Shopify(ショピファイ)のプランと料金|手数料やPlusの費用を解説
Shopify(ショピファイ)のプランは全部で5種類あります。
多くの中小規模の事業者・個人事業主にとって選択肢となるプランは、ベーシックプラン・スタンダードプランのいずれかです。
Shopifyの基本機能は、主要の3つのプランとも大差がないからです。
効率的にEC事業を伸ばすためには、月額料金・決済手数料・機能面を精査して、最適なプランを選ぶ必要があります。
それぞれを解説しますので参考にしてください。
Shopify(ショピファイ)でプランの選び方
プランを選ぶ際の主なポイントは、月商の規模とECサイトの運営スタッフのアカウント数です。
中小規模の事業主・個人事業主の多くは、ベーシックプラン・スタンダードプランで、効率的な運営が可能です。
スタータープラン |
ベーシックプラン |
スタンダードプラン |
プレミアムプラン |
プラス |
|
月額 |
5米ドル(675円*) |
33米ドル/月払い(4,455円) |
92米ドル/月払い(12,420円) |
399米ドル/月払い(53,865円) |
2,000米ドル |
同時ログインが 可能な人数 |
1 |
2 |
5 |
15 |
無制限 |
特徴 | ECサイトを構築せずSNSやメッセージアプリなどで簡単に商品を販売できる |
ECサイトの標準機能が全て備わっている |
|
|
|
向いている方 | SNS・メッセージアプリ・既存のWebサイトで商品を販売したい |
少人数で運営 |
チームで運営 |
複数の部門で横断的に運営 |
|
※月額料金は1ドル=135円(2022年8月平均)と仮定
※スタータープランは開始から3か月間は1米ドル
アップグレード・ダウングレードはいつでも可能です。
新しいプランはすぐに利用できるようになり、プラン料金は日割りになるため、プランを変更した日付から新しいプラン料金の請求が開始されます。
定期通販・総合通販など販売する商品・サービスによってプランが変わることはありません。機能は共通しているからです。
Shopifyでオススメのプランは
中小規模の事業者は、ベーシックプラン・スタンダードプランがオススメです。
運営にかかわる基本的な機能は、多少の違いはありますが、各プランともほぼ共通だからです。
費用をできるだけ抑えたい方向けに、各プランにふさわしい月商規模・人員を記載しています。
プラン | 月商・人員規模 |
ベーシックプラン | ECサイトの月商が数十万円規模 |
2名以下で運営 | |
スタンダードプラン | ECサイトの月商が100万円以上 |
5名以下で運営 | |
プレミアムプラン | ECサイトの月商が1,500万円以上 |
5名以上で運営 |
月商規模の目安は、試算した内容は、Shopifyペイメント(クレジットカード決済)が50%、外部決済サービス決済(後払い・Amazon payなど)が50%と仮定した場合です。
月商規模はあくまでも試算につき、目安にしてください。
なお、ネットショップにおける決済方法の約79%がクレジットカード決済という調査結果がありますが、ショップによっても前後するため、ここでは50%にして試算しています。
参考:SBペイメントサービス
※当社2022年4月実績
Shopifyの各プランの料金
Shopifyの各プランを比較します。
基本の3プランから、最上位プランのShopify Plusや新しいプランのスタータープランも紹介します。
Shopify |
Shopify Plus |
||||
プラン |
スタータープラン* |
ベーシックプラン |
スタンダードプラン |
プレミアムプラン |
プラス |
初期費用 |
0円 |
||||
月額費用 |
5米ドル |
25米ドル |
69米ドル |
299米ドル |
2,000米ドル |
決済手数料* |
5% |
|
|
|
|
その他決済手数料* (後払いなど) |
– | 2.0% | 1.0% |
0.5% |
0.15% |
振込み手数料 | 0円 | ||||
支払いサイト | 30日間 | ||||
最低契約期間 | なし(月ごとの契約) | 12ヶ月~ | |||
スタッフの |
1人 |
2人 |
5人 |
15人 |
無制限 |
補足 | ECサイトの構築は不可。SNSやメッセージアプリで販売する。 | 基本プランで最も月額料金が安い | ベーシックプランよりスタッフのアカウント数・機能が少し拡充したプラン | スタンダードプランよりスタッフのアカウント数・機能が少し拡充したプラン | 機能やインフラ環境を大幅に強化 |
※2022年9月調べ
※Shopifyは海外事業者につき日本国内では非課税の対象です。 よって月額の利用料に消費税の10%はかかりません。
※ShopifyペイメントとはShopifyを通じて利用できるクレジットカード決済のこと
※その他決済手数料とは後払い・Amazon PayなどShopifyペイメント以外の決済方法のこと
※スタータープランはLiteプランの情報をベースに記載しています。
ECサイトが構築できるShopifyの基本的な料金体系は以下です。
- ベーシックプラン
- スタンダードプラン
- プレミアムプラン
スタータープランはSNSでの販売が目的、Shopify Plusは大規模サイト・複数サイトを運営する場合のプランです。
ちなみに、月額料金は、米ドルにつき円相場によって費用が変動します。
年間契約なら割引
1年・2年の請求サイクルに契約した場合は、月額料金料のディスカウントを受けることができます。
- 1年契約:10%割引
- 2年契約:20%割引
契約内容 | ベーシックプラン | スタンダードプラン | プレミアムプラン |
通常(12か月) | 40,500円 | 111,780円 | 484,380円 |
1年契約 | 36,450円 | 100,602円 | 435,942円 |
通常(24か月) | 80,100円 |
