EFOでECサイトのユーザー離脱を防止できる!EFOツールの選び方とおすすめ7選を紹介
Webサイトの入力フォームは、商品に関する問い合わせや会員登録、購入のための入力など、ユーザーが自社に興味を持った時に窓口となる重要な役割を持っています。
そんな入力フォームは、ユーザーの使い勝手を考えた快適なものになっているでしょうか?わかりにくい入力フォームや使い勝手の悪い仕様になっていると、完結せずに途中でページを離れてしまうユーザーも少なくありません。
サイトに訪れる人数は多いのに、なかなか思うような成果が得られないのであれば、それは入力フォームに問題があるかもしれません。
ここでは入力フォームを最適化するのに便利なEFOツールについて紹介します。おすすめのEFOツールも紹介していますので最後まで目を通してみてください。
EFOとは?
EFOは、Entry Form Optimization(エントリーフォームオプティマイゼーション)の頭文字をとった言葉で、日本語では「エントリーフォーム最適化」と訳されます。
EFOは必要に応じて、警告文やポップアップを表示させたり、誤字・脱字と思われる入力があった場合にお知らせするなどといった機能もEFOの一つです。
【EFOによって最適化される内容例】
- ラベルの見やすさ
- 入力しやすさ
- 誤字を指摘
- 入力内容のヒントの表示
- 住所の自動検索
- 同意の表示
- アクションボタンの大きさ
上記のように、工夫を施すことができるポイントは細部にまでかなり多くあります。
これらをEFOを施すことで見やすく直感的に入力できるようになるため、ユーザーの入力の負担を減らすことにもつながるでしょう。
※当社2022年8月実績
EFOによる最適化でユーザーの離脱を防止できる
EFOによる最適化を行うことで、ユーザーの離脱を防ぐことができます。
例えばECサイトを運営している場合、以下のような入力シーンが想定できます。
【ECサイトでユーザーが入力する場面】
- 会員登録
- 問い合わせ
- 資料請求
- 購買時の住所などの入力
購入意思があるユーザーでも、購入時の個人情報入力画面で工程が多い、ページの移動が多いと購入を諦めてしまうこともあるでしょう。
2022年にアメリカの調査機関Baymard Instituteがオンラインショッピング中にユーザーが支払い途中で離脱する理由を調査した結果があります。
引用元:https://baymard.com/blog/checkout-flow-average-form-fields
【支払い画面で離脱する理由】
- 送料や手数料が高い:48%
- 会員登録が必須だった:24%
- 配送が遅すぎる:22%
- 信用できないサイトだと思った:18%
- 支払いまでの手順が長すぎる:17%
- 支払い総額がわからない:16%
- エラーになった:13%
- 返品ポリシーが納得できない:12%
- 希望の支払い方法がない:9%
- カードの支払いがうまくできなかった:4%
会員登録が必須で登録が面倒だと考えるユーザーが24%(4人に1人)、支払いまでの手順が長すぎると購入する意思があった人でさえ17%(6人に1人)購入を諦めてしまうことがわかります。
EFOを最適化することでこれらのユーザーを引き止めることにつながるため、ECサイトなどを運営している個人や企業にとってEFOの施策は取り組む価値のあるものと言えるでしょう。
※当社2022年8月実績
EFOツールの選び方
入力フォームの最適化はECを運営するうえで大切なポイントですが、自力で行おうとするとプログラミングの知識が必要です。プログラミングやコードが良くわからないという人は、EFOツールを利用すると簡単に最適化することができ、時間を短縮できるのでおすすめです。
【EFOツールの選び方】
- EFOツールのタイプで選ぶ
- 分析項目が細かいこと
- ABテストが細部まで設定できること
- ECサイトやカートと連携できること
EFOツールにもいろいろなタイプのものがあるため、自社のニーズにあったものを選ぶことで、自社サイトの成長に役立てることができるでしょう。
EFOツールのタイプで選ぶ
EFOツールにはさまざまなタイプがありますが、大きく分けると以下のようなタイプに分けられます。
EFOツールのタイプ |
特徴 |
機能改善に強い |
必要に応じてさまざまな機能を追加・カスタマイズできる |
導入が手軽 |
タグを埋め込むなど初心者にも簡単にEFOツールを設置できる |
スマホの最適化に強い |
スマホのEFOに特化している |
チャット形式 |
チャットボットと対話しながら入力できる |
チャット形式のEFOは、チャットボットが一つずつ質問をしながらチャットをしているような形で、入力を進めることができます。コミュニケーションをとりながら進めることで、入力のストレスを軽くさせることができると考えられています。
分析項目が細かいこと
EFOツールを導入し、最適化して終わりではありません。
どこでユーザーが離脱しやすいのか、どこで動きが止まってしまうか、どこでエラーが出るのかなどを分析することができるため、導入後も入力フォームを改善しながら最適なフォームを作り上げることができます。
この分析項目が細かいほど、より深く掘り下げてユーザーの動きや心理状況を知ることができるため、時代の流れに合わせながら常にユーザー視点で改善することが可能です。
ABテストが細部まで設定できること
ABテストとは、webサイトなどを最適化する際に用いられるテストの一つで、いくつかのパターンや条件を比較してより成果があるパターンを見つけ出すことができます。
ECサイトの場合、例えば最後の「購入する」のボタンは赤色・青色・オレンジ色のうち、どの方が押されやすいのか、ボタンのサイズや位置など最も高い効果を得られるのはどのパターンかをABテストで比較することができます。
サービスによってはABテストが別オプションであったり、細かな比較ができないものもあるため、ABテストの範囲を確認しておくと良いでしょう。
ECサイトやカートと連携できること
EFOツールはさまざまなサイトに適用できるように作られていますが、サービスによっては相性が良くないことや仕様が異なることもありえます。導入前に自社が使っているECサイトやカートに対応しているかどうかを確認し、せっかく導入したのにうまく機能しないなどのケースを防ぎましょう。
おすすめのEFOツール7選!
