EC-CUBEでできることとは｜機能や料金・導入方法を詳しく解説

自社ECサイトを構築しようと、ネットを調べていると、必ずお目にかかるECサイト構築システムにEC-CUBE（イーシーキューブ）があります。

どのサービスを使うべきか悩み、決断できない企業関係者も多いため、この記事では、国内シェアNO.1を誇るイーシーキューブについて、支持されている理由、メリット・デメリット、主な機能やプランごとの料金などを紹介します。

自社ECサイトの構築を検討している方、イーシーキューブの理解を深めたい方はぜひ、参考にしてください。

EC-CUBEとは？

公式サイト：https://www.ec-cube.net/

イーシーキューブは、株式会社イーシーキューブが運営するECサイト構築システムです。ECマーケティング株式会社が2020年10月に実施したネットショップ動向調査によると、月商1,000万円以上のカートシステム利用数で第1位に輝いています。

通販大手の「ディノス・セシール」や書店チェーンの「丸善ジュンク堂」、ふるさと納税サイト「さとふる」といった有名企業が、イーシーキューブを導入しているとあって、国産システムへの信頼性の高さがうかがえます。

ECサイトの運営や管理に特化したCMS(コンテンツマネジメントシステム)で、専門的な知識を持たなくても導入・運営できるのが魅力です。

EC-CUBEの機能で何ができる？

イーシーキューブの基本的な機能は以下の通りです。

【EC-CUBEの基本機能】

• ECサイトの構築とデザイン
• 商品管理
• カート・受注管理
• 会員管理
• 入金管理
• メルマガ配信
• 売上集計

イーシーキューブの機能を一つひとつ見ていきましょう。

ECサイトの構築とデザイン

イーシーキューブはECサイトを構築するだけではなく、デザインのカスタマイズも自由自在にできる機能を搭載しています。70点以上の豊富なデザインテンプレートが用意されており、ブランドイメージに合わせたページを作ることが可能です。

商品管理

商品の詳細情報を登録し、カテゴリー分けやタグを付与するといった管理が行えます。在庫数を登録したり、一度の注文での購入数を制限するなどの便利な機能も備えています。

カート・受注管理

自社ECサイト運営のカギを握るのがカート・受注管理です。注文履歴、配送先編集などを確認する基本的なカート機能に加えて、カスタマイズやプラグインを導入することで、定期購入やオンライン予約などの販売にも対応できます。

受注管理画面では、入金の状況から出荷状況まで、さまざまな受注データを管理できます。入金口座の案内メールや入金確認メール、商品発送と発送伝票番号のお知らせメールなど、これらのメールを送信した場合、そのメールを履歴として残せる機能も付いています。

会員管理

会員管理画面では、会員登録・ログイン・注文履歴の詳細・お届け先編集・お気に入り一覧などを確認する機能だけでなく、会員登録をしていなくても購入できる機能が搭載されています。また、商品に関するお問い合わせフォームも用意されています。

入金管理

お金が銀行に入ってきているかを管理する機能で、未入金や入金額、入金状況を管理できます。入金実績と入金予定リストを照合することで入金消込を行う機能も備わっています。

メルマガ配信

メルマガ配信先のしぼり込み検索、配信を設定する機能のほか、メルマガ用のテンプレートの管理を行うことができます。

売上集計

売上計上の基準に合わせて、1週間・1か月・1年単位に売上金額を集計し管理する機能を備えています。売上データの分析に役立てることができます。

※当社2023年3月実績

EC-CUBEの利用料金

イーシーキューブは、クラウド版とダウンロード版があり、クラウド版にはLiteプランとStandardプランがあります。各プランの月額料金および初期費用は、下記の通りです。

Liteプランは2023年3月時点、新規登録の受付を停止しています。契約を検討する場合は事前にお問い合わせください。

EC-CUBEを利用するメリット

EC-CUBEを利用するメリットは以下の通りです。

【EC-CUBEを利用するメリット】

• ダウンロード版は無料で使える
• 信頼性が高い
• 利用者が使えるコミュニティがある

メリットを一つひとつを見ていきましょう。

ダウンロード版は無料で使える

ECサイト構築サービスは有料が一般的なのに対し、イーシーキューブは無料で使えるため、初期費用を安く抑えられる点がメリットです。有料サービスだと、最低で10万円程度、高いものになると500万円近くかかることもあります。無料で使えるのは非常に有益といえるでしょう。

