ECアプリとは|作成方法や費用とメリット・デメリットを解説

category :  EC売上UP

update :  2022/11/25(金)

staff :  yamada

ECアプリを活用しているEC事業者で、売上を伸ばしている事例が増えてきました。

その背景として、EC サイトで購入するデバイスの割合が6割を超えてきたため、スマートフォンのアプリから購入するユーザーも増えたからです。

ユーザーにとって高い利便性を提供できるECアプリは、リピーターを増やし、自社のLTV(生涯顧客価値)を高めてくれるきっかけになります。

ECアプリの利用状況・作成方法などから、メリットデメリットなどを解説しますので、今後の販促企画の参考にしてください。

ECアプリの需要が高まっている

スマートフォン経由の EC 市場規模の推移を紹介します。

ECサイトで購入するユーザーはスマートフォン経由が年々増えています。

参考:電子商取引に関する市場調査(経済産業省)

スマホ経由のEC市場が伸びてる背景の要因として、大きいのがスマホアプリの活用です。

スマホアプリは、プッシュ通知機能を用いてユーザーへコミュニケーションを図ることができます。それにより開封率が上がりサイトへのアクセスが伸びやすくなります。

一般的にスマホアプリは利用者にとっても利便性が高く、EC事業者がユーザーの購入・行動の傾向を分析し、更なる販路拡大に取り組めるチャネルとして注目されています。

スマホアプリの利用者も年々増えている

ECサイトで、スマートフォンのアプリ経由での購入は6割となっています。

さらに、2021年の国内のアプリ総MAU(調査対象アプリの月間起動ユーザー数の合計)は、前年比115%、2019年比134%と、アプリの利用者は年々増えています。

1人当たりの月間平均利用アプリ数(ユーザーが利用するアプリ数の平均)は過去最高の40個を記録。スマホアプリが成長の途上にあることがデータからは伺えます。

参考:PRTTIMES
参考:ECzine

 

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ECアプリの利用者数ランキングTOP10

2021年のECアプリ利用者数のランキングです。

順位 アプリ名 UU数(推計) 前年比
1 LINE 9,055万 103%
2 Twitter 5,505万 104%
3 Amazon 5,458万 108%
4 Instagram 5,427万 106%
5 Paypay 5,397万 114%
6 Yahoo! 5,154万 110%
7 楽天市場 4,932万 111%
8 マクドナルド 4,387万 101%
9 dポイントクラブ 4,363万 111%
10 Facebook 4,251万 96%

参考:ECのミカタ

いずれも利用者数は前年よりも増加しています。

ECアプリはAmazon・楽天市場が上位に入っていますが、前年比を上回る利用者数となっています。

ECアプリの作り方は3種類

アプリの作り方と特徴を紹介します。

開発手法 開発費用 プッシュ通知 ダウンロード 特徴
WEBアプリ

数十万円~

× 不要 ダウンロードして使う必要がなくブラウザ上で動く
ネイティブアプリ

数百万円~

 

必要

スマホのアプリの代表的なもの。カメラやプッシュ通知の機能が利用できる

ハイブリッドアプリ 数十万円~ 必要

アプリの動作は遅くなるが、カメラ・プッシュ通知機能が利用できる。

費用が高いネイティブアプリの開発方法は2通りあります。

  • フルスクラッチ
  • ASP

一からアプリを構築するフルスクラッチは、機能の自由度が高いですが、開発期間が長くコストも高くなります。

ASPは、比較的安価に導入できます。カスタマイズ性に劣りますが、プッシュ通知などの機能は実装されています。

ASPのサービス例として、Yappli(ヤプリ)・betrend(ビートレンド)が有名です。

 

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ECアプリのメリット・デメリット

ECアプリを導入することの、メリット・デメリットを紹介します。

メリット デメリット
・ユーザーの利便性が向上しリピート促進
・プッシュ通知で効果的な販促
・販売チャネルを横断した顧客体験
・開発費用が高い
・最新のOSに対応が必要
・ダウンロードされるための工夫が必要

ECアプリを導入すれば、効果的な販促、利便性の高い顧客体験、各種データ収集などのメリットが期待できます。

ただし、肝心のアプリがダウンロードされ、利用されなければ意味がありません。

大きなメリットは売上UPにつながる

大きなメリットは、ユーザーの利便性が向上することでリピート購入につながり、結果売上がアップします。

ECサイトへのアクセスの速さや操作の快適さは、通信の影響で読み込みの時間がかかるブラウザ経由より、端末に一部データを保存しているアプリ経由が有利な場合があります。

