【Shopify開発言語】Liquidとは|概要からObject・Tagsについても解説
株式会社これからの取締役。 2004年、IT系上場企業に新卒入社。ECサイトのコンサルティング営業に従事。 その後、株式会社これからに創業メンバーとして参画し、取締役就任。 小規模ショップから東証1部上場企業まで、500社以上のECサイト戦略について支援。 自社ECサイト支援で業界トップクラスの実績を誇る。 年間100回以上のECセミナー登壇や大規模展示会での講演多数。 書籍「図解即戦力 EC担当者の実務と知識がこれ1冊でしっかりわかる教科書」(技術評論社)の執筆も手がける。
Shopifyを使えば、HTMLやCSSなどがわからなくてもECサイトを構築することができます。しかし、開発言語を知っておいた方がより独自性のあるECサイトを構築することができます。今回は、Shopifyが独自に開発した「Liquid」というテンプレート言語についてご紹介いたします。
Shopify Liquidとは
Liquidとは、Shopifyが開発したテンプレート言語です。 プログラミング言語のように構文があり、変数(データ)を扱います。 Liquidは、HTMLの中にShopify特有の構文が混ざったもので、ECサイトの見た目を作成できます。Liquidは動的コンテンツで記載されるので、ECサイトのデザインに独自性を出すことができます。
※当社2023年10月実績
Liquidの主な埋め込み方法
Liquidを使用してECサイトの見た目を作るには、HTMLの構文内にLiquid特有の構文を埋め込む必要があります。主な埋め込み方法は以下の通りです。
- Object {{ }}
- Tags {% %}
それぞれ説明いたします。
Object
Objectは、テーマ構築に使用できる変数のことです。 {{ }}は出力を示します。{{ }}の中に、オブジェクト、プロパティ、文字列を書くことで、出力したい文字を表示させることができます。
上記のように、prodact Objectにtitleを書き製品名を入れると、書いた製品名が出力されます。
引用:Shopify
Tags
Tagsは、{% %}で囲んで記述する繰り返しや条件分岐の記述のことです。 {% %}はロジックを示します。主に、for文やif文などがあります。
まず、if文からご紹介します。
if構文は条件を表現することができます。 上記の例では、ifは満たされる条件を定義しています。prodact.availableが返された場合trueとなり、右図のように価格が表示されます。それ以外の場合は、「売り切れ」と表示されます。
引用:Shopify
次に、for文をご紹介します。
for構文を使用すると、このように同じ要素を何回も繰り返して表示することができます。
引用:Shopify
まとめ
今回は、Shopify が独自開発をしたLiquidについてご紹介いたしました。 Liquidを使うと、動的なサイトが作成できるので独自性のあるECサイトを作ることができます。是非トライしてみてくださいね。
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