shopifyの使い方|開設の手順とカスタマイズに便利なアプリを解説

category :  EC売上UP

update :  2023/05/17(水)

staff :  nakahara

自社商品のオンライン販売を始める際、専門知識なしでECサイトを開設・運営できるShopifyを利用する会社が増えています。しかし、プランの選び方や開設のやり方がわからず二の足を踏んでいる方もいるのではないでしょうか。

ここではShopifyの開設方法や、4種類のプランについて詳しく解説します。集客力の高いサイトを制作するためにおすすめのアプリや制作会社も紹介します。ShopifyでのEC運営を考えている方は、ぜひご一読ください。

Shopifyのプランは4種類

Shopifyのプランは4種類

Shopifyは、手軽にネットショップを立ち上げられるECプラットフォームです。ECサイトの開設や運営に必要な機能が一通りそろっており、専門知識がなくてもオンライン販売を展開できるようになります。

基本的に定期課金型のサービスですが、14日間の無料期間があるため、まずは使い勝手を試してみたい方にもおすすめです。

無料期間の終了後は、4つのプランから事業の形態や規模に合ったものを選びます。プランのアップグレード・ダウングレードはいつでも可能で、上位のプランほど月額料金が高くなる代わりに各種手数料が安くなります。各プランの料金や使える機能の例は、以下のとおりです。

 

【shopifyのプラン】

プラン名

利用料

使える機能

ベーシックプラン

33米ドル/月

(年払い:25米ドル)

オンラインストア開設
販売チャネルの追加
24時間体制のサポート
2つのスタッフアカウント
ベーシックレポート

スタンダードプラン

92米ドル/月

(年払い:69米ドル)

オンラインストア開設
販売チャネルの追加
24時間体制のサポート
5つのスタッフアカウント
プロフェッショナルレポート

プレミアムプラン

399米ドル/月

(年払い:299米ドル)

オンラインストア開設
販売チャネルの追加
24時間体制のサポート
15のスタッフアカウント
プロフェッショナルレポート・カスタムレポート
外部サービスの計算済み配送料
関税と輸入税の計算機能

Shopify Plusプラン

2,000米ドル~/月

オンラインストア開設
販売チャネルの追加
24時間体制のサポート
無制限のスタッフアカウント
プロフェッショナルレポート・カスタムレポート
外部サービスの計算済み配送料
関税と輸入税の計算機能

 

ベーシックプラン

ベーシックプランは、月額33米ドルのプランです。今回紹介するなかで最も安いプランですが、ストア開設・商品配送・決済処理などに必要な機能がすべて備わっており、無制限で商品登録できるためECサイト運営に十分役立ちます。

ベーシックプランでは財務レポート・商品分析・集客レポートといった、ビジネスパフォーマンスを分析できるレポートも閲覧可能です。

基本機能が使える初心者向けのプランですので、初めてECサイトを開設する方はまずこのプランを選ぶとよいでしょう。また、オーナーアカウントのほかに2人分のスタッフアカウントが利用できるため、1~3人でのサイト運営を考えている方におすすめです。

スタンダードプラン

スタンダードプランは、月額92米ドルのプランです。ベーシックプランの機能に加えて、より高度なレポート機能や「Shopify Flow」というアプリが使えるようになります。Shopify FlowはECに関するタスクや処理を自動化できるアプリで、運営の改善や効率化を図りたいときに便利です。

ベーシックプランでは機能が物足りず、5人以内の少数チームでECサイトを運営したい方に最適なプランといえます。

プレミアムプラン

プレミアムプランは月額399米ドルのプランです。このプランからは、海外や離島などへの配送料や関税・輸入税を自動計算してチェックアウト時に表示する機能が利用可能になります。複雑な取引ケースでも顧客に合計金額を明示できるため、荷物の受け取り拒否や返品のリスクが軽減されるでしょう。

また、プレミアムプランではレポートのカスタマイズができるようになります。絞り込み機能によって必要な情報を素早く正確に知ることで、分析や改善の効率化が可能です。

プレミアムプランは、特に越境ECを本格的に展開する方に向いています。最大15のスタッフアカウントが利用でき、大人数でサイト運営に力を入れる場合も活用できます。

shopify plusプラン

Shopify Plusは月額2,000米ドルのプランです。ここまで紹介した機能に加えて、以下のような機能が利用できます。

    • チェックアウト画面・機能のカスタマイズ
  • 新商品販売やキャンペーン開始の予約
  • BtoBストアの構築に特化した機能
  • クレカ決済のAPI使用無制限
  • 1契約で10サイトまで追加可能

ほかにも独自の機能が利用できます。

Shopify Plusは販売取引量の多い大企業に向けたプランとして提供されており、スタッフアカウントも無制限で使えます。

【Shopifyで失敗しない3つのポイント】

Shopifyで失敗しない3ポイント

Shopifyは機能が豊富でカスタマイズ性も高いプラットフォームです。それでもECサイトを開設した後で「知らなかった・・・」という事態になることも。そこで失敗しないためのポイントを解説した資料を無料でご提供します。

