化粧品OEMメーカーおすすめ6選|選び方のポイントや成功へ導く集客方法を解説
化粧品OEMという言葉を目にする機会が増えてきていますが、どのようなものかご存知でしょうか。
また自社でオリジナルの化粧品を作りたいが、知識がなく途方に暮れている方もいるかもしれません。OEMメーカーに依頼することで知識がなくても自社オリジナルの製品を開発することができるため、増えてきている方法の一つです。
この記事では、化粧品OEMの説明と化粧品OEMに製造を依頼するメリット・デメリット、おすすめのOEMメーカーを紹介します。
※当社2023年10月実績
化粧品OEMとは?
OEMとは「Original Equipment Manufacturing(Manufacturer)」を略した言葉で、他社ブランドの製品を製造することを意味します。日本語では受託製造と言われることもあります。
OEMメーカーに依頼すると、自社で商品の企画やコンセプトに沿った製品を製造してもらえます。そのため製造やその業界のノウハウを持ち合わせていなくても、協力しながら製品を開発することができるため、様々な分野に事業を拡大しやすくメリットが大きいのです。
似たような言葉にODMという言葉があります。「Original Design Manufacturer」の略語で、製造者側が製品の設計から製造までを一貫して行うことを言います。
OEMと聞くと化粧品やアパレル業界の用語のように思われるかもしれませんが、実は自動車や家電、食品など様々な分野で取り入れられています。
化粧品OEMがおすすめの理由
化粧品OEMには様々なメリットがあり、OEMを活用して開発されている化粧品も非常に多いです。
化粧品OEMには以下のメリットがあります。
【化粧品OEMがおすすめの理由】
- 専門的な知識・技術がいらない
- 在庫を抱えるリスクが低い
- 初期コストを抑えることができる
- 中身からパッケージまで一括依頼できる
専門的な知識・技術がいらない
専門的な知識や技術が一切なくても、化粧品を開発・製造・販売できることが、化粧品OEMの大きな特徴です。
化粧品はユーザーの肌に直接使うものが多く、場合によっては健康に影響を与えることがあるため、化粧品の製造には高度な技術や知識、また製造にはライセンスが必要になります。
化粧品製造が未経験であっても、OEMを活用すればこれらの取得・習得をスキップして開発することができるため、新しい分野へ挑戦しやすいでしょう。
在庫を抱えるリスクが低い
OEMメーカーは、小ロットから製造できる企業もあるため、たくさんの在庫を抱えるリスクを減らすことができます。
特に業界初心者の場合には化粧品ブランドとしての実績がないため、どの程度売れるか予想がつきにくいため、多くの在庫を抱えることは避けた方がいいでしょう。
初期コストを抑えることができる
化粧品製造にかかるコストを抑えることができるのも、化粧品OEMの大きなメリットでしょう。
化粧品製造を自社でおこなう場合には、製造に必要や設備や人材、時間や費用などあらゆるコストが必要です。
一方OEMメーカーに依頼して製造する場合には、これらのコストを削減できます。
新規参入した事業者も、気軽に自社製品を販売できるため、ビジネスの範囲を広げることができるでしょう。
中身からパッケージまで一括依頼できる
化粧品の中身の品質はもちろん最重要事項ですが、とくに化粧品においてはパッケージや容器の印象や雰囲気も、ヒット商品になるかどうか大きく影響する要素です。
通常であれば、中身とパッケージは別の企業で発注することになるため、イメージのすり合わせ作業が難しかったり、合わないケースも起こり得ます。しかしOEMメーカによっては中身からパッケージまで一貫して依頼できるため、イメージを統一しやすく、労力も軽減できるでしょう。
化粧品OEMメーカーの選び方
ではOEMメーカーはどのように選ぶと、自社のイメージ通りの製品が出来上がるのでしょうか。OEMメーカー選びは商品の未来を左右する重要なプロセスです。
