ECサイトの販促施策10選|売上が上がる施策をご紹介

category :  EC売上UP

update :  2023/12/21(木)

staff :  石澤ちゃん

監修者

株式会社これからの取締役。 2004年、IT系上場企業に新卒入社。ECサイトのコンサルティング営業に従事。 その後、株式会社これからに創業メンバーとして参画し、取締役就任。 小規模ショップから東証1部上場企業まで、500社以上のECサイト戦略について支援。 自社ECサイト支援で業界トップクラスの実績を誇る。 年間100回以上のECセミナー登壇や大規模展示会での講演多数。 書籍「図解即戦力 EC担当者の実務と知識がこれ1冊でしっかりわかる教科書」(技術評論社)の執筆も手がける。

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ECサイトの販促施策はECサイトの売上を上げるために必要な施策です。 今回は、様々なECサイトの事例をお見せします。 販促施策の訴求アイディアを得られるよい機会になれば幸いです。

ECサイトの販売促進とは

ECサイトの販売促進とは、ECサイトの売上拡大を目的とし、集客した見込み顧客の購買意欲を刺激して購買行動につなげる活動のことを指します。例えば、クーポンの配布や送料無料キャンペーンなどは購入率や客単価を上げる販売施策の1つです。

例えでお伝えした販促施策のように、ECサイトにアクセスしたお客様が購入したくなる理由付けをし、購入を促すことで売上向上に繋げることができます。

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ECサイト販促施策

ECサイトの売上を上げるのに効果的な販促施策をご紹介いたします。大きなカテゴリーに分けると以下の販促施策が上げられます。

  • クーポンの配布
  • 特集記事
  • セール
  • 送料無料
  • ポイント付与

以上のカテゴリーからブランドの特色を活かして、様々な訴求を行い販売促進をすることが多いです。 これらの施策を通して、購入率や客単価を向上させることができ、最終的に売上や利益拡大に良い影響を与えることができます。実際に、どのように取り入れているのか事例をご紹介いたします。

クーポンの配布

商品の初回購入やお誕生日月の方への案内などで割引クーポンを配布し購入を促す販促施策です。 通常価格の商品を安く購入することができるので、購入へのモチベーションを高めることができます。

クーポンの利用方法が複雑だと利用率が下がるので、簡単に利用できるようにしておくことがおすすめです。 実際に、クーポンをどのように取り入れているのかECサイトの事例をお見せします。

SHIPS

SHIPS

画像出典:SHIPS

トップページのヘッダーにクーポンを設置しています。 ポイントは以下の通りです。

  • 12/25(月)23:59まで
  • その場で使える
  • 新規会員様も対象

クーポンに期限をもうけて限定感を出していることや、「その場で使える」という言葉を添えることで簡単に使えるという印象を与え利用率向上を狙っているでしょう。 また、「新規会員様も対象」とすることで、対象の幅広さを伝えることができクーポンの利用率だけでなく、会員登録率も向上させることができるでしょう。

COLDBECK

COLDBECK

画像出典:COLDBECK

トップページのニュース欄にクーポンを設置しています。 ポイントは以下の通りです。

  • ご利用期間 2023.10.10(火)-2023.11.8(水)
  • アプリユーザー限定

クーポンにご利用期間を設けることや、使用対象を決めることで、「期限内に利用しなければお得なクーポンが使えない…」や 「アプリユーザーじゃないと使用できない」ということを伝えることができ、利用率やアプリ登録率を向上させることができるでしょう。

UZUIRO

UZUIRO

画像出典:UZUIRO

トップページにクーポン配布のバナーを設置しています。 ポイントは以下の通りです。

  • QRコードを読み取るだけでLINEの友達登録ページに遷移する

クーポンを配布することでLINE公式アカウントの友達登録率を上げることができ、クーポンがあるため購入率を上げることができます。バナーにQRコードが設置されており、簡単に友達登録できるところも良い点です。

さらに、LINE公式アカウントではリピート対策をすることができます。 LINEを活用してお客様にショップの案内を送ることでリピート率の向上につなげることができます。 メルマガの開封率は、通常のショップで15%程度、顧客との繋がりが強いショップでも30-40%程度です。 それに対してLINEの開封率は60%を超えると言われており、メルマガよりも多くの人に訴求することができるのでおすすめです。

PRESSING

PRESSING

画像出典:PRESSING

トップページのヘッダー部分のBLOG欄にクーポンを設置しています。 お年玉クーポンとBLACK FRIDAYクーポンが配布されています。 ポイントは以下のとおりです。

【お年玉クーポン】 ・「12/31 12:00-1/1 12:00 限定」 ・お年玉

【BLACK FRIDAYクーポン】 ・「2022/11/25(金)限定で使用できる」 ・当日限り有効

どちらのクーポンも、期日を設けて限定感を出しています。 とくにお年玉クーポンは使用期限に猶予がありますが、BLACK FRIDAYクーポンは指定日のみ使用可能なクーポンになっているため、より限定感を与えることができるでしょう。 「今日しかこのクーポンで安く購入できない!」と思ったらその場で購入しそうですよね。

特集記事

ECサイトの特集記事は、商品一覧や詳細ページに遷移させ購入率を上げる施策です。 ブランドのお客様の属性や季節姓を考慮して様々な特集を組み記事ページを作成します。 参考に、どのような特集があるのかECサイトの事例をお見せします。

ニトリ

ニトリ

画像出典:ニトリ

トップページに特集記事枠を設けています。 クリスマスグッズ特集などの季節姓のある特集記事やテレビで紹介された話題アイテムの特集記事など様々なテーマで特集記事を作成しています。 また、ベッド特集やゲーミング家具特集など商品ごとに特集を組んでおり、特集記事が豊富にあります。そのため、様々なニーズをひろうことができているでしょう。

