メイクショップでSEOを設定する方法とは?
ショッピングサイト運営者のなかには、「検索エンジンからの集客をもっと増やしたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。そのためには、SEOについて考えることが有効です。
しかし、「どのように設定すればよいのかよくわからない」というショップオーナーも少なくありません。そこで、メイクショップのSEO設定でできることや入力項目ごとの意味、設定する際のポイントなどについて紹介します。
SEOとは?
適切なSEO設定のためには、SEOの本来の意味や目的を理解しておくことが大切です。SEOは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の略で、Googleなどの検索エンジンがWebサイトをみつけられるようにするための作業やプロセスを指す言葉です。ショッピングサイトでは、どのような会社がどのような商品を扱っているのかを検索エンジンが理解できるようにすることが、SEOの第一歩となります。
このとき、検索エンジンの正体はコンピューターのプログラムだということを忘れてはなりません。人間なら見れば簡単にわかることも、プログラムに理解してもらうのは簡単ではない場合もあるのです。そのため、SEOには設定を変えてもブラウザー上での表示はそのままというような項目も出てきます。見えない部分だからとおざなりな対応をするのではなく、丁寧に設定していくことが大切です。
ショッピングサイトで適切なSEO対策を行えば、検索エンジンで上位表示を獲得できる可能性が高まります。ユーザーが商品に関係するキーワードを入力したときに、その商品が掲載されているページを検索エンジンがみつけられるようになるためです。
メイクショップのSEO設定は「個別設定」が基本
メイクショップのSEO設定には、「個別設定」と「一括設定」の2つの方法があります。検索エンジンに内容を理解してもらうというSEO本来の目的を考えるなら、1ページごとに入力できる個別設定のほうを基本と考えるのがよいでしょう。
個別設定は、以下のページに対応しています。
- ・トップページ
- ・イントロページ
- ・会社概要
- ・利用案内
- ・商品一覧などの各種ページ
- ・商品詳細
- ・商品カテゴリー
- ・懸賞ページ
- ・アンケートページ
- ・特定商取引に関する法律に基づく表示
- ・独自ページ
メイクショップでは、それぞれのページに対して「ブラウザータイトル」と「メタタグ」、「ボディタグ直下メッセージ」を入力することが可能です。入力項目ごとの設定のポイントについては、このあと詳しく説明していきます。
ブラウザータイトルの設定
ブラウザータイトルとは、ブラウザーのタイトルバーやタブの部分に表示されるテキストのことです。実際には表示が途中で切れて読めないこともよくありますし、この部分までしっかり読むというユーザーもそれほど多くはないかもしれません。しかし、ブラウザータイトルはSEOでは特に大切な設定です。ページを表す名前として、検索エンジンに重視される項目だからです。
ブラウザータイトルを設定する際には、そのページをユーザーにどのように検索してほしいかを考えて、必要なキーワードを含めるようにしましょう。表示が切れないように短くしようとするよりも、ある程度の長さにしたほうが検索されやすくなります。具体的には、25文字前後を目安にするとよいでしょう。
ページが検索エンジンでヒットした際、ブラウザータイトルは検索結果ページにも表示されます。そのため、単なるキーワードの羅列ではなく、人が読んでも意味がわかるようにするのがコツです。
このとき、ショップ名を入れておくのもおすすめです。多くのWebサイトにならって、「ページの内容を説明するテキスト | ショップ名」のように、後半部分をショップ名にする形式で統一するとよいでしょう。これにより、検索結果に表示されたページがどこのショップのものなのかがわかるので、ユーザーにクリックしてもらえる可能性が高くなります。
メタタグの設定
メタタグとは、一般的には「meta」というHTMLタグのことです。これにはさまざまな種類があり、かつては「keywords」と「description」の2つがSEOで重要とされてきました。しかし、近年では検索エンジンが「keywords」を使わなくなったため、メイクショップのメタタグでは「description」のみを編集できるようになっています。
