雑貨屋のネットショップの開業に必要な手順や仕入方法|売れるコツも紹介
雑貨のネットショップを開業するのは難しくはありません。個人でも簡単に導入が出来るショッピングカードが増えたり、商品の仕入先も複数あります。
しかし、闇雲にネットショップを開業してみても、予想に反してうまくいかないこともあります。
その原因として、事前の準備不足やネットショップの運営の実態について認識不足だったことがあげられます。
この記事では、開業に必要な手続きや、ネットショップで反響を得るために何を検討すべきかの要点について解説していきます。
手順1.どんなショップにしたいのか考える
どんなネットショップにしたいのか企画の骨子を決めましょう。雑貨の種類、価格帯、商品のイメージ、用途を検討します。
シンプルに言うと、誰に、何を、何のために、どのくらい、いくら、と置き換えて考えるのもいいでしょう。
さらにショップは多種多用な雑貨を販売する総合型、商品や用途に特化した専門型に分けることができます。
雑貨のネットショップの市場を分析して競合ショップが少ない領域を狙うか、優れた商品を軸にコンセプトを考えていくか、これらの視点で検討することもおすすめいたします。成功事例はどの型でもあります。
差別化が重要
他ショップとの差別化が重要です。EC 市場の規模が年々増えてるとはいえ、全国にある多数のお店が競合です。
そのため、自分のお店の特徴を他人に伝えられるよう、しっかり言語化しておきましょう。この差別化が、集客やリピーター獲得、ファン化に繋がることが多いです。
商品を軸に例えると「フェアトレードのアジア系の雑貨」「50年の歴史がある北欧の雑貨」「こだわりの伝統工芸品の職人がつくる雑貨」です。
それ以外にも「価格」「購買体験」「売り方」「アフターフォロー」「共有」の観点で差別化が可能です。
差別化とは、自身のショップの存在価値とも言えます。自分たちの強みをつくり、顧客にアピールしましょう。
ターゲットのイメージは最低限決めておく
コンセプトを決めるタイミングで、どんな顧客をターゲットにするのかあらかじめ決めておきましょう。ターゲットを決めておくと、商品の選定、集客方法、ショップのデザインが精査しやすくなります。
どんな商品を販売するかによってターゲットは変わることがあります。
格安で汎用的な雑貨の場合は、誰しもが購入する見込みがあることから細いセグメントは不要ですが、趣向や価格に偏り生じる商品の場合、ある程度のセグメントをしておきましょう。
ターゲットは仮の設定で問題ありません。実際には運営中に適宜変更していきます。
集客方法を決めておく
ネットショップの数を多くが集客に苦戦しています。自分たちがどのような方法で集客するのか、目途をつけておきましょう。基本的に、顧客が勝手に集まることは少ないです。
集客方法は以下が中心です。
- ・検索エンジン
- ・SNS
- ・広告
どの事業者も検索エンジン、SNS経由の集客は必須です。集客方法の詳細は下記をご覧ください。
ネットショップの集客方法のコツ11選!無料・有料別に効果的な宣伝手法をご紹介
最近は、WEB広告も低予算から開始でき、成果が出せるサービスが増えています。これまでは、優れたパフォーマンスのためにはノウハウが求められる領域につき、広告代理店経由で実施することが多かったです。
それが技術の進歩により、誰でも実施できるようになってきています。ネットショップを拡大したい方は、検討することをおすすめいたします。
すぐできる集客施策を知りたい方へ
リピーター対策を決めておく
ネットショップの売上を伸ばしていくためにはリピーター対策は欠かせません。ネットショップの多くは、売上の多くを既存の顧客が占めています。
初回購入時にメールアドレスや LINEのお友達追加を積極的に促し、定期的に商品の案内を送れるような仕組みづくりをしましょう。
手順2.商品の仕入れは複数の仕入れ先から精査する
雑貨の主な仕入先は以下です。最近は個人でもネットショップを始める方が増えたり、趣向の多様性から様々なニーズに応えてくれる仕入先が増えました。
- ・ネットで仕入れる
- ・見本市で仕入れる
- ・問屋で仕入れる
- ・海外で仕入れる
- ・作家や職人から仕入れる
- ・OEMを利用する
