韓国商品を個人輸入する仕入れのやり方|ネットショップの仕入れサイトも紹介

category :  EC売上UP

update :  2023/11/09(木)

staff :  nakahara

監修者

株式会社これからの取締役。 2004年、IT系上場企業に新卒入社。ECサイトのコンサルティング営業に従事。 その後、株式会社これからに創業メンバーとして参画し、取締役就任。 小規模ショップから東証1部上場企業まで、500社以上のECサイト戦略について支援。 自社ECサイト支援で業界トップクラスの実績を誇る。 年間100回以上のECセミナー登壇や大規模展示会での講演多数。 書籍「図解即戦力 EC担当者の実務と知識がこれ1冊でしっかりわかる教科書」(技術評論社)の執筆も手がける。

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K-POPの流行にともなって、韓国商品の需要が高まっています。国内のスーパーやドラッグストア、雑貨店などでも韓国の商品を見かけることが増えてきました。

そこで今回は、ネットショップでうるために韓国商品を個人輸入する仕入れ方を紹介します。おすすめのサイトや個人輸入する際の注意点も解説しているので、参考にしてください。

韓国商品をネットショップで売るメリット

韓国商品をネットショップで売るメリット

韓国の物価は日本よりも安いというイメージを持つ人も多いかもしれませんが、世界的に物価高になっている2023年現在では、韓国の物価は日本とほぼ変わりません。それでも下記のような理由から、ネットショップで韓国の商品を売るメリットがあります。

若年層を中心に高い需要がある

第4次韓流ブームやK-Popの流行などから派生して、韓国のアイテムが人気になっています。特に若年層を中心に幅広い年代で人気を博しています。

輸送費が抑えられる

海外からの買い付けのなかでは、韓国は欧米諸国と比べると圧倒的に距離が近いので、韓国商品は輸送費が安いという利点があります。また、距離的に現地に買い付けに行くことも比較的容易です。

国内では珍しいデザイン性

韓国人はトレンドに敏感で流行の移り変わりが早い傾向にあります。次々にアイテムが誕生しており、ポップで可愛らしいアイテムから、シンプルでオシャレな商品までバリエーションも豊富です。国内製品にはないデザインのアイテムも多いため、競合他社との差別化が図りやすくなります。

国内商品に比べて流通量が少ない

韓国の商品を取り扱う実店舗やネットショップは増えていますが、まだまだその数は限定的です。今後もしばらくは韓国ブームが続くと考えられるため、早めの参入がおすすめです。

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売れる!おすすめの韓国商品8選

売れる!おすすめの韓国商品8選

韓国の商品のなかでも次のような商品は、需要が高くおすすめです。

  • アパレル商品
  • 雑貨
  • コスメ
  • K-POPアイドルの公式グッズ
  • 人気ブランドの韓国限定モデル
  • 食品
  • 国内未販売の商品
  • ハンドメイド素材

それぞれの売れる理由をみていきましょう。

アパレル商品

韓国発のアパレルには、国内ブランドで見かけないデザインのものが多く、特に若年層に人気を博しています。人気K-POPアイドルが着用している服やアクセサリーなどは、マネしたいファンのニーズが高いので、売れること間違いなしです。

なお、韓国と日本ではサイズ感覚が異なる場合があるので、販売ページに着用した際のサイズ感を記載しておくと、顧客が安心して購入できます。

雑貨

アパレル同様、国内商品では見かけないデザインが多い韓国雑貨は、シンプルなのに個性を出せるとして人気です。カラフルでポップなものや淡い色使いや、可愛いキャラクター商品など、持っていて気分が上がるようなデザインのものが豊富で、SNS映えも意識できるため、学生を中心に需要が見込めます。

コスメ

美容の最先端である韓国のコスメは、品質の高さだけでなく、パッケージの可愛さや比較的低価格で購入できる手軽さからも支持されています。また、韓国では化粧品のOEMメーカーが多く、化粧品ブランドを立ち上げやすい環境にあるので、低価格で真新しいコスメが次々と登場します。そのため、最先端のものを輸入し続ければ、コンスタントに売上を上げていけるでしょう。

K-POPアイドルの公式グッズ

今や日本だけでなく世界中で人気のK-POPアイドル。その公式グッズも高いニーズを誇ります。特に国内では手に入らない韓国限定販売のグッズを仕入れて販売できれば、高い利益率が期待できます。