無印良品

無印良品

画像出典:無印良品

トップページに、商品カテゴリごとに特集記事を組んでいます。 商品ごとに特集を組んだり、「500円以下でそろう日用品」や「日常の器」などテーマを作り特集記事を作成しています。

PLUSYS

PLUSYS

画像出典:PLUSYS

トップページに季節特集を組んでいます。 春夏秋冬ごとに適した商品で特集を組み商品の訴求を行っています。

サンセリテ札幌

サンセリテ札幌

画像出典:サンセリテ札幌

トップページに特集・キャンペーン枠を設けて、多種多様な特集記事を掲載しています。 サプリメントを販売しているECサイトで、育毛や眼精疲労など直接課題に訴求し商品を紹介しています。

無限堂

無限堂

画像出典:無限堂

トップページに特集記事のバナーを複数掲載しています。 アウトレット特集、オリジナル商品の特集記事が組まれています。

ヤマサコウショウ

ヤマサコウショウ

画像出典:ヤマサコウショウ

トップページのカテゴリに冬ギフト特集を掲載しています。 お歳暮など冬の贈り物にあったギフトセットなど、季節性のある特集を組んでいます。

SHIPS

SHIPS

画像出典:SHIPS

トップページのメインビジュアルに複数のバナーが設置されており、そこのバナー枠に複数の特集記事を掲載しています。「2023年売れたものランキング」や「大人が選ぶべき冬小物」など面白い特集がたくさんあります。 中でも他ブランドにはない、診断テストでギフトを提案する特集記事がありました。 どんなギフトを送ったらよいか悩んでいる方にささる特集ですね。

セール

期限を設けて割引を実施し、購入率を上げる施策です。 冬のセール、ブラックフライデー、年末年始セール、周年記念セールなど季節性やイベントごとなど きっかけを作りセールを実施します。 参考に、どのようなセールがあるのかECサイトの事例をお見せします。

like-it

like-it

画像出典:like-it

トップページのメインビジュアルに年末年始SALEのバナーが設置されています。 年末年始SALEは冬の12-1月の時期だからこそできる販促施策ですね。 このSALEを実施することで、購入率の向上に繋がるでしょう。

無限堂

無限堂

画像出典:無限堂

トップページのメインビジュアル真下にセールのバナーを設置しています。 「特別価格」や「MAX50%オフ」と記載しお得感を伝えています。

送料無料

送料無料は、「~円以上お買い上げの場合 送料無料」などといった、購入率や客単価を向上させる販促施策です。 参考に、どのような送料無料があるのかECサイトの事例をお見せします。

ニトリ

ニトリ

画像出典:ニトリ

トップページのヘッダー部分に送料無料のバナーを設置しています。 ニトリの送料無料の条件は、「~円以上のお買い上げ」または「店舗受取・持帰」のどちらかであれば無料になるそうです。

無印良品

無印良品

画像出典:無印良品

トップページのヘッダー部分に配送料無料の告知をだしています。 無印良品の送料無料の条件は、「税込5,000円以上の購入」であれば無料になるそうです。

オーロラ株式会社

オーロラ株式会社

画像出典:オーロラ株式会社

送料無料のポップアップを出しています。 12月のクリスマスの時期ということで、クリスマス感のあるバナーが目を引きます。 送料無料の条件は、12月2日(土)0:00-12月25日(月)23:59までの期間限定で 「5,500円(税込)以上のお買い上げ」であれば無料になるそうです。

プラスワイズ

プラスワイズ

画像出典:プラスワイズ

トップページに送料無料のバナーを出しています。 赤色のバナーの為、とても目にとまります。 税込み3,980円以上のご注文で送料無料になるそうです。

ポイント付与

ポイントを付与することで、そのポイントを使って商品の割引や特典などの恩恵を受けることができます。 例えば、「会員登録したら~ポイントプレゼント」「商品レビューしたら~ポイントプレゼント」「~円以上ご購入いただくと~ポイントプレゼント」などポイント付与に条件をつけることで、条件別のコンバージョン率を向上させることができます。 参考に、どのようなポイント付与があるのかECサイトの事例をお見せします。

プラスワイズ

プラスワイズ

画像出典:プラスワイズ

トップページにポイント付与のバナーを設置しています。 ポイント付与の条件は、会員登録です。登録することで、ポイント付与されるだけでなく、現金値引2%もされるそうです。ポイント付与や値引きのメリットがあることで会員登録率を上げることができるでしょう。

ヤマサコウショウ

ヤマサコウショウ

画像出典:ヤマサコウショウ

トップページのレフトナビにポイント付与キャンペーンのバナーを設置しています。 2種類あり、1つ目は商品レビューを投稿することで100ポイントもらえるキャンペーンです。 2つ目は、会員登録することで500ポイント付与されるキャンペーンです。これらのキャンペーンがあることで、商品レビューの投稿率や会員登録率を向上させることができるでしょう。

SHIPS

SHIPS

画像出典:SHIPS

トップページのヘッダーにポイント付与のバナーを設置しています。 水曜日に商品を購入するとポイントが2倍になるキャンペーンです。 いつもより2倍多くポイントをもらえるメリットがあるため、購入率を上げることができるでしょう。

まとめ

いかがでしたか。 ECサイトの購入率や客単価を上げるためには、お客様にとってメリットに感じてもらえるキャンペーン施策を実施することも必要な要素です。今回ご紹介したキャンペーン施策はECサイトの売上を上げるために実施したほうがよい施策だと言えますので、是非参考にしていただければ幸いです。

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