Shopify(ショッピファイ)の手数料まとめ|料金プランや決済手数料も解説
世界最大のシェアを占める「Shopify」は、日本でも高い人気を誇るECサイトのプラットフォームです。高機能である反面シンプルで使いやすいのですが、海外資本のため月額料金や手数料の計算がしにくいのが難点。可能ならコストを抑えたいところです。
本記事はShopifyの概要と料金プランや手数料、コストを抑えつつ運用する方法を紹介します。
Shopifyとは
Shopifyはカナダに本社を置く、世界最大規模のECプラットフォームです。管理画面で必要事項を入力すれば、ショップの開設は完了します。無料トライアル期間があり、終了後に料金プランを選択して継続できます。初期費用がないので手軽に始められるうえ、本格的に運用する前にトライアル期間があるのはありがたいポイントです。
Shopifyの料金プラン
Shopifyの料金プランは3段階用意されており、それぞれ機能が異なります。
Shopifyスターター |
Shopifyベーシック |
Shopifyスタンダード |
Shopifyプレミアム |
Shopify plus |
|
初期費用 | 無料 | ||||
月額利用料 |
$5 (678円) |
$33 (4,476円) |
$92 (12,479円) |
$399 (51,123円) |
$2,000~ (271,295円~) |
年間費用 |
― |
$25 (3,391円) |
$69 (9,359円) |
$299 (40,558円) |
― |
商品登録数 | 無制限 | ||||
24時間サポート |
△ メール/チャットのみ |
〇 電話/メール/チャット全て可 |
|||
スタッフアカウント数 |
要問い合わせ |
2 |
5 |
15 |
要問い合わせ |
おすすめストア |
個人・小規模ストア向け |
中小規模ストア向け |
中小規模ストア向け |
中小規模ストア向け |
大規模ストア向け |
※表中のレートは$1=およそ135.65円で算出しております(2023/04/28現在)
カナダに本社を置くサービスのため、支払いは米ドルでの計算です。基本となるベーシックプランは初心者向け、最上位プランのプレミアムプランは、大規模ECサイト構築向けです。プランの変更は随時可能なので、事業規模に合わせて試してみてもいいでしょう。
Shopifyで発生する手数料
機能が多く非常に便利なShopifyですが、利用にあたっては5つの手数料が発生します。
- 月額利用料
- 取引手数料
- 決済手数料
- 両替手数料
- 入金手数料
月額利用料
契約したプランに応じて設定されている料金のことです。手数料というよりは月々の維持費であり、有料ECサイトのプラットフォームでは必ず発生します。料金の詳細は『Shopifyの料金プラン』で確認してください。
取引手数料
取引手数料とは、Shopify payment以外の外部決済サービスを導入した場合にかかる手数料のことです。外部決済サービスを導入した場合は、以下の手数料が発生します。
- Shopifyスターター:5%+約440円
- Shopifyベーシック:2%
- Shopifyスタンダード:1%
- Shopifyプレミアム:0.5%
- Shopify plus:0.15%
※Shopify paymentを導入する場合は、取引手数料はかかりませんが、Shopify スタータープランのみ5%の取引手数料が発生します
決済手数料
ユーザーが商品を購入する際の決済方法によってかかる手数料が、決済手数料です。主にクレジットカード決済に必要で、料金がカードブランドによって異なります。Shopifyで決済可能な方法と手数料は以下の一覧表です。
|
Shopifyスターター |
Shopifyベーシック |
Shopifyスタンダード |
Shopifyプレミアム |
Shopify plus |
国内クレジットカード |
5% |
3.4% |
3.3% |
3.25% |
3.15% |
海外のクレジットカード AMEX |
5% |
3.9% | 3.85% | 3.8% |
3.75% |
JCB |
5% |
4.15% | 4.1% | 4.05% |
要問い合わせ |
両替手数料
日本円以外で決済された場合、両替手数料が必要です。「Shopify ペイメント」を利用している場合の両替手数料は、以下のとおりです。
- 米国:5%
- それ以外の国と地域:2%
入金手数料
ECサイトプラットフォームから店側に売り上げが振り込まれる際の手数料があります。多くの場合、入金手数料がひかれた状態で売上額が入金されます。しかし、Shopifyの場合は入金手数料が一切かかりません。
Shopifyの入金サイクル
入金サイクルとは、売上額が確定されて実際に振り込まれるまでの流れを指します。Shopifyでは自分の銀行口座に振り込む際の「入金手数料」は無料です。ストアの売上は、Shopify側が定めている入金サイクルに従って登録口座に自動入金されます。 Shopifyの入金サイクルはほかのECサイトプラットフォームよりも早い傾向にあります。
よく比較される「BASE」「STORES」との入金サイクルの違いを一覧にしました。
ECサイトプラットフォーム | 入金サイクル |
Shopify | 翌週の金曜日(最短5営業日) |
BASE | 振込申請から10営業日 |
STORES | 月末締め、翌月末払い |
入金サイクルが早いとその分キャッシュフローが健全化するため、Shopifyの入金サイクルに魅力を感じる人が少なくありません。
Shopifyは本当に売れないのか
Shopifyを利用するにあたって、売れるのかどうか不安に思う方がいるかもしれません。 結論、ShopifyがECサイトの売上を左右するわけではありません。なぜなら、カートシステムが売上を決めるわけではないからです。 どのカートシステムを使ったとしても、ECサイトの運営方法次第で売れるのか、売れないのかが決まります。売上が上がる方法や売れない原因は共通しています。以下に記載いたします。
詳しくは以下の記事で紹介しています。
関連記事:Shopifyは本当に売れないのか|売れない理由と売れる対策を徹底解説
Shopifyのコストを抑えて運営する方法
こまごまとした手数料は優遇される措置があるものの、月額利用料が高額になりがちなのがShopifyの欠点です。総合的に見ればコストパフォーマンスは高いのですが、少しでもコストを抑えたいのなら以下の方法を試しましょう。
- 料金プランを見直す
- Shopify ペイメントに加入する
料金プランを見直す
料金プランを見直すと、コストが抑えられる可能性があります。Shopifyは基本的に月額払いのシステムですが、年間契約にすると、いくらかの割引を受けられます。長期的に使う予定があるなら1~2年分まとめて契約しましょう。
Shopify ペイメントに加入する
「Shopifyペイメント」とはShopifyが独自に持っている決済サービスのことです。本文中にも数回登場しましたが、「Shopify ペイメント」に加入すると、取引手数料が発生しません。導入に別途料金がかかることもなく、コストダウン以外でも有効な施策になります。ぜひ検討しましょう。
まとめ
海外資本のECサイトプラットフォームのShopifyは、世界最大のシェアを誇るだけのことはあり、高い機能性とコストパフォーマンスを誇っています。「Shopify ペイメント」と組み合わせれば、こまごまとした手数料を気にしなくても済む機会が増えるでしょう。売り上げが上がれば、Shopifyほどコストパフォーマンスが高いECサイトプラットフォームはないので、ぜひ規模を拡大をしてみてください。
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