人気ブランドの韓国限定モデル

現地に買い付けに行く必要がありますが、韓国正規店でしか手に入らない人気ブランドの韓国限定モデルは希少性が高く、高値でも売れる可能性があります。K-POPアイドルが着用していると需要が高まるため、仕入れの際にはK-POPアイドルの動向も注目しておきましょう。

食品

韓流ブームにあわせて韓国料理も日本国内で人気が高まっています。キムチなどの昔ながらの食品から、チーズハットグや韓国のインスタントラーメン、お酒など、さまざまな韓国食品をスーパーやドラッグストアでも見かけるようになりました。

しかし、まだまだ取扱い数が少ないのが現状です。専門店を除いて実店舗では手に入らない食品も多いため、ネットショップで取り扱えば売れる可能性は十分にあります。

国内未販売の商品

商品のジャンルにかかわらず、日本未上陸の商品は売れる可能性があります。国内での取扱いがはじまると希少性が下がるので、未上陸のうちに積極的に仕入れ販売を行いましょう。ただし、ニーズがないことには売れないので、事前のリサーチは必須です。

ハンドメイド素材

国内のハンドメイドでも韓国っぽいデザインを取り入れたものが多く販売されています。そのため、韓国雑貨に見られるポップなデザインの素材や韓国らしい色使いの素材、可愛いキャラクターの素材は、ハンドメイド作家に一定の需要が見込めます。

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韓国商品を個人輸入する際の仕入れのやり方

韓国商品を個人輸入する際の仕入れのやり方

韓国商品を個人輸入する際の仕入れ方法は「オンライン」と「オフライン」に大別されます。それぞれのメリット・デメリットは次のとおりです。

  具体例 メリット デメリット
オンライン
  • 韓国通販サイト
  • 仕入れサイト(韓国/中国/日本)
  • 代行業者・仲介業者に依頼
  • 自宅から仕入れができる
  • 韓国語は必須ではない
  • 届くまで実物を見られない
  • 届くまでに時間がかかる
オフライン
  • 現地に行く
  • 展示会に参加する
  • 実物を見て購入を決められる
  • 掘り出し物に出会える可能性がある
  • 渡航・滞在費がかかる
  • 語学力が必要


手軽なのは、仕入れサイトから仕入れる方法です。渡航費や滞在費がかからないうえに日本語でやり取りができるので、初心者には特に安心です。

輸入販売に慣れてきたら、渡韓して仕入れるのもおすすめです。旅行を兼ねてもよいですし、なにより仕入れサイトでは見つからない掘り出しものを見つける楽しさも味わえるでしょう。

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韓国商品の仕入れができるおすすめサイト10選

韓国商品の仕入れができるおすすめサイト10選

韓国商品のオンライン仕入れにおいて、おすすめのサイトは次のとおりです。

  • Gmarket(ジーマーケット)
  • Qoo10(キューテン)
  • coupang(クーパン)
  • DHOLIC(ディーホリック)
  • BUYON(バイオン)
  • アリババ
  • タオバオ
  • Stylenanda(スタイルナンダ)
  • NETSEA(ネッシー)
  • orosy(オロシー)

各サイトの特徴をみていきましょう。

Gmarket(ジーマーケット)

引用元:Gmarket

Gmarket(ジーマーケット)は、韓国最大級のECサイトで、アパレルからコスメ、アクセサリーをはじめ食品などさまざまな商品を取り扱っています。全体的に価格が安いため、仕入れサイトとしても活用可能です。アプリ版では日本語表記もあるので、日本人ユーザーも増えつつあります。日本円・日本のクレジットカードにも対応しているので、韓国商品の個人輸入を始めるには最適なサイトです。

Qoo10(キューテン)

引用元:Qoo10

eBay Japanが運営するQoo10(キューテン)でも韓国商品の仕入れが可能。アパレルやコスメ、アイドルグッズ、デジタル用品、雑貨など、豊富なカテゴリの商品を取り揃えています。年4回開催されるメガ割では、100円以上の買い物で20%オフになるクーポンが配布されるので、期間中に仕入れを行えば利益率を上げられます。できるだけ安く仕入れしたい人におすすめのサイトです。

coupang(クーパン)