ここでは以下のように、タイプごとにおすすめのEFOツールを紹介します。
- 機能改善に強いEFOツール2選
- 導入が簡単なEFOツール2選
- スマホの最適化に強いEFOツール2選
- チャット形式のEFOツール2選
自社ECサイトのニーズと照らし合わせながら読み進めてください。
機能改善に強いEFOツール2選
さまざまな機能を持つEFOツールを紹介します。
できるだけたくさんの項目をカスタマイズして、オリジナリティの高い入力フォームを作りたい方や分析・改善を重ねながら入力フォームの作成に注力したい方に向いているでしょう。
EFO CUBE
出典:EFO CUBE
26種類もの入力補助機能があり、入力フォームの改善に強いEFOツールです。
ツールの導入はもちろん導入後のサポート体制も充実しており、EFOのプロフェッショナルと二人三脚で自社webサイトを改善できるため非常に強い味方となってくれるでしょう。
導入実績も豊富で導入後にテストを実施し成果がなければ、全額返金されるため安心して利用できます。
機能・サービス概要 |
|
月額料金 |
月額50,000円(5フォーム) |
初期費用 |
不要 |
公式HP |
フォームアシスト
出典:フォームアシスト
10年以上の実績による豊富な経験と知識でサポートが受けられ、金融業界では70%のシェア率を誇る安心・安全のEFOツールです。40種類以上の入力アシスト機能があり、フォームアシスト独自のオートコンプリート一括入力機能では、サイト訪問者の負担を劇的に低減してくれるのでおすすめです。
Web解析士資格保有者による分析や改善のアドバイスを受けられるため、分析知識がなくても心強いでしょう。
機能・サービス概要 |
|
月額料金 |
要問い合わせ |
初期費用 |
要問い合わせ |
公式HP |
導入が手軽なEFOツール2選
ここでは手軽に導入できるEFOツールを紹介します。導入が簡単なので、ECサイト初心者などでとにかく直感的に使いたい方・コーディングの知識がなく不安な方に向いているでしょう。
Gyro-n EFO
出典:Gyro-n EFO
タグを挿入するだけで、すでに運営中のホームページやECサイトの仕様を変える必要なく利用できる手軽なEFOツールです。住所入力ナビ機能では、GPS位置情報から住所の入力ができる機能もあり、ユーザーの入力負担を軽減することができます。
導入後もABテストの提案や改善フローをアドバイスしてもらえるため、効率よく少ない労力でコンバージョンを最大化できるでしょう。
機能・サービス概要 |
・外部ID自動連携 ・スタッフよる無料初期設定(3フォーム以降は有料) ・MA、ASP連携 ・無料お試し期間ありなど |
月額料金 |
月額15,000円〜 |
初期費用 |
不要 |
公式HP |
GORILLA EFO
出典:GORILLA EFO
タグを設置するだけで利用できる手軽さと低価格が魅力のEFOツールです。低価格でありながら、PC・スマホに対応、20種類の入力アシスト機能(スマホは14種)、分析機能やABテストも項目が充実しています。
GORILLA EFO不動産・教育・ECサイトなどで実績があります。またGORILLA EFOの開発企業はアメリカでも支持が高い全米no.1のグループである点も信頼できる点でしょう。
費用を抑えながらEFOツールを試してみたい人におすすめのツールです。
機能 |
|
月額料金 |
月額9,800円 |
初期費用 |
30,000円 |
公式HP |
スマホの最適化に強いEFOツール2選
自社が運営するwebサイトやECサイトの訪問者にスマホユーザーが多い場合には、スマホの最適化に特化したEFOツールを選ぶのもおすすめです。EFOツールはPC・スマホともに対応しているものも多いですが、昨日はPCがメインであるケースもあります。ここではスマホの最適化に強いEFOツールを紹介します。
EFOcats
出典:EFO cats
EFO catsの特徴は1つの画面に1つの入力項目を設置してページを進めながら入力をするステップ型であることでしょう。スマホの小さい画面だからこそ、一つの設問を大きく表示しシンプルに見せることでストレスを軽減できます。またスクロールが最小限で済む点もメリットです。またページごとの分析がしやすい点も重宝するでしょう。
導入はタグを設置するだけで、運営しているサイトの仕様を変更することなく、利用できます。分析機能も充実しており、フォームの訪問数、離脱率、完了率、所要時間など様々なレポートを確認できます。
