ECサイト構築ツールおすすめ11選を比較|各ツールの選び方も解説!

category :  EC売上UP

update :  2022/06/29(水)

staff :  石澤ちゃん

昨今、EC構築ツールの発展で個人でも簡単にECサイトが始められる時代になりました。 今回はECサイト構築をお考えの方向けにECサイト構築ツールを一挙ご紹介します。各ツールの費用や特徴をお伝えするので、比較ができ今後の検討材料として活用できると思います。本記事を通して、自社に合ったカートシステムを見つけられますと幸いです。

【タイプ別】ECサイト3つの構築方法

ECサイトの構築方法は大きく分けて3つあります。

  • サーバーをレンタルできる「ASP型」
  • 公開されているソースコードを無償で利用できる「オープンソース型」
  • 個別にEC サイトを構築する「パッケージ型」

それぞれ説明いたします。

手軽に構築ができ汎用性が高い|ASP型カートシステム

「ASP 型」は、あらかじめカートシステムがインストールされているサーバーをレンタルできるサービスです。ホームページ作成機能が付随しているものも多く、レンタルカートの提供会社と契約することで簡単にEC サイトを立ち上げることができます。また、保守費用やセキュリティー対策などもカート会社が行ってくれるため、初心者や専門的な知識がない人でも、ネットショップを開店できます。しかし、使える機能やサイトのカスタマイズは、他のシステムと比べ自由度が低くなります。

代表的なASP 型カートには「カラーミーショップ」「MakeShop」「futureshop」が挙げられます。 単品通販向けのASP型カートだと、「サブスクストア」「リピスト」「ecforce」が有名です。カートの月額使用料は無料のものから、数万円かかるものまであり、実装したい機能によってカートを選ぶのがポイントです。汎用性が非常に高く利用しやすいため、近年はASP 型カートを選ぶのが主流です。

ASP型
メリット ・汎用性が高く、コストが安い
・高度な知識が不要
デメリット ・独自の機能追加ができない
リアル店舗での例え ・建売
用語の解説

総合通販とは:商品数が多く、本や家電、アパレルなどさまざまなジャンルの商品を扱う通販のこと。総合通販向けのカートシステムを選ぶポイントは、「必要な機能」と「ランニングコスト」

単品通販とは:1 種類の商品または少数の商品のみを取り扱う通販のこと。単品通販向けのカートシステムを選ぶポイントは、「リピート機能」がついているシステムを選ぶこと。

低コストで自由度が高い|オープンソース型カートシステム

「オープンソース型」は、カートシステムを構築するのに必要なソースコードが公開されており、誰でも無償で利用できます。契約をしたらすぐに開店準備ができているASP 型と違い、オープンソース型はEC サイトの立ち上げに必要なソースコードを自分でカスタマイズする必要があります。そのため、専門知識と技術が必須ですが、ASP 型より自由度の高いシステムとなります。代表的なものに「EC-CUBE」があります。

オープンソース型
メリット ・ 自由度が高い
・カートシステムを無償で使用できる
デメリット ・高度な知識は必要
・サポートがない、全て自己責任
リアル店舗での例え ・セルフビルド

複雑な機能にも対応可|パッケージ型カートシステム

「パッケージ型」は、システム提供事業者が顧客の要望に合わせて個別にイチからEC サイトを構築するサービスです。ASP型やオープンソース型でプラグインを組み合わせるだけでは実現できない複雑な機能にも対応できます。しかし、サイトごとに機能を開発する必要があり、導入費用が高額なため、大手企業向けのカートシステムです。また、部分改修する際もシステムの開発者でないと行えないこともあり、提供事業者への依存が大きくなるのがデメリットです。代表的なものに「ecbeing」があります。

パッケージ型
メリット ・ 自由度が高い
・サポートが充実している
デメリット ・コストが高い
リアル店舗での例え ・注文建築

おすすめのECサイト構築ツール①|ASP型カートシステム

総合通販と単品通販に分けて、おすすめのECサイト構築ツール(ASP型)をご紹介します。

カラーミーショップ|総合通販向け

カラーミーショップ

画像出典:カラーミーショップ

カラーミーショップはGMOペパボ株式会社が提供する、ASP型カートシステムです。

80種類以上の基本テンプレートと、HTML/CSSでのデザインカスタマイズにも対応しており、理想のECサイトを構築することができます。また海外販売やtoB向けの卸販売、コンテンツを活用したメディアECなど、さまざまな販売方法にも対応することができます。

機能数は350種類以上あり、多くの機能を駆使して「購入率」「リピート率」の向上に貢献します。 複数店舗との在庫連携も簡単にでき、運営体制の効率化ができます。

カラーミーショップ
初期費用 0円~
(※プランによって料金変動)
月額費用 0円~
(※プランによって料金変動)
機能 350種類以上
ポイント ・用意されているテンプレート数が多い
・初心者が使いやすい

