Shopifyのクーポン発行方法|クーポン発行機能・設定方法と有効な使い方を解説

category :  EC売上UP

update :  2023/05/17(水)

staff :  nakahara

shopifyでは、割引率などの詳細情報を設定したうえでクーポンを発行できます。クーポンを上手に利用すれば、新規顧客獲得や顧客単価アップといったメリットにつなげられるでしょう。そこで、こちらではshopifyのクーポンの発行方法や使い方のポイントなどを解説します。これからクーポンを発行し、ECサイト運営に役立てていきたいと考えている方に役立つ情報を紹介します。ぜひ参考にしてください。

Shopifyで発行できるクーポン機能

shopifyで発行できるクーポン機能

shopifyとは、ECプラットフォーム(ECサイトの構築システム)のことです。ECサイトを簡単に構築できるだけでなく、好みに合わせてカスタマイズをしたり、販売促進を行ったりできる点が人気を集め、世界中で使われています。

また、shopifyは手軽にクーポンを発行できる機能を搭載しているのも大きな特徴です。クーポン機能を上手に使えば顧客の購買意欲を刺激し、集客力を高めるきっかけにもなるため、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

Shopifyで発行できるクーポンの種類

shopifyで発行できるクーポンの種類は、以下のとおりです。

【shopifyで発行できるクーポンの種類】

  • 割引クーポン:割引率を設定して発行できるクーポン
  • 定額割引クーポン:設定金額分が割引されるクーポン
  • 配送費無料クーポン:配送料が無料になるクーポン
  • 特典付きクーポン:特定の商品を購入することで別の関連商品で使えるようになるクーポン

それぞれのクーポンを効果的に活用し、販促につなげていきましょう。

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Shopifyのクーポン発行手順

クーポン発行手順は、以下のとおりです。

【shopifyのクーポン発行手順】

  1. 管理画面の「クーポンコードを作成」をクリック
  2. クーポンコードを決める
  3. クーポンの種類を選ぶ
  4. クーポンの詳細設定をする

使い方の詳細は後述していますので、参考にしてみてください。

1.管理画面の「クーポンコードを作成」をクリック

管理画面の「クーポンコードを作成」をクリック

Shopifyの会員登録を行って管理画面に入ったら、左側の一覧から「ディスカウント」を選びます。次に「ディスカウントを作成」をクリックしてください。

ディスカウントを作成

「ディスカウントを作成」をクリックすると、タイプの選択画面に入ります。各タイプの詳細は、以下のとおりです。

  • 商品の割引金額:商品やカテゴリー単位でクーポンを作りたい場合(A商品を20%オフにするなど)
  • 注文の割引金額;注文金額に割引を適用したい場合(注文の合計金額から20%オフにするなど)
  • Xを購入するとYをプレゼント:A商品を購入したら、B商品をプレゼントする(割引する)キャンペーンなどを行う場合
  • 無料配送:配送料無料のクーポンを作りたい場合

上記から、作りたいクーポンのタイプを選択しましょう。

クーポンのタイプを選択

タイプを選択後、管理画面が表示されます。

2.クーポンコードを決める

クーポンコードを決める

続いて「商品の割引金額」の欄でクーポンコードの設定を行います。クーポンコードの欄に任意のコードを入力してください。クーポンコードは顧客がショッピングをする際に入力することになるため、分かりやすいものを設定するのも1つの方法です。もし複雑なコードを作りたいのであれば、入力欄右側の「生成する」を選択すると、自動でコードが生成されます。

3.クーポンの詳細設定をする

クーポンの詳細設定は、タイプによって異なる部分があります。各タイプの設定方法を確認しましょう。

  • 「商品の割引金額」と「注文の割引金額」の場合「商品の割引金額」と「注文の割引金額」の場合クーポンコードを設定した後に「値」の欄で「割引率」か「定額」を選びます。「30%オフ」といった割引なら「割引率」を、「100円オフ」といった割引なら「定額」を選択し、割引したい値を入力してください。

    なお、ディスカウントタイプの選択で「商品の割引金額」を選んだ場合は「特定のコレクション」「特定の商品」から割引を行うコレクションや商品も選択します。
    最低購入の要件
    「最低購入の要件」では、クーポンの割引適用対象となる最低購入額や数を設定します。「お客様の資格」ではクーポンを提供する顧客の設定が可能です。「全てのお客様」だけでなく「メール購読者のみ」など特定の顧客に限ることもできます。「最大ディスカウントを使用する」では、クーポンの最大使用回数制限を設定しましょう。
    組み合わせ
    「組み合わせ」では、一緒に組み合わせたいクーポンを選びます。最後に「有効期間」でクーポンを利用できる期間を設定し、左下にある「ディスカウントを保存」を選択したら完了です。

  • 「Xを購入するとYをプレゼント」の場合「Xを購入するとYをプレゼント」の場合「Xを購入するとYをプレゼント」では「お客様の購入数」で最低購入数と最小購入額を設定します。次に、クーポンが適用される商品やコレクションを設定し、割引率を設定してください。「最低購入の要件」以降の項目に関しては、「商品の割引金額」と「注文の割引金額」の場合と同様です。

  • 「無料配送」の場合「無料配送」の場合
    「無料配送」を選択した場合は、配送料無料を適用する国を選択します。「最低購入の要件」以降の項目に関しては他タイプと場合と同様です。

