OTC補聴器のECサイト立ち上げからコンサルサービスまでをCOREKARAで行った理由とは

category :  お客様インタビュー , コンサル事例

update :  2023/03/22(水)

staff :  とだとだ

今回インタビューさせていただくのはOTC補聴器のパイオニア、ヒアリングエクスプレス株式会社様。自社ECサイト立ち上げの経緯や重視したポイント、今後の展望などについて代表取締役の山崎由晶様とECサイト運営を担当する山部直之様にお伺いしました。


ヒアリングエクスプレス
株式会社様

■所在地:東京都千代田区 九段南1-5-6 りそな九段ビル5F KSフロア
■代表者:山崎 由晶
■ECサイト:Vibe補聴器 公式オンラインストア(これから制作)
https://www.vibe-hearing.jp/

専門店に行かなくてもお客様自身でフィッティングできるOTC補聴器「Vibe」(ヴィーブ)で補聴器を身近な存在に

——御社の行っている事業について教えてください。

山崎さん:私たちはOTC補聴器という新しいカテゴリーの補聴器を販売しています。
これまでの補聴器は、補聴器専門店などで専門スタッフによる聴力検査・補聴器へのフィッティングを経て販売されてきました。
そのため、難聴者の方が補聴器を手に入れるまでには多くの手間がかかり、結果として値段も高額にならざるを得なかったんです。
そこで私たちは通常店頭などで行われているフィッティングの代わりに、お客様自身でオンラインで行っていただけるシステムを開発し、OTC補聴器として「Vibe」ヴィーブを販売しています。

※ OTC補聴器は”Over-the-Counter Hearing Aids” の略で、医師や専門スタッフの手を通さずに購入・フィッティングできる補聴器を指します。アメリカ食品医薬品局(FDA)により定義された新しいカテゴリーです。

山部さん:ECサイトでご購入いただいたら、お客様自身で聞こえのチェックを受けていただきます。
その後、その結果に沿ったフィッティングデータをもとに、ご自身で補聴器の設定を行っていただく、セルフフィッティングのシステムを採用しています。
このようなシステムの採用によって、よりリーズナブルに補聴器をお届けすることが実現できているのです。

“Vibe”の認知度アップとお客様とのコミュニケーション改善のため自社ECサイトを立ち上げ

——自社ECサイトの立ち上げの経緯を教えてください。

山崎さん:2020年11月に「Vibe」ブランドをローンチし、まずは楽天市場やAmazonなどのECモールで販売を開始しました。
売上は順調だったんですが、モールの不自由さに限界を感じ、次のステップに進むために自社ECサイトを立ち上げが必要となり、今に至ります。

——ECモールで販売していた時の不自由さというのはどういった点にあったのでしょうか。

山部さん:お客様とのコミュニケーションが取りにくいという課題を感じていました。
ECモールでは、お客様との直接のやり取りが制限される部分もあるので、アフターケアなどを考えると限界を感じていました。
また、私たちの販売姿勢やVibe補聴器の良さを知ってもらうには、ページ作成の自由度も少ないと感じていました。 

——補聴器という特殊な分野だけに自社ECサイトの立ち上げが必須だったのですね。御社のECサイトに弊社はどのように関わっているのでしょうか。

山部さん:COREKARAさんには自社ECサイトの構築からご担当していただき、オープンしてからも、コンサルティングのサービスを引き続きお願いしています。

——なぜ弊社を選んでくださったのでしょうか。

山崎さん:何社かお声がけさせていただいたんですが、1つは営業の萩原さんの勢いがすごかったからですね。当時、足を怪我されて松葉杖をつかれていたんですが、そんな状況でもご来社され、「任せてください!」と、熱意がすごくあったんです。
更にお話しを伺っていくと、熱意だけではなく、提案内容についてもしっかりしていたのが大きなポイントです。

山部さん:ECサイトの立ち上げから、その後の成長の所までコンサルとして多様なプランをお持ちだったのがポイントでした。
カートシステムは、Shopifyを使いたかったのですが、対応している制作会社は少なかったんですよね。その中でCOREKARAさんはShopifyに対応をしており、しかも価格や実績も他の会社以上であったのでお願いすることにしました。

