フルスクラッチとは|単語の意味から開発の流れまで徹底解説

category :  EC売上UP

update :  2022/05/16(月)

staff :  石澤ちゃん

自社で大規模なECサイトを構築しようと思って構築方法を調べた時に「フルスクラッチ」という選択肢に出会ったことはありませんか。 昨今、ECシステム構築方法は多様化しており、EC事業に初めて関わる方にとっては他の構築方法とは違いが分かりにくいかもしれません。 今回は、自社に合ったECシステムを見つけるためにも、フルスクラッチの意味やその他のECシステムの違いを説明し、フルスクラッチへの理解を深めていきたいと思います。

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フルスクラッチとは|ECカートシステムの種類

フルスクラッチとは、既存のプログラムやソフトウェアを一切使用せずに、イチからオリジナルのECサイトを構築する方法です。 そのため、ASP型やオープンソース型、パッケージ型では実現できない複雑な機能に対応することができますが、開発期間や費用が最もかかります。

フルスクラッチを理解する|カートシステムの種類

フルスクラッチについてより理解するために、他の構築方法と見比べていきましょう。 以下の表を見てください。

  ASP型 オープンソース型 パッケージ型 フルスクラッチ型
対象EC規模 小〜中 中〜大
初期費用 0円〜数十万円 0円〜数百万円 数十万円〜数千万円 数千万円〜数億円
月額費用 数千円〜数万円 数千円〜数十万円 数十万円 数十万円以上
開発期間 最短1週間 最短2ヶ月程度 最短3ヶ月程度 最短1年程度
カスタマイズ性
(フルスクラッチより劣る)
最新性 × ×
代表的なカート提供会社
(開発会社)
カラーミーショップ
MakeShop
Shopify
futureshop
BASE
EC-CUBE ecbeing
ebisumart
株式会社イーストクリエイティブ
株式会社エスシステム
どのような要望に合うか ・費用を抑えたい
・すぐに始めたい
・事業規模小さい
・費用は抑えたいが、
自由度の高さを重視している
・フルスクラッチを依頼するほどの
予算はないが、自由度の高さを求める
・完全にオリジナルで
構築したい

表からわかるように、フルスクラッチ型の大きなメリットは完全オリジナルのECサイトが構築できます。 デメリットは、費用と構築期間を用することがわかります。その他の注意点としては、独自性のあるECサイトを構築できる分、優れた開発/運用人材が必要になります。

フルスクラッチ開発でECサイトを立ち上げる4つの流れ

フルスクラッチ開発ではイチからシステムを開発するため、工数や手順が多いです。 以下のような流れで進めるケースが一般的です。

  • 1,システムの用途、必要な機能を洗い出しECサイトの方向性を決定する
  • 2,ECサイトの方向性に沿って、システムの設計・開発を実施
  • 3,実装したシステムにバグがないか、業務に不具合がないか等を確認する
  • 4,問題なければECサイトを公開し、実際に運用をスタート

フルスクラッチ開発でおすすめのシステム開発会社

「フルスクラッチ開発が気になっているけど、自社で行うにはリソースやスキルが足りない」と言う場合には、外注を考えてみると良いでしょう。 以下フルスクラッチ開発で実績豊富なシステム開発会社をご紹介いたします。

株式会社イーストクリエイティブ

株式会社イーストクリエイティブ

株式会社イーストクリエイティブは、大規模サイトを中心に500サイト超の制作実績を誇る会社です。 Webデザインも得意としているため、システム面やデザイン面も優れているサイトを構築できる点が魅力的です。

株式会社エスシステム

株式会社エスシステム

株式会社エスシステムは、製造業や運送業、小売業、医療業界など幅広い業種に対応できるシステム開発会社です。 多様な業種に対応できることから、業界ならではの必要な機能など細かいところまで開発できる点が魅力的です。

良くある質問

Q1.フルスクラッチ スクラッチ違いは?

A.「スクラッチ開発」は既存のテンプレートやフレームワークを利用せずオリジナルで開発することを指しますが、実際にはテンプレートやフレームワークを他から一部流用する場合があります。一方で、「フルスクラッチ開発」は既存のテンプレートやフレームワークを利用することなく完全にイチから開発することを指します。どちらにしても既存のテンプレートやフレームワークを利用せず開発する方法で、両者に意味の違いはありません。

Q2.フルスクラッチで開発した ECサイトの例は?

A.代表的なECサイトは、「ZOZOTOWN」や「UNIQLO」です。

まとめ

今回の記事では、フルスクラッチというECサイトの構築手法についてご紹介しました。 ECサイトの構築手法が多様化している中で、自社に合う構築方法を見つけるためにはこれから作るECサイトの方向性を決めることが大切です。 自社でやりたいことと、それぞれの構築方法でできることを比較しながら自社に最適な構築方法を見つけましょう! 株式会社これからでは、ECサイトの構築〜運営支援まで一貫してサポートしております。ECに関することならなんでもご相談を承ることができますので、お気軽にお問い合わせください。

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