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Shopifyでクーポンを発行するメリット

shopifyでクーポンを発行するメリット

クーポンを発行するメリットは、以下のとおりです。

【shopifyでクーポンを発行するメリット】

  • 新規顧客を獲得しやすい
  • 顧客単価のアップが期待できる
  • 在庫の余剰対策になる

ECサイトを運営していると、「新しい顧客を呼び込めない」「客単価が低い」といったことで悩む場合があるでしょう。また、余った在庫を抱えてしまうのもECサイトで陥りやすい問題点です。クーポンのメリットを活かせば、こうした悩みや問題も解決できる可能性があるため、ぜひ利用してみましょう。

新規顧客を獲得しやすい

まだ商品を購入したことのないユーザーにとって「初回限定20%オフ」などの初回購入クーポンは、とても魅力的です。「この商品が気になるけど、買って失敗したら嫌だ」と考えているユーザーも初回限定のクーポンがあれば「お得に購入できるなら、一度試してみよう」と考えやすくなります。

初回の購入で商品を気に入ってもらえれば、新規顧客の獲得だけでなくリピーターの獲得にもつながるでしょう。初回購入のハードルを下げるためにも、効果的にクーポンを活用するのがおすすめです。

顧客単価のアップが期待できる

「5個以上の購入で20%オフ」や「4,500円以上の購入で10%オフ」など、割引に条件を定めることで顧客単価のアップを期待できます。例えば、本来は商品を4個購入しようと考えている顧客の場合「5個以上で割引を受けられるのなら、あともう1個買おう」という気持ちになりやすいでしょう。

ただし、ハードルの高い条件だと購入意欲の促進にはつながりません。購入数や金額を増やしてもお得だと感じられるような条件を設定することが大切です。

在庫の余剰対策になる

クーポンは、在庫が余る事態を防ぐことにも活用できます。例えばA商品が余剰状態になっている場合は「A商品限定で20%オフ」「A商品を購入すればB商品をプレゼント」といったようにクーポンを設定することで、顧客の購買意欲を掻き立てられるでしょう。

特に、季節物の商品や使用期限・賞味期限が定められた商品などは、余剰在庫を抱えることで不利益になる場合も少なくありません。無駄な在庫を作らないためにも、クーポンを役立ててみてください。

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クーポン発行時の注意点やポイント

クーポン発行時の注意点やポイント

クーポンは、注意点やポイントを押さえることで有効に使えるようになります。主なポイントは、以下のとおりです。

【クーポン発行時のポイント】

  • クーポンの発行タイミングを考慮する
  • 複数のクーポンを同時に利用はできない
  • 特定のユーザーに配布する場合は配布方法を検討する
  • 景品表示法に気を付ける

どのような点に気をつけるべきか具体的に確認し、クーポン発行に役立ててみてください。

クーポン発行タイミングを考慮する

クーポンは、タイミングを図って発行することでメリットを得られるようになります。クーポン発行におすすめのタイミングをチェックしましょう。

  • 初回購入時
  • リピート購入時
  • カゴ落ち対策したい時

前述の通り、初回購入時に割引クーポンがあると心理的なハードルが下がり、「一度買ってみよう」という考えを呼び起こしやすくなります。商品を継続して買ってもらいたいときは、リピーター割引をつけることで「また買いたい」と思ってもらえるでしょう。

カゴ落ちとは、ユーザーが買い物カゴに商品を入れたものの、精算せずにサイトから離脱し、購入に至らないことを指します。カゴ落ち対策アプリを使い、ユーザーが離脱するタイミングに「今だけ20%オフ」といったタイムセールクーポンを自動発行すれば「今買った方がお得」という気持ちが強くなり、カゴ落ちの防止につなげられます。

複数のクーポンを同時に利用はできない

クーポンは1回あたり1種類の適用となるため、クーポンを複数発行しても同時利用はできません。そのため、適用条件が被るクーポンの発行は避けましょう。

また、自動ディスカウントを設定した時は自動ディスカウントの方が優先され、クーポンは使えなくなります。目的のクーポンが使えず、購入を中断するリスクがあるので、自動ディスカウントとクーポンを同時に発行する場合は、適用条件が被らないようにしてください。

特定のユーザーに配布する場合は配布方法を検討する

特定のユーザーを対象としてクーポンを発行する時は、配布方法を工夫する必要があります。なぜなら、せっかくクーポンを発行しても対象者が気づかなければ使ってもらえず、本来の効果を期待できないからです。

例えば、shopifyではユーザーを限定してメールを送ることもできるため、対象者だけにメールを送信してクーポンを発行したことを知らせるとよいでしょう。また、shopifyと連携できる外部アプリを使えば特定ユーザーへクーポン配布できる場合もあるため、活用してみてください。

景品表示法に気を付ける

景品表示法とは、クーポンや景品の過剰配布による消費者の不利益を防ぐため、景品類の内容や価格などの正しい表示が定められた法律です。違反すると措置命令が下され、命令に対して違反や虚偽の報告を行った場合は罰金が課される可能性があります。

法律に反しないためには、割引金額や適用条件、有効期間などを顧客が気付きやすいところに明記し、正しい情報をもとに買い物ができるよう配慮することが大切です。

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まとめ

クーポンは、上手に使うことで新規顧客の獲得や顧客単価アップ、余剰在庫の防止といったメリットを受けられるようになります。shopifyでは、管理画面で割引率や対象者などを細かく決められるため、目的に合わせたクーポンを発行できるのが嬉しいポイントです。

顧客のニーズに合わせたクーポンを配布すれば、スムーズに在庫が回るようになるでしょう。ただし、クーポンの発行タイミングなど気をつけておきたいポイントもあるため、基本の使い方を押さえたうえで有効活用できるようにしてください。

 

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