機能 |
|
月額料金 |
月額40,000円~ |
初期費用 |
300,000円 |
公式HP |
スマートUPフォーム
出典:スマートUPフォーム
スマホに特化したEFOツールで、位置情報による住所入力やリアルタイムでエラーをチェックするなどの細やかな入力サポート機能が豊富です。またサーバーにインストールするタイプなので、一度インストールすれば月額料金が不要でランニングコストがかからない点も特徴です。
機能 |
|
月額料金 |
不要 |
初期費用 |
600,000円~ |
公式HP |
チャット形式のEFOツール2選
チャット形式のEFOツールは、まるでメッセージをやり取りしているかのような対話形式で入力を進められるため、入力を完了しやすいでしょう。ユーザー側からの一方通行ではなく、チャットボットから会話を投げかける全く新しいタイプの入力フォームです。
BOTCHAN EFO Premium
BOTCHAN EFO Premiumはチャットフォームの自動生成システムによって、ものの数十秒程度で自社専用のチャットフォームを生成できるEFOツールです。チャット形式であっても、郵便番号からの住所入力など入力サポート機能は充実しています。
会員登録や資料請求など、シーンに合わせたテンプレートも複数用意されているため、簡単に導入することができるでしょう。
機能 |
|
月額料金 |
要問い合わせ |
初期費用 |
要問い合わせ |
公式HP |
https://botchan.chat/product/efo-premium |
GENIEE CHAT
出典:GENIEE CHAT
GENIEE CHATもチャット形式の入力フォームですが、画面の右下に常にチャットバナーを表示させることで、ユーザーの好きなタイミングで入力フォームへ導くことができます。ページを変えることなく情報を入力できるため、スムーズに入力を完了できます。また途中で離脱したとしても入力内容を保持できるため、再訪問時でも続きから入力することができる点も特徴です。
料金形態も月額プランもあれば成果報酬型のプランもあるため、どのような目的でEFOツールを活用したいのか明確にしたうえで検討しましょう。
機能 |
|
月額料金 |
月額6,500円~(成果報酬型プランもあり) |
初期費用 |
要問い合わせ |
公式HP |
https://chamo-chat.com |
EFOで最適化しても離脱が多い時は「これから」に相談!
ECサイトやwebサイトなどを運営していて、EFOツールを用いても成果が得られない、EFOばかりに時間を割いていられないなど、EFOだけでなくサイト全体を通して悩みがある場合には、ネットショップ支援サービスの利用がおすすめです。
「Corekara」は、ネットショップの制作から広告制作・運営後のコンサルティングまでを一貫して行うことができます。
【Corekaraが提供しているサービス】
- ネットショップの自動集客ツール
- ネットショップ制作
- ネットショップの集客
- ネットショップコンサルティング
- プラグラミングスクール
上記のように幅広いサービスを展開しているため、自社のニーズに合わせて活用することができます。またネットビジネスに不可欠なノウハウを蓄えているため、様々な角度からアドバイスを受けることができます。
全く知識がない人からある程度は知識があるが伸び悩んでいる人まで、どのような人にもおすすめです。
まとめ
Webサイトでユーザーが情報を入力するときは、できるだけ使い勝手を良くしストレスを軽減させることが大切です。
EFOツールを活用することでプログラミングの知識がなくても。導入するだけで自社サイトの入力フォームを使いやすいように最適化することができます。また導入後もテストや分析を行いより良いものを作り上げていくことで、売上を向上させながら成長し続けるwebサイトになっていくでしょう。
EFOに限らずwebサイトの集客やwebサイトの運営方法に悩みがあるといった場合には、Corekaraなどネットショップ支援サービスの活用を検討してみてください。
ネットショップの最初から成功までを一貫してお手伝いすることができるため、頼れる存在となるでしょう。
※当社2022年8月実績
※当社2022年8月実績
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