引用元:coupang

coupang(クーパン)は「韓国版Amazon」とも呼ばれる韓国の大型ECサイトです。Amazon同様、食品やコスメ、アパレル、家具・家電など多種多様なカテゴリの商品を取り扱っています。お手頃価格な商品が揃っており、一定額以上を購入すれば送料が無料になるので、大量に商品を仕入れたい場合におすすめです。

ただし、日本語未対応なうえ、韓国での銀行口座と電話番号がないと利用できないため、初心者にはおすすめできません。ちなみに、coupangで仕入れたいものがあるのに銀行口座や電話番号が用意できない場合は、代行業者に依頼するという手があります。

DHOLIC(ディーホリック)

引用元:DHOLIC 

DHOLIC(ディーホリック)はアパレルとコスメを中心に展開している韓国最大級のファッションECサイトです。キレイめからギャル系、カジュアル、オケージョンなどの取扱いがあるため、幅広い年代からの需要が期待できるでしょう。

運営は日本法人が行っているためサイト内は日本語で表記されており、日本円での支払いにも対応しているので、初心者でも安心して利用できます。

BUYON(バイオン)

引用元:BUYON

BUYON(バイオン)は、ファッションタウン東大門総合市場の卸問屋を集結した日本の仕入れプラットフォームです。7,500社以上の問屋が出店しており、50万点を超える品揃えに加え、毎日1,300点以上の新商品が追加されるので、競合他社と商品ラインナップの差別化が容易に図れます。

韓国現地バイヤー向け価格で仕入れられるので、利益率も確保しやすいでしょう。直接配送なので、商品集荷から最短2日で届くのも魅力的です。競合と差別化を図りたい人や、できるだけ安価に仕入れたい人におすすめです。

アリババ

引用元:アリババ 

アリババは中国最大級の仕入れプラットフォームです。「中国版Amazon」といわれるとおり、ファッション小物から日用品、アウトドア用品など、商品カテゴリは多種多様。一通りのものを揃えられます。

ただし、不良品が届く可能性があること、海外発送には対応していないこともあるので代行業者を利用するのがおすすめです。

タオバオ

引用元:タオバオ 

タオバオはアリババグループによって運営されているECサイトです。小売専門なので少額から仕入れが可能。日本のサイトよりも低価格で韓国商品を仕入れられます。

ただし、アリババと同じく品質チェックは欠かせません。不良品が届く可能性もあるので、代行業者を利用する方が安心です。

Stylenanda(スタイルナンダ)

引用元:Stylenanda 

Stylenanda(スタイルナンダ)は、コスメとアパレルを展開している韓国のECサイトです。日本には原宿に店舗があり、また日本版Instagramのフォロワーは2023年10月時点で18.3万人いることからも国内需要が高いことが窺えます。

公式ネットショップは閉店していますが、先に紹介したQoo10にも公式アカウントがあるためそちらでも仕入れが可能です。流行に敏感な10~20代をメインターゲットにしているネットショップの仕入れにおすすめです。

NETSEA(ネッシー)

引用元:NETSEA 

NETSEA(ネッシー)は、卸問屋数4,700社、商品点数250万点の国内最大級の仕入れ専門サイトです。商品カテゴリはアパレルから日用品雑貨、ホビー用品、家具・インテリアなどがあり充実しています。韓国商品はアパレルがメインですが、ファッション小物や食品などの取扱いもあります。

卸値は会員にならないと閲覧できませんが、入会費・月会費も無料なので登録しておく価値はあるでしょう。1点からでも仕入れ可能なので、個人輸入を試してみたい人におすすめです。

orosy(オロシー)

引用元:orosy

orosy(オロシー)はクリエイター作品やネットで話題の商品を豊富に取り扱う仕入れサイトです。STORES、カラーミーショップ、shopifyなどのネットショップ制作サービスとも提携しており、ネットショップ運営者の販路拡大をサポートしています。

バイヤー側には初期費用および月額費用が一切かからないため、登録しておいて損はないでしょう。生活雑貨や食品、美容・健康系のアイテムなどに加え、話題の韓国コスメも取り扱っているので定期的にチェックしておきたいサイトです。

