ShopifyとFacebookを連携する方法｜詳しい手順や連携できないときの対処法

独自のWebショップを簡単に立ち上げることができる、ECプラットフォームサービス「​​Shopify（ショッピファイ）」。実は、世界中にと連携することで、様々なメリットが得られることをご存知ですか。

今回はShopifyとFacebookを連携するメリット・デメリットをはじめ、具体的な連携手順を詳しく解説。さらにShopifyとFacebookが連携できないときの対処法もご紹介します。

ShopifyとFacebookを連携するメリット 

ShopifyとFacebookを連携する大きなメリットは「ユーザーへの宣伝効果」です。また、Facebookユーザーには特徴があるため、これも連携におけるメリットとなります。以下、ShopifyとFacebookを連携するメリットを詳しくチェックしましょう。

ウォール投稿により継続的な宣伝ができる

ウォール投稿とは、ユーザー同士で投稿しあった写真や動画、書き込みが共有できるスペースです。

ウォール投稿のスペースで、商品やストアの情報を定期的に更新したり、ストアの利用者が購入した商品の写真や動画、書き込みをシェアしたりすることで、継続的な宣伝効果が期待できます。

なお、現在のFacebookでは「タイムライン」が導入され、過去の投稿にも簡単にアクセスできるようになっています。

Facebookダイナミック広告を利用できる

Facebookダイナミック広告とは、各ユーザーに最適化された広告を打ち出してくれるサービスです。ShopifyとFacebookを連携することで利用可能となります。

ユーザーのアクションや利用履歴に基づいて、ストアや商品に関心を抱いてくれそうなユーザーにターゲットを絞り、効果的な広告宣伝をすることが可能です。

信頼性の高いユーザーに訴求できる

Facebookのユーザーは実名ほか、事業者側にさまざまな個人情報を登録しています。

近年、匿名による悪質な口コミも問題となっていますが、実名を使用しているFacebookユーザーがそのような行為をするというリスクは、匿名SNSよりも低いと考えられます。

ShopifyとFacebookを連携することは、単なる広告効果のみならず、信頼性の高いFacebookユーザーに訴求できる強みがあります。

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ShopifyとFacebookを連携するデメリット 

ShopifyとFacebookの連携は無料で、信頼できるユーザーへの広告・宣伝効果も期待できることから、大きなデメリットはないと考えられます。

ただし、ウォール投稿で宣伝する場合、Facebookに友達や知り合いが少ないと広告・宣伝効果が発揮できないため、ストアや商品のファンを地道に増やしていくことが重要です。

また、ShopifyとFacebookの連携作業後に審査があり、すぐには利用できない可能性があります。

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ShopifyとFacebookを連携するための手順

ここからは、ShopifyとFacebookを連携するための手順を見ていきます。ShopifyとFacebookを連携するための大まかな手順は以下の3ステップです。

Shopify

1. Facebookページを作成する
2. 販売チャネルを追加・設定する
3. Facebook Shopを設定・公開する

すでにFacebookページを持っている方は、2番目の「​​販売チャネルを追加・設定する」からご覧ください。それでは、ShopifyとFacebookを連携する手順を、1ステップずつ確認していきましょう。

(1) Facebookページを作成する

はじめに、Shopifyの商品を掲載するための「Facebookページ」を作成します。なお、Facebookページの作成には、Facebookアカウントが必要です。

1. Facebookアカウントが無い方はこちらのページへ移動し「新しいアカウントを作成」をクリックして、アカウントをご用意ください。
2. Facebookのページ作成画面へ移動します。移動先でページカテゴリーを選択しますが、今回はビジネス用途のため「ビジネスまたはブランド」を選びましょう。
3. 「Page Name」と「Category」を入力・追加して「次へ」をクリックします。これでFacebookページが作成できました。

(2) 販売チャネルを追加・設定する

販売チャネルの追加・設定は、Shopifyの管理画面での作業です。Shopifyに「Facebook Shop」と呼ばれるオンライン店舗の管理機能を追加することで、Facebookで公開する商品やデザインの管理ができるようになります。

