パンくずリストの有効活用でSEO効果を高めサイトの回遊性をアップ!
上位表示されているページには高い確率で、設置されているパンくずリスト。 SEO対策やサイトの回遊性アップに、実はとても重要な役割を果たしています。 それでは早速、パンくずリストにはどんな役割があるのか見ていきましょう。
そもそもパンくずリストとは?
パンくずリストとは、ユーザーが今どこのページにいるのか、現在地を把握できるようになる案内になります。 記事内にこのパンくずリストが表示されていることにより、、今いるページが何のページで、どういう内容のページか、階層はどのようになっているのかを把握しやすくなります。
用語辞典や辞書のようなものをイメージするとわかりやすいです。 辞書の場合「あ」や「い」などの検索するためのきっかけがあり、 その部分を確認することで、調べたい用語の意味を知ることができます。 どこのページに何があるかを導く意味でおいてこのパンくずリストが大切になります。
↑この赤で囲まれている部分がパンくずリスト。
このように初めて来たユーザーを案内する役目を担っているといえます。 検索エンジンで表示されるページは、全てがTOPページという訳ではありませんので、現在地を教えてあげることはとても親切なことなのです。
Googleにとって利便性が高い
検索エンジンのクローラーはパンくずリストを辿ってページ収集します。 このとき、サイト内の構造を理解しやすくなり、短時間で効率よく収集することができます。 完全にGoogleの都合じゃん!と思われるかもしれませんが、1つのサイトでクローラが収集する時間は決まっています。
このため1回のクロールで全てのページを収集できる訳ではありません。 パンくずリストを適切な場所に、適切なカテゴリ設定し、1ページでも多く収集してもらう工夫が必要になってきます。
SEO効果が期待できる
SEO対策には、主に被リンクを張る「外部対策」とサイトの内部のリンクを張る「内部対策」の2種類の対策があります。 このうち「内部対策」の1つとして、「パンくずリストの内部リンク対策」と呼ばれるものがあります。
この対策を具体的に説明していきます。 検索エンジンは全てのページを点数化していて、1ページごとに点数をつけています。 そして現在地のページの点数の1部を、パンくずリストに張られているリンク先のページにプレゼントする仕組みになっています。
このため、カテゴリ上層ページにリンクを集中させる状態になるため、サイトの上層部のページへ行けば行くほど点数も高くなっていきます。
ページ数も増やせば増やすほど、パンくずリストの内部リンクが増えて行くため、サイト全体の点数も増加していき、最終的にサイトの価値が上昇するということになります。
パンくずリスト作成の準備
分かりやすいカテゴリ設計
初めて訪問するユーザーが一目で分かるような、明確なカテゴリを設計することが重要です。
初めて行く観光地で、複雑で分かりにくい地図があったら、迷子になってしまうようなものです。 作成のコツとしては、短いカテゴリ名にして、4階層以内で収まると良いでしょう。
またカテゴリにSEOキーワードを含めることも重要です。
例えば「メンズ Tシャツ」というカテゴリを作成し、このカテゴリ配下に同キーワードを含めたページを量産します。 そうすることでGoogleには「メンズ Tシャツ」についてのページがたくさんあるカテゴリと認識してもらえる可能性が高まります。
このように上位表示したいキーワードでグルーピングをし、パンくずリストで表示をさせることはSEOの内部リンク対策に繋がる、とても重要なことなのです。
パンくずリストは全てのページに設定
パンくずリストは原則、全てのページに設定するようにしましょう。
ユーザーがどのページから入っても自分が今どこにいるのかをわかるようにすることで、サイト内の回遊率をアップさせることができます。 これも重要なSEO対策の1つです。
構造化データの記述
構造化データとは、ページ内の情報をクローラーに理解しやすい形式で記述したものです。
構造化データを記述すると、検索結果画面でURLの部分がパンくずリストで表示されるようになります。
クリック前にユーザーに対して、サイトのカテゴリ構成を伝えることができ、検索結果画面でのクリック率アップを狙うこともできます。
二重でパンくずリストを設置
あるページに辿り着くために、パンくずリストで複数の経路が考えられる場合は、パンくずリストを2つ表示することも検討しましょう。
Googleは複数のパンくずリストがある場合、最初に表示されているパンくずリストだけを登録しますので、2つ以上の記載があっても勝手に無視してくれます。
まとめ
ここまでいかがでしたでしょうか。 パンくずリストってこんなに大事なものだったのかと驚かれたのではないでしょうか。
カテゴリ設定は上位表示のために特に重要な部分ですので、しっかり戦略を練ってから登録するようにしましょう。
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