IT導入補助金2023年の申請方法を解説|個人事業主向けの必要書類もご紹介

category :  EC売上UP

update :  2023/02/27(月)

staff :  石澤ちゃん

清田 卓也 氏

【監修者】
G1行政書士法人
代表行政書士 
清田 卓也 氏

これまでIT導入補助金累計2,061件の採択実績から、申請者様から詳細をヒアリングさせていただき、またITツールの検証・効果性を元に申請をサポートさせていただいています。また、IT業界(主にWEB制作)にて10年間従事し、卸・小売・サービス業を始め幅広い業界のWEBコンサルティングを経て、現在の業務においてWEBを活用した集客を実践している事から、リアルな視点で事業計画書を作成させていただいています。

IT補助金の申請の仕方は? IT補助金の申請に必要な書類は?

IT導入補助金2023年は、2023年3/28から1次申請の受付が始まりました。2023年の申請を考えている方は、IT導入補助金の概要を理解してスムーズに申請できるよう今から準備しておくとよいでしょう。今回は、申請を考えている方向けに、IT導入補助金の申請方法から必要書類、申請のコツなどをわかりやすく解説していきます!

〇IT導入補助金とは

IT導入補助金とは、中小企業・小規模事業者、個人事業主等のみなさまが、事業の業務効率化・売上アップをするために、自社の課題やニーズに合ったITツールを導入する経費の一部を補助する補助金制度です。ITツールの導入経費の一部を補助することで、インボイス対応も見据えた企業間取引のデジタル化を推進することを目的としています。


IT導入補助金2023年の申請方法

IT導入補助金の申請方法は法人・個人事業主でも同様です。 申請方法は以下の通りです。

IT導入補助金の申請方法

手続きの詳細は以下の通りです。

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IT支援事業者の選定と・ITツールの決定

IT導入補助金に申請することが決まったら、まずはIT支援事業者を決めましょう。IT支援事業者とは、IT導入補助金の申請を実施するうえでの共同事業者のことを言います。申請者の申請作業や補助事業がスムーズに進むようにサポートします。IT支援事業者が確定したら、導入したいITツールを選定しましょう。自社の業種や事業規模、経営課題に沿って選定することがポイントです。ITツールの一例は下記の通りです。

  • 会計ソフト
  • 受発注ソフト
  • 決済ソフト
  • ECソフト 等

「gBizIDプライム」アカウントの取得、「SECURITY ACTION」の対応、「みらデジ経営チェック」の実施

gBizIDとは、複数の行政サービスにアクセスできる法人・個人事業主向けの認証システムです。 IT導入補助金では、申請作業の際にアクセスする申請マイページのログインID・パスワードとして使用します。gBizIDプライムアカウントのID発行までにかかる期間は、おおむね2週間です。最近は5日間あれば取得できるとも言われていますが、遅れる場合もあるので念のため早めに申請を出しておいた方がよいでしょう。

SECURITY ACTIONとは、中小企業・小規模事業者・個人事業主等が情報セキュリティ対策に取り組むことを自己宣言する制度です。「★一つ星」または「★★二つ星」を宣言することが要件です。IT導入補助金の交付申請作成時に宣言済みのアカウントIDの入力が必要になるので、必ず宣言をしましょう。

みらデジとは、中小企業が、自社のデジタル化対応状況に関して、客観的に経営状況を可視化し、経営に役立つ情報収集や支援機関への実際の支援相談につなげるポータルサイトです。会社の経営課題やデジタル化への取り組み状況に関する質問が用意されており、IT導入補助金の申請者は必ず質問事項に答えて経営チェックを行う必要があります。

みらデジの登録には、事前に「gBizID」の取得が必要です。 そのため、必ずgBizIDを取得し、みらデジとgBizIDを紐づけた上で経営チェックを実施しましょう。経営チェックの所要時間は20分程度です。

交付申請

申請者はIT導入支援事業者との間で打ち合わせを行い、交付申請の事業計画を策定しましょう。 策定後、申請者は以下の流れで交付申請を行いましょう。

  1. IT導入支援事業者は、申請者へ「申請マイページ」の招待をする
  2. 申請者は招待を受けたら、申請マイページを開設し交付申請に必要となる情報入力と必要書類の添付を行う
  3. 入力後、IT導入支援事業者へ申請マイページの権限をわたす
  4. IT導入支援事業者は、申請者が導入するITツール情報と事業計画値を入力する
  5. 入力後、申請者に申請マイページの権限をもどす
  6. 申請者は、申請マイページの内容を最終確認して、申請に対する宣誓を行い期限内に事務局へ申請マイページを提出する

申請マイページの提出が完了すると、事務局で申請の審査が行われます。

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交付決定(採択)

交付決定の結果は、事務局より「申請マイページ」を通じて申請した事業者へ通知がいきます。また、IT導入支援事業者にも通知されます。交付決定は申請締切日から一か月後に結果が分かることが多いです。採択がされたら、申請した事業を実施することが可能です。

補助事業の実施

交付が決定されたら、補助事業を開始しましょう。交付決定前に発注・契約・支払い等を行った場合は、補助金の交付を受けることができませんのでご注意ください。事業にかかわる経費の証明証(請求書など)は破棄せずに全て保管しましょう。

実績報告

補助事業が完了したら、ITツールの発注・契約・納品・支払いを行った事がわかる証憑を提出しましょう。証憑の提出は以下の流れで行います。

  1. 中小企業・小規模事業者等・個人事業主のみなさまが『申請マイページ』から事業実績報告に必要な情報及び証憑の添付を行い、事業実績報告を作成する。
  2. 事業実績報告が作成された後、IT導入支援事業者が内容の確認及び必要情報の入力を行う。
  3. 最終確認後、中小企業・小規模事業者等のみなさまが事務局に事業実績報告を提出する。