さらにプッシュ通知は、メルマガと比べて3倍以上の開封率が期待できます。

会員情報・購買情報などのデータに基づき、ユーザーに合わせたクーポンを配信することも可能です。

大きなデメリットは開発コストが高い

大きなデメリットは、開発コストが高いことです。自社アプリを作ろうとすると、開発コストは数百万円はかかります。

さらに、iOSやAndroidのバージョン対応もあるため、アプリをリリースしても継続的に更新作業が必要です。

そして、多額の費用をかけて開発したアプリがダウンロードされない可能性もあります。

ブランドがない、使うメリットが薄いアプリをダウンロードしてもらうのは、簡単ではありません。

そのため、アプリ限定の割引クーポンの発行・コンテンツなどを配信して動機付けしましょう。

ECアプリの導入事例

EC アプリを導入し成功した事例を紹介します。

ECアプリで成功している企業の多くが、アプリを利用するメリットをユーザーに提供して、常に新しい機能の追加やサービスの見直しなどの取り組みを継続的に行ってきました。

無印良品

無印良品は、アプリを活用したオムニチャネルの施策として、顧客の来店頻度が増加した実績があります。

2013年にリリースしたスマホアプリの「MUJI passport(ムジ パスポート)」は、国内のダウンロード数が現在では約2450万以上です。

同社はユーザーとのコミュニケーションで最も重要なツールと位置付けて、アプリを活用することで顧客ごとの情報を出していき、関係を深めていきました。

その結果、来店頻度が増加しました。ステイホームの時期には、ECの売上にも貢献しました。

アプリによって、購買・行動傾向のデータが蓄積されて、適切なメッセージを送ることができたからです。

楽天市場

楽天市場のアプリのユニークユーザー数は推計で4,932万数*(2021年調べ)で、国内で7番目の多さです。

楽天ポイントを使ったユーザーの囲い込みと利便性を提供して成功している事例です。

アプリの機能例です。

  • ・商品バーコードのスキャンで最安値ショップを探せる
  • ・お気に入り商品の入荷や価格変動をプッシュ配信
  • ・店舗でアプリの画面を見せるとポイントが貯まる

オンライン、オフラインでもアプリを利用する目的があるサービスとなっています。

参考:ECのミカタ

ECアプリ導入で成果を上げるポイント

ECアプリを導入して成果を上げるためには大きく3点あります。

  • まずはダウンロードしてもらうこと
  • プッシュ通知を最大限活用する
  • 購入に結びつくような機能やコンテンツを活用する

以下、詳しく解説します。

まずはアプリをダウンロードさせる施策

ネイティブアプリの場合、App store・Google Playで登録、配信もできます。

その後は、ダウンロード数の進捗を確認しながら、継続的にダウンロード数を増やす施策を行っていきます。

プッシュ通知で利用率をアップ

アプリの利用を促進させるためには、プッシュ通知が欠かせません。

例えば、タイムセールやクーポンの案内をプッシュ通知で送ると、数多くの反響を得ることができるでしょう。

LINEがメルマガよりとメッセージの開封率が高いことと同様に、プッシュ通知は販促の施策でとても有効です。

購入導線を増やすためのコンテンツを作成

アプリ内に、コンテンツを配信するのもオススメです。それにより、ユーザーは買い物以外の目的でも、アプリを利用する可能性が増えます。

そして、そのコンテンツから商品を購入できる動線を設けて、利便性も提供することが大事です。

例えば、アパレルのアプリの場合、販売員がオススメするアイテムを紹介するコンテンツから、購入ページへと導き、シームレスな顧客体験を生み出すことで、売上に伸ばすことにつながります。

 

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まとめ

更なる売上拡大のために EC アプリは有効です。

EC市場では、アプリで購入する顧客は今後もますます増えており、顧客はつねに利便性やお得を求めているからです。

そのためには、顧客にアプリを使ってもらうための施策も欠かせません。

購入頻度や客単価が高いユーザーがアプリを利用する頻度が増えれば、売上を伸ばすことにつながるからです。

気になるECアプリの開発費も、最近はASPのサービスを利用してコストダウンしてるケースも増えてきています。

自社サイトの売上を中長期的に伸ばしたい場合は、導入の検討をしましょう。

 

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