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shopifyの開設手順

加入するプランをある程度決めたら、Shopifyでストアを開設しましょう。

Shopifyを開設するには、以下に挙げた7つのステップを踏みます。ここでは、各ステップで行う詳しい作業についてキャプチャを交えながら解説しますので、ぜひ参考にしてください。なお、細かな手順はデバイスなどによって多少変わります。

【shopify開設手順】

  1. Shopifyに会員登録する
  2. 管理画面から商品を追加する
  3. 商品情報を入力する
  4. 商品カテゴリを区分する
  5. お問い合わせ・特定商取引法ページを作成する
  6. テーマを選ぶ・導入する
  7. 送料や決済方法を設定する

1.shopifyに会員登録する

1.shopifyに会員登録する

まずはShopify公式サイトにアクセスし、会員登録します。

引用元:https://www.shopify.com/jp

トップページの「無料体験をはじめる」をクリックして簡単なアンケートに答え、メールアドレスやApple・Facebook・GoogleのいずれかのアカウントでIDを作成すれば登録完了です。登録したメールアドレスに認証メールが届いたら、すぐに認証して管理画面をブックマークに追加することをおすすめします。

いずれのプランも最初の14日間は無料で利用でき、この時点でクレジットカードなどの決済情報を求められることはありません。

2.管理画面から商品を追加する

会員登録が完了したら、管理画面から商品を追加できるようになります。

商品を追加するには、管理画面の左側にある「商品管理」をクリックし、「商品を追加する」を選択してください。次に表示された設定画面で、以下の情報を設定して保存します。

  • タイトルと説明
  • 画像
  • 価格
  • 在庫
  • 配送
  • バリエーション
  • 分類(商品タイプ・販売元・タグなど)

登録する商品数が多い場合、CSVファイルを使った一括登録も可能です。

3.商品情報を入力する

商品にサイズ・カラー・素材などのバリエーションがある場合、より詳細な商品情報の設定が可能です。

バリエーションを登録するには、商品追加時にバリエーション欄の「この商品には異なるサイズや色など複数のオプションがあります。」をチェックしてください。表示されたオプション入力欄でサイズ、カラーといったバリエーションを指定し、「S,M,L」のように種類をカンマで区切って入力するとバリエーションが登録できます。

次に、バリエーションごとの価格や数量、在庫コードが個別設定できるようになるので、それぞれ入力します。登録済み商品の設定やバリエーション画像の追加も可能です。

4.商品カテゴリを区分する

Shopifyのコレクション機能を利用すると、商品のカテゴリ分けができます。登録済み商品をジャンルや色、ブランドごとに分類してコレクションにまとめ、商品を探しやすいようにしましょう。

商品カテゴリの区分は、管理画面から「商品管理」>「コレクション」に移動し、「コレクションを作成する」をクリックして行います。その後のおおまかな手順は以下のとおりです。

  1.  コレクションのタイトルと説明文を入力する
  2.  コレクションタイプで「手動」か「自動」を選び、保存する
  3.  カテゴリに含めたい商品を検索や「閲覧する」から選択して追加する
  4.  商品の並べ替え順を指定する
  5.  販売チャネルの欄で「管理」をクリックし、コレクションを利用可能にするチャネルを選択する
  6. 「コレクションの画像」の欄で画像を設定し、保存する

自動設定を選択すると、一定の条件に当てはまっているすべての商品を、自動的にカテゴリ分けできるようになります。

5.お問い合わせ・特定商取引法ページを作成する

続いて、ECサイト運営に必要なお問い合わせ・特定商取引法ページを作成します。事業者情報を伝える特商法ページは掲載が義務付けられており、お問い合わせページも顧客の信用や満足度を獲得するために欠かせません。

お問い合わせ・特定商取引法ページは、管理画面の「オンラインストア」>「ページ」から作成できます。「ページを追加」をクリックしてタイトルや内容を入力すれば作成完了です。

Shopifyが提供しているテンプレートを利用すれば簡単に作成できますので、販売開始前に用意しておきましょう。

6.テーマを選ぶ・導入する

Shopifyでは無料のデザインテンプレートが利用でき、自社のブランドイメージやストアのコンセプトに応じてテーマを変更したりカスタマイズしたりできます。

テーマを選ぶには、管理画面の「オンラインストア」>「テーマ」を選択してください。「テーマライブラリー」から選んだテーマの「アクション」をクリックし、「公開」状態にすると変更が適用されます。

売り上げアップを狙うには、取扱商品やターゲット層の好みに合ったテーマを選ぶことも重要です。

7.送料や決済方法を設定する

最後に、送料や決済方法を設定します。初期設定では国内配送料が全国一律1,000円になっているため、配送先の地域ごとに変更しましょう。

送料の設定は、管理画面の「設定」>「配送と配達」を選択し、「送料を管理する」をクリックすると行えます。送料を変更する場合、「送料を追加」をクリックして金額を入力します。