「description」は、「説明」という意味です。そのページに何があるのかを説明する、短い文章を入力しましょう。
この文章はブラウザーでページを表示する際には見えませんが、検索結果ページではブラウザータイトルの下に表示される場合があります。そのため、メタタグの書き方しだいでクリックしてもらえる可能性も変わってきます。人が読んで内容を理解でき、思わず続きを読みたくなるような内容にするのがコツです。
メタタグに入れる文章の長さは、60〜120文字が目安です。また、検索してほしいキーワードを自然にちりばめるようにします。このとき、重要なキーワードはできる限り文章の手前のほうに入れるようにしましょう。検索結果ページでは、ユーザーが入力したキーワードと一致する部分が太字で目立つように表示されるためです。
ボディタグ直下メッセージの設定
ボディタグ直下メッセージとは、各ページの一番上に小さく表示されるテキストのことです。「body」というHTMLタグの直後に挿入されることから、このような名前で呼ばれています。検索エンジンは、基本的に各ページの最初のほうにある内容ほど重要なものだと判断します。そのため、ボディタグ直下メッセージに入力する文章は、SEO設定の大切な要素です。
ボディタグ直下メッセージは、ページを表示したときに最初に目に入ることが多い部分でもあります。その点を意識して、ユーザーに最初に伝えたいことを文章にするのが基本です。
このとき、不自然にならない程度に、検索してほしいキーワードをちりばめていきます。使用するテンプレートによるところもありますが、あまり長い文章にすると見た目が悪くなってしまうかもしれません。メイクショップでは全角100文字以内を推奨しているので、これに従うのがよいでしょう。
SEO設定に時間をかけるのが難しい場合は「一括設定」がおすすめ
ページ数が多いと、個別設定で1ページずつSEOの設定を行うのには時間と手間がかかってしまいます。効率よく作業を進めるためには、複数ページをまとめて設定できる「一括設定」を活用するのもおすすめです。
一括設定では、ショップ内のページを以下の種類ごとにまとめて設定できます。
- ・商品詳細
- ・商品カテゴリー
- ・その他のページ
設定可能な項目は、個別設定と同じです。ただし、複数ページのブラウザータイトルやメタタグが同じになるのは、SEOの面ではマイナスになることもあります。そのため、メイクショップの一括設定では「変数」という仕組みを使うことで、ページごとに個別の商品名やカテゴリー名などが自動的に挿入できるようになっています。
SEO効果を高めるためには「サイトマップの設定」も必要不可欠
Webで使われる「サイトマップ」という言葉にはさまざまな意味がありますが、SEOで特に重要なのは「XMLサイトマップ」と呼ばれるものです。
これは、Webサイトに含まれるページの情報がまとめて記載されたファイルで、検索エンジンに提供することによって各ページの存在を漏れなく知ってもらうという役割があります。また、ページの追加や編集も、XMLサイトマップの更新によって検索エンジンに通知することが可能です。
メイクショップは、XMLサイトマップを自動的に作成する機能を備えています。使い始めるためには、「Google Search Console」か「Bing Webマスターツール」のいずれかのアカウントが必要です。アカウントを作成し、専用のMETAタグを取得したらショップに設定しましょう。これは、各ツールにショップの所有権を示すためのものです。
所有権を設定できたら、どのページをXMLサイトマップに含めるかを設定すれば、自動的にXMLサイトマップが作成されます。一度作成できてしまえば、次からはページや商品を追加・編集するたびに自動更新されます。
まとめ
メイクショップを使えば、誰でも本格的なショッピングサイトを運営できます。しかし、さらに売れるショップにするには、検索エンジンについての正しい理解とSEOが欠かせません。メイクショップには、効果的なSEOのために必要な設定機能があらかじめ搭載されています。ポイントをおさえた設定で、検索エンジンからの集客力をアップさせましょう。
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