詳細はこちら:カラーミーショップ

MakeShop|総合通販向け

MakeShop

画像出典:MakeShop

MakeShopは、GMOメイクショップ株式会社が提供する、ASP型カートシステムです。 機能数は651種類あり、業界No,1です。100種類を超えるデザインテンプレートがあり、HTML、CSSでの自由な編集が可能です。また、ECサイトの売上拡大に必須な決済方法も充実しています。 販促活動や集客対策ができきる機能も多数あり、細かい要望でもECサイトに反映することができます。

Make Shop
初期費用 11,000円~
(※プランによって料金変動)
月額費用 11,000円~
(※プランによって料金変動)
機能 651種類
ポイント ・機能数が非常に多い
・流通金額が大きい(2020年時点2,343億円)
・幅広い業態に対応

詳細はこちら:MakeShop

Shopify|総合通販向け

Shopify

画像出典:Shopify

Shopifyは、カナダのオタワに拠点を置くShopify Inc.が提供する、ASP型カートシステムです。 世界175カ国、170万店舗以上のストアで利用されています。流通総額は4960億米ドルを超えている巨大ECプラットフォームです。

他カートとの大きな違いは、「越境EC」に対応できることです。多言語・他通貨設定に対応しているので、越境ECサイト構築をスムーズに行うことが可能です。

通常の商品はもちろん、コンテンツ・ダウンロード商材の販売にも対応しています。拡張機能として使うShopify Appの数が5000種類以上あり、非常に拡張性が高いこともShopifyの特徴です。

Shopify
初期費用 0円
月額費用 25ドル~
(※プランによって料金変動)
機能 5000種類(Shopify App)
ポイント ・拡張機能となるアプリの数は豊富
・越境ECに対応
・世界シェアNo,1

詳細はこちら:Shopify

futureshop|総合通販向け

futureshop

画像出典:futureshop

futureshopは、株式会社フューチャーショップが提供する、ASP型カートシステムです。 店舗・ブランドのファン化に向けたキャンペーン機能が豊富であることやデザインの自由度が高く、ブランディングを実現することができるので、アパレル・ファッションECととても相性の良いECサイトです。多様な外部サービスとも連携しているため、ECの時流に合わせてECサイトを拡張することができます。

サポート体制も整っています。電話やメールだけでなく経験豊富なECアドバイザーによる個別無料コンサルがあります。サポート満足度は90.3%です。

futureshop
初期費用 22,000円~
(※プランによって料金変動)
月額費用 22,000円~
(※プランによって料金変動)
機能 futureshopの機能を見る
ポイント ・高機能
・大規模ショップの構築も可能
・提携サービスが豊富

詳細はこちら:futureshop

サブスクストア|単品通販向け

サブスクストア

画像出典:サブスクストア

サブスクストアはテモナ株式会社が提供する、ASP型カートシステムです。 サブスクストアでは定期通販で行われる、セット売り、まとめ売りや頒布会など、定期通販に必要な販売方法が実装可能です。また、定期通販ならではの、配送頻度の変更や休止をユーザーがマイページでいつでも確認・変更が可能です。そして、購入カルテ機能で過去の対応履歴や購入情報を簡単に検索することができ、ユーザーへの問い合わせにスムーズに答えることが可能です。

サブスクストア
初期費用 69,800円~
(※プランによって料金変動)
月額費用 49,800円~
(※プランによって料金変動)
機能 問い合わせ
ポイント ・定期販売に特化している
・定期通販業界シェアNo,1

詳細はこちら:サブスクストア

リピスト|単品通販向け

リピスト

画像出典:リピスト

リピストは株式会社PRECSが提供する、ASPカートシステムです。

リピストは、システムの固定費が安いです。リピストのライトプランは月額14,800円から導入が可能で、月商1,000万円くらいの規模に拡大しても十分に対応できる機能を持っています。スタートアップの事業者様に関しては導入コストが安価に抑えられるので、コストメリットを感じることができます。

カスタマーサポートも好評です。具体的には、電話やメールでの問い合わせに対して、一次受けで「折り返します」は基本ないこと、プロダクトアウトの回答ではなく、お客様のニーズを引き出して1歩2歩先の回答をするように心がけている点です。問い合わせ対応だけでなく、担当営業によるECコンサルティングも行っているため、充実したカスタマーサポートを提供しています。

リピスト
初期費用 29,800円~
月額費用 14,800円~
機能 問い合わせ
ポイント ・低コストで始められる
・継続率98%のカスタマーサポート

詳細はこちら:リピスト

ecforce|単品通販向け

ecforce

画像出典:ecforce

ecforceは株式会社SUPER STUDIOが提供するASPカートシステムです。ecforceは自社でD2C事業を行っており、D2C事業で得たノウハウをecforceに反映させています。D2Cの知見が詰まったカートシステムだといえるでしょう。