独自性 | 小ロット | 種類 | 納期 | |
ネット | × | 〇 | 〇 | 〇 |
見本市 | △ | 〇 | △ | 〇 |
問屋 | × | 〇 | △ | 〇 |
OEM | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
作家や職人 | 〇 | 〇 | △ | △ |
海外 | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
手軽に仕入れができるのはネットや問屋です。基本的に各地で流通している商品を販売しているため、誰でもすぐに購入が可能です。
独自性を求める場合、OEM、作家、海外からの仕入れが有力です。その分、納期に時間がかかりますが、他にはない希少性が高い商品を仕入れやすいでしょう。
手順3.ネットショップの出店形態を決める
ネットショップを開店させるには、2つの出店形態があります。雑貨のように自分たちの世界観をショップで魅せたい場合、ASP型がおすすめです。
作成方法 | メリット | デメリット |
モール型 | ・集客力がある ・知名度があるため顧客が買い物しやすい |
・運営費用が高め |
ASP型 | ・初期費用が無料もあり ・デザインの種類が豊富 |
・集客を工夫する必要がある。 |
ASP型のメリットは、デザイン面でオリジナル性の高いショップをかんたんに作れます。
そのため、自社のイメージを打ち出しやすく、ブランドが構築しやすいです。
モールは、商品数の多さや価格優位性がある場合、モールのメリットを活かしやすいです。
なお、出店準備はいずれとも、1か月前後あれば可能です。
手順4.ショップを作成する
ネットショップを作成する際に重要な点を簡潔に整理すると、何がどこにあるかの「わかりやすさ」と「購入のしさすさ」です。
ユーザーは忙しいため、一字一句を読まず、流し読みして興味を持った内容だけを見ています。
そのため、文字情報以外に画像やイラストを使って視覚的にわかりやすく見せることが重要です。
その他にも、ユーザーの興味をひきやすい以下の内容をトップページに掲載することもおすすめです。
- ・人気ランキング
- ・新着情報
- ・お得な情報
作成内容によってユーザーからの反響が変わるため、サイトの設計に迷ったらノウハウを持った専門の会社に相談することもおすすめです。
ネットショップの反響を増やしたいなら
開業に必要な費用は商品の仕入れ代金
月商30万円の商品の種類や契約するショッピングカートによって前後します。
金額 | |
商品の仕入金 (売価3000円/掛け率6掛け) |
18万円~ |
梱包資材費 | 1万円~ |
1か月分の運営費 | 6万円~ |
ネットショップ初期費用 | 0万円~ |
商品の撮影は自身のスマートフォンで問題ありません。オフィスや自宅に商品の保管場所がない場合、倉庫やトランクルームを借ります。
費用をできるだけ抑えるたい方は、最初は手数料が安いショッピングカートやプランを選びましょう。月商が伸びてさらに拡張した場合はプランもアップが可能です。
開業手続きをするメリットは節税や信用力アップ
個人でネットショップを開業する場合、開業届を提出しないことによる罰則はありません。開業届を出すことのメリットを考慮して判断してください。
例えば、開業届を提出すれば確定申告の際に、「青色申告」を利用して控除を受けることで節税ができます。
ネットショップの開業届は出さないで大丈夫|必要書類や申請書の書き方も合わせて解説
ネットショップの運営で悩んだらプロに相談する
ネットショップの開業に必要な手順だけではなく、どうやればもっと売上が出せるのか、とお悩みの方はネットショップを支援する専門の会社に相談するのをおすすめします。
ネットショップが増えていき競争が激しくなる中で、限られたお金と時間をどう有効活用するかをしっかり検討しましょう。
お気に入りの商品で、せっかく労力をかけてネットショップを開店したのにほとんど反響がない、という状況に陥ることは多少なりとも回避ができるはずです。
無料で承ります。お気軽にお問い合わせください。
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