たまごリピートの特徴とは|料金プランや最大のメリットを他サービスと比較して解説

世の中にはリピートに特化したカートシステムが数多くありますが、機能が似ているためどのサービスを選べば良いか分からない人も多いのではないでしょうか。そこで今回はリピートカートシステムのなかでもテモナ株式会社が提供するたまごリピートに焦点を当てて紹介。特徴やメリット・デメリット、導入に向いている企業や不向きな企業の特徴を解説していきます。
たまごリピートとは
引用:https://tamago.temonalab.com/
たまごリピート魂はテモナ株式会社が提供するリピート通販システムです。前身である「たまごリピート」をベースに「老朽機能の最新化」、「処理速度の向上」、「玄人向けマニアック機能の追加」を実施。たまごリピートの改良版としてリリースされています。
たまごリピート魂にはサブスクリプションに必要な基本機能はもちろん、「プロ事業者専用」を謳うだけあって、遷移なし買い物カゴフォームやデザインフルカスタマイズ、各処理の自動化などが標準搭載。サブスクリプションに精通した玄人企業に最適なカートシステムとなっています。
たまごリピートの料金プラン
たまごリピート魂では、下記の料金プランでサービスを提供しています。
項目 |
詳細 |
初期費用 |
69,800円~ ※プランによって変動 |
月額費用 |
|
システム利用料 |
定額制 |
カード決済手数料 |
3.4% |
登録可能商品数 |
要確認 |
CSV一括登録 |
○ |
サブスク販売 |
○ |
入金サイクル |
要確認 |
たまごリピート魂では従量課金制を採用。業界最低水準を公言しています。実際いくらかかるかは問い合わせしてみないと分かりませんが、前身のたまごリピートのASPプラン場合、「月1,000件以上から1件30円の従量課金」となっていたので、同じような条件であることが予想できるでしょう。また、ASPプランからGOLDプランへの移行は約20万円の手数料が発生するため、導入の際には今後の展開を考慮してプランを決めることをおすすめします。
※当社2023年10月実績
たまごリピートの特徴
たまごリピート魂と他社サービスには次のような違いがあります。
|
たまごリピート魂 |
リピスト |
ecforce |
w2リピート |
サブスクストア |
初期費用 |
69,800円~ ※プランによって変動 |
69,800円~ ※プランによって変動 |
148,000円~ ※プランによって変動 |
49,800円~ ※プランによって変動 |
69,800円~ ※プランによって変動 |
月額費用 |
|
|
|
|
|
システム利用料 |
定額制 |
要確認 |
要確認 |
要確認 |
要確認 |
カード決済手数料 |
3.4% |
要確認 |
要確認 |
直接交渉 |
3.4% |
登録可能商品数 |
要確認 |
無制限 |
要確認 |
要確認 |
要確認 |
CSV一括登録 |
○ |
○ |
○ |
要確認 |
○ |
サブスク(定期)販売 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
主な機能 |
|
|
|
|
|
サポート対応・内容 |
|
|
|
|
定期通販・単品通販の立ち上げから、立ち上げ後の運用サポートまで |
たまごリピート魂の初期費用、月額費用は各サービスと比較しても平均的な金額となっています。似たような金額設定のなか、たまごリピート魂ではデザインフルカスタマイズが可能。視覚的に購入を促すことができます。また、開店前講習会や機能開発議論ができるユーザー会があるなど、運用ノウハウを知れるのはもちろん、ユーザー側からもシステムの機能性の向上を図っていけるのが最大の特徴といえるでしょう。
※当社2023年10月実績
たまごリピートのメリット
たまごリピート魂には次のようなメリットがあります。
- ユーザー会で改善点や追加してほしい機能を提案できる
- 必要な機能が標準装備されている
- ゴッドハンド機能でより細かい設定ができる
先にも少し触れていますが、たまごリピート魂にはユーザー会が存在します。ユーザー同士で運用ノウハウを共有できるのはもちろん、運営側と機能開発議論も可能。ユーザーに寄り添った開発や改善を行ってくれるのはたまごリピート魂の大きな魅力です。
ユーザー会で改善点や追加してほしい機能を提案できる
たまごリピート魂には定期的に集うユーザー会が存在します。このユーザー会では、ユーザー同士の交流を通して運用ノウハウが共有できることはもちろん、今後の機能開発方針の議論も行います。現時点での使い勝手から改善してほしい点や追加してほしい機能などの提案が可能。長く愛用するごとにユーザービリティが高まり、自社の業務効率化や集客力の向上も期待できます。
必要な機能が標準装備されている
たまごリピート魂では次のような機能が標準装備されています。
- ステップメール機能
- 重複出荷防止機能