決済方法は「設定」から「決済」を選択し、導入したい決済方法をクリックすることで設定可能です。Shopifyで選択できる決済方法は非常に幅広いため、自社に合った方法を選ばなければいけません。

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※当社2023年3月実績

shopify制作におすすめのアプリ

Shopifyではサイトの使い勝手やクオリティを高めるために、アプリによる機能拡張ができます。アプリのインストールは、管理画面の「アプリ管理」>「アプリを探す」からShopifyアプリストアにアクセスすることで可能です。

ここからは、Shopifyをより便利に使えて売り上げアップにもつながるおすすめアプリを4つ紹介します。

ページの読み込みをアップする「Page speed booster」

Page speed boosterは、ページの読み込み速度をアップできるアプリです。ユーザーが次に遷移するページを予測し、あらかじめそのページを取得しておくことで、読み込みが速くなります。

ページ読み込み時間の長さは、ユーザーの離脱の原因のひとつです。Page speed boosterを利用すれば、顧客の取りこぼしを予防できるため、導入をおすすめします。

日本語には対応していませんが、無料インストールするだけで機能するため簡単に導入できるのもメリットです。

なりすまし決済の防止ができる「Fraud Filter」

Fraud Filterでは、なりすまし決済などの不正注文を行ったユーザーを、ブラックリスト化してブロックできます。

不正注文でクレジットカードの保有者が支払いを拒否すると、売り上げが取り消されるうえに、送料や商品の損害分をストア側が負担しなければいけません。そこで、Fraud Filterのブロック機能が役立ちます。

対応言語は英語のみで機能は限られますが、無料で利用できるため導入を検討してみてください。

再入荷連絡希望を表示できる「Back in Stock: Customer Alert」

Back in Stock: Customer Alertsは、在庫がなくなった商品の再入荷情報を、希望するユーザーに通知するアプリです。似たアプリは多くリリースされていますが、外部アプリと連携して通知を転送できる点で優れています。

導入していると、在庫なし商品のページに再入荷通知希望ボタンが表示されるようになります。ユーザーが欲しかった商品の再入荷に気づきやすくなることで、販売機会の損失を予防できる仕組みです。

Back in Stock: Customer Alertsには無料プランと月額19~99米ドルのプランがあり、事業規模に応じて選べます。別途設定が必要ですが日本語に対応しており、使いやすいのも魅力です。

SEO対策をしっかりできる「Plug in SEO」

Plug in SEOは、SEOに関する施策全般を一貫して行えるアプリです。主な機能としては、SEOの観点からサイトを評価し、問題点とその解決策を提案することが挙げられます。

EC運営を成功させるには、検索結果で自社サイトを上位表示させて集客力を上げることが大切です。Plug in SEO があればSEOの知識がなくても効率的にサイトを改善できるようになり、コンバージョン率が上がることが期待できます。

月額9.99~49.99米ドルのプランがあり、高額になるほど機能が充実する点も特徴的です。日本語には対応していないものの操作がシンプルなため、使い方を調べれば活用できるでしょう。

細かいカスタマイズは制作会社への依頼がおすすめ

細かいカスタマイズは制作会社への依頼がおすすめ

Shopifyでストアの構築や運営をしていると、機能やデザインをより細かくカスタマイズしたくなることがあるかもしれません。アプリなどを駆使すれば初心者でもある程度のカスタマイズは可能ですが、細かい設定や動きを取り入れたい場合はプログラミング知識が必要になります。

プログラマーが所属していない会社では、自己流でカスタマイズするのは難しいため、サイト制作会社に依頼することをおすすめします。

数ある制作会社のなかでも、「これから」はShopifyストアのカスタマイズを依頼するのに最適です。

「これから」はShopifyストアのカスタマイズを依頼するのに最適

引用元:https://corekara.co.jp/

「これから」では構築・デザインから、広告運用やコンサルティングまで一貫して任せられます。Shopify PlusパートナーとしてShopify Japanに公認されており、これまでに2,000社以上のサイトの成長を支援してきました。

集客に強い「これから」に依頼すれば売り上げのアップも望めますので、ぜひ利用を検討してみてください。

【Shopifyで失敗しない3つのポイント】

Shopifyで失敗しない3ポイント

Shopifyは機能が豊富でカスタマイズ性も高いプラットフォームです。それでもECサイトを開設した後で「知らなかった・・・」という事態になることも。そこで失敗しないためのポイントを解説した資料を無料でご提供します。

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まとめ

Shopifyで実際に販売開始するまでには多くの手順を踏む必要があるものの、専門知識がなくてもECサイトを開設できるのは大きな魅力です。また幅広い料金プランが用意されているため、自社の事業規模に合わせて選べば無理なく運営を続けられます。しかし、開設や運営自体が簡単にできても、うまく集客できなければ成功とはいえません。売り上げが伸び悩んだときは、アプリや制作会社の力を借りて問題点を分析・改善することが大切です。

 

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※当社2022年8月実績

 

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