、長期間ご購入のない顧客の掘り起しにも有効です。ただしあまり頻繁に届くと逆効果なので、サイクルの調整は必須です。

  • ・新商品の追加

リピーターはすでにサイトを訪れているので、同じ商品構成では飽きてしまいます。新商品の追加やサイトのリニューアルをまめに行うことで、リピーターをつなぎとめると同時に新規の流入も促します。

  • ・他者との差別化

手書きのお礼状やオリジナルのノベルティ、サンプルのプレゼントなど、他にはないサービスでショップを差別化することで、他のショップへの顧客の流出が防げます。

この他にも、リピーター獲得のアイデアはたくさんあります。同ジャンル、同価格帯のショップをリサーチして、ヒントを得るのもおすすめの方法です。

オンラインショップ開設はツールを利用しながら計画的に!

オンラインショップ開設までの、流れと基礎知識をご紹介しました。ショップ開設に関する作業の中でも、集客とリピーター獲得は収益のために非常に重要です。初めてのショップ作りを成功させたい人は、ぜひツールの導入を検討してください。「AdSIST」は自動で最適な集客を行い、収益を強力にサポートします。

 

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