【化粧品OEMメーカーの選び方】
- OEMメーカーの得意分野を確認する
- 自社が作りたい製品を作れるかどうか
- 小ロットから作れるかどうか
- サポートが充実しているかどうか
OEMメーカーの得意分野を確認する
化粧品といっても、化粧品にはヘアアイテムやスキンケア、ハンドケア、サプリメントなどかなり幅広いジャンルに分けられています。化粧品OEMというくくりでも、メーカーによっては得意分野・不得意分野があり、メーカーが持つ知識やスキルに差が出てきます。
自社が作りたい製品のジャンルを細分化して、実際に実績のあるOEMメーカーを選ぶようにすると失敗しにくいでしょう。
自社が作りたい製品を作れるかどうか
OEMメーカーが持っている設備や利用しているサプライヤーによっては、希望通りの製品ができない可能性があります。
こうしたことを防ぐためには、自社が作りたい製品のコンセプトや企画、製品のスペックをできる限り詳細にしたうえで、開発可能かどうか問い合わせるようにしましょう。
小ロットから作れるかどうか
OEMメーカーには大ロット向け、小ロット向けのメーカーに分かれています。
小ロットであれば100個程度から製造することができますが、小ロット対応していない場合だと1000個や3000個といった単位になるため、業界初心者の場合にはリスクに感じるでしょう。
初期費用を抑えたい場合にも小ロット対応しているかどうかを確認して選ぶと大きなリスク防止ができます。
サポートが充実しているか
OEMメーカーは作って終わりというメーカーもあれば、サポートやアフターフォローが充実しているOEMメーカーもあります。
特に化粧品販売では、広告時に使ってはいけない表現が定められていたり、ルールが厳しいです。こうした知識を丁寧に教えてくれたり、アドバイスしてくれるようなOEMメーカーは信頼できると言えるでしょう。
サポート内容はOEMメーカーごとに特徴があるため、事前にリサーチしておくと安心です。
おすすめの化粧品OEMメーカー6選!
ここでは、化粧品の製造におすすめのOEMメーカーを6社、紹介します。
それぞれに得意不得があるため、実績などを踏まえじっくり時間をかけて選ぶことをおすすめします。
開発や製造など付き合いが長くなるため、自社に合う優良なOEMメーカーを見つけてください。
日本コルマー株式会社
出典:日本コルマー株式会社
日本コルマー株式会社は創業110年の老舗メーカーなので、豊富な経験と知識で独自の原料や素材を開発しています。そのため唯一無二な製品を作りたい企業にとって非常に強い味方となるOEMメーカーでしょう。
また日本コルマー株式会社は、国内の化粧品OEMメーカーで常に上位を占める企業です。安心安定の信頼できるメーカーですが、最小ロット数は3,000個など大口になる点はネックかもしれません。
得意分野 |
スキンケア、ヘアケア、メイクアップ・ネイル、オーラルケア、日焼け止め、医薬部外品 |
最小ロット数 |
化粧水3000個〜、乳液3000個〜、美容液3000個〜 |
公式HP |
https://www.kolmar.co.jp |
株式会社シャンソン化粧品
出典:株式会社シャンソン化粧品
シャンソン化粧品も70年の歴史を誇る大手OEMメーカーです。女性の美や欲望を叶えるために努力を続けている企業で、オーガニックと医薬部外品のハイブリット処方ができるなど、独自のノウハウを活かした提案力も魅力でしょう。商品企画などにもアドバイスがもらえるため、非常に頼りになる存在でしょう。
ロット数も数十万本規模の大ロットにも対応できる力を持っています。
得意分野 |
スキンケア、ヘアケア、日焼け止め、医薬部外品、 |
最小ロット数 |
3,000本〜 |
公式HP |
https://www.chanson.co.jp |
株式会社東洋新薬
出典:株式会社東洋新薬
株式会社東洋新薬は、「これまでの常識や固定概念にとらわれない健康食品や化粧品、医薬品を創り、世界へ送り出す」ことをコンセプトにしているOEMメーカーです。