——ECサイトの制作をするうえでこだわったことを教えてください。

山部さん:オンラインだからこそ、対面での接客にできるだけ近づけるように工夫をしています。
例えば、「補聴器に慣れるためのコツ」という動画を掲載し、補聴器の説明を行うコンテンツを作っています。
実は、補聴器は装用開始後すぐにきこえが改善できるわけではありません。これまで聞こえていなかった音が突然聞こえるようになると、脳が慣れず、不快に感じる場合があったりもします。そのため、せっかく購入いただいても使用を止めてしまう方が多いというのが課題です。だからこそ補聴器が初めての方には、まず1か月程度は諦めずに使ってもらう必要があるのですがそういう内容を動画で分かりやすく説明しています。

山部さん:オンラインだからこそお客様の疑問を解消できるようなサイト作りの案をCOREKARAさんに提案し、そこから更にいい案を検討していただき、少しずつ今の形になるように作り上げていきました。
こちらの提案に対しリアクションが早いし、コミュニケーションもたくさんとってるので、改善のスピードも早く感謝しています。

ECサイト完成後はコンサルティングサービスで、売上げ更新中! 

——ECサイトの構築後のコンサルティングサービスはどのように受けていますか。

山崎さん:まずCOREKARAさん側からと私たちからと、それぞれの立場でやりたいこと、やった方がいいと思うことの提案を一気に出し、それをミーティングで共有。短期の目標と長期の目標で優先順位を付け、それぞれ実施をしながらPDCAを回しています。

山部さん:COREKARAさんからはCVRだけでなくCRMに関する施策の提案をいただくこともあります。
例えばメルマガの提案でも、即効性のある施策が大切だとしても、お客様に無理を強いるものは長期で見たらマイナスです。
COREKARAさんはそうではなく、お客様目線で的確に必要な提案をしてくださるので、参考になっています。

——コンサルティングの効果はいかがでしょうか。

山部さん:2023年の1月は現時点で最高の売上げを達成しています。

山崎さん:コンサルティングも広告運用の窓口も両方やってくれているコンサルタルトの小嶋さんが、実に細かく動いてくださるので助かっています。
実際、かけている広告費は同じでも、売上が伸びるなど広告の費用対効果も良くなりCOREKARAさんと組んで良かったなと実感しています。

補聴器普及率を上げるためにCOREKARAさんは良いパートナーです

——今後の目標を教えてください。

山崎さん:日本の補聴器の普及率は難聴自覚者のうち15%と欧米諸国に比べ低いものになっています。補聴器は値段が高いイメージがある、どこで購入すればよいか分からない、そういった理由でまだ補聴器を手にしていない人たちに、まずは私たちのブランドを知ってもらいたいです。
セルフフィッティング付き補聴器のパイオニアとして認知してもらい、難聴者の方のQOL向上に貢献したいと考えています。

山部さん:認知度を上げる意味でも、お客様の満足度を上げる意味でも、アフターサービスだけでなくお客様と双方向でのやり取りを可能にしていきたいと考えています。FacebookやYouTubeも始めましたのでSNSを活用することでファン作りもしていきたいですね。

 

——最後にCOREKARAの印象を教えてください。

山部さん:とにかく対応が迅速で、私たちでは見えないところを俯瞰してアドバイスしていただけている実感があります。

山崎さん:どヘンタイ集団をうたっている会社なだけあり、個性がありますよね。私は人柄を重視して話させてもらうことを大事にしていますが、COREKARAさんはそこが私と合うなと思います。社員の中には、インパクトのある髪型や髪色の方もいたりしておもしろい会社だなと思う反面、仕事に関してはきっちりと結果を出し、そういう部分の整理整頓がとても上手に出来ている印象です。
やはり、さまざまな個性の人たちに支援してもらうことは、必要でとても有益なことだと。なので、良い会社と出会えたなと感じています。

編集後記:
インタビューを通し補聴器が今よりももっと身近になり、難聴で悩む方が減ってほしいという想いがとても伝わってきました。実際、耳鼻科に行かず家で購入ができる手軽さも嬉しいし、商材のデザインもいわゆる想像をするような補聴器とは違いオシャレなのも敷居が下がりとても素敵なお店です。今後の展開も楽しみです!

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