今さら聞けないクレジットカード決済の仕組み|手数料・決済代行会社の比較表付き
スキャンするだけで支払いを済ますことができるクレジットカード決済。どのようにお金が動いているのか意識したことはありますか?普段の生活ではなかなか興味を持つことはないでしょう。
ECサイト・ネットショップの運営でも必要不可欠なクレジットカード決済について、決済の流れや購入者・販売者のメリット・デメリットなど、クレジットカードについて網羅的に紹介していきます。
クレジットカード決済とは?
お客様が商品購入の際にクレジットカードを用いた決済方法のことを指します。お客様がクレジットカードを使用して決済を行うと、カード会社から利用店舗に代金が支払われます。その後、引き落とし日になると指定口座から利用した分の金額が引き落とされるという仕組みです。
「現金を持たなくても良い」「後日引き落とされる」といった利便性から、最も選ばれているインターネット決済の1つと言えます。
クレジットカード決済の仕組み
普段何気なく利用しているクレジットカードは、お店とカード会社、または決済代行会社などが関係してきます。では、どのようにお店にお金が入ってきているのか、クレジットカードの仕組みを紹介します。
購入者・店・カード会社間
お客様は支払いをするだけですが、問題はお店とカード会社間です。カード会社1社1社と直接契約をする場合は膨大な時間と人的コストを割くことになると覚えておきましょう。
決済の流れ
クレジットカード決済は以下のようなフローをたどります。
- お客様が「クレジットカード払い」を選択。ネットショップから商品を購入
- カード会社がネットショップに代金の立て替え。
- ネットショップは手数料を支払う引き落とし日になったらカード会社から利用額が引き落とされる
手数料の負担者と相場
ネットショップが負担する決済手数料の相場は、決済金額の3~10%です。売り上げの規模や取扱商品によって手数料のパーセンテージに幅が出てきます。一般的に支払いが滞るリスクの高い商品やサービスはパーセンテージが高く設定されています。
クレジットカード会社と直接契約をする際の留意点
直接契約をする際は、カード会社ごとに契約内容や運用方法が異なるという点に留意する必要があります。例えば決済手数料や入金サイクルは各社バラバラです。そのため、契約するカード会社が多いほど、入出金管理が複雑になり、ミスを招きやすくなります。改善のために決済システムを構築するとなると、そこそこの費用がかかってくるでしょう。
自社で契約した方が費用が抑えられるかと思いきや直接契約は、莫大な時間とコストがかかってくる可能性が高いと言えます。
購入者・店・カード会社・決済代行会社間
購入者とお店、カード会社に決済代行会社が入ってもお客様やお店の流れはあまり変わりません。しかし、お店側に決済代行会社に対する手数料が増えるといった点が変わります。
決済代行会社とは?
決済代行会社とは、お店の代わりにカード会社との契約締結を代行してくれる会社です。契約締結以外にも各社バラバラの入金サイクルを1醜類にまとめて、お店に入金してくれたり、セキュリティの強化を行ったりとお店にとってメリットの多いサービスを提供してくれます。
決済の流れ
決済代行会社が入ることによって、クレジットカード決済の流れは以下のように変わります。
- お客様が「クレジットカード払い」を選択。ネットショップから商品を購入
- 決済代行会社がネットショップに代金の立て替え。ネットショップは手数料を支払う
- カード会社に利用情報がいき、決済代行会社に立て替えた代金が支払われる
- 引き落とし日になったらカード会社から利用額が引き落とされる
手数料の負担者と相場
決済代行会社と契約することで、お店が払う手数料が、決済手数料と月額手数料に増えます。おおよその相場は決済手数料が決済金額の2~10%前後。月額手数料は3,000~8,000円程度になります。また、初期費用が3~8万円ほどかかってくるということも覚えておきましょう。
通販でのクレジットカード決済の仕組み
通販であろうが、実店舗であろうが決済の仕組みは変わりません。決済が行われたら、カード会社もしくは決済代行会社がお店に代金を立て替えて、後日お客様の登録口座から引き落としが行われます。
クレジットカード決済のメリット・デメリット
クレジットカード決済はメリットとデメリットが存在します。メリットは現金がいらない、ポイントが付くなどでわかりやすいですが、使いすぎや不正利用など、デメリットは見落とされがちです。安心安全に利用するためにも特にデメリットは良く把握しておきましょう。
購入者のメリット
購入者のメリットは以下となります。
・現金がいらない
・分割払いができる
・ポイントが貯まる
・会員優待特典がある