東洋新薬が持つ開発や製造は国際基準をクリアした工場設備で行われるため、安心安全の化粧品を作ることができます。また商品製造だけでなく、物流代行まで依頼できるため、非常に使い勝手のいいOEMメーカです。
得意分野 |
スキンケア、ヘアケア、メイクアップ |
最小ロット数 |
要問い合わせ |
公式HP |
https://odem.toyoshinyaku.co.jp/service/cosme/oem/ |
株式会社トキワ
出典:株式会社トキワ
株式会社トキワは国内だけにとどまらず、海外でも化粧品業界をリードする大手ブランドの製造も請け負っています。そのため。とくにカラーコスメに定評があり、色味にこだわったメイクアップ用品などはトキワ一択!といっても過言ではありません。世界中から信頼を得ているOEM企業なので、ユニークさや新しさも叶うメーカーと言えるでしょう。
得意分野 |
スキンケア、メイクアップ・ネイル、日焼け止め |
最小ロット数 |
アイライナー1000個〜、アイシャドウ3000個〜など |
公式HP |
https://www.tokiwa-corp.com |
株式会社ナリス化粧品
出典:株式会社ナリス化粧品
ナリス化粧品は、国内・海外問わず展開しているOEMメーカです。多種多様な仕様のアイテムや幅広いロット数に対応しているため、とても重宝するOEMメーカです。薬事法対応や医療部外品化粧品も製造もできるため、ルールが厳しく苦手意識がある企業であっても万全のサポートを受けられるでしょう。
得意分野 |
スキンケア、メイクアップ、ボディケア、ヘアケア |
最小ロット数 |
要問い合わせ |
公式HP |
https://www.naris.co.jp/company/business/oem/ |
株式会社ケイズ(Keiz)
出典:Keiz
ケイズは化粧品容器商社としても展開している、化粧品製造OEMメーカーです。 スキンケア・ヘアケア・フレグランスなど幅広い商材の製造を行なっており、容器にこだわりたいという企業にとってもおすすめです。
ISO22716を取得し、徹底した品質管理の体制のもと製造しているため、安心して依頼できます。100個からの小ロットに対応している点も魅力です。
得意分野 |
スキンケア、ヘアケア、日焼け止め、医薬部外品 |
最小ロット数 |
化粧水100個〜、乳液10個〜など |
公式HP |
https://www.ksplant.co.jp |
化粧品OEMを売るには集客が重要!
化粧品OEMが売れるか売れないかは、商品の質や企画力ももちろん大前提として大事ですが、集客次第で爆発的に人気が出ることもあるため、集客方法までしっかり計画立てることがポイントです。
近年ではInstagramなどのSNSや自社ECサイトを用いた集客方法が注目されています。
いずれも運用にはある程度のノウハウやスキルが必要であったり、成果が出るまでに時間やコストがかかるため、根気強く取り組む必要があるでしょう。
集客について不安や疑問があるのであれば、ネットショップ支援サービスのこれからにご気軽に相談ください。長年培ってきたECサイトや集客のノウハウで、OEM製品の集客やECサイトの運用方法について的確なアドバイスができるため、商品を軌道にのせることもできるでしょう。
まとめ
ここでは化粧品OEMの言葉の意味や化粧品OEMメーカーに依頼することのメリット・デメリットを紹介しました。
化粧品OEMメーカーを活用することで初期費用を抑えながら効率よく化粧品を開発することができます。また新規参入社でも手軽に新しい分野を切り開くことができる点も魅力でしょう。
良い製品が仕上がったら、ぜひ集客・販売のお手伝いはこれからのサービス・サポートの活用も検討ださい。OEM製品の成功までしっかりサポートいたします。
関連記事
-
2024/09/13(金)
-
2024/08/26(月)
-
2024/08/23(金)
-
2024/08/22(木)
-
2024/08/22(木)