Shopifyで発生する手数料とは?料金プランや手数料を徹底解説

世界最大のシェアを占める「Shopify」は、日本でも高い人気を誇るECサイトのプラットフォームです。高機能である反面シンプルで使いやすいのですが、海外資本のため月額料金や手数料の計算がしにくいのが難点。可能ならコストを抑えたいところです。
本記事はShopifyの概要と料金プランや手数料、コストを抑えつつ運用する方法を紹介します。
Shopifyとは

Shopifyはカナダに本社を置く、世界最大規模のECプラットフォームです。管理画面で必要事項を入力すれば、ショップの開設は完了します。無料トライアル期間があり、終了後に料金プランを選択して継続できます。初期費用がないので手軽に始められるうえ、本格的に運用する前にトライアル期間があるのはありがたいポイントです。
Shopifyについての詳しい内容は、以下の記事でも解説しています。
Shopifyの料金プラン

Shopifyの料金プランは3段階用意されており、それぞれ機能が異なります。
プラン名 | 月額料金 | 機能 |
ベーシックプラン | 29USD | ・製品無制限 ・24時間365日のサポート体制 ・多数の販売チャネル ・手動注文作成 ・割引コード ・無料のSSL証明書 ・放棄されたカートの回復 |
スタンダードプラン | 79USD | 【ベーシックプランの機能に以下の2つを追加】 ・ギフトカード ・プロフェッショナルサポート |
プレミアムプラン | 299USD | 【スタンダードプランの機能に以下の2つを追加】 ・レポートビルダー ・送料自動計算 |
カナダに本社を置くサービスのため、支払いは米ドルでの計算です。基本となるベーシックプランは初心者向け、最上位プランのプレミアムプランは、大規模ECサイト構築向けです。プランの変更は随時可能なので、事業規模に合わせて試してみてもいいでしょう。
Shopifyで発生する手数料

機能が多く非常に便利なShopifyですが、利用にあたっては5つの手数料が発生します。
- ・月額利用料
- ・取引手数料
- ・決済手数料
- ・両替手数料
- ・振込み手数料
月額利用料
契約したプランに応じて設定されている料金のことです。手数料というよりは月々の維持費であり、有料ECサイトのプラットフォームでは必ず発生します。料金の詳細は『Shopifyの料金プラン』で確認してください。
取引手数料
取引手数料とはユーザーが商品を購入し売り上げが立った際に、店がShopify側に支払う手数料のことです。「サービス利用料」と呼ばれることもあります。
Shopifyの場合、最安でも月額で29USDが必要な関係で無料となっています。同じ理由で事務手数料も不要で、売り上げが上がればその分低コストでの運用ができるようになっています。
決済手数料
ユーザーが商品を購入する際の決済方法によってかかる手数料が、決済手数料です。主にクレジットカード決済に必要で、料金がカードブランドによって異なります。Shopifyで決済可能な方法と手数料は次のとおりです。
ベーシックプラン | スタンダードプラン | プレミアムプラン | |
VISA・Mastercard | 3.40% | 3.30% | 3.25% |
海外のクレジットカード AMEX | 3.90% | 3.85% | 3.80% |
JCB | 4.15% | 4.10% | 4.05% |
外部決済サービス | 2.00% | 1.00% | 0.50% |
Shopifyの決済方法
Shopifyで利用できる決済方法は、独自の決済サービス「Shopify ペイメント」と「外部決済サービス」の2種類があります。「Shopify ペイメント」を利用すると決済手数料がかかりません。
一方「外部決済サービス」では100種類以上の決済方法で対応可能ですが、該当の支払い方法を有効化する必要があります。代表的な決済方法は次のとおりです。なお適用される手数料は、上記の表を確認してください。
- ・Amazon Pay
- ・Paypal
- ・コンビニ決済
- ・銀行振込
- ・携帯キャリア決済
両替手数料
日本円以外で決済された場合、両替手数料が必要です。「Shopify ペイメント」を利用している場合の両替手数料は、以下のとおりです。
- ・米国:5%
- ・それ以外の国と地域:2%
振込手数料
ECサイトプラットフォームから店側に売り上げが振り込まれる際の手数料があります。多くの場合、振込手数料がひかれた状態で売上額が入金されます。しかし、Shopifyの場合は振込手数料が一切かかりません。
Shopifyの入金サイクル

入金サイクルとは、売上額が確定されて実際に振り込まれるまでの流れを指します。Shopifyの入金サイクルはほかのECサイトプラットフォームよりも早い傾向にあります。
よく比較される「BASE」「STORES」との入金サイクルの違いを一覧にしました。
ECサイトプラットフォーム | 入金サイクル |
Shopify | 翌週の金曜日(最短5営業日) |
BASE | 振込申請から10営業日 |
STORES | 月末締め、翌月末払い |
入金サイクルが早いとその分キャッシュフローが健全化するため、Shopifyの入金サイクルに魅力を感じる人が少なくありません。
Shopifyのコストを抑えて運営する方法

こまごまとした手数料は優遇される措置があるものの、月額利用料が高額になりがちなのがShopifyの欠点です。総合的に見ればコストパフォーマンスは高いのですが、少しでもコストを抑えたいのなら以下の方法を試しましょう。
- ・料金プランを見直す
- ・Shopify ペイメントに加入する
料金プランを見直す
料金プランを見直すと、コストが抑えられる可能性があります。Shopifyは基本的に月額払いのシステムですが、年間契約にすると、いくらかの割引を受けられます。長期的に使う予定があるなら1~2年分まとめて契約しましょう。
Shopify ペイメントに加入する
「Shopifyペイメント」とはShopifyが独自に持っている決済サービスのことです。本文中にも数回登場しましたが、「Shopify ペイメント」に加入すると、一部の手数料が優遇されます。導入に別途料金がかかることもなく、コストダウン以外でも有効な施策になります。ぜひ検討しましょう。
まとめ
海外資本のECサイトプラットフォームのShopifyは、世界最大のシェアを誇るだけのことはあり、高い機能性とコストパフォーマンスを誇っています。「Shopify ペイメント」と組み合わせれば、こまごまとした手数料を気にしなくても済む機会が増えるでしょう。売り上げが上がれば、Shopifyほどコストパフォーマンスが高いECサイトプラットフォームはないので、ぜひ規模を拡大をしてみてください。
規模を拡大するには集客が必要です。AdSISTはShopifyとの連携が可能で、集客に強いメリットがあります。1日500円からの運用ができるためコストパフォーマンスが良く、相性ばっちりです。ぜひ併せて導入することをおすすめします。
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