・付帯保険がついている
クレジットカードは、利便性の高さが一番のメリットですが、ポイントや優待特典、付帯保険などクレジットカードにはたくさんのお得が付いてきます。
現金がいらない
現金の持ち合わせがない場合でも買い物ができる点はメリットと言えます。キャッシュレス決済が進む中、電子決済は導入されていないお店でもクレジットカードは使用できるというお店も多くあります。
分割払いができる
高額な商品を購入した場合は、支払いを分割することができます。現金ではあり得ない支払い方法ですが、クレジットカード決済ではシステムで自動引き落としされるため、分割払が可能です。ただし、分割可能な金額は1万円からです。1万円以下の買い物は一括のみとなっています。
ポイントが貯まる
クレジットカードは利用金額に応じてポイントが貯まる仕組みになっています。貯めたポイントは、1P=1円で利用することができるので、ポイントの額によっては一切現金を出さずに外食したり、買い物をしたりすることができるのです。
カード会社によっては貯めたポイントでお客様をランク付けしていることもあります。ランクが上位になると優待を受けられるといった特典が用意されていることがほとんどです。
会員優待特典がある
カード会社によっては会員優待特典を容易している場合があります。例えば商品代金や施設利用料の割引や、空港のラウンジサービスの利用などです。
付帯保険がついている
クレジットカードに付帯保険を付けているカード会社もあります。クレジットカードを申し込めば、旅行の債の傷害保険やショッピング保険などに入ることもできます。
購入者のデメリット
購入者のデメリットは以下のようなものが考えられます。
・分割払いだと手数料がかかる
・使いすぎることがある
・不正利用される恐れがある
・決済できないクレジットカードもある
一番怖いのはセキュリティの問題です。カードを不正利用された場合は、生活に困るといった事態に陥ることも考えられます。
分割払いだと手数料がかかる
3回以上の分割払いや2回以上のボーナス払い、リボ払いは手数料がかかります。特にリボ払いは手数料が高いのですが、翌月の返済総額に上乗せされるため、手数料という概念が薄くなってしまいます。
また、月々の返済金額を安く設定できることから、分割回数を多くしがちです。支払い回数が増える=手数料も増えるということなので、利用には注意が必要です。
使いすぎることがある
クレジットカード決済は、現金と違ってお金を使っているということが分かりづらくなっています。また、口座の残高以上の買い物をしたとしても、支払日までに用意すれば大丈夫な点も使いすぎを助長します。中には生活を圧迫してしまうケースもあるようです。
不正利用される恐れがある
クレジットカードを落とした、カード会社から情報が漏洩した場合、クレジットカードが不正に利用される恐れがあります。2018年のクレジットカード不正利用の被害総額は235.4億円※1にも上ります。思っていたより被害額が大きいと感じるのではないでしょうか?
インターネット上で決済処理を行う限り、いつ情報を抜き取られて不正に利用されるか分からないということを覚えておきましょう。
参考文献
※1:クレジットカード不正利用被害の集計結果について
決済できないクレジットカードもある
お店によって、取り扱っているカードの種類が違うため、決済できないこともあります。利用したいお店がある場合は、自分が持っている種類のカードが使えるかどうか確認しておきましょう。
販売者のメリット
クレジットカード決済を取り入れることは販売者にも多くのメリットがあります。
・販売機会を失わずに済む
・外国人観光客の集客が期待できる
・リピーターの増加が期待できる
・店の信頼性を高められる
・未払いリスクや管理コストを下げられる
クレジットカード決済を取り入れることで、機会損失を少なくすることができるため、売り上げアップの期待ができます。
販売機会を失わずに済む
現金を必要とせずに情報を入力もしくはカードを通すだけで決済できるクレジットカードを便利に思う人は多くいます。中には「クレジットカード決済ができないお店では買い物をしない」と決めている人もいるほどです。クレジットカード決済の導入は、そういったお客様のかご落ちを防ぐことができます。
外国人観光客の集客が期待できる
海外ではキャッシュレス決済が日本よりも進んでいるため、日本でもキャッシュレスで支払いができると思っている人も多いでしょう。しかし、日本はキャッシュレス後進国といった不名誉な名称を付けられるほど、諸外国から遅れを取っています。
そんな日本で広く使われているキャッシュレス決済はクレジットカードです。PaypayやApple payなどの電子決済よりも馴染みの深いため、導入もしやすいでしょう。また、国際ブランドのクレジットカードを所有する外国人観光客も多くいるため、クレジットカード決済を導入しておけば、機会損失を防ぐことができます。