1. Shopify管理画面の左中央部に「販売チャネル」と書かれた場所があり、右隣に「＋」ボタンがあるため、ここをクリックします。
2. 「販売チャネルを追加」と書かれた画面が表示されます。この中から「Facebook」の表記を見つけ、右隣の「＋」ボタンをクリックします。
3. Shopifyの管理画面の「販売チャネル」と書かれた場所の下に「Facebook」が追加されます。「Facebook」を選び「Facebookアカウント」をクリックすると、「アカウントを連携」のボタンが表示されるのでさらにそれをクリックし、Facebookアカウントにログインします。
4. 「ビジネスマネージャー」の欄を選択後、「Facebookページ」の欄から、アカウント連携するFacebookページを選択します。
5. 「ビジネスマネージャー」の欄からデータ管理の取り扱いを選択後、「Facebookコマースアカウント」の欄から「新しいコマースアカウントを作成する」を選択します。
6. 最後に「利用規約」の欄からその内容を確認し、Facebookアカウントでログインして承認してください。「利用規約」の欄の下の「設定を完了する」ボタンをクリックして連携完了です。

(3) Facebook Shopを設定・公開する

販売チャネルの追加・設定後は審査がありますが、Facebook Shopの設定・公開は可能です。Facebook Shopの設定・公開の作業は、Facebookページ上での作業となります。

1. ページ左側「ページを管理」のスペースの下部にある「設定」をクリックします。
2. ページ左側が「ページ設定」のスペースに変わるため、
   その中の「テンプレートとタブ」をクリックします。テンプレートは「ショッピング」を選ぶと良いでしょう。
3. ショップをカスタマイズしたい場合は、
   トップページより 「Shopをカスタマイズ」を選び、Facebookコマースマネージャに移動し、
   さらに左の「概要」の欄を選択後「ショップをカスタマイズ」をクリックしてください。
4. チュートリアルが表示されるため、これを参考にショップをデザインします。
5. 最後に「ショップを公開する」、さらに「アップデートを公開」をクリックしてください。
   これで、Facebook Shopが公開完了です。

なお、Facebookで扱う商品は、Meta（Facebookの運営会社）が定めたカタログ用の商品タイトル・商品説明・商品画像に従う必要があります。また、デジタル商品や無料の商品も扱うことはできません。

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ShopifyとFacebookが連携できないときの対処法

ShopifyとFacebookが連携できないときは、以下のような原因があると考えられます。

ShopifyとFacebookが連携できないときの主な原因

• 連携するビジネスマネージャーがFacebookページ所有者でない
• 新規のビジネスアカウントである
• はじめに設定したビジネスマネージャー以外でドメイン認証している

「連携するビジネスマネージャーがFacebookページ所有者でない」場合は、エラー表示が出てしまうため、所有者権限を持ったビジネスマネージャーで連携しましょう。

なお、Shopifyの情報ページでも、Facebookに連携できない一般的な理由としてビジネスマネージャーをはじめ、広告アカウントやFacebookピクセルなどの権限が不適切であることを挙げています。

「新規のビジネスアカウント（ビジネスマネージャー）である」場合は、広告運用や支払い履歴などがないため、ピクセル共有できないケースがあります。通常は日数が経つと、自動的にピクセル共有できるようになるため、しばらく様子を見ると良いでしょう。

「はじめに設定したビジネスマネージャー以外でドメイン認証している」場合は、エラー表示が出ます。ドメイン認証が可能なアカウントは1つだけなので、必要に応じて設定し直してください。

まとめ

Facebookは長い歴史を持つ、世界最大規模のソーシャルネットワークです。

そんなFacebookを販路として利用することで、Shopifyでの認知度向上や売上拡大を見込むことができます。

国内外問わず多数のユーザーを獲得している点も大きな強みなので、越境EC展開を考える方も、ぜひFacebook連携を活用してください。