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※当社2023年10月実績

※2023年3月28日 当社実績

韓国商品をオフラインで仕入れる方法

韓国商品をオフラインで仕入れる方法

韓国商品の仕入れは、オフラインでも可能です。オフラインでの仕入れは大きくわけて次の2つの方法があります。

  • 展示会に行く
  • 現地に行く

展示会の場合は国内でも開催されているので、渡航費も韓国語を習得する必要もありません。韓国は日本人観光客が多いため、現地に買い付けに行く場合でも日本語を話せるスタッフがいる可能性が高く、本格的に韓国語を習得する必要性は低いでしょう。しかし、それでも多少は韓国語が話せた方が、スムーズに仕入れを行えます。

展示会に行く

国内で開催される展示会でも有名どころは次の2つです。

  • 大韓貿易投資振興公社(KOTRA)
  • 日本貿易振興機構(JETRO)

ファッション系やコスメ系、ハードウェア系までさまざまな展示会が開催されています。開催地は都市部が中心ですが、国内開催なので日本語が通じるため、初心者でも安心して参加できます。開催時期はまちまちですが、ファッション系などは頻繁に開催されているので、ときおり公式サイトをチェックしておくと良いでしょう。

現地に行く

韓国商品の場合、日本から近いので現地に仕入れに行きやすいのも魅力の1つです。仕入れに行く場所としては、卸売・小売商品が軒を連ねる巨大な問屋市場である東大門市場がメインになるでしょう。特に下記の場所は外せません。

  • apM PLACE
    最新トレンドファッションの卸問屋が集結。地下2階から地上8階までの10階建てで、ダイアモンドフロアと呼ばれる5階から8階には有名デザイナーが出店しています。
  • 東大門靴卸売市場
    約1,000店舗の卸売店と小売店が集まる韓国最大級の靴市場。A棟からD棟の4棟あり、さまざまなジャンルの靴がお手頃価格で仕入れられます。

観光を兼ねる場合の韓国への渡航費の目安はオフシーズンで約3~5万円、観光シーズンで約5~8万円ほど。渡航時間は東京からは約2時間20分、大阪からは約1時間40分、福岡からは約1時間20分なので、日帰りも可能です。

韓国商品を輸入する際の注意点

韓国商品を輸入する場合は、特許や食品衛生法などの法律に違反しないよう注意が必要です。たとえば食品を輸入する場合、成分表記が日本語ではないものを輸入してしまうと食品衛生法などに抵触する可能性があります。

化粧品・コスメにおいても、体内に摂取されるものは食品衛生法の規制の対象となります。日本には持ち込めない成分もあるので、事前に確認が必要です。また、現地で「健康食品」の名目で販売されているものでも、日本の薬機法に該当するものは、輸入に特別な許可が必要になります。このようにさまざまなルール等があるので、初心者のうちは代行業者を利用するのが安心でしょう。

韓国商品の仕入れで関税はいくらかかる?

韓国商品の仕入れで関税はいくらかかる?

韓国をはじめ、海外から商品を輸入する際は関税がかかります。

関税は「海外での小売価格(購入価格)×0.6×税率」で計算されます。品物や輸入する国によって税率が異なるので、詳しくは税関Japan Customsを参考にしましょう。

ただし、課税価格の合計額が1万円以下の場合は、関税および消費税が免除されます。

なお、例外として次の商品は1万円以下であっても関税が発生するので注意が必要です。

■1万円以下であっても関税が発生するもの
  • 革製品のカバン、ハンドバッグ、手袋等
  • セーターやTシャツなどの編物製衣類
  • 革靴および本底が革製の履物類

参考:mipro「小口輸入と関税

当然ですが、国内の仕入れサイトを利用して国内から発送される商品については、関税はかかりません。

まとめ

数年前から続く韓国ブームは未だ終わりが見えません。むしろ、韓国の食やアイテムなどを小売店で見かけるようになってきており、韓国ブームは拡大していくことも予想されます。

韓国商品を売っているネットショップはまだまだ少数派なので、韓国商品の仕入販売を始めるなら今がチャンスです。競合が増え、レッドオーシャンになってしまう前に始めれば、先行者利益を得られます。今から始めようとしている人は、少しでも早くネットショップをオープンできるように準備を急ぎましょう。

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