リピーターの増加が期待できる
ECサイトなどのネットショップでは、1度クレジットカードを登録しておけば、次回からは入力の必要がありません。「購入ボタン」を押せば自動的に登録したクレジットカードでの決済が行われます。
そのため、デフォルトでクレジットカード払いにするよう促せばリピーターの増加も期待できます。
店の信頼性を高められる
クレジットカードを申請する際、必ず審査があります。それは、クレジットカード決済を取り入れるECサイトも同じです。クレジットカード決済を導入しているということは、カード会社の審査を通過できたお店として信頼度が高くなります。
特に対面での接客がないECサイトにおいて、信頼度が高いということは大きなメリットになり得るでしょう。
未払いリスクや管理コストを下げられる
銀行振込や代引きなどの決済方法は、注文が完了したとしても未払いによるキャンセルのリスクがあります。しかし、クレジットカードの場合、確実に決済されるため、未払いリスクがありません。
さらに、入金のタイミングが一定といった側面から、販売者の資金管理コスト削減ができます。
販売者のデメリット
販売者のデメリットは以下のとおりです。
・お客様に手数料の上乗せができない
・チャージバック発生のリスクがある
・手元にお金が入るのが現金払いよりも遅い
何のサービスを利用するにも手数料はネックになってきます。また、トラブルによる返金や入金のタイムラグも販売者にとってはデメリットになるでしょう。
お客様に手数料の上乗せができない
カード決済手数料はお店側がカード会社に支払う手数料として定められています。そのため、お客様に対して決済手数料の上乗せはできません。
カード会社にもよりますが、決済手数料は決済額の3~10%相当です。取引が多くなればなるほど、決済手数料も膨らんでいくことになります。
チャージバック発生のリスクがある
チャージバックとは以下のような理由で、カード会社に商品代を返金することです。
・クレジットカード決済に同意しないため、売り上げの取り消し
・事業者の商品未発送・商品の不具合
・不正利用による売り上げ取り消し
チャージバックの多くは、不正利用による返金です。不正利用からのチャージバックを防ぐためには、サイトのセキュリティレベルを上げることが有効的です。
また、決済代行会社の選定においてもPCI DSSやプライバシーマークなどの規格や基準に達している会社を選ぶことで、お客様の大切な情報を守ることに繋がります。
手元にお金が入るのが現金払いよりも遅い
現金であれば売り上げがすぐに手元に残ります。しかし、クレジットカード払いだと入金サイクルが決まっており、遅いところだと決済した月の翌月末に入金ということもあります。
そのため、資金に余裕がない小規模のお店などは資金繰りに頭を悩ませるといったデメリットも考えられます。
クレジットカード決済時の領収書発行は店の義務?
クレジットカード決済時にお店が領収書を発行する義務はありません。なぜなら、クレジットカード決済ではお客様とお店の間で代金をやりとりしている訳ではないからです。お客様がクレジットカード決済を行うとカード会社から、お店に代金が振り込まれます。そして、カード会社がお客様に代金を請求するというフローをたどるのです。
クレジットカード決済の場合、カードの利用明細書が領収書となります。領収書を発行してしまうとお客様はカード会社とお店の両方から請求を受けたことになります。二重支払いが発生していることになり、経理上のミスに繋がるため、お店側が領収書を発行する必要はありません。
もし、「どうしても領収書がほしい」といわれた場合は、「クレジットカード払い」を明記しておくと二重支払いだという勘違いを防ぐことができます。
ECサイト用クレジットカード決済サービスの比較表
サービス | 初期 費用 | 月額 料金 | 決済 手数料 | 契約 期間 | 開始 日数 | 個人 | 法人 |
ソニーペイメントサービス | 無料 | 無料~ | 3.5% | 1年間~ | 約1ヶ月 | ○ (審査あり) | ○ |
ソフトバンク・ペイメント・サービス | 決済手段 による | 決済手段 による | 個別対応 | 6ヶ月~ | 審査約30日 | × | ○ |
ルミーズ | プランによる | プランによる | プランによる | プランによる | 1~2週間 | ○ | ○ |
ゼウス | 個別対応 | 個別対応 | 個別対応 | 1年間~ | 最短5営業日 ※決済方法による | ○ | ○ |
イプシロン | 無料 | 無料 | 3.6%~ | なし | 最短1営業日 | ○ | ○ |