223,560円 |
968,760円 |
2年契約 | 64,800円 | 178,848円 | 775,008円 |
※月額料金は1ドル=135円(2022年8月平均)と仮定
2年契約にした場合の最大の割引額です。
- ベーシックプラン:15,300円
- スタンダードプラン:44,712円
- スタンダードプラン:193,752円
Shopify ペイメントは手軽に利用できる決済方法
Shopifyペイメントとは、Shopifyの管理画面から設定を行えばすぐに利用ができて、費用は決済手数料のみで便利なサービスです。
初期費用・月額固定費はかからず、外部決済サービスとの契約・アカウントは不要なので、手間やコストが省けるからです。
Shopify運営者がほぼ必ず利用する決済方法です。
Shopifyペイメントで基本となる決済方法は、クレジットカードです。
- VISA
- Mastercard
- JCB
- American Express
デメリットは、国内で利用者が多い決済方法を利用するには、外部決済サービスを別途申し込む必要があることです。
例えば、後払いを利用するには、GMOイプシロン・SBペイメントサービスといった決済会社と追加で契約します。
ただ、他ASPサービスでも決済会社と契約することが多いです。
その他、Shopifyで対応している外部決済サービスについて、以下で例をご紹介します。
決済方法 | 決済方法 | 決済手数料 |
PayPal |
|
3.6%+40円 |
Amazon Pay |
クレジットカード |
4% |
携帯キャリア決済 |
キャリア決済 |
6.4% |
GMOイプシロン |
|
|
SBペイメントサービス |
|
要問合せ |
外部決済サービスでは、豊富な決済手段を利用でき、100種類以上に対応していますので、不足はありません。
利用する決済方法は、ターゲットユーザーが利用している決済手段かつ手数料が安く管理しやすい方法を選ぶのがおすすめです。
クレジットカード決済以外の手段もできるだけ導入を検討しましょう。20代はクレジットカードを所有していない人もいるからです。コンビニ払い・後払いが利用されることが多いです。詳しくはこれからの無料相談まで。ご相談はこちらから
Shopify各プランの機能
Shopifyの主要な機能は、プランによって多少の違いがあります。
ベーシックプランでも、基本的な機能は揃っているため、特に支障はありません。
主要機能 |
ベーシック |
スタンダード |
プレミアム |
|
基本機能 |
販売チャネル |
〇 |
〇 |
〇 |
無限の商品登録数 |
〇 |
〇 |
〇 |
|
スタッフアカウント数 |
〇 |
〇 |
〇 |
|
24時間体制のサポート (英語) |
〇 |
〇 |
〇 |
|
在庫のロケーション |
最大4 |
最大5 |
最大8 |
|
注文の手動作成 |
〇 |
〇 |
〇 |
|
カゴ落ち対策メール |
〇 |
〇 |
〇 |
|
無料SSL証明書 |
〇 |
〇 |
〇 |
|
レポート |
ベーシック |
標準 |
プレミアム |
|
マーケティングオートメーション |
〇 |
〇 |
〇 |
|
Eコマースオートメーション |
– |
〇 |
〇 |
|
外部サービス計算済配送料* |
– |
– |
〇 |
|
海外向け販売
|
国際マーケティング管理 |
〇 |
〇 |
〇 |
市場ドメインおよびサブフォルダ |
〇 |
〇 |
〇 |
|
言語翻訳 |
〇 |
〇 |
〇 |
|
通貨換算 |
〇 |
〇 |
〇 |
|
現地決済方法 |
〇 |
〇 |
〇 |
|
マーケット別の商品価格設定 |
〇 |
〇 |
〇 |
|
関税と輸入税の計算機能 |
– |
– |
〇 |
参考:Shopify公式サイト
※外部サービス計算済配送料は月額手数料を支払うことが利用が可能。
外部サービス計算済配送料とは、ヤマト運輸や佐川急便に対応していないため、基本的に使用することはありません。
プロフェッショナルレポートとは、商品の販売データ・顧客レポートをもとに、新規顧客とリピーターの販売比較や国別の販売比較などができる機能です。
Eコマースオートメーションとは、定型タスクを自動化する機能です。カスタマーサービス・不正注文防止・マーケティングなどに生かすことができます。
Shopifyの各プラン共通の機能を確認したい方は下記をご覧ください。
Shopify Plusの概要・機能を知りたい方ShopifyPlus公式サイトを参考にしてください。
Shopify Liteはスタータープランに変更
Shopifyのスタータープランは2022年9月にリリースされた、Shopify Liteのリニューアルプランです。
端的に言うと、Shopifyの商品販売機能(カート)を利用できるプランです。
スタータープランを利用すると現在運営をしているWebサイトやブログ、SNSなどで商品の販売が可能になります。
設定方法も専用の埋め込みコードをWebサイトにコピペするだけなのでとても簡単です。
ちなみに、Shopify Liteの新規申し込みの受付は終了しています。
まとめ
Shopifyは、売りやすい仕組みが整ったサービスと言えます。
売上を伸ばすために欠かせない機能が、比較的充実しているからです。
もし、Shopifyで売れない状況になった場合、Shopifyで売れない原因にある通り、集客・商品などに課題が生じている可能性が高いです。
ただし、サポートはチャットのみで、アプリも英語表記が多いため、国内のASPサービスと比較すると、運営には慣れが必要です。
月額料金は、国内の低価格帯のサービスと比較して決して安くはありませんが、積極的に売上を伸ばしたい方に向いているカートシステムです。
まずは、月商規模・スタッフのアカウント数を基準にベーシックプラン・スタンダードプランを検討してみてください。
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