Googleアナリティクスユーザーレポートについて
前回はGoogleアナリティクスの設定方法の初期設定の方法を解説しました。 [blogcard url=”https://corekara.co.jp/contents/sales-up/knowledge70/”]
では、実際にここからは定量分析の使い方を解説していきます。 まずは、Googleアナリティクスの「ユーザー」レポートから解説いたします。
ユーザーレポートのメニュー
Googleアナリティクスの「ユーザー」レポートは サイト全体の数値 ユーザーのアクセス頻度 アクセス時のデバイス などのレポートが用意されています。
その中で注目すべきレポートは「概要」「行動」「ユーザーのフロー」のサイト全体に関する3つのレポートです。 ここではその3つのレポートを紹介します。
「ユーザー概要」レポートとは
Googleアナリティクスで最初に確認するべきレポートは「ユーザーの概要」レポートです。
ここでは、画像にあるように下記の指標を確認することができます。 ・セッション ・ユーザー ・PV数 ・ページ/セッション ・平均セッション時間 ・直帰率 ・新規セッション率 主な指標の意味は [blogcard url=”https://corekara.co.jp/contents/sales-up/knowledge68/”] こちらを参照してください。
また、現在はユーザー数に関してのグラフが表示されていますが、 下記赤でくくっている部分プルダウンメニューから、特定の任意の指標にフォーカスしたグラフの作成することができます。
このデータが、何かを分析するにあたり最も基本的なデータとなります。 昨年や昨月と比べ、どのように数字が変化しているかを把握することが大切です。
また、レポートの下部分では、アクセスをした人の使用言語やアクセス地域といった、アクセス環境を調べることもできます。 下記画像は、アクセス地域を調べたものです。 「大阪市」「新宿区」「港区」の順でアクセスが多いことがわかります。
ECサイトの運用において、地域性は見落としがちな大切なポイントとなります。 例えば、極端にCVRが低い地域がある場合、その地域の配送料の見直しを行ってみる、 地域限定のセールなどの対策を行うなど、 販促に効果的な試作が行えます。 実際に、これらの試作で特定の地域からの売上が格段と伸びたケースもありますため、 見逃さず対策を行いましょう。
「行動レポート」とは
行動レポートの中には「新規顧客とリピーター」「リピートの回数や間隔」「エンゲージメント」の3つのレポートがあります。 「新規顧客とリピーター」「リピートの回数や間隔」はユーザーの訪問頻度を調べるためのレポートです。 「エンゲージメント」はユーザーのサイト回遊に関するレポートです。
「新規顧客とリピーター」レポート
「新規顧客とリピーター」レポートでは、新規訪問か、リピーターの各指標を調べることができます。
商材や運営方法にもよりますが、 ECサイトの新規顧客とリピーターの理想的な売上比率は2:8がいいといわれ、 また、リピーターのほうが、セッション時間など行動面の数字が高くなるケースというのは多くあります。 自分たちのサイトは、売上に対してどのようになっているかを分析していきましょう。
「リピート回数や間隔」レポート
「リピート回数や間隔」レポートでは、「セッション数」と「セッションの間隔」という2つのシートを切り替え、 サイトの訪問回数や、前回訪問時からどれだけ日数が経過したかを調べることができます。
「セッション数」は選択したレポート期間内に発生したアクセスが、ユーザーにとって累計何度目のアクセスであったかを表します。 「セッションの間隔」はレポート期間に発生したセッションが、前回のセッションからどれだけの日数が経過してのアクセスかを表します。
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「エンゲージメント」レポート
「エンゲージメント」レポートでは 「セッション時間」と「訪問時にどれだけページを閲覧されているか」を調べることができます。
ECサイトは、初回のアクセスですぐに購入させるための仕掛けを考えることも大切です。 そして、そのような衝動買いをさせるための仕組みと併せて、 ECサイトのファンを増やすために工夫をすることや、サイトの回遊性を高めることも非常に大切です。
「ユーザーフロー」レポートとは
「ユーザーフロー」レポートでは、サイト内にアクセスしたユーザーがサイトへ流入したページから離脱ページを確認することができます。 レポートを開くと、最初はどこの国から流入をした人がどのようなページから流入をしたかが表示されます。
緑のブロックには、どのページをアクセスしているかが表示され、 そのページから離脱したユーザーは赤色で、 別のページに遷移をしたユーザーは次の緑のブロックに遷移しています。
赤で囲ったプルダウンメニューから、起点とする流入元を選ぶことができます。 例えば集客のカテゴリーにある「参照元/メディア」を選択します。 すると、下記の画面になります。
「google/organic」がもっとも多いことがわかりますが、 これは「Google」の検索エンジンを使い「自然検索」で流入している人が多いという意味になります。 そのほか、どの広告ごとの流入や、SNSを使った流入などを表示することができます。
また、各緑のブロックをクリックし「グループの詳細」をクリックすると、 そのページを経由し、どのページに遷移した割合がどれだけいるかといった詳細なデータを確認することができるようになります。
購入率が低いECサイトの場合、ページの離脱がどこから発生しているかを明らかにし、 その部分の改善をしていくことが大切なポイントとなります。
まとめ
この3つのレポートは、Googleアナリティクスを使った分析をする際に 覚えておきたい機能になります。 何を分析していけばいいのかわからない場合、まずはこのレポートを確認し 現状のサイト内の概況を把握していくことが大切です。
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