F-REGI | 15,000円~ | 無料 (売り上げ条件あり) | 3.4~4.4% | 3ヶ月~ | 最短8営業日 | ○ | ○ |
ペイジェント | 個別対応 | 個別対応 | 個別対応 | なし | 約1ヶ月 | ○ | ○ |
決済サービスにかかる費用は、初期費用・月額費用・決済ごとの手数料があります。売り上げ規模や平均購入額によって、お得な決済サービスが違ってくるので無駄な経費を省くためにも良く比較検討しましょう。
クレジットカード決済代行会社を選ぶポイント
・実績と信用があるか
・費用と割に合っているか
・決算管理機能が使いやすいか
・セキュリティ対策が充実しているか
クレジットカード決済代行会社を選ぶ時は上記のような「信頼性」と「機能面」、「費用面」を見て行けば良いでしょう。
実績と信用があるか
お金のやり取りが発生するため、信頼のおける会社であるかどうかを判断するのに導入実績は見逃せません。実績と信用がある会社であれば、実名企業で導入事例を紹介していることがあります。
どの業種で何社の導入実績があるのかを事前にしっかり調査しましょう。
費用と割に合っているか
代行会社にかかる費用は決して安いものではありません。各社によって大きく変わってくるため、良く比較検討する必要があります。中でも決済手数料は取引額に応じて増減します。
事業規模や売り上げによっては、月額料が無料で決済手数料の高い会社よりも、月額料はかかるけど決済手数料が安い会社の方がお得になるかもしれません。
決算管理機能が使いやすいか
決済代行会社が提供するサービスの中には入金照合や売上管理など、決済管理機能が付いています。決済管理機能を使用することで、業務負担の軽減に繋がります。
しかし、決済管理機能が使いづらいと無駄な工数を増やすことになるため、各社で比較しておきましょう。
セキュリティ対策が充実しているか
個人情報漏洩やカードの不正利用を防ぐためにもセキュリティ対策は避けて通れません。もし情報が漏洩してしまうと、決済代行会社だけでなくお店の信用も失うことになります。
そのため、PCI DSSやプライバシーマークなどを採用してセキュリティ対策をしっかり行っている会社を選ぶようにしましょう。
ECサイトでの購入者のクレジットカード決済の流れ
ECサイトでお客様が「クレジットカード決済」を行った時の流れは以下のようになります。
1. 必要情報(住所・氏名など)を入力する
2. 支払い方法で「クレジットカード」を選択する
3. クレジットカード情報を入力する
4. 支払い確定ボタンを押す支払いが完了する
5. 口座からお金が引き落とされる
支払い完了後、締め日の関係で当月引き落としになるのか翌月引き落としになるのかが異なります。
クレジットカードの締切日・確定日・引き落とし日の違い
クレジットカードには「締切日」「確定日」「引き落とし日」があります。それぞれの持つ意味は以下のようになります。
締切日:クレジットカード利用締め切りの日。月1回。例えば10日が締切日であれば、11日から翌月10日までが1回分の請求対象期間となる
確定日:お店からカード会社への請求が確定する日。お客様への請求も確定して請求される
引き落とし日:お客様の登録口座から請求金額が引き落とされる日
それぞれ各カード会社によって設定が違います。お客様は引き落とし日に請求金額以上の金額が口座にある状態にしておきましょう。
お店側は、確定日までに請求処理が終わっていないと、支払いが翌月以降にずれ込むことになるので注意が必要です
クレジットカード決済での返金処理
クレジットカードでの返金処理は、お客様から連絡が来てからカード会社に連絡します。お店側とカード会社の処理になります。お客様がすることは特にありません。
返金処理の流れ
クレジットカード決済での返金処理は以下の流れになります。
- 購入者が店舗に返品したい旨を連絡する
- 店がカード会社に商品の決済のキャンセルを依頼する
- カード会社が返金処理を行う
決済をキャンセルして返金処理をするのはお店側です。そのため、お客様からカード会社に連絡の必要はありません。
購入者側が注意すること
返金処理において利用者が注意することは以下の2つです。
- 返金・返品でも購入者側に手数料や送料がかかることがある
- 返金・返品でも利用代金明細書に反映されることがある
返金・返品でも購入者側に手数料や送料がかかることがある
店舗によっては、「返品の理由によっては、お客様に返送料を負担していただきます」等記載していることがあります。その場合、返送料を負担することになるため、注意が必要です。
また、飛行機や電車などの切符は、キャンセルすると払戻手数料が引かれて返金される場合があります。