参考:IT導入補助金

この工程の後、事務局にて実績報告の内容が確認され、内容に不備がなければ補助金が交付されます。期間は1カ月程度ですが、内容に不備があると修正しなければならないので交付されるまでの期間が伸びます。ここで、注意したいのが補助金の振込先です。補助金は事務局からIT導入支援事業者へ振り込まれます。その後、IT導入支援事業者から補助事業者へ振り込まれますので注意しましょう。

事業実施効果報告

事業実施効果報告では、事務局に数値目標の進捗や結果を報告します。 定められた期間内に補助事業者が「申請マイページ」より必要な情報を入力し、IT導入支援事業者の確認を経てから提出しましょう。ちなみに、2022年のデジタル化基盤枠の事業実施効果報告は、1年のみです。ITツールの導入〜2023年3月31日が効果報告の対象期間で、報告の締切は2023年10月です。

IT導入補助金の申請のコツ

事業内容を具体的に記入する

基本情報入力の「事業内容」という項目は具体的に記入しましょう。自社の事業内容を事務局へアピ―ルできる項目になりますので、分かりやすく具体的に記入すると良いです。以下4つのポイントをおさえて文章を組み立てると良いでしょう。

  1. 自社はどのどうな事業を展開しているのか
  2. 現在抱えている経営課題
  3. 経営課題の解決のためにどのようなITツールが必要なのか
  4. ITツールを導入後、どのような効果があるか

文字数は255文字までのフリー入力です。255文字以内に収まるように記入しましょう。

フリー欄は必ず記述する

申請マイページの「経営状況について」というところに、「ビジネスプロセスの改善に向けて」という項目があります。そこの「事業をどのように変えていきますか?(将来目標)」という問いへはフリー記載で将来目標を記述しアピールすると良いでしょう。先程の、事業内容の文章とリンクさせながら「ITツールを活用してどのようなことを実現させたいか」について255文字以内におさまるよう具体的に記入しましょう。

石澤ちゃんコメント

補助金の申請から交付にはIT支援事業者の協力が必須です。効率的に採択を目指すなら実績が豊富なパートナーを選ぶことをオススメします。IT導入補助金のコツは解説資料の「IT導入補助金の活用法」をご覧ください。法人・個人問わず無料です。

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IT導入補助金に申請する個人事業主が準備すべき必要書類

IT導入補助金を申請する際に個人事業主が必要になる書類は以下の通りです。

必要書類 注意点

運転免許証または

運転経歴証明書または

住民票

  • 住民票は交付申請日から遡って、3か月以内に発行されているものに限ります。

  • 運転免許証は交付申請日が有効期限内であるものに限ります。
  • 免許証の裏面に変更履歴が記載されている場合は、裏面も提出してください。

所得税の納税証明書

(その1またはその2)

  • 直近分のものに限ります。
  • 税務署の窓口にて発行されているものに限ります。
  • 電子納税証明書の場合は、交付請求時にPDF形式にて発行されたフォーマット

(窓口発行の納税証明書と同一フォーマット)のみ有効です。 ※XML形式で発行された納税証明データシート等は認められません。

確定申告書
  • 税務署が受領した直近分のものに限ります。
  • 税務署が受領したことがわかるものに限ります。

 ※個人事業主が、旧姓で事業を行っており、①と②及び③の姓名が不一致となる場合、姓名の変 更がわかる書類を、①とあわせて添付してください。

引用:交付申請の手引き

必要書類は申請時、申請マイページに添付する必要があります。 スキャンしてpdfとして添付する方法や写真で書類を撮影してpngやimgで添付する方法があります。必要書類を申請時に提出する際には、文字がはっきり見えるようにしましょう。文字が不明瞭だと、提出書類として認められないのではっきり見える状態にしてスキャンまたは撮影をして添付するようにしましょう。また、全てのページが添付されている必要があります。

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IT導入補助金2023年スケジュール

2023年のIT導入補助金は2023年3/28に1次公募の受付がスタートしました。 現時点では3次公募までスケジュールがでています。3次以降のスケジュールは公式サイトにて随時更新されるでしょう。

申請枠 申請回 申請締切日 交付決定日
デジタル化基盤導入枠 1次締切分 2023年4月25日(火)17:00(予定) 2023年5月31日(水)17:00(予定)
2次締切分 2023年5月16日(火)17:00(予定) 2023年6月21日(水)17:00(予定)
3次締切分 2023年6月2日(金)17:00(予定) 2023年7月11日(火)17:00(予定)

引用:IT導入補助金2023

よくある質問

IT導入補助金でパソコンは買える?

パソコン単体での申請は不可です。パソコン等のハードウェアを申請したい場合は、ソフトウェア・ITツールもセットで申請する必要があります。なお、ハードウェア以外に購入した付属品については補助対象経費としては認められません

補助金の入金はいつ?

実績報告がスムーズに通ったら「2-3週間以内」には入金されます。 しかし、実績報告に不備があり修正が入る場合は、入金も遅れてしまうのでご注意ください。

支援事業者はどうやって探せばいいの?

IT導入補助金公式HPにてベンダー検索が可能です。

 

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まとめ

今回は、申請を考えている方向けに、IT導入補助金の申請方法から必要書類、申請のコツなどをわかりやすく解説しました。IT導入補助金2023年の公募受付はすでに開始しています。申請を希望される方は、お早めにIT支援事業者を選定し申請の準備を進めておくことをおすすめします。

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