信頼性が高い

ECサイト構築サービスは海外の会社が提供しているケースも多く、サービスや機能によっては英語のスキルが求められることもあります。EC-CUBEは日本製です。日本語での対応が可能なため、安心して利用でき、日本語で質問しやすい環境が整っているため心強いです。

利用者が使えるコミュニティがある

イーシーキューブには、利用者が使えるコミュニティがあります。コミュニティの規模は大きく、利用者だけでなく、エンジニア、デザイナー、ECサイト運営者などが多数参加して、活発に情報交換しています。困ったことがあっても、すぐに質問できる体勢が整っており、運営初心者でも問題解決がしやすい点が特長です。

EC-CUBEを利用するデメリット

EC-CUBEを利用するデメリットは以下の通りです。

【EC-CUBEを利用するデメリット】

• ECサイト構築の知識が必要
• セキュリティ対策が必要

ECサイト構築と管理に特化しているイーシーキューブは、自由にカスタマイズできるのが最大のメリットですが、内容次第ではプログラミング言語などの知識が必要になることもあります、また、カスタマイズの過程で脆弱性が生まれることもあり、その場合はセキュリティ対策が必要です。

ECサイト構築の知識が必要

イーシーキューブは、ECサイト構築と管理に特化しているため、ECサイト構築の知識が全くない状態では使いこなすのが難しいかもしれません。ダウンロード版は自由度が高い分、カスタマイズ次第では自分でプログラミングする必要があります。

プログラミング言語の知識がある人なら何とかなりますが、知識が全くない人にとって好みにカスタマイズするのは、難易度は少し高くなります。その点、クラウド版では、知識がなくても使いこなすことができるようになっています。

セキュリティ対策が必要

イーシーキューブのダウンロード版は、自由にカスタマイズできる反面、カスタマイズの過程で脆弱性が生まれる可能性があります。安全性に注意が必要で、その際、自分でセキュリティ対策をしなければならないのがデメリットです。

セキュリティ対策の方法が分らない場合は、コミュニティに質問してみてもよいでしょう。クラウド版であれば、簡単にセキュリティ対策を導入できるため、安全性を重視する方はクラウド版への移行も検討してください。

EC-CUBE（ダウンロード版）のインストール方法

イーシーキューブ（ダウンロード版）のインストール方法は以下の通りです。

【EC-CUBEインストール手順】

1. デモサイト上で、フロント画面と管理画面の動作を確認する
2. イーシーキューブ対応のサーバーを用意する
3. イーシーキューブをダウンロードする
4. イーシーキューブをサーバーにインストールする

サーバーにイーシーキューブをインストールし、決済手段を導入した後、管理画面に基本情報を入力し、デザインや機能などのカスタマイズを行います。正常に動くことを確認した後、ECサイトを公開します。

ECサイト制作からコンサルまでセットのサービスもおすすめ！

公式サイト：https://corekara.co.jp/

自社ECサイトの運営に不安がある場合、ECサイトの構築だけでなく、サイトの運営や集客、改善提案やプログラミングのアドバイスまで一貫してサポートしてくれるサービスを導入してみてはいかがでしょう。

「これから」はネットショップ制作や広告、コンサルティング、プログラミングなどを一社完結で行っている会社で、10年以上にわたって自社ECサイトのコンサルティングに特化しています。ASPカートの特徴を熟知しているため、売りたい商品や業種ごとの理想のサイトなどを考えながら、最も適したASPを選定したうえで、EC制作を行っています。

ユーザーと真摯に向き合い、常識にとらわれない発想で改善策を提案することに定評があり、個性豊かな「これから」がPDCAの輪に加わることで、自社ECサイトの売上がアップした企業も少なくありません。

※当社2022年11月実績

まとめ

イーシーキューブには、ECサイトの構築・運営に不可欠な機能が網羅されており、在庫管理や売上集計などが行える機能も備わっています。日本製ならでは使いやすさと、規模や業種などに応じて柔軟にカスタマイズできる点も高く評価されています。

利用者などが参加するコミュニティ活動が活発なので、分からないことがあれば気軽に質問できるのも魅力です。

「これから」はネットショップ制作や広告、コンサルティング、プログラミングなどを一社完結で行っている会社で、10年以上にわたって自社ECサイトのコンサルティングに特化しています。サイト運営に不安がある方や、自社ECサイトの構築・運営に新しい発想を求めている方は、相談してみてはいかがでしょう。

※当社2022年4月実績