- 他モール店舗注文取り込み
- 重複顧客管理
特にステップメール機能は、他サービスでオプション扱いされていることも多く見かけます。顧客育成や定期購入を促すためには必須の機能になるため、追加料金なしでステップメール機能を利用できるのはありがたいポイントです。
ゴッドハンド機能でより細かい設定ができる
ゴッドハンドとはテモナ株式会社独自の機能で、注文内容や支払い方法、商品情報などにおいてより細かな設定が可能です。たとえば配送情報の一括変更や商品情報の追加・削除、メルマガ購読・DM購読などの一括変更が行えます。また、指定回数購入実績がある顧客情報の抽出や休眠顧客の抽出なども可能なため、有効なマーケティング施策の実施にも役立ちます。
ゴッドハンドには34種類の機能が用意されており、1機能1~5万円で買い切り購入可能。自社に必要な機能をローコストで追加できます。
たまごリピートのデメリット
たまごリピート魂のメリットでもありデメリットでもあるのが、デザインをフルカスタマイズできる点です。HTMLやCSSなどのマークアップ言語やバナー・商品画像の作成スキルがある場合は、自由にデザインをカスタマイズできるのでフルカスタマイズ可能な点はメリットとなるでしょう。
一方で、こうした知識がない場合は、ECサイトの構築に一定の時間をかけることになります。外注することもできますが、数十万円から数百万円程度の費用が発生することは避けられません。
※当社2023年10月実績
たまごリピートの導入に向いている企業・サービス
たまごリピート魂の持つ機能、メリット・デメリットから導入に向いている企業・サービスは次のとおりです。
- 複数のチャネルを保有している企業
- より高度な機能を求めている企業
たまごリピート魂では、注文一括管理が可能。本店ネットや電話、他モール店舗などすべての注文を一括管理できるため、チャネルを複数保有している企業に向いています。また、通販カートのなかでも「玄人向け機能」を用意していることから、ECサイト運営歴が長い企業やサブスクリプションを熟知している企業など、より高度な機能を求めている企業に最適です。
たまごリピートの導入に向いていない企業・サービス
たまごリピート魂の導入に向いていない企業・サービスは次のとおりです。
- これからEC展開しようとしている企業
前述のとおり、たまごリピート魂は玄人向け機能を有するシステムです。サポート手段が充実しており、ユーザー会などもあることから玄人でなくとも活用できますが、素人では使いこなすのが難しい側面があります。
そのため、これからEC展開しようとしている企業には不向きと言えるでしょう。このような企業においては、必要な機能を備え、さらに導入から運用まで一気通貫でサポートしてくれるサブスクストアがおすすめです。サブスクストアであれば、事業戦略の相談にも乗ってくれるので、これからEC展開しようとしている企業にとって最適なパートナーとなってくれるでしょう。
たまごリピートの使い方
たまごリピートの導入・運用開始までの流れは次のとおりです。
- 「資料請求・問い合わせ」から問い合わせする
- 営業担当から連絡が入る
- 商談
- 導入
- 販売開始
なお、たまごリピート魂では無料でお試しアカウントの発行も行っています。まず機能を試してみたいという場合は、問い合わせの際にその旨記載してみましょう。
※当社2023年10月実績
たまごリピートについてQ&A
たまごリピートの評判は?
導入企業からの評判は上々です。前進のたまごリピートのものになりますが、「エクセル管理を自動管理化できたため、業務の約80%を削減できた」「自動クレジット決済により定期継続率がアップした」といった事例があります。
たまごリピートは売れない?
たまごリピート魂には、自動クレジット決済機能やステップメール機能など、売上を向上させる機能が装備されています。たまごリピート魂を導入するだけで売上が上がることはありませんが、これらの機能を有効活用することにより、売上の向上が期待できるでしょう。
たまごリピートで集客はできる?
新規顧客の集客よりもF2転換に強い機能を有しています。たとえばステップメール・DM機能やメールマガジン配信機能、クーポン・ポイント機能、レコメンド機能などです。新規顧客の獲得はWeb広告などの施策を打つ必要があるでしょう。
まとめ
たまごリピート魂は、玄人向けを公言しているとおり、サブスクリプション歴の長い企業やより高度な設定をしたい企業に最適です。特に複数チャネルを保有している企業においては、注文一括管理機能があることで業務効率化が図りやすくなるので検討してみることをおすすめします。
一方で、EC初心者企業は導入してはいけないわけではありませんが、機能的に使いこなすのが難しい可能性がある点は把握しておきましょう。
関連記事
-
2024/09/30(月)
-
2024/09/30(月)
-
2024/09/26(木)
-
2024/09/24(火)
-
2024/09/13(金)