機能面は、マーケティング戦略やビジネスモデルを実現するために豊富なマーケティング機能が搭載されています。マーケティング機能だけでなく、ショップの運営に必要な機能をアプリケーションによるインストールすることができ、自社でやりたいことが叶えられるカートシステムです。

ecforce
初期費用 問い合わせ
月額費用 問い合わせ
機能 ecforceの機能を見る
ポイント ・使いやすいUI
・利用ショップの平均年商2億円

詳細はこちら:ecforce

Bカート|BtoB向けEC

Bカート

画像出典:Bカート

Bカートは株式会社Daiが提供するBtoB専用のASP型カートシステムです。BtoBならではの代表的な機能面として以下があります、

  • 価格の管理
    グループ/顧客単位での掛率や単価の設定
  • 販路の管理
    取引先ごとに商品の表示/非表示ができる
  • 決済の管理
    新規顧客と既存顧客で決済方法をわけられる

BtoB専用なので、BtoC向けのカートシステムでは対応が難しいBtoBならではの複雑な取引条件やシステム要件にも対応可能です。システムのスクラッチ開発やカスタマイズでは開発コストや納期がかかるリスクがありますが、BカートはSaaSなのでコストや納期のリスクを最小限に抑えることができることや、提携サービスも多いため利便性の高いBtoB ECサイトを構築できます。

Bカート
初期費用 80,000円
月額費用 0円~
(※プランによって料金変動)
機能 Bカートの機能を見る
ポイント ・BtoB専用のカートシステム

詳細はこちら:Bカート

おすすめのECサイト構築ツール②|オープンソース型カートシステム

おすすめのECサイト構築ツール(オープンソース型)をご紹介します。

EC-CUBE

EC-CUBE

画像出典:EC-CUBE

EC-CUBEは、株式会社イーシーキューブが提供する、オープンソース型カートシステムです。 ECのビジネス規模に応じた高いカスタマイズ性や管理画面の使いやすさにより、継続的な店舗運営に貢献しています。EC-CUBEの調べによると、推定3万5千店舗以上もの店舗がEC-CUBEを利用しています。

ECサイト運営に必要な基本機能が豊富で、プラグインで機能を拡張することも可能です。デザインテンプレートも豊富でカスタマイズ性も高いので、思いのままのECサイトが構築できます。

EC-CUBE
初期費用 70,000円
(※ Liteプランは新規登録受付停止中)
月額費用 49,800円~
(※月々に販売額にて変動)
機能 EC-CUBEの機能を見る
ポイント ・カスタマイズ性が高い
・コストパフォーマンスが良い

詳細はこちら:EC-CUBE

おすすめのECサイト構築ツール③|パッケージ型カートシステム

パッケージ型はセミオーダー型のECプラットフォームで、ASPよりも自由度が高く、0からシステムをつくりあげるフルスクラッチよりもコストを抑えられる点が特徴です。おすすめのECサイト構築ツール(パッケージ型)をご紹介します。

ecbeing

ecbeing

画像出典:ecbeing

ecbeingは株式会社ecbeingが提供する、パッケージ型カートシステムです。 業界歴が21年で中堅大手企業のECサイトを1400以上構築しているため安心の実績があります。 大きな強みとして以下が挙げられます。

  • 標準機能とトレンド機能が豊富
  • 高水準のセキュリティ
  • 24時間365日サポート体制
  • マーケティング支援

ecbeingは「売上を上げる」ためのマーケティング機能が標準機能として充実しています。外部ツールを使わなくても、管理画面内でPDCAを回すことができます。時流に合わせた、機能も後から追加できるのでECサイトの環境をアップデートし続けることが可能です。

セキュリティも強固です。個人情報秘匿機能や2要素認証、WAFの導入などお客様の情報をしっかり守ることが可能です。そして、500名以上のシステム開発エンジニアと200名以上のマーケティング支援スタッフが在籍し、お客様からの問い合わせや、EC売上アップのためのEC運用支援も行っています。

ecbeing
初期費用 5,000,000円
(※ Liteプランは新規登録受付停止中)
月額費用 300,000円~
(※プランによって料金変動)
機能 ecbeingの機能を見る
ポイント ・24時間365日常駐サポート
・高水準のセキュリティ

詳細はこちら:ecbeing

まとめ

今回はECサイト構築ツールをご紹介しました。 どのカートシステムを選べばよいのか悩むかもしれません。基本的には、以下基準で選ぶと良いでしょう。

  • 自社に必要な機能が備わっているか
  • コストが合っているか
  • 自社の商材とマッチするか

自社ECのビジネス規模やどんな商材を販売するか次第で、必要な機能やカートシステムの形態が決まります。 まずは、自社の商品や目的を明確にし、それに合ったECサイト構築ツールを探すことをおすすめします。

株式会社これからでは、ECサイトの構築や広告、コンサルティングサービスを提供しています。 「自社に合ったカートシステムを知りたい」というお悩みのある方は、是非お気軽にご相談下さい。プロのECコンサルタントが無料でご相談を承ります。

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