返金・返品でも利用代金明細書に反映されることがある
返金処理のタイミングによっては、返品した商品代が一旦請求されることがあります。「返金処理したはずなのになぜ?」と慌てるかもしれませんが、返金処理のタイミングのズレによるものなので、心配する必要はありません。
もし、どうしても不安になるのであれば、利用したお店に再度問い合わせて、返金処理が行われているかどうか確認してもらいましょう。
クレジットカード決済でエラーになる原因
・カード番号やセキュリティコードが間違っている
・有効期限が切れている
・利用限度額を超えている
・不正利用されている
クレジットカード決済でエラーとなる要因は、単純な入力ミスから、不正利用までさまざまな要因が考えられます。
カード番号やセキュリティコードが間違っている
ネットショップでクレジットカードを利用する際、クレジットカード情報を入力する必要があります。少しでも入力ミスがあればエラーとなって決済はできません。特にカード番号は12桁の数字の羅列であるため、間違いやすい項目です。
また、カード会社によって記載場所が異なるセキュリティコードも案外間違いやすいので注意しておきましょう。
有効期限が切れている
有効期限の切れた古いクレジットカードを使用した場合、決済できずにエラーとなります。クレジットカードは有効期限が切れそうになると新しいクレジットカードが送られてきます。しかし、「後でいっか」と放置していて、交換を忘れてしまうことも多々あります。
エラーが出た場合は一度有効期限を確認してみてください。期限切れであれば新たなクレジットカードがあるはずなので、交換して再度トライしてみましょう。
利用限度額を超えている
クレジットカードには利用限度額が設定されています。短期間でクレジットカードを利用しすぎると上限額に達して、利用できなくなることがあります。
「利用した金額が分からない」といった事態に陥らないように、クレジットカードの利用も家計簿に記入すると良いでしょう。
不正利用されている
カード会社は不正利用の疑いがある購買行動が見られた場合、カード会社の判断でカードの利用を停止することがあります。
例えば、高額商品を立て続けに購入したり、国内での利用が多かったのに海外での利用が目立つ様になったりした場合、不正利用を疑ってカードの利用を停止します。
カード会社の判断でカードの利用を停止した場合、カード会社から確認の連絡がくることがあります。もし心当たりのない利用履歴がある場合は、すぐにカードの再発行を依頼しましょう。
デビットカードとの違い
クレジットカードとデビットカードには以下のような違いがあります。
引き落とし | 分割 | キャッシング | |
クレジットカード | 月1 | ○ | ○ |
デビットカード | 決済と同時 | 一括のみ | × |
デビットカードとクレジットカードの最大の違いは引き落としのタイミングです。表のように、クレジットカードは月に1度、締め日~翌締め日までの約1ヶ月間に利用した分を一気に引き落とされます。
一方、デビットカードは決済を行うと同時に口座の残高が減ります。口座からすぐに利用額が引かれるため、使用金額を把握しやすい反面、残高以上の買い物ができないというデメリットも存在します。
まとめ
クレジットカード決済を導入するのであれば、決済代行会社の利用がおすすめです。手数料はかかりますが、直接契約では、各カード会社入金日が違うため、入出金の管理が複雑でミスが起こりやすくなります。
決済代行会社であれば、契約から入金までお任せできます。業務負担が減ることで、ネットショップの運営に集中することが可能となります。
また、クレジットカード決済の他にも、主要な決済方法である代引きの流れも知っておいた方が、業務への理解が深まります。この機会に代引きも勉強してみましょう!
記事中の参考サイト
・一般社団法人日本クレジット協会「クレジットカード不正利用被害の集計結果について」https://www.j-credit.or.jp/download/news190930b.pdf
・ソニーペイメントサービス:https://www.sonypaymentservices.jp/
・SBペイメントサービス:https://www.sbpayment.jp/
・ルミーズ:http://www.remise.jp/
・ゼウス:https://www.cardservice.co.jp/
・エフレジ:https://www.f-regi.com/
・GMOイプシロン:https://www.epsilon.jp/
・ペイジェント:https://www.paygent.co.jp/
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